ダイオライト記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と出走予定馬の最終追い切り
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ダイオライト記念の予想と枠順確定後の出走予定馬診断を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第66回 ダイオライト記念(指定交流)JpnII4上オープン |
グレード | 重賞(jpn2)ダートグレード競走 |
日程 | 2021年3月17日(水) |
発走時間 | 19:05発走 |
開催場所 | 船橋競馬場 |
距離 | ダート2400m |
コース | 左回り |
賞金 | 3200万円 |
レコードタイム | 2:29.6 |
ダイオライト記念予想2021 - 過去10年のデータ傾向
マスターフェンサーはジャスタウェイ化しているので、焦点はエルデュクラージュの復調の読みに絞られる
連戦連勝真っ只中のマスターフェンサーは、3歳時のUSAクラシック参戦以降、一挙にその才気が目覚めた印象がある。
もたつくことが多く、飛行機で太平洋を渡る前まではオープンクラスでは未勝利のみでありながら、様々な意味でぐちゃぐちゃのレースになったケンタッキーダービーでは、これがあのジャスタウェイの産駒だということを叫ぶような追い込みで、見せ場を作った。
元は芝でデビューして、全く芽が出なかったような馬。
一応は、アメリカの芝というやつも試したが<ベルモントダービーインヴィテーショナルS>、自分より下の着順だったのは、完走ならずの馬のみで、結局殿負け。
レースそのものは大波乱だったが、よっぽど、直前のベルモントS<ダ12F>の時の方が気力、体力に充ち溢れるようなパフォーマンスだった。
この馬の母系からは、4代母のノーザンサンセットの産駒にセントジョヴァイト<St. Jovite/父プレザントコロニー>という北米産のリボー系ながら、アイリッシュダービーをレコードタイムで独走後、返す刀でキングジョージでも翌年このレース制するオペラハウスなどを完封し、一瞬ながら天下を獲ったような馬も出ている。
以降、欧州圏の芝向きのタレントを出せるような決め手のある馬はいないから、ジャスタウェイを配したとて、芝をこなせないのは特段の不思議な感じは全くない。
そもそも、北米血統にハーツクライを取り込んで爆発させることに成功したのが、驚異の中距離馬・ジャスタウェイの本質。
本当はもっと、マスターフェンサーみたいな才能が続々現れて不思議ないのだ。
ちなみに、4歳夏以降のジャスタウェイは、5歳秋の凱旋門賞を狙うまでの期間、【4・3・0・0】であった。
とはいっても、秋の天皇賞前まで3連敗。
帰国後はまさかの完敗もあったが、それを含めても【6・2・0・1】というマスターフェンサーは、今やどこに使いに行くべきかお悩み中の待機組で、コントレイル同様、走りたくてうずうずしているような状況。
ベルモントSを使ってヘタってしまったのならともかく、むしろ、期待通りの成長曲線に乗ったイケイケのマスターフェンサーが、鞍上変更以外の要素で酷い結果に終わるとも思えない。
おまけに変更したのは、代打には最高格に相応しい実質、今では川田騎手と同格の松山弘平騎手である。
新コンビ結成で、一気に誰も手の届かないところまで行ってしまうかもしれない。
まあ、いずれクリンチャーとあたるという目算もあって、ダノンの川田<ダノンファラオも当然有力>で乗り替わり発生という単純な構図ではないはずだから、ルメール変更とかではない限りは、深読みなど不要である。
で、妙味を探るとどうしてもエルデュクラージュに行きつく。
本筋は前年完勝のアナザートゥルースを押さえるというより、本線にどう取り込むかという狙いが常道のようで、明らかに昨年のレースレベルとは比較できないほどに今年は格段に上がっている。
手薄に加え、ルメール騎手のアイディアで逃げ切るような形をとった結果、中距離で失敗した上に乗りづらくなってしまった面も出てきた。
東海Sはさすがだったが、これは松山騎手の好騎乗もある。
ダイオライト記念予想2021 - レース展開
エルデュクラージュはマスターフェンサーに連勝した後、金沢の白山大賞典で見せ場までは作ったものの、皆が予期した右回り適性の問題も影響して、上位争いに加われなかった。
しかし、それから明けの中京で行われたアルデバランSのみの実戦だから、変に追い込まれたところはないはず。
そこで斤量が58であり、内枠、初の510kg台突入で気合いを注入すべく、明らかにオーダーがあったような逃げで、見せ場はそれなりに作った。
距離が1900と特殊な上、その巧者も多かった組み合わせ。
実は、そのレースにも松山騎手が絡んできている。
その鞍上であったことと同時に、デビュー当初は乗っていたエルデュクラージュに、前回は全く違うアプローチでテン乗り騎手のようなスイッチの入れ方をしたのだ。
得意な条件に近いところできっかけづくりに一役買った松山騎手は、伏線張りまくりのクライマックスで、しっかりとした答えを出す実力も求められるわけだ。
エルデュクラージュは元気なのに、休むことを義務化されたシステムで充実のサウジ遠征を実質完了させた戸崎騎手へのスイッチ。
得意な東京で、芝でもダートでも負けた時の鞍上がムーアで、ルメールが才能を開花させたという辺り、陣営の采配は当たりと出そうである。
ちょっと差をつけられてしまったエルデュクラージュは、どこまで鬼気迫る重賞勝利量産機と化したあのジャスタウェイの仔に、良い頃の自分を取り返しつつあることを見せられるか。
さすがに守備範囲ギリギリに思える、唯一のタイトルホルダーなのに、斤量設定で馬齢のアドヴァンテージを得たダノンファラオも、十分食い込めるだろうから、見立ては三つ巴。
ただ、見たいシーンはマスターフェンサーの容赦のない存在感の誇示。
昨秋の強い馬は強いシリーズのG1回顧を再開させるような予想は、いささか、少しでも穴を狙いたい筆者のスタンスからすると完全にズレているということにもなるわけだが、この親仔のストーリーは、日本調教馬としては極めてイレギュラーな構成。
大事なところを本当に押さえているという感じはしないが、それを補って余りある助演男優賞有資格者たる魅力が有り余っている。
如何せん、同期のクリソベリルが心身とも、大いに不安な状況にあるわけだから、そういう場面でこそのハーツクライ<直系祖父>らしさを予定調和の中で体現するためには、こんな所で躓いてはいられないのである。
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