フェブラリーステークス2015 展望

秋は1勝2着1回と出負けで惨敗という結果。でも、コパノリッキーは6戦連続のGⅠ出走で、うち3勝。更に、去年はGⅠだけにしか出ていない。

だから、東海S圧勝は至極当然。

ただ、このレースは旧JCダートとは異なり、連覇が極めて難しい新陳代謝の激しいスピードレース。

GⅠ馬が己の力を出し切ってという前年の内容でなかったことは強調材料ではあるが、GⅠ・フェブラリーSを2度勝った馬はいない。

帰国後は、体調を整えるのに手こずって11月の盛岡で復帰。

4着だったホッコータルマエは、これで叩き一変。チャンピオンズCと東京大賞典を快勝。

川崎記念もきっちり勝って、次はフェブラリーSとリチャレンジのダート・ドバイWCへ…。

ただ、フェブラリーSが荒れる条件として、先も触れたように、前年の連対馬がごっそり消える非リピーターレースという点が挙げられる。

トランセンドやちょっと前だとアドマイヤドンが、スローペースで勝って、翌年はハイペースで自滅もあり完敗。

普通は半マイル47秒前後の競馬。去年のスローはその伏線には十分という推理も成り立つので気にはなる。

体調が戻ったホッコータルマエの方が、今年タフな流れなら優勢にも思うが、若い馬から狙えが、このレースの鉄則。前年の衝撃を思い起こせば、フレッシュな馬狙いだ。

根岸Sの結果に囚われずロゴタイプの勝ち気が戻っていれば参戦歓迎だが、ワイドバッハが中京で断トツの上がりでゴール前追い込んできたことを考えると、常識的には陰の本命候補か。

故に、根岸S組は要注意。ベストウォーリアの中間の気配や昨年のような裏路線組の台頭も警戒しつつ、ツートップの扱いにも柔軟な対応力が必要だろう。