シリウスステークス2020【予想】|騙されない注目馬の特徴と最終追い切り
目次
日程:2020年10月3日(土)JRA 中京競馬場11R・シリウスステークス(G3)ダート1900mの予想を過去10年のデータから分析していきます。
過去配当からも予想オッズが期待できるこの一戦の出馬表が確定したので詳細と狙い目の有力馬情報をプロの目線で選定しました。
馬柱を吟味しながら外厩データなどから先行馬を想定し、実際に騎乗する騎手とのレース展開を予想しておりますが
荒れる要素は確実にあるのは言うまでもありません。
見どころ満載のレースではありますが、不安定な調教や追い切りデータに惑わされないように確実な万馬券を狙いましょう。
シリウスステークス2020の出走予定馬(枠順確定)
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 馬体重(前走) |
---|---|---|---|
1 | サクラアリュール | 藤岡 康太 | 474 kg |
1 | ダイシンインディー | 吉田 隼人 | 546 kg |
2 | アルドーレ | 横山 典弘 | 494 kg |
2 | エイコーン | 高倉 稜 | 468 kg |
3 | メイショウワザシ | 浜中 俊 | 536 kg |
3 | ランスオブプラーナ | 太宰 啓介 | 472 kg |
4 | エムオーグリッタ | 団野 大成 | 506 kg |
4 | サンデーウィザード | 秋山 真一郎 | 466 kg |
5 | ダイメイコリーダ | 松山 弘平 | 491 kg |
5 | ダノンスプレンダー | 川田 将雅 | 504 kg |
6 | グレートタイム | 福永 祐一 | 484 kg |
6 | テーオーヘリオス | 荻野 琢真 | 504 kg |
7 | キメラヴェリテ | 松若 風馬 | 538 kg |
7 | ナムラアラシ | 幸 英明 | 534 kg |
8 | カフェファラオ | C.ルメール | 508 kg |
8 | ミツバ | 岩田 望来 | 475 kg |
シリウスステークス2020を過去10年データから予想
シリウスS | 1着 | 馬齢 | 斤量 | 人気・父 | 2着 | 人気 | 3着 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | キングスエンブレム | 牡5 | 56 | ①(ウォーエンブレム) | ラヴェリータ | ④ | チョイワルグランパ | ⑨ |
2011 | ヤマニンキングリー | 牡6 | 56 | ⑤(アグネスデジタル) | キングスエンブレム | ④ | フサイチセブン | ② |
2012 | ナイスミーチュー | 牡5 | 54 | ②(キングカメハメハ) | ヤマニンキングリー | ② | グレープブランデー | ① |
2013 | ケイアイレオーネ | 牡3 | 53 | ⑤(ヘニーヒューズ) | ナイスミーチュー | ③ | グランドシチー | ⑥ |
2014 | クリノスターオー | 牡4 | 57.5 | ①(アドマイヤボス) | ナムラビクター | ③ | トウシンイーグル | ⑦ |
2015 | アウォーディー | 牡5 | 55 | ③(ジャングルポケット) | ダノンリバティ | ① | ナムラビクター | ② |
2016 | マスクゾロ | 牡5 | 56 | ①(ローマンルーラー) | ピオネロ | ② | アポロケンタッキー | ④ |
2017 | メイショウスミトモ | 牡6 | 55 | ⑪(ゴールドアリュール) | ドラゴンバローズ | ⑤ | ピオネロ | ③ |
2018 | オメガパフューム | 牡3 | 53 | ②(スウェプトオーヴァーボード) | ウェスタールンド | ⑦ | サンライズソア | ③ |
2019 | ロードゴラッソ | 牡4 | 55 | ⑥(ハーツクライ) | アングライフェン | ⑦ | メイショウワダチ | ⑤ |
