アルゼンチン共和国杯2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
アルゼンチン共和国杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第61回 アルゼンチン共和国杯(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2022年11月5日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝2,500m |
コース | 左回り |
賞金 | 5,700万円 |
レコードタイム | 2:28.2 |
アルゼンチン共和国杯予想2022 - 過去10年のデータ傾向
人気馬に有利な傾向は、明らかに時計の水準が上がりすぎた副作用でもある
近10年で、2分33秒以上のやや平凡なタイムの決着になった年は3度だけ。
おまけに、唯一完全に馬場が渋っていた2015年に、後のグランプリホース・ゴールドアクターが強引な感じで先手押し切りを図ったメイショウカドマツを差し切ったのが最遅。
当然ではあるが、長距離戦は時計勝負になると底力勝負と完全イコールになるから、その時に人気馬が勝っているのだから、基本線では堅い年の方が多いとなる。
だいたい、10年で1番人気が3勝となるアルゼンチン共和国杯の時代を知らない、荒れるハンディキャップ戦の印象が先走る中堅以上のキャリアのあるファンや記者からすると、その中でさらに、3番人気以内の馬が8連勝というダメ押しが加わることで、グレード制導入前の今の日経賞の時期に行われていた関東馬の黄金期最終盤の時代以来に堅調な傾向が出ているとなる。
目指すべきレースこそ変わったが、あまり重視されなくなった長距離戦は、ギリギリ同コースの2400M・ジャパンCや同距離の有馬記念・中山とのコネクションをわずかに残す。
穴党にはうれしくない話だが、納得のG2を提供するコンテンツとして機能しているのは事実。
強い馬をまずは見つけ出したい。
前走上級戦有利の傾向は、重ハンデの次期エース級続々登場のトレンドからして、重賞勝ち馬歓迎の向きとみることができる
速い馬が強い傾向だけでなく、重い斤量を背負わされることを承知で使う、昔の天皇賞狙いの実績上位馬のような参戦の形が近年のトレンド。
昨年のオーソリティは、かなり前のミナガワマンナが関東の長距離砲とのマッチアップを連続して制して以来の連覇を決めたが、翌年のジャパンCを制するシュヴァルグランが58で強引に勝ったような例は、ゴールドアクターだけでなく、57のフェイムゲームなどもいて、強いからこそ力勝負を難なく突破する自信の勝ち星に繋げてきた傾向を、全く以って無意味とすることはできない。
更には、スワーヴリチャードや3歳時のオーソリティもそうだったが、ダービーの辺りでエース級に育っていた東京重賞勝ちの実績のある若手にも、大いにチャンスあり。
昔は、この枠は条件戦組と決まっていたが、前走G3以下の勝ち馬は、いずれも重賞好走実績があった面々で、もはや、条件戦勝ちそびれ組の穴快走は望めない。
強いて可能性を挙げるなら、春の定量58を背負わされる大レースを経た組に、この枠のフォローは可能であろう…、という面をわずかに補強する程度の要素しか持ち合わせず、テーオーロイヤルやキングオブドラゴンなど、前走G2の組が基本的には主軸になるだろう。
伏兵の狙い方はフレッシュである、という一点でほぼ解決する
名物の10月東京・芝2400の準オープン組は、今も昔も安定して絡む。
それは当然の話で、調子がある程度いいことを結果で示した後、明らかに斤量面で有利な上昇度を活かし切れる似たようなコース設定のスタミナ勝負で、人気になるトップハンデ級の面々をあっと言わせることは、相応の確率で起こり得ると、誰にでも想像がつくからである。
ただし、今年も六社S勝ち馬・ブレークアップが参戦予定である一方、明らかに冴えない、オープン組の逆襲も結構多い。
そこで当たっていきたいのが、前走4着以下の馬。
斤量増の要素もなく、前走より重くなることはG1馬以外では基本的にはない。
準オープンを勝って出てくると、古牡馬は決まって55であるから、56の重賞常連組は結構有利。
オープンで揉まれている方がいい面はあるが、前走が夏前の重賞組が毎年のように勝っている傾向は、夏にあまり消耗していない方がいいという点で、完全に主要な生産グループの活動の狙いと瓜二つであるから、人気になるならないに関わらず、G1から間隔があいているか、夏以来の馬かのいずれかがいい。
56以下で期待のディアマンミノル、シルヴァーソニック、ブレークアップに加え、激しい天皇賞を経験した現状準重賞級のハーツイストワールらが、夏は消耗していない組なので、各脚質の厳選馬としてこれらを挙げておきたい。
『アルゼンチン共和国杯は時計レベルが上がりすぎて、もはや、ジャパンCへの最終チケット売り場と化している』
アルゼンチン共和国杯予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
ハーツイストワールの血統
