アイビスサマーダッシュ2024【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
アイビスサマーダッシュ2024の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | サマースプリントシリーズ 第24回アイビスサマーダッシュ |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2024年7月28日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 新潟競馬場 |
距離 | 芝1000m |
コース | 直線 |
賞金 | 4100万円 |
レコードタイム | 0:53.7 |
アイビスサマーダッシュ予想2024 - 過去10年のデータ傾向
重賞級のイメージよりも、枠や斤量にこのコース実績が偏った評価を生む影響で、1番人気が連続して消えている
昨年の1番人気は、韋駄天Sがハンディキャップ競走である関係で、4つも斤量増ながら、枠と千直実績で売れすぎたファイアダンサーが押し出された人気になって、無残に散った。
その前が、前々走の中山で強烈な快時計をマークし、3歳時の平凡なタイムでこのコースでの勝ち星を挙げていたヴェントヴォーチェが、過剰な支持の前に倒れた一戦。
勝った馬はたまたまでもあったろうが、優勝実績のあったオールアットワンスや、かなりレベルの高い年の3着の実績が翌々年に活かされたビリーバーなどで、一応は、それなりの根拠を持ったウイナーが近年誕生し、過剰な支持も、斤量面の恩恵があったオールアットワンスが人気に応えた3年前から、大筋で狙い目が一変したというような傾向の変化はない。
その前がずっと、それなりのコース実績に加えて、この時期魅力的な粋のいい牝馬が外枠に入り…、という都合のいいことが続かなくなったというだけのことであり、ファイアダンサーはもう一度コース実績を積み重ねたので、これが今年も人気ならそれはマイナス要因ではないだろうし、ジャスパークローネのこのコースでのタイムは雨馬場の約57秒の時計なので、前に行ける馬がドバイにも行って、いい経験をしているから、これが59のウイングレイテストより人気が上でも問題はないし、下ならまず、重い印でいいだろう。
チェイスザドリームの過剰支持だけ気を付けて、これが1番人気にならないだろうことを読んで、軸の一頭にこれを推したい。
時計が足らなくても、ダート実績で補えるレースだ。
出し入れが案外利く韋駄天S組
韋駄天Sには千直実績のある馬が出てくる一方で、除外覚悟の下級条件馬が、恵まれた斤量につられて、うまいこと潜り込んでは毎年のように好走をする。
しかし、ここはオープンクラスにしては少し物足りない実績の馬も出てくることはあっても、この特異な条件では、無類の強さを誇るスペシャリストが登場してきて、年一度の晴れ舞台でもあるから、しっかりと仕上げて出てくる。
昨年のオールアットワンスには驚かされたものだが、一昨年よりも、内面が強化されていたのか、前に勝った年とは違って、内枠からのスタートで、走破タイムこそ勝った年より遅くなったが、着差はもっと開いてのゴールだった。
その中で、ここ2年は微妙に適性面以外でフィットしなかったという3着馬が、連続して2着になっている。
一昨年のビリーバーは、4着から巻き返しての優勝。
一時期は1着か、人気になって2着だったというような馬ばかりが好走してきたのだが、若い馬でなくても、かなり軽い斤量で出られる特性もあって、その点でダメだったライオンボス<渋馬場の58で完敗→前年出走時と同じ57の良馬場で巻き返して2着>のような例があるくらいで、負けている馬の方が遥かに妙味がある。
半分より上の着順に来た馬の中で、穴馬のディヴィナシオンだけが静かに初キャリアを経験した以外、まず上位組で初経験の馬はいない。
斤量利が相殺される変化により、同斤のチェイスザドリームが連続連対の期待が増し、3kg増えてしまうマウンテンムスメはくじ運に委ねるしかない状況。
それ以外はファイアダンサーを除くと、信用できるレベルの実績がないので、着順通りに今年は評価したくらいで、オッズの差が生まれるから、変に損をするような失敗の流れにはならないように思われる。
ダート実績の捉え方
まず以って、このことを記しておく必要があるか。
近10年で、前走が芝という馬ばかりが好走をし、厳密に言えば、CBC賞を取り消してダートのコーラルSで自滅大敗後の休み明けで勝った芝重賞勝ち馬のベルカントだけ、適性が間違いなくあったという完勝劇で制し、翌年も勝ったという流れがあっただけで、ダート実績のある馬が多く絡むことはないという点には触れておきたい。
ただし、前の勝利の記録がダートだったという馬は、ダートでのみ全4勝のシンシティと、ちょっと前に、3歳馬で2着に入ったエーデルワイス賞勝ち以来の連対を果たしたフクノドリームなど、芝実績が流石に物足りない馬でも、連絡みの記録はある。
