天皇賞(秋)2019 展望
レイデオロにルメールが乗らないことは、サートゥルナーリアの秋緒戦からも一目瞭然。
それにより、JCには今年もストレスの少なかった人気薄の馬にチャンスありの流れができつつある。
アーモンドアイその他。
上がりの勝負でも時計が速くなってもよろしいという馬が今年は多い。
例年以上に、秋の天皇賞としてスケールが最大確保されるビッグマッチになりそうである。
例えば、川田騎手が乗るかは不明だが、ダノンプレミアムあたりは、どこまで前に行くことを狙っていくだろうか。
キセキはいないが、ある意味で、昨年より前に行きたい馬は多い。
アエロリットが出てくるわけはないが、インディチャンプなんかはもう自在タイプ。
ワグネリアンは誰が乗るだろうかとか、一番のパートナーが誰なのか、さっぱりわからない。
どれが一番だと、武豊騎手だったらまず間違えなかったかというと、案外、一流の厩舎の縛りが生まれたりすることは多い。
それを敬遠するようにするのも、また一流の他の厩舎。
忖度に忖度が重なると、わけのわからない展開になったりする。
キセキにしても、スローが見えていたから逃げたわけで、昨年の5F通過は59.4秒であり、上がりは57.4-44.4-34.5だった。
結果的には差しが決まったが、キセキの出来がもっと良かったら、そもそもアルアイン辺りが上位に食い込んいた可能性だってある。
キレ脚自慢が多いだけに、サートゥルナーリアに誰が乗るかも含め、興味が事前予測ではとっちらけである。
何かに集中するのは難しい。
アーモンドアイは人気になるが、案外、古馬になるとクラシックホースはキレが鈍くなるもの。
ディープでさえ、最後は東京ではない中山で弾けた。オルフェもそう。
ワグネリアンは前に行くだろうか。前肢の落鉄は、何かのサインとも思える。
昨年はヘイルトゥリーズンとミスプロ<キングマンボ>の両取り配合が強かった。
今年はそれが異常に多い。
インディチャンプは毎日王冠次第だろうが、程よい不発でダイワメジャーやオグリキャップに似たローテを組んできたら、タイプは全く違うけれども、またしても…、があり得る。
結局、今年も少頭数だろうか。