さきたま杯2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
さきたま杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第25回 さきたま杯JpnII4上オープン |
グレード | 重賞(Jpn2)ダートグレード競走 |
日程 | 2021年6月3日(木) |
発走時間 | 17:45発走 |
開催場所 | 浦和競馬場 |
距離 | ダート1400m |
コース | 左回り |
賞金 | 3100万円 |
レコードタイム | 1:23.8 |
さきたま杯予想2021 - 過去10年のデータ傾向
気になる一頭に、ここではベストマッチョを挙げておきたい。
元々は、JRA所属のオープン馬であり、中央通算6勝<オープンクラスは1勝>。
では、川崎の馬になってから勝っているかと言われれば、交流重賞や層の厚い南関東のレース<特にここ2年は、JRA勢劣勢の重賞もあるくらい>ばかり使っているので、昨夏の浦和でプラチナCを勝ったのみである。
しかし、その後が素晴らしい。
オープン入り後半は、一時期の勢いを失い、鞍上の変更などが重なったことで、どんどん前向きさが失われ、5歳になりたての中山で制したジャニュアリーS以降、連戦連敗だった。
ところがである。
場慣れしたことと、鞍上に関わる問題を一貫して森泰斗騎乗に固定したことで、プラチナCを制した後に挑んだ秋の交流重賞・オーバルスプリントでサクセスエナジーに続く2着と健闘。
若き日の先行力を取り戻し、ヒムヤー系特有の不安定さがなくなり、ちょうどいい頃合いで地方に転じたのが良かったのか、JBCスプリントを挟んで、暮れの園田の兵庫ゴールドTでは、マークはそれなりにきつかったが、大一番の後で、JRA勢も完調ではなかったから、サクセスエナジーに際どくインから差された、ついこの間ダービーで見たばかりの例の一撃に屈しただけで、内容的には勝っていたに等しかった。
この浦和には、ノブワイルド<オーバルスプリント連覇>であり、ブルドックボス<2019年浦和・JBCスプリント優勝>という、1400Mコースで戦う術を知り尽くしたスペシャリストが当時に存在していたものが、ついにその流れが変化した。
比較的人気馬に優しかった流れは、そういう事情で変化した部分はあって、昨年はノボバカラに続いたのがブルドックボスとノブワイルドで、そのいずれもが1番人気ではなかったが、仲良く8歳馬同士で上位独占。
生き残ったようなところのあるノボバカラは、しっかりと使われつつ、調子を上げてきたようなところはあっても、勝ち切るイメージまではない。
浦和のルールを作って、守っていたグループがいないのだから、強気先行のベストマッチョを除けば、もっと格上の馬に有利な展開になりそうだと感じた。
そのまま素直にベストマッチョでもよかったのだが、もうちょっと気になるJRAの人気馬を見つけてしまったので…。
よって、今年も8歳、昨年の上位入線組の一つ下、中央で言えばディーマジェスティ・マカヒキ・サトノダイヤモンド世代のエアスピネルを推挙するに至った。
幸か不幸か、昨夏のプロキオンSでの復帰走から、勝負勘と同時に、往時の勢いまでまとめて取り返したようなところのあるこの馬は、僅かなダートキャリアながら、全て重賞に出走して【0・2・1・3】と、かなりの好成績を挙げている。
その根拠は単純であり、父がホッコータルマエのキングカメハメハで、牝系はエアシャカール<皐月賞、菊花賞>の一族であるから芝向きの印象も、祖母エアデジャヴーの父ノーザンテーストもダイナレターというダート巧者を出し、配合的には、見る人が見ればわかるが、蛇足となる面を省けば、ほとんど同じ組み合わせ。
おまけに、6代母にあたるオンザトレイルというのは、妹にケリーズデイという牝馬がいて、これが地方では当然知らぬ者のいないレジェンドランナーのフリオーソを送り出した大種牡馬・ブライアンズタイムの母として、血統表にいっぱい名が残っているような著名馬。
芝向きの側面はアリながら、勝ち切れない何かをカバーしようとした時、このどさくさ紛れのダート快走から始まったサクセスストーリーには、興味を惹かれる。
適性は申し分なく、プロキオンSより遥かに格上のフェブラリーSでも、強すぎたカフェファラオ以外では最も健闘した中身の濃い2着。
先日の横山武史騎手が無念であったように、ダートに転じてからの主戦である鮫島克駿騎手もまた、そのフェブラリーSの結果を嘆いたされる。
でも、それはそれでいいではないか、とも感じる筆者。
勝たざるは無意味と同義など、勝者が偉そうに語るのは勝手だが、勝てない者にとってのそれは研鑽をより多く積むべき若手や中堅騎手には、耳にタコであろうとも、とても中身の濃い経験だったというは間違いのないこと。
この世の理不尽を感じた時、同時に、幸運に導かされる瞬間を味わうための努力の必要性を感じれば、ルメールも福永も何でもないわけだ。
その時勝ってしまえばいい。
さきたま杯予想2021 - レース展開と最終予想
ある意味、勝ち切れない男には変わりのないエアスピネル<現にダートは未勝利>と鮫島克駿騎手<重賞勝利はまだ小倉大賞典の1勝のみ>というタッグ、実に興味深いし、実際馬が合う。
これまで3回しか乗っていないのに、わずか3度の好走実績しかない中で、2着の2回に騎乗。
前走のマイラーズCは、もう戻るべき場所ではないという感じで、後輩たちに譲ったような超高速決着での敗走で、気になるようなものはない。
人気になって不思議ないわけだが、ライオンボスで勝てず、というか乗れなかったアイビスサマーダッシュの翌年、しっかりとカデナという不思議なディープ産駒で重賞勝ちを決めたのだ。
そろそろ、この2代目ジョッキーにも波に乗ってもらいたいものだ。
今年は7年目にして、勝率でこれまで最高の年間42勝をした4年目の倍近くにあたる勝率であり、梅雨が明ける前にきっともう最高記録に並ぶ可能性もある。
そもそも、リーディング10位内のトップクラスの騎手になったのだ。
俺が勝たせる。
そんな勝ち気の競馬も見てみたい。
このレース。
重賞競走として発足した当初から、活躍馬のためのレースになってきたが、ブルドックボスが勝てていないことが象徴するように、JBCスプリントの覇者のためのレースになっていない。
JBCを勝つ年など6着だったブルドックボス。
スーニ<スプリント2勝>、バンブーエール、ついでにフェブラリーS勝ちのモーニンも勝っていない。
若いファンには馴染みがないはずのノボトゥルーは例外だが、これは18年前の勝ち馬。
彼がペリエを背にフェブラリーSを制したのは、もう20年も前の話。
馬にとっては、戦中ころのクリフジと同期の馬が作った記録といったところか。
あのスマートファルコンやテスタマッタが勝っているのに…、ノーザンリバーやソルテが強いのがこのさきたま杯。
だからこそ、タイトルホルダーであるアルクトスやワイドファラオには大人しくしていただくのがいい。
G1で2着が3回のエアスピネル。今の鮫島克駿には、手頃なタイトルのプレゼントになっても不思議ではない。
嫌なことなど早く水に流して、もっと違う道から攻める手立てを考えるには、このリスタートの一戦はとても有意義であろう。
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