阪神大賞典2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
阪神大賞典の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第69回 阪神大賞典 |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2021年3月21日(日曜) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 阪神競馬場 |
距離 | 芝3000m |
コース | 右回り |
賞金 | 6700万円 |
レコードタイム | 3:02.5 |
阪神大賞典予想2021 - 過去10年のデータ傾向
恐ろしく堅いレースとして、名誉回復に成功した名物G2
今更こんなこと言っても仕方ないのだが、昨年のキセキ以外の1番人気支持された馬たちは、みんな馬券に絡んでいる。
クリンチャーも「ユタカ人気」による過剰支持で伸びきれなかったが、はっきり言って、これらはファンの方が安直だった。
ただ、それが全て買った方の問題かと言えば、昨年について考察し直してみると、ユーキャンスマイルの性質とかトーセンカンビーナのオープンキャリア、メイショウテンゲンの勝ち運から見放されたような前走の結果など…、これでは仕方なかったか。
両者とも、あの特殊な泥田馬場の菊花賞での連対馬。良馬場で信用できる実績ではなかったということだろう。
もう一度反省して、今年以降の買い方に工夫を凝らしたい。
秋が深まった頃にG1を使えるような状況であれば、しっかりと結果はついてくる。
ダメなものはダメで、間違いないものは間違いない。
あの自分が世界の中心のいると信じる男だったゴールドシップによる三連覇の記録に見られるように、長距離でまた重賞級、この次の天皇賞も十分優勝圏内の馬となると、各世代に1頭か2頭しかおらず、それが関東馬にはまるで縁のない阪神大賞典に出てくる可能性となると、極めてレアなケース。
信じられる要素は、トップランナーとして正しく、格相応の実績を得るために大舞台を踏んでいるかどうかに絞られてくる。
なんでそうなるのかというと、道中から勝負所におけるオープンの圧と条件戦の圧は雲泥の差であり、オープンクラスにも各カテゴリーで、レースの格に相応しい流れと加速能力が必要とされ、阪神大賞典の場合、天皇賞と同じように、逃げ切りなどまず想定できないという厳しい展開が毎年起きる。
ペースに関係なく、必ず捲り上げる馬が登場するから、伏兵しか逃げようと思わない長距離戦で、それが捕まるのは必然。
そうした流れをタフなところで経験していれば、前走着順など無視しても、変な人気に推されるようなことさえなければ、実力はまず間違いなく発揮できる。
ただし、有馬記念の一桁着順とJCの似たような着順の馬とでは、キャラクターがまるで違うので、年ごとの展開にあまりにも大きな違いのある有馬記念では着順よりも使っていた事実の方が重要。
JCで好走した後、有馬か後述の年明けG2を使っていない時、上位馬や馬場質があまりにも自分のキャラと合わない長距離型だからこそ凡走の馬のみ、ここでは巻き返せる。
G1出走組の穴埋めは、基本的に年明けG2掲示板組が行うのが慣例
どうしても人気薄を買いたいのであれば、前走が長距離戦のヒモ荒れ候補、特にそれを担うのは、唯一例外の勝ち馬を出したダイヤモンドS組<2012年/勝ち馬はダイヤモンドS2着だったギュスターヴクライ・大変な支持を集めて追撃及ばすは、あのオルフェーヴル>が、当然コンスタントに馬券には絡むが、これだけ人気馬が勝つということは、人気勢に対する支持にちゃんと根拠があるという一点に尽きる。
となれば、これはG2なのだから…。
至極当然の思考によって、序列ははっきりしてくるわけだが、当然のことながら、怪しい人気馬というのはキセキ以外にもいた。
しかし、負けている馬がそのキセキであり、前出のクリンチャー、勝てる星を落としたオルフェーヴル…。これ以外は全て連対馬である。
連外しはこの前の10年でもレアで、期待する以上のものを出すのは伏兵の差し馬、未開の地から登場の謎の存在を勝ちそうな馬の相手に適当かどうかから考えるしかない。
つまり、上手に流せばいいだけのことで、日経新春杯もアメリカジョッキークラブCも格のあるレース。
京都記念は海外遠征を控えた馬のレースになりがちで、上位組ほど案外、そっちは違うよなという馬が来るからクリンチャーみたいなことが起きるのであって、順序だてはローテにも余裕があり、かつ、狙いがしっかりと天皇賞という馬がちゃんと来る。
それが有馬記念であるのか、1月の主要戦だったのかというだけの違いであって、ある意味では他意は存在しないともできる。
本番ではないから、純粋な長距離適性が求められる。
古馬にもなって、初距離の馬は条件戦から勝ち上がってきたばかりの馬に限られる。
それなら、ダイヤモンドSを経ていれば安心なのであって…。
屁理屈はこの辺にしておこう。
阪神大賞典予想2021 - アリストテレスの血統/成績/タイム
強いて言うならばこの血の影響力に逆らうべきではないとしたい必勝の一戦!
