チャレンジカップ2020【予想】|過去データと最終追い切り

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チャレンジカップ2020【予想】|過去データと最終追い切り

読了までの目安時間:約 9分

 

チャレンジカップ予想と最終追い切り後のデータ分析になります。
前走の成績や抽選で選ばれし出走予定馬が決定しました。
予想オッズや外厩仕上げの情報なども見極めて、過去配当を超える払い戻しを狙います。

 

レース名第71回チャレンジカップ
グレード重賞(giii)
日程2020年12月5日(土曜)
発走時間15時45分出走
開催場所阪神競馬場
距離芝2000m
コース右回り
賞金4100万円
レコード1:57.2

 

チャレンジカップ2020の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)

枠順出走予定馬騎手斤量(負担重量)馬体重(前走)調教タイム脚色
1ヒンドゥタイムズ武 豊56.0kg464kg82.2-66.3-51.8-38.0-12.1馬也
2エヒト団野 大成55.0kg444kg52.3-37.8-24.9-12.6一杯
3セントウル松山 弘平56.0kg470kg--
4キングニミッツ和田 竜二56.0kg508kg82.6-67.5-52.9-39.2-12.8馬也
5ロードクエスト幸 英明56.0kg460kg52.0-38.7-25.8-13.2強め
6ジェネラーレウーノ三浦 皇成56.0kg512kg52.2-37.3-23.9-11.9仕掛
6レイパパレ川田 将雅53.0kg424kg53.6-39.1-25.3-12.7G強
7サトノクロニクル藤井 勘一郎56.0kg472kg54.9-40.2-25.7-12.3一杯
7ナイママ国分 優作56.0kg472kg54.6-40.1-12.4馬也
8トーアライジン森 裕太朗56.0kg507kg54.5-39.0-25.7-13.1馬也
8ブラヴァス福永 祐一56.0kg490kg77.6-63.1-49.4-36.7-12.1馬也

 

 

チャレンジカップ予想2020 - 過去10年の結果と今年の傾向

少頭数戦ばかりで、前走勝ち馬が圧倒的に有利
 1着2着3着4着以下
前走準オープン以上1着2回2回1回2回
前々走G21回1回1回7回
M.デムーロ2回0回0回0回

外回りの1800M戦の時は、完全にここに照準を絞って、翌年以降の重賞路線、場合によっては有馬記念に間に合わせるためのステップになっていたものが、翌週の中日新聞杯とほとんど似たような適性が求められるようになった近年は、少しは走りやすい中京に、有力馬も散っていく傾向で、普通は穴狙いする必要がない分、レベルの低下は否めない状況。

 

今はとりあえず、ルメール軸に、川田か福永を押さえて、多くの相手を選ばずに絞り込んで、重点投資したいという流行に少し逆らっていきたいと思う今日この頃。

じっくりしがむほどに、その味わいが出てくるという中距離巧者を押さえたいこのレースだが、派手な女・レイパパレに大いに振り回されそうなその他牡馬連中に、どれほどのチャンスがあるのか。
否、そもそもそんなに信用できるような、本命党に優しい女なのか。

 

もう少女なんて言わせないレイパパレの才能再爆発に、大いなる期待を寄せるのは当然としても、シェルズレイという牝馬の血統、競走実績にその産駒の特徴までほとんど理解する筆者からすると、いきなりの古馬重賞が混合戦というのも大いに怪しい。

相手は相当に軽いと言わざるを得ない、福永の牡馬以外は…、状態の中央競馬の趨勢に、これも逆らうとしたい。

牝馬縛りは有馬だけ継続する。
面白い馬を見つけたなら、そこから入りたいところだ。

 

チャレンジカップ予想2020 - 想定されるレース展開

 

狙いたい一頭に、ヒンドゥタイムズを挙げる。

一貫して芝2000Mを使われてきたこの馬は、先述の川田、福永両騎手も騎乗し、阪神のこのコースでも好走したことがある。

何故か、ブラヴァスが勝った時にだけ福永騎手が乗っているという奇妙な点を除けば、いかにもハービンジャーの牡馬のように、ゆったりと時間をかけて成長するダンチヒの非快速系馬にありがちなポカも数度重ねながら、いよいよ、七夕賞からオープン入り。

 

昨年の冬。

 

もはや、一昨年とすべき京成杯の3着の実績があるが、これは阪神の新馬を快勝後の参戦。
ずっと同じ距離しか使っていないので、使い方こそ一定ながら、連勝はこれまで一度もなし。

道悪の実績も敗戦の記録も、また、多様な脚質での好走実績こそあれど、ボチボチ止まりで終わる競馬も多い。

11戦して4着は3回で、後は馬券内。

 

