アルゼンチン共和国杯2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
毎日王冠2023の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第61回 アルゼンチン共和国杯(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2022年11月5日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝2,500m |
コース | 左回り |
賞金 | 5,700万円 |
レコードタイム | 2:28.2 |
アルゼンチン共和国杯2023 - 過去10年のデータ傾向
人気になるとハンデは重たくなると思った方がいいから、若い馬は一桁オッズで押さえたい
ここ5年で、人気薄が勝ったのは昨年のみであり、それは10年で見ても同じ割合の2回だけ。
だから、高齢馬の人気薄激走は、連に絡むがギリギリのラインの3、4着に入る、特殊な戦法を繰り出せるタイプに限られる。
ダービー2着の影響で、まだ3歳にハンディキャップ戦では苦しいはずの56を背負っても、あっさり独走となったスワーヴリチャードは、ひとつの成功例を示したのではなく、全体のトレンドに合わせ、今後の類例増加を先んじて、予告がてらにデモンストレーションを行ったとするのが筋だろう。
以降、4歳で前走3勝クラス勝ちの割には、人気にならなかったブレークアップが快勝する昨年の例が、レースコンセプトの通りになったと仮定した時、本質的には、若手の人気になっている馬を無難に選択する作業に傾注するのがよいとなってくる。
今年以降でも58.5にはならないかもしれないが、57.5で連覇を決める快勝のオーソリティには、3倍ちょうどという、絶妙なハンディキャップが加わり、目分量で前述の58.5くらいの重しがあったところで、完全なる独走劇。
今年はそれをゼッフィーロに期待する向きが大勢を占めておかしくないが、オープン勝ちなしより目黒記念4着の評価に、オールカマーのナイスファイトが適正な加増とするには、どうも何かが足らない気もしないではない。
除外の可能性も大いにある立場であるから、似たような立場の若手は他から押さえたい。
古くから古豪にやさしいレースであったものが、高速化でキレ味勝負にもなり、おじさんを嫌うようになった
昔から、6歳くらいの馬はよく勝っていた。
秋の6歳だから、なかなかのおじさん<おばさんはさすがに滅多に出てこない>である。
今は2歳戦も充実しすぎて、社台の使い分けに左右されるレースレベルの平準化により、むしろ、クラシック狙いのフォーマットは単純なボトムアップ型から、消耗最小限のローリスクという名の危険な賭けを当て続けることが基本という、若馬のレースの一発メイチ勝負が急増の傾向は、反動のない、単純晩成型が有利であるはずの、この手の長距離重賞で、まだまだ出番ありのはずが、高速化顕著の近年は、そうした枠を、本流組から一旦はみ出して、菊花賞回避というか、積極的な古馬タイトル奪取の段取りに、4歳馬ではなく、3歳馬が堂々出てくるので、その斤量面いくらか有利な部分をほとんどが活かしきり、かえって、古馬の取れる分がすこし目減りしているような状態。
よって、たまには来ても不思議はないはずの7歳馬は、20年近く馬券に絡んでいない。
とはいえ、軸が決められないような、帯に短し襷に長しの混戦メンバーでは、どの部分の足かせ、ここでは若いことは有利でも斤量面の問題を、条件馬の3歳・ニシノレヴナントが51という独特の立ち位置を、どうも除外が決定的で、枠に入れてはならない1頭ながら、全体が斤量増なので、菊花賞に出ていれば…、のところでは、これは買いたい。
あとは、20年来ていない7歳以上を買うべきかどうか。
4頭出てくる可能性はあるが、癖が強いメンツであるから、東京の適性でのみ押さえるべきか。
重めの斤量を背負ってきたかどうかより、そうなる実績を残してきた馬に、力不足以外の敗因は伸びしろ不足以外なし
昨年までの56相当だと、57以上は確実に背負わされるから、この点のデータ取りは重要と考えたが、意外にも、ここに様々な流動性のある買い目が眠っている傾向を発見。
無理筋で、単純負担斤量1kg増の形式的にだけでなく、ハンディキャップ競走で大いに威力を発揮してきた面を逆手にとって、昨年までの56で走っていた馬の、ハンディキャップ別成績を凝視すると、道筋くっきり。