この血統馬がこのレースにおいて、唯一にして、最大のポイントとなるのはサドラーズウェルズの4×4だろうか。
サドラーズウェルズという種牡馬は、日本では、
【オペラハウス】 サドラーズウェルズ直仔
*現役時代
5歳時に、
・コロネーションC <GB/エプソム・芝12F10Y>
・エクリプスS <GB/サンダウン・芝10F7Y>
・キングジョージⅥ&クイーンエリザベスDS <GB/アスコット・芝12F>
という古馬エース級の目標レースを3連勝して、欧州圏で最大の名誉であるカルティエ賞を獲得した。
この産駒は言わずと知れた、
<テイエムオペラオー>
・1999年 皐月賞
・2000年 天皇賞(春・秋) 宝塚記念 ジャパンC 有馬記念
・2001年 天皇賞(春)
<メイショウサムソン>
・2006年 皐月賞 東京優駿
・2007年 天皇賞(春・秋)
クラシックホースでありながら、3歳時の古馬戦での敗戦を糧に、翌年はパワーアップして見せたが、父とは違って、5歳時はもうお釣りが残っていなかった。
【フランケル】 サドラーズウェルズ直系の孫
*現役時代は、
・2010~12年の期間で、マイル戦を中心に14戦全勝
・G1競走はそのうち、計10勝
・ほぼ例外なく、勝つ時は2馬身以上つけるのは当たり前という傑出馬
この産駒もまたインパクトは強く、
<ソウルスターリング>
・2016年 阪神ジュベナイルフィリーズ
・2017年 優駿牝馬
<モズアスコット>
・2018年 安田記念
・2020年 フェブラリーS
勝つ時は猛烈に強く、ペースなどほとんど無視というのは、まさにフランケルの遺伝子があってこそできる芸当。
この血は、
【エピファネイア】 アリストテレスの父/母母父サドラーズウェルズ
【ブルーダイアモンド】 アリストテレスの母/母母父サドラーズウェルズ
と、血統表でもわかるように、近すぎないところでにクロスを有する形で、今回の本命馬・アリストテレスが誕生するに至ったわけだ。
エピファネイアは三冠達成の牝馬・デアリングタクトだけでなく、今年のクラシック路線を盛り上げる牡馬を2頭ほど、すでにファンにお披露目している。
ブルーダイアモンドの4代母サンプリンセスは、キャリア3戦目のオークス<GB/エプソム・芝12F>を未勝利馬ながら、2着馬に12馬身の大差をつけて完勝した伝説の牝馬。
その後も、フランスの名牝・アールアロングが快勝した凱旋門賞で2着に入るなど、3歳タイトルを複数制しても尚、存在感を示した。
サンプリンセスの孫が、3連勝で日本のダービーである東京優駿制覇のフサイチコンコルドとは、何とも出来過ぎだが、間違いなく、日本の生産界にはなくてはならない血脈となった。
エピファネイアの母・シーザリオも、サンプリンセスに比べて何ら遜色もない存在価値があり、繁殖牝馬としては極上のサイアーズメアとして君臨。
関連するサドラーズウェルズの血だけでなく、最高の名牝たちの底力に支えられたアリストテレスの成功は、すでに予感されたものをただ体現しているにすぎないのである。
サドラーズウェルズの血に拘ったのは、ここ最近の活躍を見れば明らか。
驚くようなことが、令和ニッポンで巻き起こっているのである。
*サドラーズウェルズの血を持つ重賞勝ち馬が5週続けて誕生、再びの勝利を挙げている。
【直系:テオフィロ】
・テリトーリアル<小倉大賞典>
【エピファネイア】
・エフフォーリア<共同通信杯>
【母方にサドラーズウェルズ系】
・レシステンシア<阪急杯>
・エリザベスタワー<チューリップ賞・同着優勝>
・タイトルホルダー<ディープインパクト記念>
・ランブリングアレー<中山牝馬S>
・シゲルピンクルビー<フィリーズレビュー>*
* シゲルピンクルビーはモーリスの産駒であるから、サドラーズウェルズの4×3を持っている。
中山開催が再開されてからは、何と、週の半分の重賞ではサドラーインの馬がブレイク。
もはや、手が付けられないノーザンファーム生産馬状態である。
阪神大賞典予想2021 - レース展開と最終予想
まだ条件馬ながら、アリストテレスと同族のタイセイモナークに、前述のメイショウサムソンの仔・ツーエムアロンソ、母がこのレースで1番人気に推されたメイショウテンゲンも登場する見込みだが、真打ちたるエピファネイアの産駒で、次期王座も視野に入っているアリストテレスが、不完全な作りでアメリカJCCを快勝後、調子落ちがあるようには思えない。
ある意味では、ここで勝つと消耗もあるから、本番を勝利する蓋然性のようなものはやや低下するかもしれないが、タマモクロスが同着優勝した後本番は圧勝だったように、危ういところを見せたり負けてしまえば、もうほぼ当確。
何しろ、同じ高速馬場であろうとも坂を2度上る阪神である。
いつもはゆったり上ってまた下るの繰り返しが、もっとそれが急激なコース形態となる阪神で、スタミナ自慢のアリストテレスがどちらかのレースを必ず制する確率などまず100%に近いものがある。
長々と能書きを連ね、人気馬が強い理由を記してきたが、夏に復帰後、軌道に乗ってからというものコントレイルに負けたというか、勝たせてもらえなかった菊花賞を除けば、全く危なげのないレースを続けている。
実は、神戸新聞杯とアリストテレスが勝った小牧特別では、後者の方が時計面も上であって、質はより高かったとされたほど。
中距離でも強いなら、長い距離でダメとなるともう中距離馬となってしまうが、あの菊花賞はそういうことではないことを証明した感じもする。
前走G1組は当然押さえねばならないから、昨年快勝のユーキャンスマイルをかつてのシュヴァルグランのように見立て、ここでは信用して押さえるより他はない。
敢えて、武豊騎手を配した<15年近く勝っていないのに、当レース8勝の御大>友道調教師の展望を評価したい。
狙いは明らかに本番だろう。
それをもし抑えるようなことがあるとしたら、菊花賞以外のクラシックもよく走ったディープボンドしかいない。
金杯は悲惨な結果だったが、本来は緩急のついた小回りの競馬を苦にするタイプではないはずだ。
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