難しい解釈など必要のない、実に分かりやすいこの馬は2000M巧者に違いないが、何故連続4着なのかと言えば、それは使ってきたレースが良くなかったとしか言いようがない。

最初が道悪の七夕賞で、見事にスタートからもモタモタ。

次は、歴代のG1馬もその実績に関係なく、ガンガン罠に引っ掛かった中京の2000M。

ケフェウスSという見慣れないレース名だからではなく、どういう構造のオープンレースであるかが重要であって、ここで負けた馬の中では2番人気で着外だったラストドラフトが、すでにアルゼンチン共和杯で好走して見せている。

 

 

チャレンジカップ予想2020 - 過去結果的に有利な枠は?

 

何故かダートで開眼のハナズレジェンドもいたし、一応、連続凡走中ながら2017年当レース覇者・サトノクロニクルの出ていたようなレース。

実力者のジェネラーレウーノや本来は重賞連勝が既定路線のブラヴァスらと、大いに見劣るような馬ではないのは確かだ。

ケフェウスSでは北村友一騎手が、普通に中団から乗ったことで、結果を出せなかったが、それはよくわからないことも多い、半端な戦略だと物足りない中京特有の事情もあってのことであり、何故かドツボにハマっていったコントレイルのように、変な癖をつけてしまう発端の競馬となりやすい側面もあるので、勝たなくてよかったとしたい。

 

中8週以上で、良績が集まるというかそういうローテになるから、単純に傾向がそうなっているだけながら、古牡馬の争いでちょっと揉まれた感じのハービンジャー産駒だから、直線に急坂があるコースに何だかんだいって適性のある牡馬が多いという印象も含めて、洋芝がメインになるこれからの季節に、この手の血統の馬が活躍するという期待を込めて、ヒンドゥタイムズの才能の開花を期待する。
朝日チャレンジCの時代から、計6勝の武豊騎手は、ほとんどがレースコンセプトに適した4歳以下の馬による勝利だ。

 

うち、マーベラスサンデー、スズカマンボ、トーセンスターダムはその後大きく成長を遂げ、ビッグタイトルも獲ったわけだが、何故か、最初から乗っていたマーベラスサンデーやトーセンスターダム以外、主戦と呼べるほどのコンビを組んだ結果の勝利ではない。

競馬界のトップスターなので、そういうピンポイントでの仕事を求められる立場なのはわかるが、重賞を簡単に勝っているように見せる武騎手とて、それが簡単ではないことくらい十二分に理解しているはず。

肝心のテン乗りでのこのレースの実績となると、若い頃から散々人気馬に乗っているからこそ、過剰人気の大敗も多くて、何とも言えないが、この手の乗り替わりはかなり珍しい。

初騎乗で勝ったことはないが、トーセンスターダムのようにクラシックで散々期待を裏切って、ここでも人気落ちの中復活したようなことが、今の武豊騎手にもリンクしたりするから、重賞で人気を裏切ったヒンドゥタイムズの適性からも、1番人気ではないことは間違いないからこそ、狙いは立つだろう。

 

チャレンジカップ予想2020 - 出走予定馬の血統

 

元を辿れば、6代母がサーゲイロード<英二冠サーアイヴァーなどを出した大種牡馬>、セクレタリアト<米三冠馬>を産んだ偉大なるサムシングロイヤルなのだから、面白いというか、何となくでも気になってくる底力型の系統なのは間違いない。

分岐するとニシノフラワーが登場する馴染み深い牝系なので、そちらからハービンジャーの代表産駒にもなるニシノデイジーが、正確に表現すると、3代母にニシノフラワーを持っていて7代目にサムシングロイヤルを持つ彼との共通項は多いから、案外、速い馬場もこなして、もちろん右回りの2000M辺りも本当は合っているはずの血統構成は、十分に比較材料になる。

 

ゆっくり育った、京成杯では3着<ニシノデイジーは直前のホープフルSで3着>というコネクションには、ツボがこの辺にありそうな雰囲気は十分にあって、それは皐月賞3着のあるジェネラーレウーノや阪神2勝のブラヴァスなど、スケール感のレイパパレより適性のある馬は多いと気が付く。

 

唯一、ニシノデイジーとの違いがあるとすれば、フォルリの血が母母父のヌレイエフ<その母父>を経て入ったヒンドゥタイムズと母母父がセイウンスカイ<その3代父>という点があって、直系と牝系のダンチヒがクロスしたニシノデイジーは奥行きを失ったのに対し、リファールもまたベーリングとディープインパクトを経て入った上のクロスというヒンドゥタイムズには、本格的な底力勝負向きの可能性を感じさせるものがある。

 




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