ヴィクトリアマイル2021【予想】
ヴィクトリアマイルの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
春の情報は誰の手に!?
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第16回 ヴィクトリアマイル |
グレード | 重賞(G1) |
日程 | 2021年5月16日(日曜) |
発走時間 | 15時40分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 1億500万円 |
レコードタイム | 1:30.5 (2019年ノームコア) |
ヴィクトリアマイル2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)※レース直前オッズ更新!
枠順 | 出走予定馬 | 性齢 | 騎手 | 1週前追い切り | 最終追い切り | 斤量 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マジックキャッスル | 牝4 | 戸崎圭太 | 美浦・南W・良 5F 66.4-50.7-37.3-11.9(G前仕掛け) | 美浦・南W・良 5F 67.1-51.9-37.9-12.2(馬なり) | 55.0 | 10.9 |
1 | シゲルピンクダイヤ | 牝5 | 和田竜二 | 栗東・坂路・稍重 800m 54.3-38.4-24.2-11.8(強め) | 栗東・坂路・良 800m 53.8-38.9-24.8-12.1(末強め) | 55.0 | 74.8 |
2 | クリスティ | 牝4 | 斎藤新 | 栗東・CW・良 6F 82.5-66.8-52.3-38.4-11.8(一杯) | 栗東・坂路・良 800m 52.9-37.6-24.2-12.0(末強め) | 55.0 | 169.3 |
2 | イベリス | 牝5 | 酒井学 | 栗東・坂路・稍重 800m 52.2-37.5-24.3-12.2(末強め) | 栗東・坂路・良 800m 54.8-39.9-25.3-12.4(馬なり) | 55.0 | 261.2 |
3 | グランアレグリア | 牝5 | C.ルメール | 美浦・南W・良 6F 81.8-66.1-51.7-38.4-12.8(馬なり) | 美浦・南W・良 6F 82.5-66.7-51.8-38.0-12.5(馬なり) | 55.0 | 1.3 |
3 | デゼル | 牝4 | 川田将雅 | 栗東・CW・良 7F 96.0-80.0-65.2-51.4-37.6-11.8(強め) | 栗東・坂路・良 800m 55.0-40.4-26.6-13.2(馬なり) | 55.0 | 14.7 |
4 | マルターズディオサ | 牝4 | 田辺裕信 | 美浦・南W・良 5F 66.1-50.8-37.8-12.3(馬なり) | 美浦・南W・良 5F 68.7-53.9-39.7-12.5(馬なり) | 55.0 | 57.0 |
4 | ランブリングアレー | 牝5 | 吉田隼人 | 栗東・CW・良 5F 64.6-50.0-36.7-12.5(一杯) | 栗東・CW・良 5F 66.2-51.4-38.1-12.7(馬なり) | 55.0 | 147.1 |
5 | テルツェット | 牝4 | M.デムーロ | 美浦・南W・良 5F 67.6-52.7-39.1-12.4(馬なり) | 美浦・南W・良 5F 68.1-53.2-39.2-12.5(馬なり) | 55.0 | 20.7 |
5 | レッドベルディエス | 牝5 | 石橋脩 | 美浦・南W・良 5F 67.8-52.8-39.0-12.1(馬なり) | 美浦・南W・良 5F 68.6-53.5-39.4-12.6(馬なり) | 55.0 | 246.8 |
6 | サウンドキアラ | 牝6 | 松山弘平 | 栗東・坂路・良 800m 52.1-37.5-24.5-12.8(一杯) | 栗東・坂路・良 800m 53.1-37.3-24.3-12.4(馬なり) | 55.0 | 23.0 |