*通常の阪神2000Mの傾向
シリウスステークス2020の過去傾向や前走から予想
酷いレースだったカフェファラオの前走・ジャパンダートダービー<7/12 大井2000M・JpnⅠ>について
様々な考察があるのは当然のことだろう。
一つ確かなのは恐らくコントレイルというサイボーグというかラスプーチン的不沈艦以外、
数多存在した歴史的名馬であっても、東京の根幹距離重賞で力を目一杯示したようなパフォーマンスの後は
回復に相応の時間を要するということ。
世界レコード級で決着した昨年のヴィクトリアマイル優勝馬・ノームコアは
今年の勝者・アーモンドアイとは異なり、秋の富士Sへ休養十分の中で挑んだから、馬場質に大差なくとも
稍重止まりの富士Sはタフ過ぎなかったこともあって、滅多に達成できない連勝という快記録を作るに至った。
アーモンドアイの場合は中2週。
芝とダートのフォーマットそのものが別物のハードの差異というのは、時計という概念での結びつき
特にその点での格差がある日本では、芝をこなせるダート馬が時たま登場するということが、これまでのスタンダード。
アーモンドアイは大いにダート参戦への匂わせをする必要さえない、世界レベルのタフネスフィリーであったが
母フサイチパンドラにはダート参戦の逃げ道を芝GⅠタイトルゲット後に、わざわざ施されるようにして作ってもらったという経緯がある。
これ、一体何の話なのかというと、必ずしも高速競馬を得意としなかったフサイチパンドラに互換性はなかったが
ダートの重賞級も出ているロードカナロアの傑作であるアーモンドアイは
若い頃からマイル以上での高速決着への対応力から、密かにスピードの持続力で勝負するのが当たり前のダート戦線に国内向けの砂が重いダートは合わないのは当然としても、せいぜいドバイクラスのまあまあスタンダードの馬場にフィットする可能性はあるのかもしれない。
血統表をじっくり凝視したから、そういう結論に至ったわけではないが
芝で瞬間的な加速を求められた際に、そういう資質がより秘められているのだとすれば
あのアーモンドアイの安田記念で見せた残念な末脚にも合点がいくというもの。
エネルギー消費量が、桜花賞制覇時と比べて、格段にアップしてしまったのだ。
これでは、調子がどうこうは問題ではない。
血統構成は大いに違えど、そのアーモンドアイが桜花賞を駆けた時のスピードを
より凝縮して後半に爆発させた安田記念勝ち・グランアレグリアも、次走に選んだNHKマイルCでは
あの時のアーモンドアイと瓜二つの内容であった。
同じルメール騎手だから、多分に鞍上の問題のように言われることもあるだろうが、名誉のために断言しよう。
むしろ、彼はパートナーを傷つけないようにした結果が、あの形で現れただけである。
それをいいとするか否かは、もう個々で判断するしかない。
それと同じように、カフェファラオの前走の敗因は物理的限界があったという解釈が正しい。
東京で快走するのは、同時に夢を潰す可能性を暗示していると言える。
最終追い切りタイムや脚質も重要な予想のポイント
走りやすいというより、強い馬のためのステージなのだから、まさにこれからという場面でのカフェファラオの快走に、反動はつきものだったのだ。
ユニコーンS
- 46.1−48.8→1:34.9<稍重>
というのは、途中まで芝の重賞のラップであるから、桁違いのハイパフォーマンスであることは明白。
一方で、
ジャパンDD
- 61.3−64.6→2:05.9<重>
*<カフェファラオの走破タイム> 2:08.4
の大井ではフィットしなかった。
アメリカに行く気がなかったからこその、大井参戦であり、
このシリウスSを秋始動戦とした根拠も、左回りだからこそというユニコーンSの結果との因果関係は深い。
まだ若いカフェファラオの気分をどう引き出すのか、一様に、ルメール騎手の判断に左右されることになるが
とっくの昔にダート馬の特性をピンからキリまで学習済みの実質日本人騎手である。
その不安よりは、プライドの復活の方が気掛かり。
カフェファラオの血統を深く考えてみると勝ち馬となる理由が!
