アルゼンチン共和杯 回顧 – 横山Jが迷わず直線でインを選択した時点で勝負は決した
オジュウチョウサンが逃げても不思議ではない組み合わせだが、パリンジェネシスがしっかりと先行争いに加わっている中で、62秒台の序盤の流れは遅い。
そこで他のメンバーが何ができるかということになったが、ウインテンダネスも外からじわっと先行。
ただ、有力勢に唯一、内の方に入るリスクがあるけれども、馬場状態を考えたらそちらの方に勝ち目があると考えていただろう横山騎手のムイトオブリガードが、久々に理想の好位抜け出しを狙った、絶好のインにつけた。
気難しい血統の馬が、この距離のレースの割に多く、この馬も例外に漏れず。
ステイゴールド産駒の騙馬が人気になるような組み合わせ。
騎手人気もあったが、いささか、流石のルメールでもテン乗りで重賞に挑む格上がり初戦の馬をベストライドで勝利に誘うのは、ちょっと難しい課題だったか。
自分の進むべき道に、それより外のタイセイトレイルと勝ったムイトオブリガードがいた。
それらが勝ち負けしたようなレース。
ムイトオブリガードが理想的な位置をとったスローの展開。
あのアーモンドアイのような、さすがにダノンプレミアムくらいのポジションにつけないと苦しい競馬になることは分かっていた。
伏兵の方がよりいいポジションにつけている。
横山騎手が迷わず直線でインを選択した時点で、勝負は決した。
問題はアイスバブルだろうか。
スタートで大きく煽って、期待を大きく裏切る後方追走。
世界レコード走のルックトゥワイスが見せ場を作ったのとは違い、こちらは小倉を使って、ある意味、狙った通りのレース選択した中でこれでは悲しい。
兄のグリュイエールも、忘れた頃にターフに戻ってきて、とんでもない時計を叩き出した馬だったが、肝心の勝ち負けに持ち込まなければいけないレースで、どうも歯車がかみ合わない。
馬の体調はともかく、明らかに精神面にダメージを受けているような雰囲気のあった京都のインティにも言えることだが、相手を見て戦っているうちは、勝負を制することは難しい。
どちらも同じように、序盤におかしなことが起きるケースが目立つ。
それとは対照的に、秋の大一番に何か魅力的なものがあるのかと思わせるほど、この季節のGⅠに縁のある血筋であるムイトオブリガードは、チグハグなレースばかりだった春とは一転、騎手も唸るほどの、上手に競馬をする馬になっていた。
青葉賞や菊花賞で他の騎手ではなかなかできない乗り方で見せ場を作った横山騎手が、ごくごくオーソドックスな戦法を取って、しっかりと格のある出世レースを制したムイトオブリガードと、惜敗続きながら、オープンに入っても安定感に変化のない2着タイセイトレイル。
豊かな成長力を誇るトニービンの血を受けた、祖母シンコウラブリイの底力が、このレースで発揮されるのは久々。
トウカイテイオーの半弟・オーザに完敗ではあったが、3歳の身で2着に好走したのが、トニービン×シンコウラブリイのハッピールック。2001年のことだった。
それに直前のレースまで乗っていたのが、何を隠そう横山典弘騎手。
密かに盛り上がるロイコン系の血が、いまだ健在であることが明らかになった、令和最初のアル共杯とは、実に乙である。
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当ブログの予想
◎ムイトオブリガード → △タイセイトレイル
馬単5,590円的中
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