神戸新聞杯2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
神戸新聞杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第70回 神戸新聞杯(GⅡ) (菊花賞トライアル) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2022年9月25日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝2,200m |
コース | 左回り |
賞金 | 5,400万円 |
レコードタイム | 2:09.0 |
神戸新聞杯予想2022 - 過去10年のデータ傾向
上位人気で来るのは、ほぼ確実にダービーで好勝負であったという条件に絞り込めるから…
昨年はダービー馬が沈み、代わりに道悪実績のあったダービー3着馬が、不測の不良馬場開催の大トライアル競走優勝に繋げた。
馬場悪化と共に、皐月賞もその前の朝日杯もずっと好走しているではないかとステラヴェローチェの評価は上がり続け、そもそも人気になる実績十分の候補が、ダービー馬がほぼ無双状態になる神戸新聞杯において、支持率の10%ほどを上乗せされたような、単勝3倍での出走となった。
この結果、彼が2番人気で優勝したことになった一方で、同人気の近5年における成績は【2・2・0・1】と、ダービー好走のおまけで勝てるレースとしては、支持の幅が大きい枠としては十分な好走確率となっている。
とはいえ、ダービーで5着の馬・プラダリアなり、それよりもっと着順も下で完敗だったグループが妙な人気になりすぎるのも危険、人気にはならないのも、条件戦を2つくらい勝った馬だけという近年の出走馬の傾向通りに、未だ条件馬があまりにも支持を集めるのもおかしい。
正直、2番人気を買いたいレースでもなく、1番人気を信用できなくなってきたというのは、今年良馬場でもそれは一緒という感じで、プラダリアの中心視が圧倒的多数とはできても、信頼の本命とはならない。
ある意味、未勝利勝ちからトライアル勝ちを経て、一気の出走だったダービーも5着では、実績十分とはならない。
力は上だろうが、未勝利戦からダービーまでで2400の持ちタイムを6秒以上短縮ということならば、少々始動の舞台では慎重な仕上げになる可能性がある。
昨年のモンテヴィオに学ぶべき、重要なレース傾向変化の兆し
昨年は久々に、前走条件戦勝ちの馬が連続好走するトライアルとなった。
その前がキセキ。
レイデオロがダービー馬で、例によってただもらいの神戸新聞杯も楽々制したが、見せ場たっぷりのキセキも2着であり、大不良馬場となった異例の菊花賞を制するステップをしっかり作り上げた。
その前に不利を含めて3着と強かったトーホウジャッカルも、超高速菊花賞を力で制したのだから、菊花賞トライアルとしても立派な仕事を成しているとできる。
モンテヴィオは、少し前のマジェスティハーツだとか、古馬準オープン勝ちという異例ローテで連勝したリアファルなどと似た括りに入る。
今年多い組であり、特殊な1勝クラス負けから連続3着以内としたロバートソンキーまで含め、大舞台では足らないとしても、トライアルにこそツボのある非トーホウジャッカル的存在が増えてきそうなところもある。
春の時点で皐月賞を経験していた後の宝塚記念快勝馬・ミッキーロケットなどは、さすがにキャリアが違う。
条件馬は多くなっていく一方だろうし、いずれ、ダービー出走馬は下位入線馬ばかり出てくる時代にもなるかもしれない。
条件戦組で来るのは、前走有勝利クラス連対馬に限られるので、むやみに手を広げる必要はない。
東京よりもローテ的に合う新潟で2勝目を挙げたジュンブロッサム以外は、自己条件では連勝してきた馬を拾えばいい。
3度続けて、ディープが勝つ年と負ける年とを繰り返してきたという奇縁は、どういう幕切れを見せるのか
ディープインパクト産駒によるレース初勝利は、出走可能年齢の競走馬が出てきた2011年<この年はオルフェーヴルが圧勝>からしばらくして、菊花賞を産駒が初勝利した2016年に本番と連勝したサトノダイヤモンドが最初。
以降の最高着順は、3、1、3、1、2着。
ダイヤモンドの翌年は、ディープの近親であるレイデオロが勝っているから何とも言えないが、早期に登場の孫世代であるキセキが2着で、ディープ産駒のサトノアーサーが3着。
