府中牝馬ステークス2020【予想】|過去10年から分析する穴馬と最終追い切り
2020年10月17日(土)JRA・東京競馬場11R「府中牝馬ステークス2020」の予想です。
軸馬診断は勿論、想定的に過去配当でも大穴が狙えるレースですので上手く予想オッズを見ながら激走馬をピックアップします。
外厩、厩舎情報や追い切りデータを基に消去法でじっくり予想していきましょう。
グレード:重賞(G2)
日程:2020年10月17日(土)
発走時間:15時45分出走
開催場所:東京競馬場
距離/コース:1800メートル 芝・左回り
賞金:5500万円
レコード:1:44.2
府中牝馬ステークス2020の出馬表と騎手データ(枠順確定)
1 | シゲルピンクダイヤ | 幸 英明 | 54 | 474 |
2 | ダノンファンタジー | 川田 将雅 | 54 | 466 |
3 | フェアリーポルカ | 和田 竜二 | 54 | 510 |
4 | サラキア | 北村 友一 | 54 | 456 |
5 | ラヴズオンリーユー | M.デムーロ | 55 | 474 |
6 | シャドウディーヴァ | 内田 博幸 | 54 | 474 |
7 | トロワゼトワル | 横山 典弘 | 54 | 464 |
8 | サムシングジャスト | 松山 弘平 | 54 | 508 |
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 負担重量 | 馬体重(前走) |
府中牝馬ステークスの過去の傾向
今年のように少頭数の年の傾向としてはまず、スローのヨーイドンになって、人気馬はそれなりに好走する。
前に行く馬に有利であると同時に、重賞実績があれば、自力で何とでもできるので、普通は荒れない。
ただ、古馬との対戦成績がちょっと物足りないGⅠ馬2頭は、牡馬と当たっているラヴズオンリーユーの方が当然有利。
その分、雨予報のために、能力が出し切れない馬の見極めが重要だろう。
ダノンファンタジーの好走は、容易にはいかない。
スピード優先の東京ではなかった先週の開催は、同時に、強い馬にこそ有利な重賞競走を実現するに相応しい設定となった。
とりわけ、日曜日の毎日王冠を難なく突破で、これでも今年初勝利だったのか…。
と、皆を黙らせる試走を行ったサリオスなど、全くとは言わなくても、
一年前のサウジアラビアロイヤルCを快時計で乗り切った馬には、序盤のラビット的存在の出現に喜びながら、まだまだ伸びしろを感じさせる作りでも、筋肉量が増したようなタニノギムレット的マッチョ感は醸し出しつつ、ただ肝心のフォームはというと、全身を使ってストライドを大きくするには目方が大きすぎるので、手足が短く見せる重戦車の轟音がついてくる颯爽した雰囲気はなくて、改良することもまだまだできそうな状況にあった。
そうして、まだまだ変化してくれそうなその真っただ中にいるサリオスが、器用に道悪をこなせるということはない。
滑る面もあっただろうし、皐月賞の経験がなければ、サトノインプレッサ的惨敗も想定内だったろう。
ところが、皆のリスペクトがあったおかげで、本当のところはラビットと同等のダイワキャグニーを徹底して動く目標に据え、サリオスのパワーと誰もあまり気づいていないエンジンの掛かりの良さ<皐月賞好走の最大の要因>で、自分の体が大きいから加速そのものは時間がかかっても、動き出して一定速度に達すると、余裕ぶっこいたコントレイルでも簡単にはパスできなかった持続力で、他の馬たちを相手にしなかったのである。
良馬場だったら、もっと楽だったのかもしれない。
それこそ、コントレイルが昨秋に記録した1:44.5という意味不明レベルの快時計に迫っていただろう。
あの頃のコントレイルであれば、今のサリオスは好勝負であろう。
現実はそうはうまく行かないわけだが…。
こんな話をするのは、どういうわけだか重賞勝ちに縁のないサラキア姉さんのためである。
何もかもスケール感が違うだけに、斤量利と今年勝ってますアピールで、G1馬との差を見せつけたいところだったが、古馬G1を勝っていない4歳のお嬢さん方は、オークス馬の方が55で元の2歳女王とは同じ54だから、全く見せびらかすような武器を持ち合わせていないことになる。