完全に北米血統というわけではないが、母母父ブライアンズタイムは北米圏のG1勝ち馬なのであるから、母系の配列は、母父に秋の天皇賞出走のカラテを送り出したトゥザワールドの母トゥザヴィクトリーを置き去りにしたキャプテンスティーヴを母父に置いたことで、タフな中長距離向きの性質を伝えやすくなっている。
ただし、父がハーツクライであることで生じるヘイルトゥリーズンとノーザンダンサーの各クロスは、ステイヤーになりそうでも、鈍重になりすぎることを防ぐ意味合いも含まれる芝向きの性向をいくらか強める効果はあるから、全兄のヴェラヴァルスターがダービートライアルの青葉賞で好走しているくらいで、どうも地方ダート向きの大まかな適性の印象とは異なり、芝で成功の型が決まっている特殊な相性があるのかもしれない。
きっと、ディープインパクトのスピード軽やかなしなやかさを加えても、良さが出ない。
一応、社台グループのノーザンファーム産であるハーツイストワールの兄弟に、ディープインパクト産駒はおらず、下の世代にミッキーアイルやリアルスティールを父に持つ孫世代が牝馬にいるので、もしかすると、そこでもヒット作が登場する可能性がある。
明らかにG1の決め手比べでは見劣るから、中長距離でも広いコースで、それでも爆発力のまでと求められづらい距離が合いそう。
東京芝2400・計3勝は、ジャパンC勝利よりもこのアルゼンチン共和国杯好走の可能性における、段違いの適性を思わせる実績であろう。
ステイヤー志向の中心馬・テーオーロイヤルには、54でハンデG3・ダイヤモンドSを快勝した記録が最も影響するはずなのに、その次走の春の天皇賞で勝ち馬からやや離されすぎた3着の記録が、58で残ったことが大きく関わり、別定G2勝ちの記録があるアフリカンゴールド、ユーキャンスマイルやハンディキャップ戦への不参戦を促されつつあるヒートオンビートら57のグループより半分足されて、トップハンデとなる57.5での出走となった。
57以上を背負った馬は数多く勝っているわけではないが、総じて、近年の高速化に合わせるように、平均のハロン12秒ラップを刻み続けた時に記録される2分30秒を少し超えたくらいハイレベル決着になった際、実に、6頭が勝利。
長めの距離に設定されているから、ペース次第でいくらでもタイムは遅くなるが、遅い年にも似た距離のG1を制することになるシュヴァルグランやゴールドアクターが勝っているのだから、もはや、春の天皇賞向きの馬を選定するレースではない。
アルゼンチン共和国杯予想2022 -レース展開と最終予想
軽ハンデでこのレースを制した2008年のスクリーンヒーローは、言わずと知れた豪傑モーリスの父であると同時に、父グラスワンダーが失意の不発に終わったレースを10年越しで制するだけでなく、父のもう一つの心残りであるジャパンCへの出走・勝利を果たしたエースでもあった。
ゴールドアクターは親仔制覇、ハーツクライ産駒のシュヴァルグランも、翌年連続参戦のJCを2度目の挑戦で制した。
リオンディーズという中間管理職的シーザリオグループの良血種牡馬を父に持つテーオーロイヤルに、シュヴァルグラン級の活躍を期待するのは悪くないが、不運にも外枠でオールカマーを戦ったという余計な実績が、斤量ともども気になるところ。
あの春の内容から、大いに崩れる可能性は皆無に等しいが、狙いは適量的55での出走が叶ったハーツイストワールにした。
こちらは、前々走春の天皇賞で人気馬と共通のローテではあるが、肝心の大レースが重賞初挑戦で、関西遠征が関東所属あるあるの未経験馬でもあった。
戦う前から、大いに敗れて不思議ない一戦を落としたことそのものに、影響がなかったことを証明するかのように、初武豊で、鞍上のさすがのレースコントロールもさることながら、捲りの横山和生・ゴールドギアをしっかりと最後捉え切った、前走札幌の好内容は明らかに地力強化を思わせた。
元より、2500は昔あった条件戦が今はまず行われないとあって、春秋の名物G2のみ施行される特殊条件。
坂二回問題を解決する術は、条件戦を走るだけではまるで思い当たらないが、G1挑戦と初オープン勝ちの勢いは侮れない。
東京芝2400は既に5走しており、通算では【3・1・0・1】であるから、5勝馬とするとほぼ完ぺき。
大きく敗れたといっても掲示板内0.2秒差内の5着という記録しかないハーツイストワールは、当時、コロナ禍真っただ中で、自国に帰れずやや消沈気味であっただろうさすがにまだ若かったダミアン・レーン騎手とのコンビで敗れた一戦のみに瑕があるだけ。
冬の東京と北海道の洋芝しか勝てていないという死角は、もう6歳であり、G1でも戦ったというキャリアから、得意な部類の中10週以上のレースで狙いたいところ。
2分24秒台で数度駆けている実績は、このレースの普段の決着タイムからして、十分に有力とできる数的根拠であり、今回はホームで…。
意外にも、縁なくこのレースを制したことがない武豊騎手で、騎乗そのものが9年ぶりという点からも、伏兵でこそ買いたい巧者であろう。
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