新潟大賞典2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
新潟大賞典の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第43回 新潟大賞典 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年5月9日(日曜) |
発走時間 | 15時20分 |
開催場所 | 新潟競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 左回り |
賞金 | 4100万円 |
レコードタイム | 1:56.9 |
新潟大賞典予想2021 - 過去10年のデータ傾向
1番人気や前走G2組の不振を呪縛と捉えるか、穴馬へ流す条件で軸に据えるのに適任と見るか
まあ、ポタジェかボッケリーニの選択というか、どちらにより期待をするのかという組み合わせのところで、二重の縛りがあるかもしれないポタジェ<人気になって不思議ないG2金鯱賞3着からの参戦>は大いに怪しいが、極端に走らないことはないローカルを中心とした前走G3組は、金鯱賞の春移設により、ほとんど馬券に絡んでいないので、ボッケリーニがG3実績の積み重ねで人気になりすぎるのも、また怖いと言えば怖い。
しかし、考えてみたら、勝っていないというだけのことであり、いずれは勝つだろうというのは見えている。
最後に1番人気馬が勝ったのは、グラスワンダー初期の活躍馬であるスローで流れるワンターン戦の専門家・オースミグラスワン。
20代のファンでギリギリ知っているような、尋常なないほど揉まれ弱いこの追い込み型が、2006年に制して、2年後も勝っているがその時は3番人気<他のレースであまりにも不甲斐ないことが影響して>だった。
前走G2組は、2010年のゴールデンダリアが、旧産経大阪杯から直行で快勝。
改修後の19回で1番人気は3勝、G1馬のダンツフレームは除外しても、人気になって消えるほど単純ではない。
3連単の着付けで、敢えて、人気馬を指定することで無駄な買い目を減らすことは十分に可能だ。
どう買っても何かが抜けるか、本命が4着止まりが増えつつある筆者は、そうも言っていられないが…。
ムキになって、前走比斤量増必至の今季重賞連対馬を狙うよりは…
ボッケリーニや対象外も同等評価のポタジェなどが、やはり絡んでくる死角となる一面。
金鯱賞が3月の開催になるちょっと前から、大阪杯のG1昇格に絡んでの副作用もあるのだろうが、重賞好走馬と言える当該年の重賞連対馬は好走していない。
後述の3勝クラス勝ちの馬が、代わって台頭しやすい環境にある。
その影響で、最近はいかにもローカル競馬らしい波乱の結果は頻発しているわけだが、斤量を背負わされていた小倉大賞典から継続された57のポッケリーニと、それなりのメンバーがいたG2で56を背負った中の3着であったボッケリーニは、普通ならこなせそうな感じはする。
本来、このタイプももう少し斤量が増えて、いかにもハンディキャップ重賞のディスアドバンテージを頂戴する立場になるものだが、それとは違う。
だから、前走の結果で疲れているか否かという話になる。
重賞勝ちの馬は、斤量に関係なく好走凡走が起きる不思議な立ち位置の新潟大賞典だから、重いからダメということではない。
ただ、春先から少し動けるようになっている馬が増えた段階で、ヘタっているようなタイプは苦しい。
前走凡走馬の台頭は、その影響。
両者2か月は最低、間隔としては空いているので、気になる人は調教の内容も調べたらいいだろう。
大昔の新潟大賞典がそうであったように、きっちり条件戦を勝ち上がってきた馬が好走しやすくなった
サンプルが10年でも12頭だけなので、ピンからキリまでいるオープン初お目見えの馬たちが、5例も好走実績を積んでいることは、ある種の偏りがあるともできるが、実際は想像以上に好走例は近年に偏っている。
4年前のメートルダールが、人気に推されて1番人気で3着してから、1年挟んで、2019年は1、3着で昨年は1、2着だった。
要するに、大阪杯がG1になった影響が大きいのである。
そもそも、この時期の古馬の芝中距離路線は空白地帯であったが、ローテの変化で無駄な休みとならないことと、大阪杯だけでなく、ドバイであるとかオーストラリア、近場の香港の主要タイトル戦に赴く有力馬が増えたことで、分散して走らせることができる大牧場のメリットが生まれた。
そこで、ゆったりとクラシック参戦を諦めて、しっかりと体質面も充実させながら、かつフレッシュな状態で登場する4歳馬を中心とした目ぼしい連勝馬が、最近は人気になって登場する。
昨年は5歳馬と4歳馬がそのローテで快走。
おまけに、左回り巧者ではない印象のトーセンスーリヤが、全4勝が関東圏の左回りであったアトミックフォースを負かしているから、キャリア的には彼らと似た感じの6歳馬・ダノンマジェスティを嫌う理由はない。
中京で2勝しているので大丈夫…、的論評には気をつけたいが、G1の裏なので、細かいことは聞き流しておけばいい。
前走の好位抜け出しが、ダノンマジェスティの本質だろう。
兄のアルアインも、古馬になってからは差して勝てるような決め手はなかった。
新潟大賞典予想2021 - ポタジェの血統/成績/タイム
知っていることの中で決まることの少ないレース傾向が、また変化してくれることを願いたい一戦!
