日経新春杯2021【予想】|有利な枠と過去10年の傾向/最終追い切り評価
目次
日経新春杯予想と一週前追い切りから最終追い切りまでの登録馬評価を行っていきます。
特徴としても過去配当的に荒れる傾向のある日経新春杯!
予想オッズを見ながら激走が想定される軸馬とすべき本命や消去すべき馬、
そして本命をも超える「大穴」が見込める外厩仕上げの穴馬までをデータ分析!
トライアルから勝ち上がってきた有力馬が揃っていますが様々な予測に惑わされることなく消しデータや除外対象を整理して参考レースの映像や登録馬の偏差値をまとめていきましょう。
馬場状態ごとにデータベースを見ながらシュミレーションしていくことで見えてきた歴代勝ち馬のサインを見逃すことなく、過去結果を超える払い戻しを天国のテンポイントに捧げたいと思います。
レース名 | 第68回 日経新春杯 |
グレード | 重賞(gii) |
日程 | 2021年1月17日(日曜) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝2200m |
コース | 左回り |
賞金 | 5700万円 |
レコード | 2:09.9 |
日経新春杯2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 斤量(負担重量) | 馬体重(前走) |
---|---|---|---|---|
1 | ダイワキャグニー | 内田 博幸 | 57.5 | 496 |
1 | ロサグラウカ | 荻野 琢真 | 51 | 458 |
2 | サトノソルタス | 池添 謙一 | 55 | 506 |
2 | サンレイポケット | 荻野 極 | 55 | 468 |
3 | エアウィンザー | 高田 潤 | 56 | 498 |
3 | ミスマンマミーア | 松若 風馬 | 52 | 468 |
4 | サトノインプレッサ | 坂井 瑠星 | 56 | 484 |
4 | バレリオ | 和田 竜二 | 55 | 504 |
5 | アドマイヤビルゴ | 武 豊 | 56 | 432 |
5 | ヴェロックス | 川田 将雅 | 57 | 498 |
6 | クラージュゲリエ | 福永 祐一 | 56 | 496 |
6 | ワセダインブルー | 大野 拓弥 | 54 | 446 |
7 | ショウリュウイクゾ | 団野 大成 | 53 | 502 |
7 | レイホーロマンス | 高倉 稜 | 51 | 422 |
8 | ミスディレクション | 太宰 啓介 | 54 | 494 |
8 | レクセランス | 西村 淳也 | 54 | 480 |
日経新春杯予想 - 過去10年分のデータ傾向
1番人気の馬が来る確率
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|
3回 | 4回 | 1回 | 2回 |
必ず来るという前提にした場合、消えた2頭の扱いの方が重要。
2015年 11着 サトノノブレス<牡5>
- 前走 有馬記念 11着
- 夏から使い詰め、6戦目
→58という斤量の問題より、前年が菊花賞から直行で勝利、夏の小倉記念勝ちも天皇賞以来だったことを踏まえたら、至極単純な敗戦の理由が見えてくる。
2020年 7着 レッドジェニアル<牡4>
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | |
---|---|---|---|---|
菊花賞6着(前走) | 3回 | 1回 | 1回 | 12回 |
菊花賞5着以内 | 3回 | 0回 | 1回 | 2回 |
菊花賞6着以下 | 0回 | 1回 | 0回 | 10回 |
ただし、菊花賞回避組が5勝している。ヒルノダムールは菊花賞着外組で唯一好走した皐月賞の2着馬で、このあと天皇賞も勝つが、この時点で別格とするのは早計。
勝ち馬はルーラーシップで、菊花賞回避組。この時点の実力は勝ち馬の方が上で、前回対戦のダービーでもルーラーシップが先着している。
日経新春杯予想 - 出走予定馬の血統分析
論ずるべきは、ディープインパクトと欧州型の芝血統との本当のところの相性なのだろうけども、ここは、母父シャンゼリゼとその兄弟の取り扱いから、この配合の本質に迫ろうと考える。
まず、シャンゼリゼはBCターフの主要な前哨戦となっているカナディアンインターナショナルS<ウッドバイン芝12F>を勝っている、仏→米移籍のG1馬なのだが、この母アジリがまた強烈。
そこそこの競走成績だったニジンスキー系の英愛ダービー馬・カヤージの産駒だったわけだが、初の産駒がドバイミレニアムやジャイアンツコーズウェイと一緒に走ってましたよくらいの一流半競走馬のダンシリで、シャンゼリゼとは全兄弟になるデインヒルの産駒。
