O・マーフィー騎手が中山競馬場で1日6勝

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マーフィーの逆襲【中山で1日6勝】その内「日本で乗り続けたい」と語り始めるのでは?

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藤田菜七子騎手の101勝目に期待が集まった今年最初の中山開催だったが、内容ある2着が3回と惜しい結果に終わった。

一方、今年もせっせと1月の日本競馬に参戦し、最終騎乗の根岸Sでは今年もコパノキッキングへの騎乗が決まったのが、JCで劇的勝利を挙げたオイシン・マーフィー騎手だった。

何か因縁めいた二人がクローズアップされた変則開催だったが、マーフィーの8勝である。

かつての武豊騎手みたいな現象が起きた。

特に、新馬2勝で特別戦も2勝などで、計6勝だった月曜の2日目の内容は圧巻。

特別戦と言っても、両方ともオープンクラスのレースで、京都でやや雑な騎乗で内容に乏しかったサクセッションで決めたリステッドのジュニアCの勝ちっぷりは素晴らしかった。

仕掛けのタイミングはより大胆に見えたが、今回は中団からの捲り。

勝ちタイムは時計を擁する馬場状態ながら、1:33.4なので文句なし。

3勝目を挙げたサクセッションの未来は明るい。

更に、メインのカーバンクルSでは、藤沢厩舎の良血馬・ライラックカラーの覚醒に乗じる格好で、母ルルパンブルーが2歳時に魅せたような自慢の決め手を繰り出し、密かにスプリント路線に乗ってきた。

いずれも、昨年あまり見られなかったワンタイミング遅らせたところからの猛烈なスパート。

JC勝利以外であまり目立つところのなかった秋と比べ、ルメール騎手がいないとはいえ、この躍進はさすが次代のエース候補である。

見直すと同時に、ダートの新馬戦でも正しい先行ポジションからの抜け出しだったから、本来のアクティヴさも戻っている。

その内、彼も日本で乗り続けたいと語り始めるのではないだろうか。




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