普段ならそうした傾向がもろに結果を左右するわけだが、ディープの産駒が実質最後の挑戦であって不思議ない今年、勝てる馬というのは…。
血の力であれば、当然、ダービートライアルウイナーであるプラダリアに加え、ホープフルSからずっとG1だけ出ているジャスティンパレスなど、まあ、コントレイル全弟のサンセットクラウドまで、推せる馬はピンからキリまでいる。
ただし、人気に応えるというのが神戸新聞杯のセオリーなのだとすれば、昨年のシャフリヤール不発の原因を雨に求めるのは難しいとも言える。
平成以降で唯一の良馬場以外での開催となったことも異例だが、高速ダービーが当たり前になってきた近年、遅い方の決着の年だと出走してきたが、昨年は久方ぶりにディープインパクト以来となるダービーレコード・タイ記録の馬が出走してきて、あの結果。
東京2400で切れすぎると、まさにニエル賞のドウデュースがそうであったように、ジリジリと伸びねばならないタフな馬場質では互換できないものを露見するようにして、秋緒戦で敗れるものだ。
人気では身が重いプラダリアが、適正評価のステラヴェローチェと同質ならば、十分に勝ち負けという組み合わせだろうが、本質長めでもキレで乗り切っていたとすれば、ここ2年のダービー馬と連続性という面でのパフォーマンスなら見劣らないのだから、危険性も秘める。
父ディープの時代までは2000M戦だった。正規の距離よりも短いということも、運命を分ける要素になり得る。
当然、味方につけられる血統背景である。
『ダービー3勝トレーナーが送り込む、やや距離不安を抱える良血馬に期待したい西のトライアル』
神戸新聞杯予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
ジュンブロッサムの血統
長い方がいいか、あまり長くない方がいいか、或いは、この血統ならばダート巧者の可能性もあるのか…。
選択肢はまさに選り取り見取りでも、中型ディープ系牡馬と出たジュンブロッサムの場合は、王道路線に挑戦できそうな可能性を感じさせる芝のチャンピオン距離向きの一端をここまで示してきている。
母母ゴールドティアラは通算で9勝しているマイルチャンピオンシップ南部杯優勝馬としてあまりにも著名なわけだが、芝のクイーンC3着の翌年、同時期の東京で行われるダートチャンピオン決定戦の一つであるフェブラリーSで2着したような馬。
わずかに旧900万条件の阪神1200<不良馬場>で芝唯一の勝ち星を挙げた馬ながら、芝の重賞で3度も掲示板に載っている。
後年登場する皐月賞でも3着するようなスピードも持続力も豊かなメイショウボーラーも、4歳時にフェブラリーSを勝っている。
言わずと知れた、芝・ダートにおける新世紀の二刀流を東京の大舞台で体現したクロフネがブルードメアサイアー。
ソダシもなんだかんだで、逆ゴールドティアラ的なパフォーマンスで、桜花賞大レコード勝ちの翌年、高速フェブラリーSで3着と健闘して見せた。
まるで神戸新聞杯向きの血統傾向ではないが、クロフネなりシーキングザゴールドという血は、10F以上で一気にパフォーマンスダウンする性質があるようで、ディープインパクトやこれに絡む一族の血を交えると、どういうわけか先週のセントライト記念をいい勝ち方で制したガイアフォース<キタサンブラック×クロフネ・父仔親子制覇達成>のように、妙に2200で好結果を残す。
北米の軽めの芝に対応可能な完全日本仕様の血統特性を純化させていった結果であろうが、ディープと同じ一族のレイデオロも、血統的に似ている面のあるマンハッタンカフェ産駒・ルージュバックなども、同日中山芝2200Mで行われるオールカマーの優勝馬に名を連ねる。
普段なら阪神2400で、昔の阪神2000時代でもクロフネは負けたのだから、適性は怪しいが、こうした軽めに映す血統構成の馬でも、上級クラス特有の緩急の展開や高速決着に乗じて、本質的なスピードで他を制する可能性が大いになる。
プラダリアはいい馬だが、青葉賞はレコードでないし、ダービーのレコードタイムで決着の前走は5着。
アイルランドに縁のあるファミリーながら、フォーティナイナーの次にクロフネが足されて、そのあとにディープ。
似たような背景を持つジュンブロッサムは、欧州系の父のファミリーと完全なる北米のスピードマッチに向いた性質という母のラインとで、血統的な裏返しの組み合わせではありながら、付け合わせたものというのはほとんど同じ。