他方、ダート実績はあったとはいえ、フクノドリームと同等以上の実績が古い記録に残っているデュアリストは、パワー型で、酷斤でも何とかダートのオープンでガッツを見せることが出来ていたので、全く芝のレースに縁がなかったのだが、厩舎解散と新規開業のベストな波に乗ったデュアリストが、騎乗経験もある福永厩舎に入ったことで、59以上が当たり前のダート戦に一旦のオアシススポットを作る意味合いも込められた新潟の直線競馬への挑戦が決まった。
古くから、ダートのスピードレースで前に行って粘り込むのと同等の我慢強さが、適性のある馬ほど、明確な形で好結果として現れるという傾向が、レース検討の中にも取り込まれたところで、ダートでのキャリアなども重視されてきた経緯があるものの、芝1200の持ち時計などに囚われなければ、その他が意外なほど自由度が高い。
ローカルのダート1000Mでの好走実績も有効であったり、前に行ける馬にはダート実績はマイナス要因にならない部分を、このデュアリストの実績に関し、あまりにもタフなダートでのキャリア形成で、前に行けるものもいけなかったのではないかという裏読みから、元より器用に立ち回る馬のこと。
今からでも、ナムラクレアのライバルになりえる芝実績を積み上げられはしないかと、本質的な上級戦の芝スプリント戦向きに仕上がっていて不思議ない血統背景から、最も試しやすいこの新潟直線競馬で狙ってみたいと思わせる魅力が、他のライバルより多い気がするので、ここから入ってみたい。
アイビスサマーダッシュ予想2024 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
酷斤地獄から抜け出すために試してきた初の芝=千直でハマる可能性を秘める、快速系ダート馬の実力が見られそうな一戦
デュアリストの血統
ミッキーアイルの産駒なので、長く活躍したメイケイエールや、もうそろそろ決めきっておきべき年齢になってきたナムラクレアなどによく似た性質を持っているはずだが、そこは牡馬と牝馬の俊敏性の差があるのだろう。
フォーティナイナー系から一時期、芝のチャンピオン級が出てきたものだが、それももう20年近く前の話である。
元々が、ダートの速力勝負に適したラインだからこそ、エンドスウィープは日本のダート戦線に大きな貢献をしてきたサウスヴィグラスを出した種牡馬として、名を残すことになる。
ほぼ、牡馬として生まれた時から、ダートの短距離型になりそうな下地を持ち合わせていたようなところのあるデュアリストは、そのままの勢いで、デビュー3連勝でダートの重賞ウイナーになっていった。
年上の従妹に船橋のクイーン賞を制したレッドクラウディアがいる他、ファミリーをほじくり返すように調べ上げたところで、軽めのダートタイトルが合う北米系という印象であるものの、4代母からの分岐で、小倉2歳S2代制覇のアルーリングアクト・ボイス母娘が出てきている以外、まかり間違っても、芝のタイトルに縁のある大物が出てくることはないのだが、不思議なほど、ディープ直系なのに、素直なまでにダートを実直に進んできた古馬だけに、余力が残っていれば、いくらでも新潟のスピードレースに対応できる可能性がある。
毎年のようにフォーティナイナーの血を抱える馬が活躍するレース。
ここ3年はサンデー直系に出番はなかったが、サンデーの入ったフォーティナイナー系が必ず馬券内に走っている。
アイビスサマーダッシュ予想2024 - レース展開と最終予想
福永采配にここは賭けたいと思った。
とは、自身が乗って、ホームのJRAでは結果が思わしくなかったデュアリストを、自らが管理することになった過程で、その出来をしっかりと見極めた上で、3月中に一度使えたということと共に、6歳になった2歳重賞勝ち馬=園田の兵庫ジュニアグランプリを3戦3勝、福永騎手の騎乗 という、特殊なポジションにいる厩舎のボスキャラに対し、どのような課題を与え、再生の方策や幕引きの準備をしなければならない段階にあることを、長く騎手を続けてきた調教師には、最も重要な項目が何であるのか、十二分に理解している部分があって、最初の騎乗者に、デビュー戦から乗っていた北村友一騎手を選択してきた。
斤量は59。
中山のスプリント戦・千葉Sは、チェイスザドリームが飛ばしていった割に、一時期の勢いがないのか、34秒台という限りなく超スローに近いレースメイクで、直線は大混雑だったが、最後の最後に、地味ながら巻き返してきた8着。
これだけでは、まるで新潟の千直での確変モードに期待感を持たせるだけの根拠を提示できないのだが、この采配にこそ、狙いの全てが見えていた気がする。
まず、若い頃のデュアリストを知る両者のこと。
しばらく騎乗していないというか、途中で馬上の人ではなくなった福永調教師にとって、人伝で情報を得るというスタンスは、騎手としては有益であっても、管理者の立場とすると全く打開策が見いだせないことが多いからこそ、共通の認識を持つ鞍上の選択が重要だった気がする。
馬乗りの感覚が共通している必要はないが、全ての馬に乗れるわけではない調教師の立場で、指示を出す側としての情報には、普段の姿と合わせて、今と昔とで何が違っているかのすり合わせが必要だったのだろう。