この辺り、JRAのそこそこのポジションにあるそれなりのおつむをした面々が、北米的設定から一気に欧州系の勝手に60超え連発という斤量設定<凱旋門賞であれば、古牡馬は59.5を背負うから、日本馬が無難にこなすことは、本来は不可能>にかなり似通って、事務所総出ならぬ、準国営競馬が全面的なアークゲット大作戦に参画というところに、こうしたオープン、とりわけ重賞では少し補助的な何かが欲しいというグループが、割を食うようなことを内容に、ちょっとだけ操作している可能性はあっても、オープンキャリアが明快な好走例を持つ場合、問答無用で加算という例が、夏などは特に目立った。
57.5である可能性もなくはない、昨年までの56の組は、しかし、前後の斤量に比して、大体の古牡馬の基本斤量のようなところがある、ハンデ重賞での56の馬は、それなりのキャリアを持っている軸馬である確率が高く、基本的には、ほぼ安定の連絡み。
今年の57は、長距離のオープンで重賞以外の競走での勝ち鞍があるとか、2500重賞が二つ行われる東京で、しっかりとした好走の実績のある馬が多く見られ、それより重いのは、G1で好走実績のあった馬ばかり。
きついのは間違いないが、ゼッフィーロ以外にはあまり勢いがないから、それならばと、ほぼ理不尽にも近いヒートオンビート・59の底力が全開になって不思議はない…、としつつ、東京2500重賞2度2着という、いいのか悪いのは判然としない実績を持つ危険な穴馬・マイネルウィルトスが、56だった昨年までの設定に対し、今年の復活走からずっと57のままという点で、叩き具合もちょうどよく、狙いは十分に立つと踏んで、ここから入るとする。
アルゼンチン共和国杯2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
こんなによくわからない組み合わせの東京重賞も珍しいが、はっきりとした適性の根拠があるこの古豪だけは推せる
マイネルウィルトスの血統
小岩井牧場のアストニシメントから発展した、巨大牝系というのは、競馬法施行後の歴史やそれに伴って天覧競馬となった天皇賞と同じくらい、日本競馬にとって重要なポジションを成す。
サイレンススズカが盾の重みに潰れされたレースを制したのも、同じ牝系のオフサイドトラップ。
愛くるしいわけがない怪物系サラブレッドのステイゴールド×メジロマックイーンの配合であるドリームジャーニー・オルフェーブル兄弟とゴールドシップらに深く関わる母父のメジロマックイーンは、その兄・デュレン共々、長い距離のG1に縁のあるメジロ牝系出身であると同時に、その9代遡ったところに、牝祖アストニシメントが登場する。
その分系であるミネノタケから発展したこのラインから、マイネルウィルトスから見ると、4代母のミホグレースの全妹に当たる桜花賞馬・ファイトガリバー、母母である北九州記念リニューアル初年度に制したコスモフォーチュンには、底力を感じさせる牝馬の熱量の高さがあったし、その流れを汲む、ダイナアクトレス直系孫のスクリーンヒーローを父に持つこの馬は、アルゼンチン共和国杯親仔制覇を、2015年のゴールドアクター・有馬記念を次走に制する に次ぐ形で、期待させるだけの血統背景を持つ。
思えば、コスモフォーチュンの半妹は、それと同じ2006年にマーメイドSを勝つコスモプラチナなのだから、マイネルラヴをつければスプリンター、ステイゴールドであるならそれは中長距離型と、わかりやすく出るのは、いくら古い牝系とはいえ、活力の衰えは感じさせない。
前者は1995年生まれ、後者もその前年に誕生の一流競走馬であるが、アストニシメントは1902年のグレードブリテン産馬。
北米系も東京の高速馬場で対応可能の距離になってきた近年にあっても、目黒記念以上にタフになるアルゼンチン共和国杯では、こうした重い血を受けた底力型の台頭が今も目立ち、十分な適性を感じさせる。
アルゼンチン共和国杯2023 - レース展開と最終予想
スクリーンヒーローもその父グラスワンダーは不発だったものの、スクリーンヒーローの仔・ゴールドアクターはここで、父と同じように初重賞制覇。
また、横山典弘騎手とその父である富雄元騎手も制したアルゼンチン共和国杯なので、目黒記念もアル共杯も2着好走の実績があるマイネルウィルトスに、チャンスがないわけがない。
ただ、故障もあって、丸1年の休養を余儀なくされた。
気付けば、イクイノックスなる怪物は、地球外生命体の如き振る舞いで、今に至るまでの時計の概念を破壊したばかり。
日本の競馬の形は、いつまで経っても100分1秒表記にならないことで、JRA自身がそうであるように、旧態依然の穀潰しといった具合に、人間の側のアップデートが今一つ、重い挙動を繰り返し、全く再起動モードに入らないわけだが、勝手に自身を磨くダルビッシュタイプが、いよいよ競走馬にも出現する昨今、西海岸ならブリーダーズCも視野に入るという、新モード突入で、マイネルウィルトス氏も少し出遅れ気味ではあったか。