言わずと知れた、凱旋門賞馬のレイルリンク、日本に輸入されたキングジョージ歴史的圧勝のハービンジャーという二大巨頭輩出に止まらず、世界中の12F路線に2着のマーキングをしていったフリントシャーやプリンスオブウェールズSレコード勝ちの名牝・ザフューグなども登場して、大種牡馬となっていった。
ただし、アジリの偉業はこれだけに止まらず、ペリエとG1・3勝したダンシリの全妹・バンクスヒルは、孫世代が日本にも輸入されるようになってきた。
ダンシリと同じ移籍の経緯を経て、USAG1を2勝したのがグリーンデザートの娘・ヒートヘイズ。
その弟のカシークもデインヒルの仔で、同じくアメリカで二つのタイトルをゲット。
これらの間にもまた、ウィジャボード斬りを成したインターコンティネンタルもいる。
そして、シャンゼリゼが最後に登場して、たまにしか頑張らなかったものの、30戦近くしてG1は4つ制した。
この産駒といえば、あの世紀の一戦となったJCでゲート入りをごねたウェイトゥパリス。
他にも1000ギニー勝ちのビルズドンブルックというタフな牝馬もいるのだが、ダンシリほどの派手さはない。
ディープ×ダンシリでは、ミッキーチャームが活躍した。ダンシリの影響力は、ダイレクトにデインヒルの遺伝能力とニジンスキーの長距離スキルをバランスよく伝えるから、精度が高い印象を受ける。
一方、クズ馬という今では滅多に聞かないフレーズが、弟のシャンゼリゼの産駒からは頭を巡って、口には出さないまでも…、となってしまうのはよく走ったからに他ならない。
ディープ×シャンゼリゼは、世界広しと言えども、レクセランスの弟で未勝利のエクスインパクトとデビュー前の弟の3頭しか存在していない。
エクセレンスⅡの産駒には、フランケルの持ち込み馬である姉のエクセランフィーユもいるが、デビューから順調なのはレクセランスだけ。
が、コントレイルショックをもろに受け、おまけに彼の出たレースに4度続けて参戦に、大撃沈。
少頭数の経験しかなかったこともあるのだろうが、使っているレースは正しくても、理想の成長の機会を得られなかった3歳シーズンを経て、シャンゼリゼが5歳になってUSA移籍後に本格化した流れを踏まえれば、オセアニア経由の晩成型も多く出すデインヒルの系統だけに、見限れないのは事実。
そもそも、この配合の良し悪しは、ここから判断することになるだろう。
日経新春杯予想 - レース展開を予想
レクセランスは弱い馬なのだろうか。
必ず注目されることになる同期のアドマイヤビルゴや一つ年長のヴェロックスといった、残念クラシック組の当然の復活を期待するのは筋だろう。
近10年で、斤量設定も影響して、僅かながら5歳以上の馬より恩恵を受けられる4歳馬が、何と8回も勝っているレースなのだ。
世紀の三冠馬が登場した世代ながら、では、本当は楽に勝てたのではないのかと、JC好走までは反撃の要素を兼ね備えた名誉ある敗戦であった両三冠馬に対し、少しでもその名を汚さないためのスケールアップが、今こそ求められる4歳世代。
今年に入ってからも、依然として元気がなく、あれだけ頼りないと叩かれた5歳の男馬にまでやられ放題である。
アドマイヤビルゴを疑う時、一気にヴェロックス優位の流れが加速することになるわけだが、もしもそれを平準化し、個別に判断したとするならば、マイナス要素満載の4歳世代は、サトノインプレッサや愛知杯と重複登録のウインマイティーなどと共に、今回推挙のレクセランスもまた本来の絶対有利の傾向に倣ったすると、イーブンではないだろうか。
無理やりその辺の補正をかけて、横一線とした時、事実上、京都2400と同質の中京2200の重賞だけに、出走経験のある馬に有利となると考えることもできる。
実は、ヴェロックスにはなくて、4歳の2200M以上に勝ち鞍のある面々に共通するのがその経験。
この辺りで、再び4歳馬がいくらかリードしたところで、本番に全く縁のなかった、いかにも日経新春杯待ちだったアドマイヤビルゴと似たような距離適性のレクセランスの真の能力が比較すべき段階に入ってくるわけだ。
日経新春杯2021 - 最終予想まとめ
現状、乗り替わりはないだろう、ある意味絶対手綱を他には譲れない武豊騎手のアドマイヤビルゴは、相変わらずの反応の鈍さのようなものはあるが、古馬相手に中距離戦連勝で、2000Mでは相変わらず好タイムで走っており、前走の阪神のアンドロメダSは、
59.3−59.5→1:58.8
で好タイム勝ち。
昨年は同条件になった直後のチャレンジCは、かなりのスローながら、勝ったレイパパレより1秒以上速いタイムで駆けている上に、上がりの数字もわずかにレイパパレに劣るだけ。
