2020年スプリングS【ココロノトウダイ】好位からの正攻法なら見直し可能
無観客ひと開催の掉尾を飾る一戦は、少頭数の理由が実績で群を抜くヴェルトライゼンデとの力関係に、かなりの開きがあるからではなく、準備しても間に合わないという、個々の理由があるからなのだろう、10頭という寂しい頭数でのレースとなった。
例年の傾向なら、とっくに皐月賞やダービーの勝ち馬は、皐月賞なりダービーへの臨戦過程が見えている状態。
昨年のロジャーバローズこそ例外だが、皐月賞TRのここで負けて一旦脱落も、京都で厳しい競馬を経験した後、驚異の粘りで有力馬を大舞台でねじ伏せてみせた。
ヴェルトライゼンデの実力は、実績を見ればわかるが、直前の萩Sで3頭併せの真ん中でリードを守り通しての抜け出しで、圧巻の内容ではなかったが、恐らく陣営の青写真通りに次戦に使いたかったはずのホープフルSへ、理想のステップで迎えたという経緯がある。
現に、既に出来上がりかけていたコントレイルが、他の馬とさして違わぬ成長曲線を描きながらも、決定的なスピード能力の違いを見せつけるように自在の立ち回りを見せ、それをマーフィー騎手共に揉まれながらの追撃で、何とかしようと試みるも、抜け出す時の加速力が助走距離の差そのもので結果に表れてしまうような平均ペースで、勝ち馬と2着以下の競馬という切なさはたたえつつ、それでも、揉まれた経験を他に見せつけたことは、そうした経緯があっての、血統的な好走要因だけではない要素として挙げられるものになったと言える。
ただし、弥生賞でもっと成長面で課題のあった3着以下の組が、スケール感でコントレイルと遜色ないと結論付けられることになったサトノフラッグに一捻りの内容だから、様相一変の側面もある。
ヴェルトライゼンデがどうこうではなく、もっと可能性を秘めた馬が他にいても不思議ではないのではないか。
無論、不敗の馬でなければ立ち行かないというほど圧倒的な存在ではないヴェルトライゼンデが、勝手にコケる可能性も踏まえねばらないが、固定したいと思った4頭を評価順に並べると、
◎ココロノトウダイ
○アオイクレアトール
▲ヴェルトライゼンデ
△サクセッション
本番でないと燃えないというほど、オンオフのスイッチが人間の思惑と完全には一致しないのがステイゴールド系の特性ならば、その辺りがもう少し判然としている組の方が面白いのではないのか。
キングマンボ系はあまり縁のないこのレース、ローズキングダムが連外しだったことでも大いに怪しいわけだが、その年にダービーを制したエイシンフラッシュを父に持つココロノトウダイは、サクセッションやアオイクレアトールよりは、豊かな経験がある。
展開上の面白みなどを考慮し、アオイクレアトールには田辺騎手が乗ることで、初の中山も意外と合いそうな雰囲気がすることを目論み、あえての対抗。
評価下げではないヴェルトライゼンデは、ややプライドの面に不穏なものを感じるとともに、この系統とは昵懇の池添騎手だからこその気遣いが、次戦以降に向けたステップとして価値ある敗戦を生む可能性まで踏まえ、丁寧にフォローしての単穴。
さて、ココロノトウダイだが、新馬戦で福島の1800でスタート後の多頭数戦ならではのがっしゃんなどの不可抗力に加え、自身の成長度合いなども影響し、後方からの競馬。
結果として、そのことで自分のタイミングでの仕掛けに成功し、4角で好位に取り付いてナイスファイトの2着。
新潟ではキレないものの頑張って外から差し切り、次の福島は、少頭数で楽に前を追いかけ、直線にすぐに先頭からの押し切り。
で、共同通信杯は初めてうまくスタートするも、父がJCで失敗した先行策で、直線伸びきれず。
ただ、ヴェルトライゼンデとは違い、全てアプローチが同じ丸山騎手の騎乗の中で起こった事象なのだから、ここ2戦の楽な競馬と、相応のタフさにあまりキレない特性まで踏まえて、ちゃんと好位につける正攻法を選択するはず。
それぞれに課題がある組み合わせなので、唯一乗り替わりのないココロノトウダイは、読める要素が多い。
ワーケアでもそうだったように、無理に仕上げない手塚調教師流のスタイルが、こういう組み合わせでフィットすると信じたい。
余計な体が絞れれば、相当走れるはずだ。
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