そもそも、序盤から動き出しの良くない彼のこと。
いくら得意の渋馬場であったところで、1年ぶりの函館記念が復帰初戦でもあったレースが、当然のゆったりスタートで動き出したものの、ユニコーンライオンなる旅慣れた猛烈先行野郎が、1分ばかりの1000M通過は、いかにもタフ。
出来もまあまあだったが、明らかにセントライト記念の時より、遥かにハービンジャー的成長曲線を地で行くような成長を遂げたローシャムパークが、独壇場とするような外々強襲を決めることは、ある種必然。
ところが、それを一瞬煽ろうかという勢いで、マイネルウィルトスは3コーナー過ぎから、丹内騎手と久々コンビも元気よく追撃してきたので、実は、思われているよりずっと、動けていた4着であった。
古馬でプラス20kgの、それも中型の男馬。
お釣りを残した仕上げなのは、途中で雨馬場覚悟の復帰戦になる事が見えていたことでも、数字以外の面で明白だったから、むしろ、タフなローテで逆転トップ獲りを目指した新潟も、再びの重馬場も坂のリズムがどうも合わない中波乱の京都大賞典も、その函館のレースよりは、少し物足りない。
体は順調に絞れていったが、当然、最初の仕上げが慎重であるなら…、と考えた時、狙いはここだったとなる。
この馬のキャラクターを手の内に入れるデムーロ騎手は天皇賞こそ、最高のレースでの再びの戴冠を、戦わずして辞退の憂き目に遭ったが、今週はイケイケドンドンの3歳馬・セラフィックコールという、みやこSの最注目馬で、かつ、いかにもミルコが好きそうな…、という荒々しい少年を駆ることが決まっていたため、思い入れもあるだろう、こちらの古豪は、いい波に乗れそうなところに戻ったところで、残念ながら鞍上交替。
ただ、このレースで全くいい結果を出せていないとはいえ、父もまた祖父も複数回制しているという横山武史騎手へのチェンジは、ある種の幸運。
まあ、かなりの数がサンタアニタに駆り出される週末、金曜開催のJBC含め、ある程度の有力馬乗り替わりは仕方なしのところに来て、武豊も騎乗できるか不透明な上に、そもそも、オーストラリアのBC食いを目的に創設されたことが見え見えのザ・ゴールデンイーグル参戦<3歳で大仰な名を頂戴したオオバンブルマイが出走予定>の予定が、一旦ご破算になるので、乗れるなら、こちらで乗る可能性もなくはないとなると、上を下への大騒ぎはどこもかしもといったところか。
まだギリギリ若手でも、乗り手として、明らかに馬乗りの血筋は違うなと思わせる好騎乗が、そろそろ、大きなレースで見られるだろうこの時期にこそ、輝きを取り戻したい。
2年前の今頃は、いかにも天下人といった風情で、秋だけでJRAのG1を4つも勝った。
エフフォーリアで夢見た、真の意味での天下統一は、この春、桜咲くちょっと前に潰えたが、ソールオリエンスが補ってくれた。
しかし、その後は距離延長と共に、ある意味で普通の適性を示す、一介のギニーホースになりかけている。
過激に結果を求め過ぎると、父の典弘騎手がライアンに様々講じた、G1を勝つための秘策が悉く、強力なライバルに跳ね返されるという厳しさを学びつつ、外国人、また海外出身の騎手にクラシックでは先着を許しただけのクラシックとすれば、まだまだ気持ちは切れないはず。
ソールオリエンスの今後のローテは見えないが、地味にアルゼンチン共和国杯に縁のあるマイネルウィルトスとその背景にある、また自分自身が背負う、関東の名手の血統だからこそ叶えられる、テン乗りの妙味に少しそそられる。
父は5勝もしていて、おまけに、妙な共通項を生むメジロモントレー<モーリスの祖母、また、それがスクリーンヒーロー産駒>での初勝利は、ほとんどお手馬での勝利だったが、翌年連覇した時が、シービーの仔で長期休養を経たヤマニングローバルとの初共演だった。
富雄騎手も、最初のアルゼンチンジョッキークラブC時代の優勝・メジロタイヨウが初騎乗で、秋の天皇賞もこのコンビで勝った。
どこかで初めてという何かが、縁を繋ぎ合わせ、妙な具合に好機を生んできた良血同士が、負けん気のケミストリーを起こすかのように、先週の惜しくも何ともないが、ちょっと褒めてあげたくなったジャスティンパレスとの激闘以上に、期待値の面で上回るものは多い。
何となく、同じようなレースになりそうだが、相手は大分軽い。
マイネルウィルトスもそう思ってくれたら、7歳初重賞制覇もまるで夢ではない。
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