関屋記念2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
関屋記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第57回関屋記念 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2022年8月14日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 新潟競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4,100万円 |
レコードタイム | 1:31.5 |
関屋記念2022 - 過去10年のデータ傾向
ヴィクトリアマイル直行組はほとんど死に筋のようなものだが、オープン未勝利馬はディヴィーナだけ
牝馬はよく来る。
昨年の複数好走例は過去何度も繰り返されていて、10年だけとっても3勝で、3着には必ず1頭何かが絡んでくるという状況。
真夏の高速マイル重賞という位置づけは、旧右回りの新潟競馬時代から何も変わらず、牝馬が来るということも何一つとして抜け落ちずに、この牝馬の時代を歓迎する最右翼のレース。
速い馬が圧倒的に有利なだけでなく、上がり勝負になりやすい、水はけのよい新潟競馬場であるから、牝馬にいくらか有利になる展開も味方につけてきた格好。
それでも、勝負を5月の半ばにかけてきた、九分九厘そこで負けた一流牝馬がここに出てくると、昨年のソングラインはいくらかキャラが違うものの、どうしても燃えるような展開を作るところまでには至らないのも致し方ないだろう。
ただし、ディヴィーナのようなオープンキャリアのなかった上り馬のヴィクトリアマイル参戦から、ここへ直行というローテは極めてまれ。
いい経験をした上に、正直、よほどの幸運でもない限りは好走もあり得なかったので、スキルアップを図ることに成功とはまでは言い難いが、その前に激しいオープンの戦いを経験していないのだから、キャリア不足の死角よりも一足飛びのオープン経験で、自己条件に戻ったような優位性も若干あるか。
前日の京王杯スプリングC好走から転戦する血統馬・スカイグルーヴと共に、伏兵の競馬へ期待であるが、鞍上に違いやオープン実績から、妙味は明らかにディヴィーナの方にある。
中京記念は小倉1800でやっても繋がったくらいで、同一線上にある、その両極端なレース同士という認識で今後もよい
中京記念の連対馬というのは、勝っていたウインガニオンが逃げ残ったマルターズアポジーと共に、先行有利の展開を味方につけた2着が一度あるくらい。
スローになりすぎると、返って、先行馬が使えないような強烈な上がりの末脚を求められるコースだから、差しが決まってしまう。
微妙に馬場が荒れ始める時期でもあり、その状態の差も展開に影響を及ぼすが、展開が常に後傾ラップになるせいで、勝ちタイムが大きくブレることはまずない。
雨馬場がまずない時期というのも影響している。
で、雨馬場というかその影響を強く受けた上で、高速ではなくなる中京で行われるのが中京記念。
相性も何もないだろう。別の競馬である。
ただし、そこで負けていた馬は昨年全く違う条件であったロータスランドが勝ったことで、過去10年で9度も馬券内に入ったことになる。
消す理由はない。
そこで今年気になるのが、未出走となってしまった中京記念組に代わって来そうな米子S組。
すでにマイルシリーズに組み込まれたレースでもあり、今年は勝ち馬のウインカーネリアンが登場。
明らかにタフさの意味合いが異なる、開幕週阪神のリステッドから直行のウインカーネリアンやワンターン得意のエアファンディタらは、例年の中京記念組当てはめれば、負けた方を押さえろとなるが、格もローテも違うから、斤量がわずかに1kg多く、エアファンディタが前走比で減となる差も考えて、差は小さいとした方がいいか。
狙うに相応しい本命級のウインカーネリアンに対し、オッズ面からどうとでも押さえられるハットトリック譲りの決め手を武器とするエアファンディタは妙味こそあれど、父同様に走る条件かどうかの見極めが重要。
そういう意味で互角。
1番人気に推されたとき、来るタイプとこないタイプを見極めたい
ほぼ確実に馬券に絡む上位人気馬という構図は、ここ数年2、3番人気が消えているのに、1番人気がどこかに引っかかるという傾向から、荒れやすそうな雰囲気こそ出ているものの、本質的には、時計の逆算もしやすく、季節柄体調の悪い馬は稽古から動かないだろうし、騎手も管理する関係者も、目標を定めやすいという魅力がある。
だから、人気に関係なく、大昔ならブラックホークが骨折休養明けから好走したり、ここ数年も、2019年のミッキーグローリーと2010年のレッツゴーキリシマらが年明け初戦、2月の京都以来だったレインボーペガサスが2011年に、それぞれ優勝している。
追い追い成長していったカンパニーも人気で勝っていたが、人気がないならいけるかもしれないと思う程度がよい。
ミッキーグローリーは1番人気に推され、それに応える形で勝ち切ったが、案外、牝馬が人気になる時はそうしたローテを踏まえて、仕上がりがいいということと夏のイメージで売れすぎる傾向にある。
中11週以上で人気になったのが、勝ち馬となったミッキー以外は、昨年のソングライン含め、マジックタイムやカフェブリリアントが連を外し、3歳だったプリモシーンが勝った。
いずれもディープ直仔。
また、東京以来と拡大すると、アンドラステや少し前のメートルダールも含まれる。
1番人気で連を外さなかったのは、ドナウブルー、ジャスタウェイ、ダノンシャークと、ローテがそっくりでもこの記録に引きずられて人気負けのリズムを生んだ、古めの記録が残るくらい。
どうせなら、今は6月以降に阪神もしくはローカルのどこかを挟んでいた方がいい可能性がある。
