2012年【有馬記念】見解

中山「有馬記念」3歳上G1 芝2500メートル

実力、人気で圧倒するオルフェーヴル、そしてジェンティルドンナ も出走回避。目イチの仕上げで挑んだジャパンカップはまさに激走 で、有馬を回避するのは当然。

ジャパンカップの上位2頭が抜ければ、その3、4着馬であるルーラー シップとダークシャドウを狙いたくもなりますが、その前の天皇賞 (秋)も好走しているだけに、ピークであった状態を維持できているか どうかが問題。さらに状態アップなどということは、もちろん考えら れません。

ここは3歳・二冠馬のゴールドシップから狙います。菊花賞から 2ヶ月、リフレッシュされたばかりか、さらにパワーアップ。その 菊花賞では向正面から仕掛けられて、かなり長い脚を使いながら、 3分2秒9という快時計で走破したスーパーホースです。

天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ5着とフェノーメノが好走したよう に3歳の世代レベルは相当評価されており、その中で抜けた存在と いえるゴールドシップが、古馬のトップホースと対等以上に争える ことは間違いありません。

展開に紛れがある中山の2500ですが、アーネストリーかビートブラッ クが逃げてルルーシュが早めに交わす3コーナーあたりから一気に流 れが速くなるパターンでしょうか。ゴールドシップがロングスパート をかければ先行勢は急坂で一杯となり、差し馬の出番です。

そこで相手は、ダークシャドウ。今期は体質強化で秋3戦目のここも 前走の状態をキープ。昨年の天皇賞(秋)で大レコードの0秒1差の2着 という実力馬でもあります。前走はルーラーシップに先着を許しま したが状態の良さとスタートの差で中山なら逆転可能です。

ルーラーシップも最後の最後で追い込んできそうですが、今回も先 入れの奇数ゲートから出遅れて届かないケースも。人気でもあり、 効率が悪いので押さえに回します。

きっちりと届きそうなのは、インでじっくり脚を溜められそうなエイ シンフラッシュです。天皇賞(秋)は久々の勝利。しかし前走ジャパン カップは末が不発でダメージは上位馬より少なかったはず。昨年はオ ルフェーヴルに3/4馬身差2着、今回も上位争いは十分に考えられます。

穴に面白いのは、このレースで一昨年、昨年と連続3着のトゥザグロー リー。寒くなるにつれ調子を上げてくる馬ですが、前走はダート、2走 前は久々で大幅な馬体減と敗因ははっきりしており、今回は挽回できる はずです。

◎ゴールドシップ
○ダークシャドウ
▲エイシンフラッシュ
△ルーラーシップ・トゥザグローリー・スカイディグニティ・ルルーシュ

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