サンタアニタトロフィー2020【予想】|過去データと最終追い切り

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サンタアニタトロフィー2020【予想】|過去データと最終追い切り

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サンタアニタトロフィー予想と大井競馬(南関東)の攻略記事です。
枠順確定後のダート重賞戦を過去結果を振り返りながら特集していきます。

このレースの見どころは何と言っても大迫力のダートでの競走!
トライアルを勝ち抜いてきた出走予定馬の中から予想オッズをチェックしつつ「穴馬」をピックアップして過去配当を超える払い戻しを狙いましょう。

レース名第41回 サンタアニタトロフィー3上オープン重賞
グレード重賞(siii)
日程2020年11月18日(水
発走時間20:10発走
開催場所大井競馬場
距離ダート1600m
コース内コース(右回り)
賞金13,000,000円
レコード1:37.2

サンタアニタトロフィー2020の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)

枠順出走予定馬騎手斤量(負担重量)馬体重(前走)
1マイネルクラース丹内祐次(JRA)56475
1ミキノトランペット橋本直哉(浦和)56551
2スウィングビート張田昂(船橋)57495
2グリードパルフェ藤本現暉(大井)56460
3ワークアンドラブ笹川翼(大井)57467
3トーセンブル石崎駿(船橋)57447
4グレンツェント森泰斗(船橋)58473
4 マイネルバサラ的場文男(大井)57492
5キャプテンキング和田譲治(大井)57527
5 クロスケ繁田健一(浦和)57462
6サンロアノーク御神本訓史(大井)56481
6コパノジャッキー矢野貴之(大井)56.5492
7テルペリオン山崎誠士(川崎)57530
7ロードアルペジオ本田正重(船橋)56499
8 アドマイヤゴッド今野忠成(川崎)56504
8ハルディネロ藤田凌(大井)57485

 

サンタアニタトロフィー2020 - 過去10年のデータによる傾向

ここ数年は、良い馬のためのレースになっているサンタアニタTだから、メンバーの力量差もかなりある印象もあって、人気必至の2頭を両方切る手はさすがない。

 

思惑とは違う方向で、こんな所で輝くはずではなかった…、という馬が登場するレースではない。

中央のトップクラスともやり合える馬が勝つレースだ。

昨年のノンコノユメも、その前年のヒガシウィルウィンも、ソルテだってそう。

 

中央のレースよりは、年齢制限のようなシステムは緩めに設定されているから、右回りだとあまり冴えないという感じのグレンツェントがもう気づけば7歳ということなど、それほど重要なポイントとはならない。

 

この馬の場合、4、5歳シーズンで全く走れていないから、最近はしっかり使われているとはいえ、まだ30戦もしていない。

ダートのオープン馬として、GⅠ級ではないところで8勝なのは、評価する段階にない一方で、伸びしろも残っている。

そういう内容の前走だったから、森騎手を再び乗せる以上は、かなりタイトな大井の内回りでも、ここは負けられない。

 

乗り替わり大騒動となった前走のスパーキングサマーCでは、伊藤裕人騎手に代役が回ってきて、他も基本乗ったことのない馬に乗った騎手同士の争いとなって、勝負所で動き出しがみんな若干早かったのもあるが、それにしても、スパートのタイミングも見事で、むしろ、森騎手の方がお手本にしたいくらいの素晴らしい競馬であった。

 

元から、積極性の出ているガツガツタイプのアメリカン型ではないグレンツェントは、中央時代も、ルメール騎手や戸崎騎手で結果を出していたのような馬で、そもそもが芝で下ろされたような馬であることからも、見た目の雰囲気にあった差し馬である。

祖母のハットゥーフは、ニューマーケットの1000ギニーを勝ったことに止まらず、古馬になって、同じ競馬場のブリティッシュチャンピオンSを制しただけでなく、タイトなローテとなるブリーダーズCのターフ<フィリー&メアではない>に連続挑戦したような名牝。

 

サンタアニタトロフィー2020を血統予想

弱々しい早熟型とはなりづらい血統背景は、自身がそこそこ早熟だった母父に当たるキングマンボより、その母ミエスクのタフさの方が強めに出ているのだろう。

グレンツェントは父のネオユニヴァースとは違い、気難しさでかじ取りに迷うようなタイプではなく、ダートに合うタイプなのに、どうしても消耗戦に向かない性質があるマイラーだから、困ってしまうところがあったのだろう。

歓迎すべきことに、彼が得意とする左回りのマイルコースは、南関東にはふんだんにレース番組がある。

これからである。

二つ年下のコパノジャッキーは、その名の通り、あのリッキーを全兄に持つ血統馬。

この馬も兄が愛したマイル戦を得意としているが、兄のように中央で苦闘を続けることになった上に、ついに未勝利クラスを脱せず、一度、園田に転じて、今の荒山厩舎に再転厩後、大井の1600戦を使うようになってから、勝てる馬に生まれ変わった。

通算で、もう10勝している。

 

ただ、肝心の重賞でパッとしない。

ずっと人気になっているが、それは森騎手が乗り続けていることも影響しているのだし、現に、グレンツェントと対戦したマイルグランプリでは、それなりに評価されながら、自慢の捲りが機能せずで、仕掛け気味に出たグレンツェント共々、ミューチャリーの後塵を拝す結果に終わった。

だからこそ、森騎手を失った今、中央に再度戻ってまるでダメだったことまでも、またしてもリセットするような仕事が求められる。

 

サンタアニタトロフィー - レース展開と最終予想

 

そこでサブノジュニアの道悪巧者ぶりを120%引き出した矢野騎手へのスイッチは、かなり期待できる要素になるか。
グレンツェントとは斤量差が1.5kgもある。

軽くないところに足されるグレンツェントは、実力者であると同時に、常に挑戦を受け続ける立場でもあるわけで、極めて厳しい立場になる。

 

しかしながら、グレンツェントは7月のマイルグランプリで、動かすつもりではないけれども、前を捌かないと苦しくなるという本田騎手の判断が裏目に出て、ミューチャリーの良さを引き出してしまっただけのことで、その辺は全て、前走の快勝でリセットされている面がある。

 

スパートのタイミングで誤りがなければ、元々、あまり締まった砂を好まないタイプで、重馬場の川崎では出来過ぎでも、大井の内回りで鋭く伸びる差しを活かすことは、十分に可能に思える。

 

斤量面の不利は大きいが、同時に、自身を取り戻したような印象があるこの秋のグレンツェントは、本格化を示す大いなるシーズンにしなければならないから、コパノジャッキーに屈するようでは、もうこれ以上は望めないとなる。

荒山厩舎には縁起のいいレースだからこそ、どちらがより支持を集めるかは不明でも、レースの格の印象よりもっと上の重要戦の意味合いが強いように感じられる。

 

まだまだ死角が多そうなコパノジャッキーだけに、快速系のハルディネロらの抵抗如何では、様々な展開も予測される。

トーセンブライト×トーセンダンスということで、適性不明の印象が先行するトーセンブルは、今年はずっと長い距離を使っているが、単純に飽きっぽいのだろうから、条件変化で穴をあけるタイプに思える。

強い馬もいて、どうせ前に行けないから、こういうレースでは押さえて損はない。

先行型ではサンロアノーク、大井のマイルは実は合っている可能性があるロードアルペジオなど、死角から登場の個性派をくまなく拾っておく。

 

 




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