2020年フローラS【スカイグルーヴは危険な人気馬なのか?】
東京の芝2000Mの新馬戦を勝つ馬というのは、当然のことながら、そのレースが行われるごとに勝ち馬が誕生する。
ただし、そういう圧倒的な適性を証明した牝馬がここに出てくると、ものの見事に粉砕されてきた歴史がある。
軽く調べただけでも、ここ10年で3頭。
新馬戦楽勝のクィーンズベストなど、人気にはならなかったが、その時と同じ戦法をとった先行策に出るも、直線ではチェッキーノが独走する展開にほぼ大差に近い1秒以上の差をつけられた7着。
あとの2頭もまあまあの血統だったが、それまでの臨戦過程が大いに怪しかったせいでここでも見せ場を作れず、すっかり歴史の中で埋没してしまったようなところがある。
気性面では大いに怪しくて全く不思議ではない今年の中心馬であるスカイグルーヴは大丈夫だろうか。
恐らくは、良馬場であるということと、中山でタフな牡馬との消耗戦を使われ、多少のことならへこたれないだろうと、ここまでは推理が可能。
ただし、考えようによっては、東京2000Mの新馬戦など牝馬が勝つものではないという、禁忌にも等しい啓示とも解釈ができるのだ。
要するに、どんなに2000Mで楽勝していても、そこで消耗してしまって、春のうちは、まだ立て直しが利かないというわけだ。
かく言うスカイグルーヴとて、中山の内容が素晴らしかったという2着とは思えない。
馬場状態も回りの違いも、当然相手関係も含め、死角は大いにあり、それら全ては敗因だった。
加えて言えるのが、明らかに新馬戦とパフォーマンスがダウンしたという点。
ここまでいくと、完全に消すべき人気馬の傾向となってしまうわけだが…。
新馬戦は明らかに本気ではない。
中間点まで12秒台の緩いラップが入った62.3秒で楽逃げするも、そこから2つのコーナーをゆっくり回りながらも、じんわり加速。
しかし、まるで他の動きなど眼中にないとばかりの人馬の楽な手応えのまま、坂を上ってから悠々とルメール騎手がさっと前進を促したくらいで、表向きは馬なりのまま2:01.4で完勝。
その仕掛けたところからのラップが11.2-11.1であったことで、ドエライ馬が現れたとなったわけだが、そのスケール感だけ見せた格好の京成杯は、稍重でも中間点は61.5秒の2番手通過。
ただ、前が潰れてから先頭に立った頃には、ややヘトヘトだったように見える直線の内へのささり方もあって、クリスタルブラックの強襲を凌ぎ切れず、終いは自身のラップと酷似の12.6秒で非力さも見せた。
ただ、彼女が目指すべきはハイペースでも押し切り可能の女傑の道ではない。
パロクサイド系の活躍馬に共通するスマートな立ち回りでの、キレイな競馬をした結果の快勝の積み重ねだ。
叔父にドゥラメンテがいるから、その印象がどことなく、新馬戦の派手さと入り混じる先入観を捨てる必要がある。
440kgくらいの馬体がどこまで膨れるかは想像の域を脱しないが、きっと、ある程度増やして出てくる。
減っても、大きく減るようならばそもそも出ないだろう。
現状、ストレスの程度が過剰ではないスカイグルーヴの変な面は見られない。
同時に、あの新馬戦の末脚という最後の伸びは、中団からの競馬も予感させる。
一族の同じく中山での好走馬であるレッドルレーヴは、馬格も血統背景もほとんど同じ。
ディープが入っているか、エピファネイアの勝ち気な面が出ているかの差はあっても、本質の違いはないように思う。
無論、相手に彼女を選択するのは当然として、同じフラワーC組や策が見えないセイウンビーナスは速さをどう活かすかに注目しつつ、言うほどは1勝馬ばかりが台頭のレースにはならないから、2勝馬中心でフレッシュな組をしっかり押さえたい。
ただ、血統馬のルーラーシップ2頭は時計を持っているので、東京実績のあるヴォリアーモは厚めに買いたい。
◎スカイグルーヴ
○ヴォリアーモ
▲レッドルレーヴ
注ホウオウピースフル
△ウインマリリン、ショウナンハレルヤ、フアナ
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