言わずと知れた牡馬混合重賞4勝の名牝・ルージュバック<父マンハッタンカフェ>の半弟。
母ジンジャーパンチ<Ginger Punch>は、通算22戦12勝のエクリプス賞受賞馬。
最後のオールウェザーで行われたサンタアニタのBCレディースクラシック<ティスタフの名称に今は戻っている>こそ力を出せなかったが、勝ったのはオールウェザーでは牡も牝もなかったあのゼニヤッタであり、適性がダート寄りの彼女には、5歳秋の挑戦でもあって辛かった。
その父オーサムアゲインは、ドえらいメンバーが集まった1998年のチャーチルダウンズで行われたBCクラシックを制し<2着シルヴァーチャーム、3着スウェイン、4着ヴィクトリーギャロップ、1番人気・スキップアウェイは6着>、北米圏で発展のヴァイスリージェント−デピュティミニスター系の価値をより高めた。
ちなみに、この年にデピュティミニスターの孫であるクロフネがアメリカで誕生している。
ソダシに絡む話であり、全く無関係なサイドストーリーではない。
ディープインパクトを父に持つことで、ポタジェはノーザンダンサーの一般的なクロスと共に、テディ系であまり著名ではないプロミストランドのクロスも併発。
ダマスカスだと気性が前向きに出過ぎて、ダート向きか短距離専門かという選択になりがちだが、サンデーサイレンスは母父がこのアウトダマスカスのテディ系で、ポタジェの姉を見ればわかるが、キレで勝負するサウスポー。
大いに鈍重にシフトさせた感じになる欧州型多めのディープインパクトでは、本当の効果は不明のプロミストランドのクロスで、ルージュバックのような決め手を期待できないものの、彼女がそうであったように、このポタジェも大柄なスピード型に出なかったので、ズブさは目立つものの、左回りで崩れたことはない。
梅雨時の阪神の重馬場をこなしたのは、渋めに出ているためだが、案外、重厚なノーザンダンサー系のトーセンスーリヤ<サドラー直系ローエングリンの産駒>だとか、ダートも適性的には合っていそうなキングカメハメハ産駒も何度も好走しているレース。
この中では、キレがある方の馬に入るのかもしれない。
本当は、姉のように東京1800でキレキレだということはないが、それはきっと叶わぬ夢だろう。
新潟大賞典予想2021 - レース展開と最終予想
ポタジェが全5勝中最大の着差を広げたというのは、昨夏連勝中の条件戦でつけた1馬身ちょいの差の2勝のみ。
同時に、通算【5・3・1・0】という安定した戦績から見て取れるように、初重賞挑戦となった金鯱賞で、ギベオン、デアリングタクトらに首+半馬身の差で敗れた<初の連対外し>程度に止まるコツコツ型。
ダービー出走をかけて休み明けのプリンシパルSで権利獲り失敗直後、やや仕上げに万全さがなかった古馬1勝クラスで、2馬身近く離された2着はあったが、そんなものは大した問題ではない。
コントレイルもデアリングタクトも連敗しているのだから、このクラスの馬が失意のうちに迎えた次戦は、自己条件でも全力は出せないだろう。
いずれ伝説となるアーモンドアイですら、古馬になって3連勝はできていない。
条件戦からリステッドの白富士Sにかけての連勝は4であったが、かっこよく勝っていったという感じより、テイエムオペラオー的な確実に相手を抑えて、安全に勝つという繰り返しだった。
そういうところが、オペラオー同様、評価が芳しくない理由。
アーモンドアイよりコントレイルの方が強いと思っている人が少ないのは、そういったところも影響しているのだろう。
アーモンドアイの秋の天皇賞やヴィクトリアマイルが、コントレイルの東スポ杯とダービーとそこまで格差があるようには思えないが、アーモンドアイは二度のJC、コントレイルは負けるのが普通の競馬を制した皐月賞や菊花賞にそれぞれの魅力が詰まっているとすれば、唯一対戦のジャパンCでの着差だけで、あとはイーブンとしてもいいはずだろう。
まあ、宝塚記念で大凡走しようものなら、それは大事なのだが。
昨年以上にわちゃわちゃしそうな宝塚記念に向かうには、簡単に勝つだけの結果では物足らない、たかがオープン馬のポタジェは、本当のところ、全貌を見せるまでには至っておらず、未完成のままであったとできなくはない。
流れも向いた金鯱賞の好走に、真の意味での価値はないから、通勤快速でノンストレスに近い移動が関西馬に可能の新潟で<道中はほとんど高速道路>、無様に揉まれて負けたなどという情けない姿は見せられない。
本来、もっと色々なタイプの個性派にチャンス大のレースコンセプトからも、この狙いは筋違いだが、敢えて、小見出しのところにかつての新潟大賞典と記したのは、90年代には、ここをステップに宝塚記念逃げ切りのメジロパーマーや自身の新潟適性よりハーツクライの母になった意義が重要なアイリッシュダンス<新潟で重賞2勝>が勝ち馬に上ったという過去があるから。
改修後、ダンツフレームが驚異のローテで復活勝利を挙げ、ガラスの脚を持つシンゲンが完勝する年もあった。
活躍馬ほど、リファールの血が目立ってくるとなる。
昨年が象徴的で、今はサドラーズウェルズやヌレイエフといったスペシャルのファミリーから登場の種牡馬がキーになっている血統的傾向は、新潟適性という過去のレースの特殊性にマッチした性質を補完する材料として挙がる一方、ディープインパクト産駒も3勝している。
古馬のレースだけに、古豪の台頭が目立つ一戦だが、一時期よりも若手が台頭しやすくなった昨今。
昔のような隠れた候補が悠々、全力を遺憾なく発揮できる人気馬の競馬になってしまっても、たまにはいいだろう。
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