6 | ダノンファンタジー | 牝5 | 藤岡佑介 | 栗東・芝・稍重 5F 65.5-49.1-35.5-12.0(馬なり) | 栗東・CW・良 5F 68.7-51.3-37.7-11.9(馬なり) | 55.0 | 54.2 |
7 | ディアンドル | 牝5 | 団野大成 | 栗東・坂路・良 800m 56.4-40.5-25.8-12.7(馬なり) | 栗東・坂路・良 800m 55.5-39.2-25.1-12.7(馬なり) | 55.0 | 134.6 |
7 | プールヴィル | 牝5 | 三浦皇成 | 栗東・坂路・良 800m 50.5-36.8-24.1-12.1(一杯) | 栗東・坂路・良 800m 54.3-39.7-25.5-12.1(馬なり) | 55.0 | 136.6 |
7 | アフランシール | 牝5 | 大野拓弥 | 美浦・坂路・不良 800m 57.0-41.7-27.4-13.6(馬なり) | 美浦・南W・良 5F 69.0-52.6-38.5-12.9(強め) | 55.0 | 373.6 |
8 | レシステンシア | 牝4 | 武豊 | 栗東・坂路・良 800m 54.4-39.5-25.3-12.0(馬なり) | 栗東・坂路・良 800m 52.9-38.1-24.4-11.7(馬なり) | 55.0 | 5.3 |
8 | リアアメリア | 牝4 | 福永祐一 | 栗東・坂路・稍重 800m 54.8-39.1-24.7-12.2(馬なり) | 栗東・坂路・良 800m 51.4-37.4-24.6-12.5(一杯) | 55.0 | 45.2 |
8 | スマイルカナ | 牝4 | 柴田大知 | 美浦・南W・良 5F 65.0-49.4-36.7-11.9(強め) | 美浦・坂路・良 800m 53.9-38.6-25.1-12.0(馬なり) | 55.0 | 79.9 |
ヴィクトリアマイル予想2021 - 過去10年のデータ傾向
ヴィクトリアマイルの予想を行う上での正しいスタンスとしては半端な穴狙いをするくらいなら人気馬を買った方がいいけど、誰も買わないような馬から狙うのはアリということ。
若い馬の可能性を追求するという点で、フェブラリーSと似た特性が出ている
生産体系と開催時期の関係で、出走馬の大半が4、5歳馬というこのヴィクトリアマイル<以降Vマイル>では、そのことが波乱の決着に繋っている面はある。
ただ、好走確率は力をつけたまだ若い馬が、それなりの数確保されていれば、その中から勝ち馬や上位好走馬が当然登場してくる。
その根拠となる数字として、4割ほどを占める出走数に対し、半分が馬券になっているという確たる材料が存在している点は、ある程度踏まえた方がいいだろう。
難しいのは、好走確率が出走馬の絶対数の多さに比例しているというだけで、狙い目となる人気のゾーンが見えづらいという点。
しかし、複勝回収率の高さが多様な可能性の一端を示しているから、極端な人気薄以外は、無駄に嫌うようなことはないようにしたい。
全く4歳馬が絡まなかったのは、昨年と世紀の大波乱決着だった2015年のみ。
今年は4歳世代が低調だと言って、信用できぬとしても押さえないといけない。
本当に狙わねばいけないのは、エリザベス女王杯で不発に終わった馬
エリザベス女王杯<以下エリ女>を使っていた馬は、当然、主力級として登場するが、この組の評価はちょっと難しい。
ここ5年で、エリ女好走馬は特別好走しているわけではないが、ほぼ確実に良馬場でのレースになるから、基本的な能力の指標は見えてくる。
そこで、良馬場で4着以下に負けていた馬に絞ってみたところ、ここ5年でもデンコウアンジュ、リスグラシュー、ノームコアと3頭が連絡み、適性に魅力がないと評価落ちのエリ女2着を定位置としたクロコスミアくらいしか例外はない。
これがみんな、人気より着順が下だったという馬。
人気より上の着順だった馬がここで馬券に絡んだのは、自身最後の激走を見せたメイショウマンボくらいで、年々、別のステージと認識されるようになっている状況では、このタイプはもっと減っていくように思える。
