短距離戦線【2020春】総括 ~ モズスーパーフレア・グランアレグリア
滑り出し快調だった天才少女が、少しずつ大人になる過程で、様々な紆余曲折を経た結果が、この執念の大逆転勝利であった。 短距離戦というのは、強い馬がいれば、確実にその馬が軸で回っていくことになるわけだが、今年はドラマの中身は…続きを読む
無敗の三冠馬とは
3頭いるパーフェクトオブトリプルクラウンホース。 クリフジ<1943・牝> 2戦2勝 ↓ 東京優駿 ↓ 阪神2400ひと叩き<秋緒戦/東京以外初出走>→優駿牝馬<阪神> ↓ 京都2戦→菊花賞<8戦目> &n…続きを読む
母父ミスプロ系の考察 ~ デアリングタクト・コントレイル・ラッキーライラック・ラウダシオン
今春のGⅠを制した母父ミスプロ系の馬。 ・ラッキーライラック<フォーティナイナー> ・デアリングタクト・二冠<キングマンボ> ・コントレイル・二冠<ファピアノ> ・ラウダシオン<ファピアノ> <毎日杯~皐月…続きを読む
牡馬クラシック戦線【2020春】総括 ~ コントレイルは限りなくトウカイテイオーに近い存在と捉えていたが…
ラウダシオンとサリオスは、朝日杯を前に2つ勝っていた。 おかげで、本番の結果に関わらず、使いたいレースを絞ったり、勝てない可能性もあったレースを使ったり、そういう作戦を立てて、結果としては上々の春シーズンを戦うことに繋が…続きを読む
2020年 POG反省会
いかにデビュー前から素晴らしかったのかを語り合えるのが、こういう反省の機会の醍醐味であるはずなのだが、考えてみると、ほぼ全てのクラシック本戦か2、3歳GⅠに関わる重要戦のほとんどが、あまりにもハイレベルであり、同時に、中…続きを読む
牝馬クラシック戦線【春】総括 ~ デアリングタクトからデゼル、リリーピュアハートまで
レシステンシアがハイセンスな競馬でデビュー戦を勝利した時点で、リアアメリアとウーマンズハート、マルターズディオサやそれと好勝負を演じたマジックキャッスルとギルデッドミラーに加え、名門厩舎の期待馬が多数存在していた。 &n…続きを読む
穴馬とダービー
☆二桁人気優勝 19①ロジャーバローズ 【2201】・京都新聞杯②→/オープン勝ちなし 単勝93.1倍/12人<18頭> * 66テイトオー<12人/28頭>以来の二桁人気馬による勝利。 近50年で単勝最高配当。事実上、…続きを読む
雨馬場と皐月賞・ダービーの相関性
雨馬場の皐月賞・ダービー、近20年分を読み解いていく。 <土日の天候、馬場質がタイムに影響した例も含む> 皐月賞 雨 ダービー 良 18稍-良 ①-② ⑦-① ②-⑯ ①-② ③-⑰ - ダービー馬・ワグネリアンは皐…続きを読む
初勝利騎手誕生のヒント<武豊~浜中俊・福永祐一・ルメールについて>
19浜中俊 デビュー戦で勝ったヴェロックスに乗れなくなり、一度は負け組に入ったロジャーバローズと共に、最後の2戦を戦った。 18福永祐一ワグネリアンで本気になった鞍上。32.6秒の脚で魅せた夏の中京から、全てが始まった。…続きを読む
名種牡馬の【初戴冠】キングカメハメハ / ハーツクライ / ディープインパクト / ステイゴールドほか
キングカメハメハ・04-ドゥラメンテ・15 親仔制覇は何度もあるが、揃ってダービーレコードウインは空前絶後の大記録。 BMSとして、2度目の制覇もすぐ後だった。 以後 17レイデオロ 母父 18ワグネリアン …続きを読む
新種牡馬【短評】モーリス / ドゥラメンテ / リオンディーズ / ラブリーデイほか
今年は堀宣行厩舎出身の豪傑2頭に、まずは注目だろう。 ・モーリス / スクリーンヒーロー<GⅠ-6勝> ・ドゥラメンテ / キングカメハメハ<’15クラシック二冠> ヘイルトゥリーズンとノーザンダンサー…続きを読む
あらかたその方向で ~「スプリントはゴーンウェスト」ほか血統の話
スプリントはゴーンウェストでしたが 高松宮記念 モズスーパーフレア<父スペイツタウン> スプリンターズS タワーオブロンドン<父レイヴンズパス> 高松宮記念 ミスターメロディ<なし> スプリンターズS ファインニードル<…続きを読む
関西馬、GⅠを7連勝 ~ 過去の関西馬GⅠ連勝記録のまとめ
朝日杯 堀宣行 その後に連勝がスタートした。 矢作芳人<有馬~フェブ> 音無秀孝 高松宮 松永幹夫 大阪杯 杉山晴紀 桜花賞 矢作芳人 皐月賞 で、 手塚貴久 天皇賞 という結果でストップした。  …続きを読む
アーモンドアイについて ~ ヴィクトリアマイルの後は宝塚記念?
強いものは強い。 弱く見えてしまう馬も、いつしか強い馬になって戻ってきた。 アーモンドアイは強い馬であるが、本当に力負けしたような場面を、我々は目撃したことがない。 今のところ、史上最強馬列伝にこの名を挙げ…続きを読む
ロベルト系の復習 ~ デアリングタクト(桜花賞)ほか
久々に勢いを取り戻したロベルト系の活力について、今一度振り返って行こうと考える。 ・ロベルト<父ヘイルトゥリーズン/ダービー・コロネーションCなど14戦7勝/USA産> -クリスエス -シンボリクリスエス…続きを読む