競馬学<血の魔法>
・ミトラ<1400オープン特別勝ち→2000以上重賞連続連対> 母は短距離で3勝。東京芝1400Mレコード走の根拠。 一方で、時に名うての砂巧者を出すシンボリクリスエスの産駒でもあり、福島記念の勝因は、一族にメイショウサ…続きを読む
地味なのに派手
日曜日に行われた重賞2競走で2番人気だった馬が、ともに好走。それも極端な脚質ながら、双方スローペースとなった展開を一方は利して、もう一方は完全に逆らう戦法で自分の出来る仕事をやりきった。 また、昨秋に初重賞制覇を成し遂げ…続きを読む
ダートと長距離の血 – JRAダートGⅠを両方勝った馬にはステイヤーの血が入っている
中央のダートGⅠを両方勝った馬は5頭。双方で連対したことのある馬は、これに3頭加わり計8頭いる。 うち、シーキングザダイヤ以外の7頭の共通項として、父か母父が芝の2400M以上のGⅠを自身若しくは産駒が勝っている。例外は…続きを読む
競馬学<大レコードの本質>
僅か0.2秒の差で、まるで別次元の展開になるのが競馬の奥深さだ。中山の2000Mでは、つい先日歴史的レコードタイムが刻まれた。 A:15・中山金杯<革命> 1着ラブリーデイ <59.4-(58.4)=1:57.8> 異常…続きを読む
名種牡馬の血筋 – サイヤーズファミリーの本質
秋のGⅠ7勝で、再度その価値を高めることとなった種牡馬・ディープインパクト。 ドイツでの熟成期間を経たハイクレア系は、ウインクリューガーや半姉のレディブロンドが、兄弟とともに代表産駒に数えられる。 底流には、別流でラウン…続きを読む
2014年 古馬戦線 検証<短距離路線>
ジャスタウェイの秋競馬は、他流試合に終始した。ただ、ここに入れられない馬である。 不良馬場での春2戦、時計の掛かった新潟戦。でも、マイルCSはレースレコード。路線の混迷は例年通りだった。 主要前哨戦の連対馬が上位を占めた…続きを読む
解血策 – エクリプス系を3分割、その分配率がパフォーマンスにどのように影響するのか?
この秋は、総合力の問われるGⅠレースが多い。 その結果を精査するため、方向性を定めて掘り下げていく中で、血統的見地から解析するのが最も合理的なのではと感じた。 春より種牡馬の偏りはないから、個体差を明確化しやすい側面もあ…続きを読む
血視点 エピファネイア・再考 – ロベルト系の名馬は、GⅠで圧勝することが多い
衝撃のジャパンカップから10日ほどが経過した。快走の根拠を様々探ったのだが、詰まるところ、 「ロベルト系の名馬は、GⅠで圧勝することが多い」 ナリタブライアンの場合、菊花賞の7馬身差が最大で、兄の故障が判明した直後のレー…続きを読む
お知らせ
2014年有馬記念 展望
小さな馬の憂鬱な秋 – ディープインパクトとステイゴールド
今やチャンピオンサイヤーとして君臨するディープインパクトとステイゴールドは、小柄な体で怪我なく走ったスターホースだった。 真の実力の証明は、古馬になってからというのが定番。 レッドリヴェールとハープスターは、何となく父似…続きを読む
ドリームジャーニー ~ 夏の証明
ドリームジャーニーという馬は、今年の札幌記念ツートップとよく似ている。 ゴールドシップとは同配合で、ハープスターとはGⅠ馬としてのプライドを賭けた夏の戦いを制した所がそっくりで、3頭とも真夏のデビューだ。 …続きを読む
レコードクロニクル 8月重賞編
夏の名物重賞それぞれに、一風変わった独特の雰囲気がある。この2レースもまた然り。 1:58.6 札幌記念<優勝・タスカータソルテ> 札幌芝2000M 08年8月24日(コースレコード) 26年…続きを読む