単純に長かったというわけではないが、牝馬は秋と春では気分からして全く違う姿であってもおかしくないし、走る馬ほど、次のシーズンではパッとしないというのは牡馬でも見受けられる時代にあって、不思議なことは何もない。
今回に関しては、阪神でのレースで参考になるような感じはないが、
- リアアメリア <7着/7番人気>
掲示板止まりだろう。それと僅差だったシャドウディーヴァは、高速マイル苦戦は必至と見ていたが、前週に回避を決めた。
阪神牝馬S組は、もう人気になっていた馬か好走馬しか狙えない
1600Mの阪神牝馬Sから参戦の馬は、否定する要素を一切持たない質、量ともが高水準のものと担保されたグループである。
連続連対こそ少ないが安定して連にまで絡むから、1400時代に大いに着順が下だったという馬を押さえるような汗をかく作業は、今では不要となった。
1400時代より連続好走は増えたが、今ははっきりと前哨戦と本番を使い分けてきた古めかしい臨戦過程の馬の方が、幾らか有利。
何しろ、阪神はあの外回りのタフなコース。
東京よりも消耗は大きいし、連続2着のミッキークイーン、道悪連続連対のアドマイヤリードと、ハードルは高い。
連戦連勝中のサウンドキアラは、パターン的にはミッキークイーンと同じで、勝った馬が強すぎたというだけ。
で、4着以下だと、
- ・2016年 ストレイトガール<3番人気9着→ レースレコードで圧勝>
- ・2018年 ジュールポレール<5番人気5着→ 叩き一変でハナ差勝ち>
- ・2019年 クロコスミア<6番人気5着→ 大レコード決着で3着>
みんな人気薄だったが、言わずもがな、古牝馬G1で好走実績のあった5歳以上の馬ばかり。
連対は4歳の2頭で、かなり絞って好走の上、高速決着だった今年は、総崩れが見えているが3着では拾っておきたい。
来るなら連対、消えるなら掲示板外ばかりの1番人気は、かなり厄介な存在
一応、上位に来た馬を挙げておく。
- ・1着ウオッカ、ブエナビスタ、ヴィルシーナ、アーモンドアイ
- ・2着ウオッカ、ブエナビスタ、ミッキークイーン、リスグラシュー
消えた馬の中にも、カワカミプリンセスからラッキーライラックまで「モノホン」は混ざっているが、マイル実績での死角は少しあった。
アーモンドアイ斬りの快走一つとってみただけでも、十分に歴史的な名牝となるグランアレグリアを切ること自体は無意味。
ただそれでも、中距離G1、3歳戦も含めて一定の実績が、それなりの範囲で万能性があるとした歴代の名牝たちとは違い、短距離適性ではストレイトガールとフィールドが似ているグランアレグリア。
揉まれてアウチのところから、インを車間すり抜けバイクのように上がって3着に入ったストレイトガールは、翌年から連勝している。
ここで一度も人気にならなかったストレイトガールにはスプリンターの印象があったが、桜花賞馬であり安田記念も圧勝の彼女にそれはない。
本当の意味で、カワカミプリンセス級に<前走エリ女1位入線も、進路妨害で降着処分。連勝は公式に止まったが、本当にストップしたのは休み明けで10着に終わったこのレース>悩ましい。
あの大阪杯の扱い方ひとつで、本質の見極めに個人差が出ると思うが、それは少数派。
東京のマイル戦なので、距離延長に不安がある人気馬が消えるのは当然としても、スピード優先型はラインクラフト<9着>くらいしか見当たらず…、扱いに悩む人気馬の類に入る気はしている。
ヴィクトリアマイル予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
完全無欠の絶対女王というフレーズは、アーモンドアイにはあてはまるが、彼女の場合はどうか。
- マルターズディオサ
- グランアレグリア
ディープインパクトの血が入っているということ以外にも、三冠馬・セクレタリアトのクロスが自身の代<マルターズディオサ/5×5>なのか、母の代<グランアレグリアの母タピッツフライ/5×5>であるのか、というわずかな違いというかほとんど同じ成分が入っているという他に、ミスタープロスペクターやダマスカスといったアメリカンなスピードを補強する大種牡馬も共通して含まれる。
ただし、絡み方が全く違って、グランアレグリアの場合、タピッツフライの代で三冠のコンセプトがまるで違うニジンスキー<英三冠馬・セクレタリアトは米三冠>と共にミスプロもクロス。
