天皇賞(秋)2018 展望

芝路線におけるチャンピオンが、ここ2年の覇者。

キタサンブラック、モーリスらは当該年に、早い時期に重賞戦線で活躍していた5歳馬であったにも拘らず、春のGⅠを圧勝している。

当然人気になったし、他にもライバルが沢山いたため、まるで一本被りという支持ではなかったし、前走の内容もパッとしなかった影響もオッズを大きくさせる要素として作用したものの、厳しい展開をまるで違うエンジン性能で突き抜けてしまったから、みんなでごめんなさい状態。

1番人気が勝てない秋の天皇賞は過去の話。

メイショウサムソンが失意の渡仏断念から、鞍上と中間の取り組みを変えて、その成果を結果で示した07年から【6221】で、ブエナビスタが連覇に挑み、休み明けの中でハイレベルすぎるレコード決着で脚を使い切れなかった11年だけ、ちょっと負けただけの4着があるのみ。

散々消えてきた90年代のレースの様相とは一転。

モノの本質が最もよく反映される舞台となった。

ただし、人気馬に確かな適性と確実に評価できるパフォーマンスがない限り、評価に対して絶対的な信頼は持つことはできない。

いつのパターンが今年と合うのか。

12年とか。

乱戦で3歳馬にもチャンスありの構図は、フェノーメノ1番人気2着で、ほぼ3歳馬の好走条件は、ここより長い距離で底力を発揮していれば、信頼できると出ている。

多数参戦の上、ローテバラバラの3歳馬というのは、実に扱いに�くいのだが、ワグネリアンはとりあえず秋は好発進。

毎日王冠組も直行のダノンプレミアムもいて、質はともかく、物量で古馬を屈服させる可能性はある。

96、02、04、前記12と14年。

上位に来たのは、関東の馬か関東のGⅠの好走馬。

既に見えているものの中から、優劣は決することになる。

古馬では、マカヒキとミッキーロケット、4歳ではスワーヴリチャードと使うかわからないがレイデオロなど、世代の頂点を競った場面でNo.1ホースとなった面々は、それなりに元気なので、ある程度の評価は与えるべきか。