2020年フィリーズレビュー回顧【エーポス】デビューから16k減、タフな末脚を名手に引き出され圧勝
さすがに速いと思って前の流れを見ながら、中心視したアヌラーダプラを視界にとらえて、今度は前を見ていると、今度はヤマカツマーメイドが抜け出してきて、これは鮮やかに勝ってしまうのではと思って、ではまだ中団より後ろにいたアヌラーダプラの末脚を確認してみたら、一番大事なところでスムーズに上がって行けず、流れであるとか初めての道悪などが影響したような貧弱な伸びで切ない気分になっていた。
ところが、過酷な33.3-45.0-56.5から残り2F24.5秒の消耗戦だったからなのだろう、内の狭いところを捌いて上がってきたのが、みんながそれでは穴はどの馬がというところでよく名前が挙がっていたエルフィンS4着馬のエーポスだった。
中山デビューの関西馬であり、最近には珍しい、暮れに使われ出してから押せ押せの4戦目という馬。
ハイペースのエルフィンSで、様々タフな競馬を経験し、全く伸びない内に進路をとった割に、まずまずの健闘を買われて穴人気していたジャスタウェイの仔。
同じジャスタウェイなら中京のロードマイウェイだろうと皆は思っていたわけだが、ジャスタウェイにもその父ハーツクライとも直接関係ないところで、彼らのライバルに乗って大活躍していた岩田騎手が、見事に一仕事してくれた。
最後は内から…、何とも懐かしい岩田流の十八番が炸裂である。
それにしても、やたらと春前半に活躍馬を多く出すフジワラファームの生産馬とはいえ、波乱の多いフィリーズレビューであることを差し引いても、JFで厳しい競馬を経験しているヤマカツマーメイドくらいしか、直後の3歳重賞路線の上位グループとやり合えそうな雰囲気のなかった面々だったというのは、少々残念。
例年よりはタレント揃いと思っていたのだが…。
カリオストロもムキになっていくというほどは気持ちが前向きすぎるわけではないものの、最初の33秒前半の先行で、流石に余力を奪われてしまった。
松山騎手はこういう短距離型の強気の先行は得意な方だが、少し内枠の危険性が悪い方に出たから、また作り直さないといけない。
エーポスという馬は、重賞も初参戦で1勝したのみの馬だったものの、京都の内回り外回り両方のマイル戦を経験している上に、中山の新馬戦も人気を集めた中で好位抜け出しだしの快勝。
連続して使われている、今のトレンドと逆行しながらのクラシック挑戦で、今回も減ってデビューからこれで16kgも体を減らしながら、今までにないタフな末脚を名手に引き出されたから、桜花賞はともかく、しっかりとレース選択をしながらいらないところを使わなければ、古馬になってからの伸びしろまで含めて、素晴らしい能力を秘めている可能性を早くも示したことになる。
そういう脚を、彼女にとってはプラスに思えた外枠からの追走で発揮できなかったアヌラーダプラは、こういう距離の競馬を使う以上は、あまり溜めていかない方がいいのだろう。
前向きさをここまでは抑えて、豊かなスピードを見せた中山マイルの新馬から、どんどん中途半端に脚を使うだけの馬になりかけている。
気難しいから、初の遠征や道悪の経験が今後に活きることは間違いないが、思っているよりもない面が繊細過ぎた。
三浦騎手がほぼイメージ通りに乗っていた感じだったので、伸びしろがまだまだあることをまずは適鞍で改めて示していきたい。
無理にオープン戦を使うことはないだろう。6月になれば、2勝クラスで戦える。
中山マイルというのはキーワード。
アネモネS快勝のインターミッションは、このコースだけ使われて、1-3-1と好結果を続て出した。
しかし、エーポス同様、こちらは元が小さいのに、エーポスと同じだけ減って3戦目で400kgになってしまった。
無理して阪神に挑むか、陣営は悩みどころだろう。
おまけにこちらはディープ×キンカメという血統馬。ハーツクライ的な劇的成長までは期待できない面もある。
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