平安ステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
平安ステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第28回 平安ステークス |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2021年5月22日(土曜) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | ダート1900m |
コース | 左回り |
賞金 | 3600万円 |
レコードタイム | 1:55.9(ロードリバーサル※2019年) |
平安ステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向
何だかわからないというわけではないが、支持にバラつきの出る前走1番人気は軸馬にお勧め
ダート戦線は恒常的に群雄割拠であり、一定期間だったが、この季節のダート長距離の名物競走であった東海Sもそうだが、激しい消耗戦が毎年のように展開され、オークス直前に、穴党を大喜びさせるようなスリリングな競馬を我々に提供してきてくれた。
時に、オークスのレースがまともに見られないほど、よくわからない馬の台頭にみんなで?マークを浮かべながら、それでも、オークスの素晴らしい直線の攻防に入った頃には、そんなことはみんな忘れてしまって…、ということが10年ばかり続いた。
東海Sが中京競馬場の大改修に関連して、京都に振り替えられたり、最中で1900Mという特殊条件に変更されたりした中で、改修後は元の冬開催に移設<昔はウインターS>。
棒切れ一本で帝王賞になど行けぬというスタンスに変えざるを得なくなった面は、元はフェブラリーSの重要前哨戦だった平安Sに引き継がれ、今の形に8年前から落ち着いた。
その中で一定程度積み上げられた傾向の一つが、このよくわからないようで至極当然の結果と呼べる、前走1番人気馬の好走率に対する回収率の高さ、という妙味たっぷりの必見データ。
もちろん、半分以上消えるのだからアテにならないが、今年は少なくとも4頭ほどは出てくる。
牝馬重賞<地方>で負けているのに、そこで1番人気だったという2頭が馬券に絡んでいる。
それも、傾向的には連対しやすく、変に1頭だけで3着に入る継続の人気馬という構図にはならない。
だから、軸を2頭人気なりそうな馬に据えて、相手にしたマスターフェンサーだけを入れ替える狙いにしたのだが、頭をマルシュロレーヌにしたっていいわけで、そのいずれかを推すのがいいとしたまで。
まあ、本質論ではないので、取っ掛かりをどこにするのかということで、情報提供したという程度の認識で結構である。
G1出走馬が直行して、帝王賞を目指すローテにならない一戦
フェブラリーSから直行で勝った馬は、
・インカンテーション <2015年 /フェブラリーSはコパノリッキーの2着>
ここで2着だったのが昨年のヴェンジェンス<フェ・10着>、3着だと一昨年のオメガパフューム<フェ・10着/昨年の覇者>というわずか3頭のみで、いくらかそれより路線は近い川崎記念の組だと、誰も見向きもしないという感じで、他に行くか、沢山使ってきた馬が登場の流れ。
いずれにせよ、前走の括りにしようがしまいが、G1とあまり繋がらないこの平安Sにそれらしい馬が昨年の緊急事態対策で多数出走のようなことがない限りは、まず出走してこないのが当たり前。
ヴェンジェンスなど、重賞で初めて57を背負って好走だから、そういうことに耐えられるタイプだったとなるが、それは堪えているようでは話にならない7歳馬。
そういう細かいことは関係なかった…、という話。
若い馬にはこのデータは苦しいということになるから、58を前々走G2を勝ったことで背負わされるオーヴェルニュは、これを耐え抜けば帝王賞も楽しみとなるが、何故か依頼が舞い込んだ福永騎手がどうこうではないだろうし、前走の体の減り方も考えたら、総合的に福永先生のコーチングが目的の一戦とできるから、本気で狙うタイプではない。
まあ、スマートファルコンの仔だから、距離そのものは合っていそうだが。
地方を使っていた馬から狙いたい一戦ということだけは、アンタレスSと全く同じ
直前にマーチSやアンタレスS、拡大して東海Sまで同じ路線の1800重賞が充実している割に、初期は本命級が転んでも突っ込んできたその他アンタレス組がほとんど来なくなって、代わりに、4年続けて前走地方重賞の連対馬が好走。
名古屋大賞典とほとんど兄弟のような関係性となったアンタレスSは、今年クリンチャーにメタメタにされたロードブレスが、渋とく3着に入っている。
今年の注目馬は、自ずとマルシュロレーヌとマスターフェンサーとなってくるが、中央ではオープンクラスを走っていない前者は、1戦ごとに渋さが目立つようになっているので、牡馬に速い馬がいた時、かなりポカの可能性がある。
牝馬なので、勢いは大切にしたいところだが、あくまでもステップレース。
両方消えたところで、何ら不思議はない前走の結果・レースレベルとはいえ、確実に来るのは地方重賞組…、となっているのだから、消せないだろうという理屈が通りそうなマスターフェンサーから狙うしかないか。
ただ、そんな調子で選別をしていくと、アンタレスSのテーオーケインズのような速さでどうにでもなってしまうような馬に出くわした時に、いかにもダート馬らしい成長を遂げた面々が、どう太刀打ちできるかが狙いのポイントなってくる。
そのテーオーケインズは、57を背負ったオーヴェルニュに負けたので、アンタレスS組は信用ならないという論法はあってもいいだろうが、G1の結果は似たり寄ったりの2頭なので、このクラスでどうなのかを重視しておきたいところ。
中央のオープン特別組は侮れないが、もう、3月のオープンから直行では体調が疑われるので、そういう馬は狙えないだろう。
好走確実の馬を破る馬を探す時に重要なのが、万能の武器であるスピード能力。
中京替わりで例年よりはタフだが、同じコースでこれまでで唯一、抑えて前に馬を置いて抜け出す競馬を完遂してみせたアメリカンシードだけは、ポテンシャルで他を圧倒できる可能性がある。
前走オープン特別着外の馬が、毎年のように連にまで絡んでくるようなレース。
いくらでも、なかったことにできる要素に溢れた重賞競走なのだ。
平安ステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
第一、ここを目指している馬がいるわけではないので、再度軌道に乗りたいアメリカンシードにはちゃんと勝ち切ってほしい!
