アナログだけど最適な予想データベース(1)

予想会社が内部でどのように予想を行っているのかは、競馬ファンにはきになるところだと思います。私が所属していた会社は「そうせ誰がやっても同じ」とばかりに競馬新聞や他の競馬予想サイトの情報をパクっているような悪徳予想会社ではありません。

予想が命。その結果に社運がかかっていることを、予想会社の経営者は痛いほど認識しております。競馬記者、トラックマンがアルバイトとして契約しているケースもあれば、予想コンクールを開催して優勝者を専属の予想スタッフとして雇う会社もあります。

ここでは私が以前働いていた予想会社が実際にどのような形で予想を行っていたかについて記しましょう。私のいた会社では専門紙の評論家でもあった先生と契約して、先生の顔を看板として使うとともに、予想の大部分を任せていました。(看板と予想者が違うという会社もありますが、そのほうがいい結果を出しているような気がします)

会社の売りでもあった勝負レースは先生が決めていましたが、その他の一般レースは社内の予想スタッフ(社長+若干名)が検討することもありました。

社内には各競走馬ごとに成績カードを作成し、レース前日には出走する全馬の成績カードを抜き出してまとめるという作業がありました。平日の月~木曜日は通常の業務と平行して成績カードを作成しておりました。

競走馬1頭ごとに1組の成績カードが作られました。その作業内容のほとんどは、週刊競馬ブックの成績表をコピーして張り付けるというものでした。週刊競馬ブックの成績欄には騎手や調教師などのレース後のコメントが掲載されますが、成績カードにはそれらも貼り付けておりましたので貴重なデータとして重宝されました。

>> アナログだけど最適な予想データベース(2)


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