加えて、重賞を勝ってからは、路線の適鞍がオープン特別かリステッドに限られるということと、賞金加算がままならないこともあって、地方の重賞になかなか出向けない<古馬になってからは昨年のかきつばた記念を使ったのみ>のも影響して、実力に衰えがないことがかえって、マイナスの影響を及ぼすかのように、一昨年の秋に中央のオープン3勝目を挙げてからは、他の陣営に先んじるように、斤量上増し限界に近い59を背負わされることがほとんどとなってしまった。
58でも勝ったのだが、体調が上向いてきたところで使わないというのは、競走馬の健康にも大きく影響を及ぼすからこそ、長く管理してきた安田隆行元調教師も、59はおろか、福島に60を背負わされることを知った上で、そこへと連れて行ったこともあった。
この時、今回は注目を集めるだろう矢作厩舎のチェイスザドリーム<この厩舎のこと、いきなり国外に飛び出すことも十分にあり得る>が、初のオープン勝ちを決めている。
戸崎騎手で渋とく伸びたデュアリストは、衰えるどころか、しっかり最後は追い詰めての際どい3着。
これは1150Mという、実にトリッキーな舞台であり、この辺りの結果も、今回の挑戦に深く関わる部分だったはず。
実は、その直前の2戦で、酷斤地獄の脱出を目出す賞金加算のために、かなり単調になりかけていたデュアリストの今後のため、安田師は元主戦級の北村友一騎手に、差せる形を仕込むような、そのベースづくりを託していた雰囲気がある。
秋には落馬負傷途中退場のムーア<あの伝説のシーンが生まれる前の週>で、オープン3着。
ごちゃついた直線を捌く、謎の低速決着によって、トラフィック脱出が至上命題の欧州圏に主戦場を置く騎手のらしさが全開となった、惜しい内容であった。
それら全てを総合的に勘案して、若い頃の前進気勢が旺盛で、3歳時は特に、オーバーペースで進行することも多かったデュアリストの上がり目に、まだ期待感があるということと、絶妙に、距離適性がより短縮されている雰囲気を感じ取った福永調教師が、これも厩舎解散でフリーになった小沢大仁騎手を配し、鞍上が短いながらも濃密な時間を過ごした松永昌博厩舎に属していたマルカブリッツとの、3者とも縁の深い関係が生んだ厩舎初勝利のコンビで、今度は今の立場での初重賞制覇を目論む。
前に行かないと話にならないというほど、新潟の直線競馬は単純ではなく、ダートのオープン級でなければ、このコースでの実績をしっかりと残している以外、やはり、芝の重賞級の底力が求められることは間違いないが、そのレースの組み立てが、コーナーのあるその他の短距離戦とはまるで異なる。
先行馬には、G1のゴール前で問われるレベルの過酷な耐久能力が求められ、そうでなければ、終いの強烈な瞬発力が要求される。
とはいえ、G3には変わりないから、結果的には特殊性の方が重視されることが、最近まで人気馬同士で堅く収まる結果が続いていた要因ともなっていたのだが、真夏の実績が乏しかった昨年人気のファイアダンサーが、聞くところによるとあの暑さにやられてしまったくちで、実は、そちらもコース適性と同じくらい重要なのであろう。
斯く言う、デュアリストとて、夏の新潟に来ては凡走を繰り返したので、然したる好結果と言えるものはないのだが、昨年の福島の安達太良Sは60を背負っての僅差3着。
先に千直適性を見出したチェイスザドリーム優勢の流れに変化はないが、古馬同士で牡牝の差はあるにしても5kgの差があって、半馬身もないわずかな差。
前進気勢が有り余っていた若い頃では、終いの伸びにも不安が残ったはずだが、その辺りを皆が確実に修正を加えた上で、人気になる要素が乏しい初芝の6歳馬という気楽な立場も狙い目の一つ。
何より、自信が感じている彼の気難しさに、ある程度、初コンビでの緊張感が好結果を及ぼすという計算もあっての乗り替わりに思えた。
特殊な才能を持つというのは、何も、傑出したスピード能力を誇る超一流馬に限った話ではなく、重賞を勝てるか勝てないかの狭間にいるような馬の中にも、内在した特殊性を見出すことで、能力全開の可能性があることも熟知する騎手出身者らしいこの采配は、ハマって何ら不思議ない。
騎手時代はエーシンヴァーゴウで1勝したきりで、1番人気しんがり負け<メリッサとは直後の北九州記念で大逆襲勝利を挙げた>の経験もあるほど、相性はよくない上に、一昨年のヴェントヴォーチェもよろしくなかったのだが…。
晩年は新潟で騎乗することがメインだった福永調教師が、ここで決めることは想像に難くない。
サマーシーズンが始まった2006年の以前から、実績からすれば当たり前ながら、必ずどこかで、夏のローカル重賞を勝っている印象がある。
牝馬で短距離型との相性が良かった騎手時代の印象に対し、ごつい古牡馬で初芝の一戦となる今回は、様々な意味において、人馬の万能性を示す格好の舞台となりそうだ。
ほどほどに頑張ってくれれば、十分ではあるが、デュアリストは勝利を欲しているはずである。
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