札幌記念2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
札幌記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第59回札幌記念 |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2023年8月20日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 札幌競馬場 |
距離 | 芝2000m |
コース | 右回り |
賞金 | 7,000万円 |
レコードタイム | 1:58.6 |
札幌記念2023 - 過去10年のデータ傾向
安田記念組は買い
パッと調べただけで、サングレーザーの二回に、ノームコアのスマートな直線抜け出しに、地味にやらかしていたモーリスと、凱旋門賞壮行レースでシレっと3着に突っ込んできたホエールキャプチャなど、一定以上の洋芝適性、アジア圏での実績だとか、それなりの血統的根拠を持った一流どころなら、目が中距離路線組集まるだけに、有利と言えば有利になる。
サングレーザーが連続2着のあとは、天皇賞を控えて、理想のローテで向かうのに重要な一戦としてここを選んできていたが、普段以上に人気を集める安田記念組のジャックドールに、妙な嫌悪感のようなものを持たない方がいいという但し書きと捉えれば、いい塩梅に受け入れられる。
58を設定される古牡馬は、今後は定量でこの斤量でまずスーパーG2とG1を戦わねばならない。
この斤量でずっとやってきた安田記念だから、その点のアドヴァンテージと消耗の度合いが絶妙にフィットするものと思われる。
ダメダメではないけど、中東、香港遠征組はあまり振るわない
モーリスやラヴズオンリーユーが代表格。
昨年のパッサラッサも、公式には2番人気でのレースとなっているが、ソダシと同じ単勝3.3倍であった。
つまり、人気になると少し厄介な存在。
シャフリヤールやウインマリリンがドバイ以来、使いところがなかったのでここになったようなところもあるダノンベルーガも同じドバイのターフからの再始動戦。
スタミナ自慢に向けた秋の始動戦ではないから、動けるところで何とかなりそうな組を探していくと、強い馬が集まった時ほど、前走は国内の方がよく、人気になりすぎたら怖いという一面ものぞかせる。
プログノーシスは強い2着だったので、何も考えずに買えるが、国外のG1を勝った唯一のダービー馬・シャフリヤールの勲章以外は、どれも似たり寄ったり。
この切り口から、秋の香港で好走のヒシイグアスを拾って、その他はどうせ買う組として、選り好みなく押さえる形をとりたい。
地味に連敗を重ね続ける1番人気馬には、要注意だろう
またモーリス、ラヴズオンリーユーの話になるが、他にもゴールドシップもどうしても立ち直って欲しいという願いが懸かった超僅差のマカヒキなど、結局、負けているイメージが強い。
最後に勝ったのが、翌年に宝塚記念を制するアーネストリーだとか、次走の天皇賞で衝撃のレコードタイムを叩き出すトーセンジョーダンなど、最近もいないわけではないが、1番人気が連勝していたの、別定G2になったばかりの8月移設後初期の連覇のエアグルーヴとセイウンスカイがいるくらいで、例外を作ったのは武豊の2度だけ…。
因縁のシャフリヤール・横山武史に肩入れするドラマを夢見るか、超現実主義の札幌記念8勝男の跨る前年覇者に狙いを定めるか。
組み合わせ的に、川田人気が過剰にならない限りは、初の洋芝への不安も少しあるプログノーシスが、コンビで5戦5勝を買い被りがない時が買い。
横山一族が様々な意味で例外的なので、みんな押さえておいて損はないか。
和生騎手に手が戻ることになりそうなトップナイフのレースぶりは、洋芝実績があるだけに注目したい。
札幌記念2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
最後は地の利を活かせそうなG1馬が平定してきた札幌記念
ジャックドールの血統
ファミリー全体に勢いがあるだとか、母父アンブライドルズソングの優秀さ、早速初年度産駒から新馬勝ちの目ぼしい才能を送り込むスワーヴリチャードを引き合いに出すまでもなく、すでに、種牡馬としての期待もそれなりのものがある、猛烈すぎる古馬活動を完遂したモーリスの後継として、このジャックドールは、もう将来が約束されているようなところがある。
ミスタープロスペクターを4×3でクロスさせると同時に、母ラヴァリーノは、ノーザンダンサー系の血を母父・ニジンスキー直視シャディードしかもたないことで、ノーザンダンサーの血にまみれたモーリスを受けるには、最適の繁殖牝馬だった。
とりたてて、自身の繁殖成績は素晴らしいとはまではいかないまでも、ダーレーが期待をして連れてきたものが、序盤はパッとしなかっただけで、普通に芝向きの馬を作ることを目指したクラウン日高牧場では、毎年種馬を入れ替えてきたが、ちょうど1歳を迎えた妹がモーリスは仔。
少し中東色が強いというか、ステイゴールドやストリートセンス、アドマイヤムーンといった芝・ダートどちらもこなせる血が合わなかっただけで、今年はレイデオロの娘・マリノエルドラドが同じ藤岡厩舎にいるから、兄の威厳はしっかりと保っておかないと、迷いに迷うドゥラメンテ・ディナースタの二の舞のような事態も想定せねばならなくなる。
気難しいというより、真っすぐ前向きに走る種牡馬が合うようだ。