人気でないなら関係ないから、その盲点を突くなら、人気になっている馬とは違うローテの馬を買う方がいいとなるか。
『何もG1でも買いたい馬から買う必要はないが、昨年は結果的にそうなったから、今年もその線で攻めたい』
関屋記念2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
ディヴィーナの血統
言わずと知れた、アジアのマイル王・モーリス<G1を日、香で6勝>と、牝馬三冠のみならずジャパンC連覇を成した<記録上初も、内容を踏まえればブエナビスタに次いで2例目。一昨年のアーモンドアイが出走2度とも優勝という記録も大快挙>というジェンティルドンナをついにねじ伏せることはできなかったものの、ヴィクトリアマイル連覇で一矢報いたヴィルシーナの黄金カップルという組み合わせで、日本の活躍馬同士でもあり、ヘイルトゥリーズンの同系配合。
母ヴィルシーナはヘイローの3×4を有し、ディヴィーナがサンデーサイレンスのクロスを持つことで、2代続いたヘイローのクロスも併発する。
高水準の芝馬には、現状標準装備であるリファールもクロスすることで、結果的に、ジェンティルドンナと似たような配合になっている。
一方で、かなり目立つヘイルトゥリーズン系クロスに隠れて点在するノーザンダンサー系芝向き種牡馬の配列には、この馬の本質が表れているので、むしろそちらが重要か。
昨年勝ったロータスランドは、後に高松宮記念で快走するA級馬に育っていったわけだが、彼女はサンデーの代わりという感じで、直系に入ったロベルトに対し、母系の同種牡馬との3×4を持つ。
また、その前にディープがよく勝っていた頃は、2020年のサトノアーサーが「ダンチヒ、ヌレイエフにリファールクロス」、前年のミッキーグローリーも「リファールクロスとノーザンダンサーに掛かる継続クロス」で、そのまた前に勝ち馬に登場する牝馬であるドナウブルー、プリモシーンら男勝りのマイラーたちも似たような配合。
直系のイメージからして毛色が違うロータスランドとて、ミスタープロスペクター系でアジア圏の競馬に合うシーキングザゴールドとマキャヴェリアンの違いがあるというだけで、今年の穴候補であるディヴィーナとも共通項は結構多い。
優秀な5代母Glorious Songから発展した一族には、このヴィルシーナのファミリーだけでなく、世界中を飛び回った日本でも馴染み深いシングスピールもいて、重要牝系ラフショッド系のスペシャルに絡むサドラーズウェルズやヌレイエフの血を好む傾向がある。
何も語るまでもない血統馬ながら、今後の日本競馬の発展に必ず役立つディヴィーナの血を有用にする意味でも、重賞でのこの先の活躍は配合相手のレベルに大きな影響を及ぼすと思われ、内容も結果も求められていくことになる。
関屋記念2022 - レース展開と最終予想
前走のヴィクトリアマイルは参考外でもいいくらい、勝負所に至るまでの揉まれ方が尋常ではなかった。
超ハイペースまではないというテン乗りだった武豊騎手の読みもあったのだろう、好発から好位付けを狙った序盤こそ見せ場たっぷりだったが、前に乗っかかりそうになったり、外から内から寄られたり、G1ならではのタイトな攻防が目白押しとなって、傍らを走っていたソングラインはG1参戦や好走に加え、海外遠征までも経験したタフネスフィリーだったから持ちこたえたものの、本来は、もう動き出すべき三分三厘の4角手前では、ギブアップ状態だったはず。
ところが、ただ負けて帰るのは勿体ないと名手がその気にさせると、惜しい結果とまでは至らなかったものの、最後までファイトを見せて、圧勝のソダシは別として、2着以下の大接戦グループとはわずか0.4秒差の11着まで粘って見せた。
無論、最後は道中のダメージもあってヘロヘロだったが、一度は交錯した復帰戦の超名牝・デアリングタクトと再度のマッチアップまで持ち込めそうなところまで一瞬夢見るような展開にもなったくらいで、着順以上の収穫があった。
その前走の中京では、それまでの同コースのマイルで2戦2勝の実績通りに、追い比べでも何とか粘りこめた印象も、その前に使ったジャスティンカフェを置き去りの3勝目とは異なり、渋った馬場の影響して、かなり直線でも走りにくそうにしていた。
総合力を昨春のデビュー戦で示した2000Mでの勝利に、陣営は期待を持ったが、母ヴィルシーナより一回りほど小さい420kg程度の馬格では、格が上がれば上がるほど、頼りなさを露呈。
結果、母と同じようにマイル戦で戦うことを選択して、今に至る。
母もそうだったが、総合力のマイルを得意とし、ジェンティルドンナの2着を続けた牝馬クラシック戦線の結果も踏まえて、決定力が武器になるタイプの血統馬ではない。
しかし、マイルで直線一気を直後のレースから繰り返し、エプソムCでも大いに期待されたジャスティンカフェを完封の記録がある。
小柄でもデビュー14か月と少しで、すでにもう9戦を消化。
母よりは器用ではないが、サンデーサイレンスのクロスで多少なりとも瞬発力を強化されたこのサウスポーにとって、一息入ったこの舞台は重賞初制覇の絶好機となりそうだ。
ちなみにだが、今回再び鞍上に迎える無敵のダービーマイスター・武豊騎手は、このレースで、色々な意味で衝撃的な【1・1・0・0】という成績。
早い話が、旧コース時代に3歳時に挑んで勝ったエイシンガイモンと、ヒカルオオゾラで勝ち切れなかった2009年の2度だけの騎乗実績ということになる。
1番人気の馬にしか乗っておらず、そもそも、札幌記念の前に通年行われてきたこのレースの開催週は、決まって、フランスに乗りに行っていたというのもある。
どうでもいいことだが、こうしたところでも外さないからこそ、ダービーを誰よりも制し、平場のレースでも完璧な組み立てで勝ち切る大ベテランとして、その存在感を見せつけることに繋がっていることは、言うまでもないだろう。
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