ディープインパクトがそれらの個性をまとめ、完成図を描いたといった印象。
一方、代を一つ経たキズナの産駒であるマルターズディオサは、変則的なノーザンダンサーの血の絡みで色々混ぜこぜになっている代わりに、母母父スピニングワールド<ヌレイエフ産駒/自身はマイルG1を6勝>、ジェネラス<カーリアン産駒/自身は12Fの主要レースを3連勝もカーリアンはマイル王者を多く輩出>といった底力のマイル向きの血が積み重ねられている。
ちなみに、この馬の牝系は名牝だったタピッツフライに負けず劣らず、日本でもタップダンスシチーやディープスカイが大活躍したミスカーミーの系統。
配合イメージはアーモンドアイにも似たグランアレグリアはベストチョイスのディープインパクトだが、発展性に魅力のあるマルターズディオサは、母系で底力をフルに発揮できるブラッシンググルームも入っていて、前述のミスカーミーの血筋でもあり、繁殖牝馬として楽しみなノームコアとよく似たハイミックスの構成。
欧州型×北米型<ハービンジャー×クロフネ>というのは、ストームキャットの血を持つキズナが北米型が強く出た配合イメージなのに対し、母系は欧州型マイラーが中心というマルターズディオサとそっくり。
ステイゴールド産駒も何度か馬券に絡んでいるが、アドマイヤリードは全体が欧州型ながら、ジェイドロバリーの全弟であるニュメロスが入ったことで、少し北米寄りのスピードを足されて、一点突破の道悪激走を果たした。
大レコード決着の3着馬であるクロコスミアも、内部構造はそっくりで、欧州型のビッグネームの中にボールドルーラー系のボストンハーバーが入り込む。
ノーザンダンサーもナスルーラの系統も、重めの血を加えると東京のハイレベルマイルに対応可能となるが、キレを殺ぎ過ぎると、時計が速いので動けなくなる。
安田記念より完成期を前に倒さねばならないレースの性質が影響してか、サンデーサイレンスとの組み合わせ方が重要で、そのバランスでは互角になると判断に迷うが、重い配合の中に、よくわからないスタンスのスピード型の種牡馬を見つけることが重要なのは間違いない。
中心視されるレシステンシアもグランアレグリアも、本格派の出番で活躍の短距離路線のトップホース。
ストレイトガールはスプリンターズSの勝ち馬ではあるが、実質、ヴィクトリアマイル三連覇級の快走を見せている。
僅かなズレに、ちょっとした適性のアドヴァンテージが、完全なるリピーターレースとしての位置づけを決定づけた。
ウオッカやブエナビスタに細かい適性は関係ないが、彼女たちは2歳女王。
当然、マイルのタイトルに縁があり、適性面のいい部分がより顕在化した5歳時のパフォーマンスで、本質が強く出る結果となっている。
若いうちは、身体もまだ柔軟に使えるが、アーモンドアイでも柔軟性が少しずつ奪われていった。
レース適性と個体の本質をテクニックでフォローする必要性が生じるから、5歳以上の勝ち馬の中に、マイル以下の古馬タイトルに縁のなかったジュールポレールは、ここが唯一のG1勝利であり、重賞勝ちもこれだけという馬。
4歳なら、クラシックを戦い抜いた馬にチャンスは生まれるが、ストレイトガールのように特化したようなキャラ以外、古牝馬には苦しいのがこのレース。
普段ほどは5歳以上の層も厚くない。
伏兵狙いも4歳馬なら、多様な方向から可能性を求めることができる。
短距離型の方へ進みつつあるマルターズディオサに、ストレイトガール的な側面を、ホエールキャプチャやヴィルシーナ、ジュールポレールのような連続好走の可能を感じ取った。
キャリア初期の2歳戦に、彼女の本質がよく現れていた。
新馬戦は新潟2歳Sまで最強だったウーマンズハートに、あっさりとキレ負けだったが、未勝利脱出の2戦目が、また酷いスタートで後方から。
ところが、稍重という点まであのロードクエストの時と同じで、田辺流の誰も通らないインを選択したロスなしの進出で、早仕掛けでも押し切って見せた。
以降、差して勝った中山だとか、猛ペースに番手追走で対応のジュベナイルフィリーズなどで見られたマイル適性は、経験の活用して凡戦のチューリップ賞を勝って以降、距離をどうこなすかだけを陣営は考えたから、着順の大きさほど内容は悪くないが、適性の幅に限界があるような結果が続いた。