ただし、ここ2年の神戸新聞杯ウイナーが、東京スポーツ杯を不滅の1:44.5で駆け抜けたコントレイルと、朝日杯の歴史では傑出したタイムの出た年に勝ち馬・グレナディアガーズに0.1秒差敗れたのみのステラヴェローチェというところで行けば、同質と言える新潟1勝クラス・1:44.1で走っているジュンブロッサムには、本質の距離でスピード勝負できる才能があると同時に、プラダリアよりも速いことが強さの一端として現れた前走内容とも言えなくはない。
狙いは手広くという組み合わせになるのなら、敢えて、伏兵の候補から一発を狙いたいのが、菊花賞トライアルの基本スタンスであるはず。
ここ10年でわくわくさせてくれたトーホウジャッカルやミッキーロケット、キセキや穴ということで最も貢献したロバートソンキーなどのような存在を常に求めたい。
期せずして、小倉2000の快レコードを塗り替えたガイアフォースが、自身の新馬戦で争ったドウデュースとも縁のあるアスクビクターモアを負かして、セントライト記念を快勝。
完全に二匹目のどじょうだが、ギニーウイナーもダービーレコードウイナーも出てこないなら、違う速い馬を狙うのは、大局的な観点では間違いではないはず。
その狙いたい一番手のジュンブロッサムは、休み明けの前走・出雲崎特別で、最初の12.4秒を除くと、全て11秒台の遅・中・速というキレイな3種のラップを並べたレコードペースに途中参加し、自身は33.2秒で上がって快勝。
5F目の遅・11.9から中速速中の順でラップは刻まれ、レースの後半4Fは45.2秒だから、超高速戦でありながら、馬場質も影響したのだろうが、極端な後傾ラップではなかったというのも珍しい。
デビュー戦2着から、次戦初勝利も以降は、重賞2戦含む4連敗。
神戸新聞杯予想2022 - レース展開と最終予想
祖母ゴールドティアラも、ダートの王道距離という適鞍を探り当てるまではもたもたしていたが、その後が一気にスターの仲間入りを果たした。
そんなきっかけを3走前であるアーリントンCの好走決着時4着の際に見つけていたのかもしれないが、遺憾せん、この時から妙な癖がついてしまったかのように、やたらと二の脚からしばらく進んでいかないという危険なシグナルが出ていることもあって、マイルでの大成プランを一旦引っ込めて、新潟の1800で走らせようとした面がある。
新潟の特別は1600から2000までほとんど同じような展開であるから、無難な選択でもあったわけだが、普通に流れに乗って、新潟外回りとしては速い方の展開でむしろ、前々走あまりに遅くてかかりそうになっていたのとは違い、押っつけ気味で勝負所を上がってきて、川田騎手らしいアクションではなく、フォームのバランスを重視して自由に走らせながらのスムーズな加速で、最後は突き抜けているから望外の好結果だったはず。
ここで即通用は兎も角としても、同じ左回りで距離延長への不安はないだろう。
父ワールドエースの弟で長距離を得意としたワールドプレミアを多少なりとも参考しているだろう管理調教師だった友道康夫師であるから、特別重複登録もなく、堂々の挑戦のつもりのはず。
そうした観点で、またしても国枝厩舎が送り込む2戦2勝のパラレルヴィジョンも、月曜のセントライトで作戦的にはほぼ言うことなしも前が強すぎて3着だったローシャムパークと似た臨戦過程であり、前日好走で似た負け方のステーブルメイト・サリエラさんに肖りたいパラレルヴィジョンには、最近、まず時計面で期待のできない外差しの3回東京で、ハイペースの難しい展開も1:58.0という高水準の時計もあるから、ある意味で、前走東京のトライアル快走馬の面々より期待感の上では大きなものがある。
評価はローテ上、新潟有利という見立てでいるが、少なくとも同格の上がり馬2頭を相手に、プラダリアや同コース開催の京都新聞杯上位組がどう絡んでくるかがレースのポイント。
単純能力では、あとから出てきた面々の方が上のように思えるのだが、昨年のような雨ではそのあたりはぐじゃぐじゃだろう。
雨でも面白そうなジュンブロッサムは、父ワールドエースも母母ゴールドティアラも、雨馬場や高速決着も歓迎の馬だったから、本格化間近の彼なら、雨で馬場が荒れても、先週までの高速馬場でも対応可能。
好漢・坂井瑠星騎手との新コンビで、人気者になれるチャンスを得た。
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