古馬未対戦のレクセランスは、持ち時計平凡の重賞未連対馬だから、相当に見劣る。
結果より内容で攻めたいレクセランスとしても、三冠戦+神戸新聞杯など、彼に見どころを求めるのはナンセンスなほどもはや門外漢といった雰囲気で、語るのも切ないほどなのだが、最初の春二冠のレースで、となりにいつもコントレイルがいた事からもその不運は並外れたものがある。
皐月賞はほとんどの馬が内で伸びあぐねた競馬で2番枠から、序盤でスタート決められず後方につけて、うまく捌いて直線は馬群をつくも、着順悪く11着。
以降、ダービーはコントレイルとのダッシュ力の差が良馬場で顕在化し、あっという間に置かれて、勝負あり。
神戸新聞杯では、隣の隣のコントレイルが、休み明けのグランデマーレが変な外斜行してきたことに、同じ動きで応じたことですぐそばの枠の馬が割を食って、ちょっと置かれて、これも皐月賞のようにインからせめて何とか7着。
珍しく好発を決めた菊花賞は、枠も外で理想ながら、2周目の坂で怪しい手応えに。距離も馬場も作戦も合わなかった。
思われているよりずっと、短い方が合いそうな馬だが、決して小さくない480kg台のディープインパクト産駒が、終いに余裕を残して、しっかりと直線ではスパートをかけられる状態で戦えていない。
力が足りなかったのは明白としても、ここまで残念なクラシックというのもまた珍しい。
状況は客観的に見ても、どう転んだところで勝機はなかったここ4戦ながら、皐月賞や神戸新聞杯で、終いは止まらずに坂でもグイグイ伸びていこうという意欲のようなものは感じられた。
このメンバー。そこまで悲惨な経験をしつつ、クラシックを戦い抜いた馬など、皐月賞・ダービーで健闘のクラージュゲリエがいるくらいで、牡馬なら55相当のウインマイティー<愛知杯に出走>、57の根拠はクラシックの実績にあるヴェロックスなどは好走馬に属するから違う立場。
8頭の4歳の勝ち馬が登場している中で、クラシック競走全て参戦の馬はいないが、だからって、今回の54を背負ったオープン馬の4歳馬はそう多くない。
後にジャパンCを制し、キタサンブラックなどと何度も激闘を演じてきた古馬戦連勝後の2着馬・シュヴァルグランのみが近年の好走馬に入るのみで類例はないに等しい。
例年と違うコースとはいえ、ディープにハーツクライやステイゴールドが質で迫れる、適性面で求められるものが通常開催のコースとほとんど同じという構図ならば、2000Mの方が合いそうな人気勢に少しアドヴァンテージが生まれた上で、限りなく軽ハンディに近い54のレクセランスにも、チャンスは出てくるはず。
前に行ければそれは楽だろうが、まだ結果の出ていない多頭数戦で、再びの乗り替わり。
ただし、まだローカルを主戦場とする西村騎手の回収率は侮れず、数の少ない条件で2勝はさすがに平凡も、単勝、複勝回収率とも、大いに100%超えは、その点で妙味のないトップジョッキーらと比べても味わいを感じさせるジョーカー的存在に思える。
同条件で似た好走率の武豊騎手とは、その点で差が出ている。
もっと上を目指したい人馬にとって、この本来は中央場所で行われるハンディキャップ重賞は重要だ。
何より、恩恵をフルに受けられる若い馬は、まさしく、その軽くなっている分のアドヴァンテージで、簡単には攻略できない条件を克服できるチャンスを得られるのだ。
昨年は52のモズベッロが快勝し、春はより高いクラスの重賞で好走を繰り返した。
菊花賞2着ながら55で参戦できたサトノノブレスは、ダイヤモンドの帯同馬としても役目を果たし、その前年に鳴尾記念レコード勝ちの実績を残した実力者。
ミッキーロケットやその前のルーラーシップなど、クラシックには出たものの万全と言えるような完成度ではなかった馬にはうってつけの舞台。
だからこそのアドマイヤビルゴ支持の多さが見受けられる一戦となること請け合いだが、本当にコントレイルの価値を高めるとしたら、強い馬に負けた馬の巻き返しが必須条件となってくる。
必要なことを出来たわけではないにしても、57で例年以上にタフな戦いを強いられたクラシック組は、本来もっと信頼ができるもの。
このレクセランスに見られるようなチグハグさは、金杯の4歳馬の不発にも共通するが、有馬に出た馬も適性がどうも合わなかった感じだったし、万葉Sのブラックホールも正攻法で不発は、やはり距離がどうなのかという話であって、今週と来週、ようやくその手の才能が登場になる流れができた感じもある。
これでダメなら、いよいよ見限られてしまうわけだが、さすがに4歳ディープ両方とも凡走は、あり得ないだろう。
何しろ、古馬に不利な設定なのだから。上がり目も例年比の通常レベルに感じる。
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