早め抜け出しの紫苑Sも、ペースが遅いから動いただけ。
馬場の悪い秋華賞も高松宮記念も、展開不向きで真逆の戦法も、真ん中の着順には食い込んできた。
そこでポイントとなるのが、その他で好走、自己最短距離の参戦となった阪神C。
ただ、揉まれる心配を考慮したのか、ややざっくりとしたイメージでレースをしたせいで、いつもより強気スパートのダノンファンタジーに置かれてしまったという2着。
ただ、これも決定的な適性は感じさせず、やはりマイルでというイメージを残した。
久々のマイルに不安もなければ、あのジュベナイルフィリーズの経験に加え、阪神Cでの高速決着に難なく対応の実績まで活かせる絶好の舞台となった。
そういう馬に乗り、東京マイルで嵐を呼ぶ男でもある田辺騎手にも出番が回ってきたと思っている。
あくまで印象だが、コパノリッキーの最初のフェブラリーSも、ロゴタイプの大物斬り逃げ切りを成した安田記念も、そこに至るまでの戦績の通りに、特段の一変はなかったように思える。
江田照男騎手や横山典弘騎手もそうなのだが、穴馬を持ってくる馬乗りタイプ騎手というのは、感性を重視すると同時に、馬の気持ちを走る方向に集中させる何かを備えている。
いい気になって失敗することは多いが、如何せん、そこは伏兵の悪あがきと言われるのみで、大勢に影響を与えなかったと忘れられるだけのこと。
あまり気にしないでいいのだから、そこで何度も期待値を高めるような策を提案して、それに応えてくれるように最大のアシストをした時、江田騎手ならこのレースのミナレット<2015年3着>、スプリンターズSのダイタクヤマトなど、横山父だと、天皇賞のイングランディーレとか菊花賞のセイウンスカイなど、信じられないほどの爆発力を発揮する馬が現れる。
ヴィクトリアマイル予想2021 - レース展開と最終予想
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
逃げ馬 | 1回 | 1回 | 2回 | 11回 |
先行馬 | 4回 | 5回 | 4回 | 42回 |
差し馬 | 10回 | 7回 | 6回 | 95回 |
追い込み馬 | 0回 | 2回 | 3回 | 73回 |
枠順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1回 | 2回 | 5回 | 22回 |
2枠 | 3回 | 2回 | 3回 | 22回 |
3枠 | 4回 | 0回 | 1回 | 25回 |
4枠 | 0回 | 2回 | 0回 | 27回 |
5枠 | 0回 | 4回 | 1回 | 24回 |
6枠 | 4回 | 0回 | 0回 | 26回 |
7枠 | 2回 | 1回 | 2回 | 38回 |
8枠 | 1回 | 4回 | 3回 | 37回 |
競馬の常識は、前に行ければ何かが起こる。
何も逃げる馬ではないマルターズディオサを、本来の先行ポジションにつけさせた時、田辺マジックが炸裂するのではないのか。
強気というより、スマートにロスなくが信条のルメール、武両騎手が主軸の一戦。
スマイルカナあたりがキレイに回ってこようとした人気勢を翻弄した時、イメージ通りの強気スパートがハマれば、マルターズディオサの実力は侮れないとなる。
最後の最後に頼りになるクイーンCやアルテミスSでの勝利実績はないが、グランアレグリアと同じで、若い時の阪神C好走の実績を備える彼女が、その他伏兵らにも見劣るわけではない。
この手の伏兵を押さえてこそ、初めてレース攻略が見えてくる波乱含みのヴィクトリアマイル。
一方、グランアレグリアやレシステンシアは、前走ハードな重馬場で厳しい戦いを強いられて、ノーカウントできても、結果は好走の部類。
よく走ってきた牝馬であるが故、上がり目に不安な面を抱える。
両者には適鞍に替わる今回だが、元より、スペシャリスト歓迎の一戦だけに、ストレイトガールの再来が登場の時、あっさり完敗もありうる。
よって、隠れた路線のトップホースであるサウンドキアラに期待したい。
秋の大不振はもう拭えたような前走の出来からも、叩き一変は間違いなくある。
何より、松山弘平が心底競馬を欲している。