おまけに、三冠フィーバーにプラスして八冠チャレンジにテンション爆上がりのファンたちが、弟君の快走に黙ってはいない。
頑張れ、お姉ちゃん。
余計なことに加担しかねないパリピ化するハイテンションの愚民たちを、コツコツ真面目に小さな実績を積み上げてきたサラキアはどう思っているのか。
せめて、競馬に対しては素直であってもらいたいものだが。
特段の成長はないが、面白い特徴はある。
馬場状態の問題は脚質で解決できる
ワンターンが好きなのは、明らかに不利な条件だった逃げの道悪・エプソムCでの好走で再度証明されたし、1800Mに絶妙な適性があることも皆が知っている。
しかし、どういうわけだか、諦めることが当たり前になっているこのディープ牝駒には、連続性の面で死角が生ずる。
唯一、小倉で元気になった後に、ワンターンで快走…。
こんなものはデータでも何でもないわけだが、キャラクターとしては掴みやすい。
- 青島特別①<小1700>→ローズS②<阪1800>
もう一つが、きついレースを経て、違う能力を求められた時に復活するというようなところ。
- 阪神牝馬S⑩<馬群で揉まれる>→エプソムC②<しがらみがなくなりテン乗り騎手で逃げる>
- エプソムC⑬<ハイペースの不良馬場で惨敗>→小倉日経オープン①<小倉では自在で末脚炸裂>
今回は両方の要素が連結されて、久々の牝馬限定のワンターン戦。
クイーンSに行かずに小倉で復調を期した、他の馬との違いにこそ、本流でない馬の強みがある。
5年前だったか、大したメンバーではなかった小倉日経OPで勝ち切れなかったのに、大混戦で道悪のこのレースを圧巻の後方一気で制したノボリディアーナが出現したのは。
この馬もワンターンが好きで、小倉での好走歴が他にもあった馬。
一族の代表馬にミルリーフ、その系列に属すフジキセキが伯父という血統配合に加え、その代表産駒のストレイトガールがGⅠ2勝と暴れた年でもあったのが2015年。
また何でもないレース史の切り取りではあるが、こんなことでも狙いは立つくらい、難しい結果の多いレース。
こういう割り切りで、伏兵の買い目に厚さを求めるのもこの頭数ならいい。
わざわざG1馬から買うレースではない。
お嬢さん方には本番で期待して、自分の庭での初重賞制覇を、意地を見せる形で飾ってもらいたい。
府中牝馬ステークス2020 - 出走予定馬の血統
殆んどこの系統の概要は、サリオスの解説で示しているので、知識の足しにということで、これも再構成するような形で、エプソムCで本命にした際の昨年の拙著をリメイクしておく。
母のサロミナは、ドイツのオークスを快勝した馬で、父のロミタスは凱旋門賞で衝撃のレコードウインを決めたデインドリーム。
その名の通り、母父がデインヒルであるからこその由来となるが、サロミナもデインヒル直仔でドイツの活躍馬・タイガーヒルの産駒である母を持つ。
こういうタイプの配合は、スピードを前面に押し出すのに何かしらのきっかけが必要で、それがサロミナの仔たちでは日本であり、デインドリームは高速のロンシャンであったわけだ。
その中で、日本の芝における速い上がりもこなせるのは、ブエナビスタとマンハッタンカフェと同じシュヴァルツゴルトの末裔で共通であるからに他ならない。
それからシュヴァルツブラウロートとズレイカを経て、両者は分岐していくが、より代を経て様々なジャーマンブランドを取り込まれたサロミナの方が、より発展的なノーザンダンサーの入り方により、結果的にはブエナビスタやマンハッタンカフェの代表産駒であるヒルノダムールやレッドディザイアと似たようなノーザンダンサー系クロスのサンデーサイレンス締めで、爆発的な末脚を勝ち取ったようなところがある。
そもそも、こういう配合は日本に合わないが、ズレイカからの流れになると、軽さを武器とした北米型の快速系も受け入れられる。
その中で最上級のサンデーサイレンスのまた、より上位にいるディープインパクトとハーツクライでの成功は、最初から分かっていたことなのだろう。
即ち、この血が入らなければ、動き出すタイミングを見つけられずに、競走生活を終える未勝利馬であったも不思議ではないということだ。
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