敢えて、ここで同期の星・コントレイルを引き合いに出そうと思う。
【コントレイル】血統表
コントレイル | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
ロードクロサイト | Unbridled's Song | Unbridled | Fappiano | |
Gana Facil | ||||
Trolley Song | Caro | |||
Lucky Spell | ||||
Folklore | Tiznow | Cee's Tizzy | ||
Cee's Song | ||||
Contrive | Storm Cat | |||
Jeano |
【カフェファラオ】血統表
カフェファラオ | American Pharoah | Pioneerof the Nile | エンパイアメーカー | Unbridled(レイズアネイティヴ系) |
Toussaud | ||||
Star of Goshen | Lord at War | |||
Castle Eight | ||||
Littleprincessemma | Yankee Gentleman | Storm Cat | ||
Key Phrase | ||||
Exclusive Rosette | Ecliptical(レイズアネイティヴ系) | |||
Zetta Jet | ||||
Mary's Follies | More Than Ready | サザンヘイロー | Halo | |
Northern Sea | ||||
Woodman's Girl | Woodman(レイズアネイティヴ系) | |||
Becky Be Good | ||||
Catch the Queen | Miswaki | Mr. Prospector(レイズアネイティヴ系) | ||
Hopespringseternal | ||||
Wave to the Queen | Wavering Monarch(レイズアネイティヴ系) | |||
Blue Ankle |
その構成を分解すると、
- ヘイロー
- ストームキャット
- アンブライドルド
- インリアリティ(系)
- 母方でミスプロ系の強いクロス<ファピアノ3×4/ミスプロ4×3>
唯一の共通点が日本で走っているということだけのようで、彼らはその余りにも非凡な才能の持ち主であるがために
血統的解釈の上で、同質に等しいと断言できる。
カフェファラオがコントレイルに近いのではなく、
コントレイルにはカフェファラオのようなダート適性が大いに秘められているという根拠とすべきだろう。
カフェファラオに芝は合わない。
サリオスのように、その獰猛さを抑えるような見えやすいところにあるスイッチは、ここまでは見つけられていないからだ。
父に快速馬のレイズアネイティヴの血が入っていないから、緩急をつけてもコントレイルは柔軟な対応が可能なのだろうが、彼もまたダートは得意のように思う。
何も断言することはないが、悲しいほどにサリオスの才能が
反対の意味でコントレイルの才能とのコントラストを生んでしまったように、
無理をしたところでコントレイルの瞬間移動による「ライバルフリーズ現象」は、カフェファラオにできないだろう。
そういう勝負のつけ方ができなかったから、大井で負けた。
血統図の解釈は色々あれど、瞬発力を強化する血は父のアメリカンフェイローにも母系にもないから、レイズアネイティヴのやけに多い配合で、スピード能力全開の競馬で大威張りのユニコーンSは、極めて合理的に説明がつく。
シリウスステークス2020の最終予想を消去法でまとめてみる
左回り、ゆったり馬場1周。
対して挙がる古馬初挑戦に、長距離輸送も初めてという死角の要素は、普通の馬には大きな障壁だろうし
正直、カフェファラオの敵はここにはいないように思うが、出脚だけは気をつけないと
揉まれたことも前走惨敗の理由だから、自分の力でどうにかしたい。
スマイルカナのような、自分のスタイルを古馬戦でも実践の好例を見倣いたい。
例年と全く違うに等しい条件に変更になったので、中京ダート1900Mのこれまでの結果や出走馬の実績について、フォローアップしていきたい。
中京ダート1900M<古馬出走可、13頭立て以上での枠順成績>
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5回 | 6回 | 10回 | - | 21回 |
2枠 | 5回 | 9回 | 8回 | - | 22回 |
3枠 | 10回 | 6回 | 5回 | - | 21回 |
4枠 | 7回 | 8回 | 8回 | - | 23回 |
5枠 | 12回 | 5回 | 13回 | - | 30回 |
6枠 | 9回 | 6回 | 7回 | - | 22回 |
7枠 | 8回 | 11回 | 9回 | - | 28回 |
8枠 | 8回 | 13回 | 4回 | - | 25回 |
1~4枠の小計 | 27回 | 29回 | 31回 | - | 87回 |
5枠~8枠の小計 | 37回 | 35回 | 33回 | - | 105回 |
計 | 64回 | 64回 | 64回 | - | 192回 |
※古馬出走可能条件に限る/13頭以上で馬券内の出走馬について
勝率では3枠でも、絶対的に馬券に絡む馬は5枠ばかり。
内枠では仕掛け遅れ、外枠は位置はとりやすくてもロスは当然大きいから、着拾いまでが多い。
長い直線を2度走り切るので、自在性のある馬は極端な枠は歓迎ではないだろう。
この傾向を踏まえて、ゾロ目とかお近所さん同士とか、まとめて押さえる作戦で軸を絞るのが合理的と言える。
②同コースのレースに出走した際の成績
競走馬 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
アルドーレ | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 |
エイコーン | 1回 | 1回 | 0回 | 0回 |
- アルドーレ ・・・前走阿蘇S勝ち
- エイコーン ・・・4走前に東京大賞典<大井GⅠ>で5着。
鬼に金棒の実績込みで、ある意味鉄板のコンビ。
シリウスS自体がリピーターが出やすい条件のコースであるから、
この2頭の実績を軽視するのでは筋が良くないだろう。
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