正確にラップを刻むという点で、サイレンススズカ伝説になぞられるジャックドールの出世街道と、それにまつわる展開に武豊騎手は絡むという点で、ある意味、特別な存在になりつつディフェンディングチャンピオンは、国内G1を都合3戦続けて、ずっと58を背負って、一度も崩れていない。
意外なほど、得意ではない条件では味気ないG1馬が揃ったことで、ジャックドール連覇濃厚という、ひどく面白みに欠ける見解にたどり着いた。
だって、しょうがないじゃないか…。
その点、前走安田記念5着の内容をここでの勝機に挙げることで、微修正と新発見を補強の材料とする。
昨年の大阪杯では、周りからの圧に敗れて、最初の2Fは22.6秒で、マイルG1でも少し極端に速い部類に入るほどのハイラップを刻むことになった。
ちなみに、その次走に選んだこの札幌記念は、パンサラッサがどうも行く気が衰えつつある雰囲気なので、ユニコーンライオンの助太刀で、外から被せてもらって、ゆっくり先頭に立つという手間をかけて行かせたという展開を、じっくり見やる外からの好位付け。
序盤モタモタでも、2F通過は23.5秒で、ハーフポイントは前傾を示すとはいえ、極端ではない59.5秒という健全なハイラップ。
大阪杯で沈んだジャックドールは、充足の4歳春を天下に知らしめる、鮮やかな1戦キリの敗戦からの巻き返しを図った。
以降、G1ばかりを4戦で、大阪杯で1勝したのみ。
キャラから言って、パンサラッサほどの自ら波風を立てるほどのパワフルな先導を得意芸にするタイプでもないから、かえって、マークはきつくなるし、先行型というのは決まって、何か凝り固まったものがあって前に行くから、そもそも、G1ではハマらないと厳しい。
香港もその前の秋の天皇賞も、まさに全くかっちりと決められる条件になかった不得意条件。
反面、大阪杯は昨年も期待されたようなレースであり、スターズオンアースは秋以降が少し不安の多かった牝馬で、結果自滅のエフフォーリアの意外な不発よりも、自分の型にハメれば、いくらでも何とかなるという組み合わせにもなっていた。
序盤の2Fは23.3秒でまとめ、58.9秒は奇しくも前年とほとんど同じだったが、もうひと溜めしないといけなかった前年に対し、5F通過の時点で11.4を繰り出すと、5連続でこの11秒台のラップを持続し、強い馬しか近づけない展開を築き、交わされないという感じのハナ差で、猛追のスターズオンアースを封じたのであった。
しかし、これだけでは札幌記念連覇の基準は満たしてはいない。
むしろ、消耗戦必至の洋芝の戦いを前に、高速の中央場所できっちり好時計での初タイトル制覇では、本来は勝機が失われかけている…、となってきて不思議はない。
ところが、どこかで見たことのある22.8秒を、ゆっくり出すことを心掛けてきた近走のリズムで、内枠からじんわり先行態勢をとった武豊騎手が騎乗の安田記念は、終始、ウインカーネリアンの方が有利な展開のバランスの高速ラップながら、直線は力強く抜け出しにかかり、しっかりと見せ場を作った。
札幌記念2023 - レース展開と最終予想
初のマイル戦で1:31.7というのは、それより少しだけ先着の4着・ガイアフォースとは違い、G1タイトルを既に持っている馬とすると、十分に伸びしろ感じさせるパフォーマンスであった。
自身が使った34.0秒の上がりも、後続を振り切るために早めに自分から脚を使うようになったオープン入り後、パンサラッサ以外は恐ろしい上がりを使っていた天皇賞に続く高速のモノ。
むしろ、自分で動いたからというのもあるが、そんな負け筋が見えた秋のそれよりも、ずっと中身は濃く映った。
最後はスペシャリストにやられたという鞍上のコメントの通り、高速の上がりに持ち込んだつもりはなかったが、33.1秒と使って突き抜けたディフェンディングチャンピオンと、3年連続好走のシュネルマイスターはもっと速く上がってきたのに対し、数字上では平凡の結果は、まさに畑違いの競馬でやりようがなかった面は否めなかっただろう。
ただ、不思議と先行勢はジャックドール以外は、皆消えたという一戦。
近年ほど、この札幌記念は1800はおろか、1600のG1に得意ゾーンを持つ馬が、毎年好走している印象がある。
昨年負かしたパンサラッサは、その時はドバイターフ勝ち、翌年の今年、今度はサウジCを制して見せた1800のスペシャリスト。
その前は桜花賞を強烈な時計で制したソダシ、ノームコアやハープスターなど、マイラー級がどこかで中距離戦を経て、ここに回ってくると、洋芝適性のマッチングひとつで、ガッツリはまる。
去年と違う理由で、楽逃げ圧勝の図は見えている。
ユニコーンライオンがまたうるさいが、トップナイフを吹っ掛けるような乗り方をしない限り、少しまたパワーアップのジャックドールには有利な展開であることは確か。
直線勝負型の差し馬が対抗馬に挙がる組み合わせなら、正攻法で動ける隠れローカル巧者と思える中山記念出走年連勝のヒシイグアスなどにもチャンス十分で、妙味から言っても買い。
堀厩舎にはやけに馬体重の増減が激しい馬も多いが、慎重に動き出せざるを得なかった中山記念から詰めて使った阪神遠征は、ハマらないことが多かっただけで、相応に時間をかければ戻って来そうな、出来にも映った。
いつの間にか北海道で乗る騎手になった浜中騎手が、この馬のしぶとさを引き出してくれそうな気がする。
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