黒船賞2021【予想】|過去10年のデータ傾向と出走予定馬の最終追い切り
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黒船賞の予想と枠順確定後の出走予定馬診断を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第23回 黒船賞[指定交流]JpnIII4歳以上 |
グレード | 重賞(JPN3)ダートグレード競走 |
日程 | 2021年3月16日(火) |
発走時間 | 16:10発走 |
開催場所 | 高知競馬場 |
距離 | ダート1400m |
コース | 右回り |
賞金 | 2100万円 |
レコードタイム | 1:26.0 |
黒船賞予想2021 - 過去10年のデータ傾向は?
似た者同士の巨漢馬に対し、昨年優勝のラプタスのスマートボディに肖りたい若手に期待したい一戦
3走前は霜月Sというテイエムサウスダンは、当時まだ3歳だったわけだが、休み明けだったにもかからわず、これが古馬相手に2戦目という変わり種。
その効果か、出走時は前走比+26の馬体重・546kgで挑み、2戦続けてのオープン特別の凡走から人気を落とした中で、初めて先手を奪う積極的な競馬で3着に粘り、前々走の中京で行われたすばるSはほぼ順当勝ちという完勝だった。
このあと、また東京の根岸Sに挑むも、ムラ駆けが特徴の大型馬で中京ほどは走れずに完敗。
すばるSではやや揉まれることを嫌った形で前に追いつかなかったのが、前走のバレンタインSで初めて逃げ勝ったスリーグランドだった。
シアトルスルーに限らず、ナスルーラの直系の馬というのは、道中でじっとしていることを命じられるのが当たり前の欧州圏の芝ではそうでなくても、一度外に出て北米圏や日本の流れる競馬に適性を見出したラインが確固たる地位を確立した時、そういう難儀な特性が出てくることは当然のこととして知られる。
そこで、何も先入観なく騎乗できた戸崎騎手は、出も悪くなかったとあって、思い切って、そろりとではあったが先手を奪うことを選択。
これが驚くほどハマり、普段は中団から差してくる馬が、序盤もゆったりとしたペースだったことで、直線も余力十分と人気勢を一気に坂上に突き放し、中心馬に推されていたタガノビューティに3馬身もの差をつけてしまった。
ここまで登場の3頭の競走馬は、奇しくも同期の4歳馬。
もちろん、筋立てるための手法としてこう記す結果となったのだが、だからって、この世代が輝いているというわけではない。
三冠馬にそれは全く関係のない話だから、ライバル云々はさておいて、自分らしさを取り戻せれば何も怖くはないのだが、彼らはそうではない。
古馬に揉まれて経験を積み、約束の東京マイルで大復活のカフェファラオなど、順調なわけでも絶好調さを取り戻したわけでもないのだろうが、ちょっとしたきっかけづくりを陣営が創意工夫することで、スマートかつ大胆な好位付けを選択したルメール騎手のベストチョイスに、難なく時計によるレベルの違いを示す形でのベストアンサーを皆に披露したのだった。
変わり身などいくらでも期待の4歳馬だけに、滅多なことで黒船賞で出番のない<出走枠と賞金順も影響している>ことには目をつぶって、強気の狙いを立てたい。
一応、すばるSでは勝負ありの関係性に思える2頭だが、昨年サクセスエナジーがこの路線では小柄なコントレイルクラスの馬格のラプタスに好きに走られてしまったのは、明らかに機動力の差でもある。
暮れの園田であるとか、夏の佐賀などでは馬力も重要かもしれないが、ここ15年ほどとっても、良馬場での施行など片手で足りるほど指の折れない道悪当然の競馬。
黒船賞予想2021 - レース展開
より柔軟に立ち回れる上に、何故かまたテン乗りで福永騎手が騎乗の流れはプラスにとらえたいところ。
何しろ、父・福永洋一の名を冠した名物競走というか、一種の祭りのようなものを作り上げるために尽力、ご本人登場まで標準装備されたハイスペックイベントがこの高知競馬場では開催され続けてきたのだから、さぞかし思い入れもあるだろうに、ところがどっこい、ユーイチさんにはまるで縁のないこのレース。
軽く調べてみたところ、良い馬に乗っていることもあったが、その絶対数も少なければ、ノボトゥルーやリミットレスビッドに騎乗した時はいくら何でもという感じの11歳になった年のコンビで、若い馬など、前回参戦のコパノマイケルくらいなものだった。
レースコンセプトとフェブラリーS参戦組、その前哨戦参戦の馬も次走に使われることの多い施行時期などと合わせて、そういう高齢馬に有利なようで、リピータが目立つだけのことで、強烈な快走で皆を驚愕させてみせたエイシンヴァラー<単勝243倍の大穴馬券を勝利で演出>を除けば、6歳以下の馬がほとんどの勝者となる。
中央勢は足慣らしの6歳故障明け出走のグリム<3歳時以来の1400戦>以外も、あまり冴えない面々が多く、唯一威光を放つサクセスエナジーも、元気に走っているが若い頃の安定感は失われつつある。
黒船賞予想2021 - 最終予想
軽い砂質でもなければ、時計勝負という概念は存在しない西日本地区の交流重賞ではあるが、古豪にばかり目が行くのであれば、キャリア未完成の若手にも肩入れしてもいいだろうと思う。
ヒガシウィルウィンが半兄というスリーグランドは、基礎繁殖牝馬であるプロポンチスの末裔にして、砂巧者量産の日高地区の安定勢力たるグランド牧場の出身。
晩年はダートのスターを数多く送り込んだ大種牡馬・ブライアンズタイムを母父に持つことでも、身が入るのはこれからという感じ。
兄も盛岡に転じて、一気に自信を取り戻したように、最初の地方交流重賞参戦で一気に決めてしまう適性の証明をしてしまいたい。
1200Mの重賞ではまずこんなことはないのだが、これが1F伸びただけで、前走で逃げた馬の数というのはバラつきが出てしまう。
今回は地元のスペルマロンが久々に前走勝ちに出た逃げ切りがあるというくらいで、本当は差し馬なのかもしれないスリーグランドも、逃げることは相手次第で可能のテイエムサウスダンも、序盤の位置取り争いでひどい立ち遅れのような失態でも演じない限り、展開上でも有利なのは明白。
揉まれなければ世界王者級に強く見えてしまうボールドルーラー系、その血を母父に持つ馬は、昨年独走のラプタスの母父でもあり、20世紀末には流行期のあったこの血<直系3代父のエーピーインディがまだ10歳前後という時代>は、今やグランアレグリアを見ても分かるように、完全に生き返ったと言える。
速い馬にこの血が入っているのなら…、何とも強引だか、期待の若手の運命を分けるのがボールドルーラーの影響力の差となって、今回は不思議のない組み合わせなのかもしれない。
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