北九州記念 2020 予想｜枠順、最終追い切り後の傾向を過去データ分析

2020年8月23日（日）小倉11R「北九州記念2020」芝1200メートルの最終予想と傾向を過去データと照らし合わせて軸馬を決めていきましょう。

北九州記念2020に出走予定の期待馬

今年の高松宮記念で刻んだ34.2-34.5というラップは
そもそもモズスーパーフレアにとって負けパターンの先行。

上がりは0.3秒くらい不利の分を差し引くべきだろうが、どのみち他馬に交わされる運命だった。

ただ実力は折り紙付きであり昨年のスプリンターズSを
32.8-34.4で走るも半馬身差…時計0.1秒差でタワーオブロンドンの豪脚に屈したが、その逃げは大いに評価された。

昨年の北九州記念は例年通りというか、
その気になると2F通過が22.0秒以内というあり得ないハイペースになるから、

1200メートル短縮初年度の2006年に
ゆったり3角の中で先頭に立ったコスモフォーチュンが、14回で唯一の4角先頭の勝ち馬。

この年も32.9-35.1で2F通過22.0秒。

ただ、明け3歳の小倉で2F 21.9から46.4でまとめて、1:08.3で勝った実績が彼女にはある。

昨年のこのレースの2F通過は21.6秒！

今年よりは慎重な仕上げであったから、自身推定21.8秒での通過、また3番手追走だった。

そういう型は好まないから、上がりも平凡だったスーパーフレア嬢は
もっと走りやすい中山競馬場では同じくらいのラップでも、終いは34秒台でギリギリ上がれる。

バランスラップでGⅠを正式には逃げ切った根拠にはなる。

払い戻しも期待大だが、ハンデが予想オッズを左右するか！？

加えて、苦手分野の68秒後半の遅い決着にも少しずつ適応できるようになったことが、あの幸運に繋がったのだろう。

遅いよりか速い方が合うモズスーパーフレア。

金字塔の＜2Fは21.9＞32.3-34.2→1:06.5は
横山典弘の京成杯AHと並び評される武豊の大傑作。

目標のないところにそれを設定することは困難だが
松若騎手は武騎手が作り直したモズスーパーフレアを駆って、GⅠ馬にしてみせたのだ。

モズスーパーフレアに備わったその類似の才能を
アグネスワールドと同じように引き出した時、実は誰もついていけないのである。

道悪という概念がなさそうな今の小倉で勝ち切るならば、この推理通りになると思う。