- アメリカンシード
性懲りもなく、ここでもまた推したい理由が、ボールドルーラー系であるということ。
一応同系にあたる、シアトルスルー-エーピーインディ直系・カジノドライヴ産駒のカジノフォンテンが、全部地方のレースとはいえ、重賞3連勝で、中央のそれなりの面々を完全に負かしているということは、母父がタピットのグランアレグリア同様、直系でタピット産駒のこのアメリカンシードも、流れに乗らないとちょっとまずい。
ちなみにテーオーケインズはこの間、アンタレスSを快時計に乗り切ったわけだが、これもシニスターミニスター産駒で同系。
マーチSで漁夫の利となったレピアーウィットは関係ないようで、母母のバックアットエムが「ボールドルーラー系×デピュティミニスター」であり、これはシニスターミニスター自身の配合と構造は同じ。
その昔、シアトルスルー直仔のダンツシアトルとタイキブリザードが、京都開催の宝塚記念でワンツーを決めたことがあった。
ライスシャワー最期の悲しき坂越えのレースでもあったが、四半世紀前のボールドルーラーブームが復活している。
先んじて活躍は、2015年勝利のシニスターミニスター産駒であるインカンテーションなのだが、当時はこの馬の仔はよく走るな、程度の認識。
ちょっとしたらタピットブームが訪れ、昨年のこのレースでは血統だけなら超A級のカジノドライヴ産駒であるヴェンジェンスも、歴戦の猛者に混じって力を見せている。
未知なる魅力などではない、ボールドルーラー系×ストームキャット系×リボー直系の配合からは、ざっと調べたところ主要競走の勝ち馬が登場していないというのはあまりにも意外だが、明らかにそれぞれの難しい面が真っ向対立構造を生み、酷い時はまるでやる気を出さない坊やに戻ってしまう危険性は、このいずれか2つの取り合わせでもよく見られてきた、皆も経験済みのそれであるから、半か丁か、伸るか反るか、いつものボールドルーラールールに従って、中山よりも中京、1800よりも1900の方が1コーナーまでの距離が取れることをプラスに捉えて、そこに賭ける手をここは選択したい。
平安ステークス予想2021 - レース展開と最終予想
前走の結果の消化のみが問題となってくるのが、またルメール人気で怪しげな雰囲気を醸し出すことになるアメリカンシード。
名前の由来からして、どうしたってUSAクラシックへの堂々参戦が希望の彼だが、日本のギニー競走である皐月賞に参戦。
あえなく、スタートで終わった。
経験と自信を同時進行で積み上げて、勇躍、ダート重賞初挑戦となったマーチSは、中京のレシステンシア<高松宮記念 2着>や阪神のワールドウィンズ<六甲S 8着>などの同期の1番人気より、ずっと買いやすい信頼株だったはずなのだが…。
・中山では珍しい1000M通過59.7秒
・序盤から、古馬の作る異様な展開に対応できず、中団からの競馬
・そんな展開にも拘らず、レピアーウィットは3番手追走から押し切り勝ち
→この馬の次走、アンタレスSは似たような展開でもっと強気に進出するも8着。
厳密に、アメリカンシードのレースを解説すると、出は悪くはなかったものの、行きそうな馬が多かったことで、自分から先手を主張すると危険な気配がしたことで、ルメール騎手が丁寧に出したことが裏目に出たというだけ。
結果的に、ベストタッチダウンの死の逃避行で、1000M通過は59秒台。
そこにかかる4~5F目で最速にも等しい11.7秒<当然、2F目にかけてのラップが最速で11.4秒>だから、そこから動き出そうとしたなら、前のレピアーウィットだってハードでも、追う者はもっと辛い。
そんなラップは、雨馬場で大惨敗のインティがオーヴェルニュに敗れた東海Sくらいでしか見られない。
変な話、G1のような力勝負でこういう構造の変則的な加速ラップは出現しない。
いくら皐月賞経験のクラシック出走馬とて、これは無理。
落鉄もあったというが、きっと走り方がよほど良くなかったことの方が直接の敗因であろう。
似たような快速型のテーオーケインズとて、名古屋城Sは遅すぎラップをいさめるような2F連続の11.8秒だが、その前の流れは変則的な逃げ馬失墜のラップが出現の重賞よりずっと遅い。
アンタレスSはもっと速く走破したが、そういう時ほど、コーナーにかかる場面は速くなくて、12.2秒だから、力があれば粘り込める。
距離延長もマイナスではないアメリカンシードの巻き返しは濃厚だろう。
一応、前走はダート戦を使い出してかは、最大間隔の中8週での出走。ここでまた負けてしまうと、今度は後始末が厄介になる。
頑張ることはないが、いいところを魅せてやるくらいの気概は欲しいところだ。
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