お手馬で狙い撃つ!万馬券

勝負馬券の狙い馬に、いつもと同じジョッキーが騎乗していれば、予想の自信度合はともかく、安心して観戦できるというものだ。ファミリーカーのような素直な馬ならともかく、スロットルの加減が難しい昔のスポーツカーみたいな馬ならなおさらである。

その馬の専属みたいにいつも乗っているジョッキーなら、気性や癖などがよく分っており、その馬の力を十分に引き出すことができるというわけだ。これがいわゆる、お手馬というやつだが、競馬のジョッキーにお手馬があるように、予想する者にも、その個性を知りぬいたお手馬といえるこだわりの馬がいる。

ここから先は、予想者のお手馬についての話である。お手馬については、いつ、どんな時に好走するかを自信をもって推理でき、厩務員さんよりもよく知っているゼ!というくらいの思い込みがあるものだ。

ジャスト研究会にもお手馬が何頭も揃っているが、お手馬を狙い撃ちして高配当を的中させる「お手馬理論」の実例を簡単にご紹介するので、参考にしていただきたい。

まず、最初はメイショウフクヒメという牝馬。昨秋、京都の1000万条件・ダート1400M戦を休み明けで使ってきた。久々で休養前の成績は今ひとつということで人気薄。その前の休養明け緒戦は 4着だったし、前走も凡走だったが、その敗因は分っていた。どちらも重、不良と路面の堅いダートが嫌で、集中して走れなかったのだ。

ちなみに当方のメモには、牡馬相手の1000万でも勝てるだけの裏づけとともに「馬場が堅いと走らないセンシティブ(感じやすい)なお姫様」と記してあり、良馬場なら、休み明けでも力を出し切れると踏んだ。B予想として推奨、見事 1着で万馬券の的中となった。

その逆に、先週のダイタクデヘラー(1阪2・7R)は、ダートの重馬場で現オープンのドローアウターに差のない 2着がある。 メモには「あと30Mあれば差し切れた。脚抜きのいい馬場でスゴイ末脚を見せる馬だ」と記してある。前走は届かず 4着で人気薄。しかし当日は午前中が雨の予報!絶好(?)の馬場を見込んで推奨した。ハナ差2着で馬単の大回収は逃したが、馬連・3連複で好配当的中だった。

また、相手関係次第では、お手馬をなにがなんでも◎にする必要はなく、○または▲にしてもO・Kだ。昨年のオークスではスティルインラブを◎に公開予想としたが、お手馬のチューニー(13番人気)を▲にして馬単33,950円的中となった。このように、GTレースならともかく、平場の下級条件馬をそこまで調べるファンはほとんどいないだろう。だからこそ、高配当が獲れるという理屈なのだ。

名前が好きな馬でも、馬券でお世話になった馬でも、気になる馬がいたら徹底的に調べ、追いかけて、自分のお手馬にしてみてはどうだろう。お手馬が増えれば増えるほど競馬が面白くなるし、毎週、出馬表を見るのが楽しみになってくるはずだ。

※このコラムは、2004.03.04に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。

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