2020年鳴尾記念「負かした相手や先着した馬の中に活躍馬が多いドミナートゥスから」
ここは思い切りやってやろうということで、狙いは長期休養明け3戦目のドミナートゥスから。 再三この春の重賞でやってくれている松山騎手にとっても、こういう初騎乗の馬に乗るのはいい刺激になることだろう。 母は著名というには少し…続きを読む
2020年葵ステークス回顧 ~ ダービー馬・キズナの初年度産駒がワン・ツー
メンバー中ぶっちぎりの馬体重、558kgという巨漢馬に育ったビアンフェが、1200M、直線平坦の京都で復活した。 時計メンバー中最速のレジェーロは、それと反対に、なんと398kgという牝馬らしいというにも小さすぎる馬体で…続きを読む
2020年葵S ~ インディチャンプと極めて近い血縁アルムブラストで
横隔膜が上がってくるような、胸の高鳴りを感じる時がある。 皆さんがそうでは困る。福永騎手以外の人が同じような胸の高鳴りがあったところで、その後はしばらくしゃっくりが止まらない。 そんな福永騎手が来週乗るイン…続きを読む
2020年平安S回顧【前年より苦しいローテの59K】死角を鮮やかに覆い隠したオメガパフューム
実績馬や古豪が強かったというよりは、首尾よく、好位勢を見る中団ポジションから、昨年のように早め抜け出しの形を作ったオメガパフュームが、同期の上り馬を相手にせず、この路線の好敵手たちを引き連れ、さすがの59ではの死角を鮮や…続きを読む
2020年平安S【ロードレガリス】Gドリームがいた事さえ忘れさせる破壊力を示したい
ハーツクライ産駒が気になる。それが5歳馬であるということで、かなり有利なファクターとなる。 平地の古馬の芝重賞は、3月から出走機会連続週勝利継続中。 オメガパフュームの好走にまずは期待だが、スワーヴアラミスや本命視したい…続きを読む
2020年福島牝馬S 回顧【フェアリーポルカ、クラシックトライアルで示した総合力が本物であることを証明】
またしてもフェアリーポルカ。 フロックではないことを証明すると同時に、クラシックトライアルで示した総合力が本物であることも見せつけた。 重馬場の愛知杯も休み明けとすれば上々の内容。 外枠の馬でありながら、前…続きを読む
2020年福島牝馬S【エスポワール】難しい馬もテン乗りで捌き切る池添騎手
ダービーまで無観客は仕方ないとして、その後の開催の保証は全くない現状にあって、無観客を味方につける馬が続々登場の鉱脈探しこそが、筆者の目下の楽しみ。 が、連続好走まではあっても、連勝はない傾向は踏まえたい。 良血のエスポ…続きを読む
2020年アーリントンC回顧【タイセイビジョン、見た目以上の楽勝】厳しい戦いを積み重ねてきたキャリアの差
プラス10kgを感じさせない馬体を見せたタイセイビジョンの実績から来るオーラも素晴らしかったが、直線で今週はインを選択した関東に拠点を置く石橋騎手の勝負勘もお見事。 その他、本質的な距離適性などで同等レベルでも、厳しい戦…続きを読む
2020年アーリントンC【タイセイビジョン】自在性とマイル適性は父タートルボウル譲り
どうも怪しい予報が出ている土曜日の競馬は、しかし、この組み合わせで荒れる可能性を詮索するのも無理があるとなり、筆者、初志貫徹の格好で大人しくタイセイビジョンから入るとした。 これまで様々なレースを経験し、実…続きを読む
2020年ダービー卿チャレンジT回顧【ここでは格上だったクルーガー】昨春の豪遠征を思い出せば…
すっかり忘れていたクルーガーのキャラクター。 キングカメハメハ違いだとか、疑惑の東京新聞杯組の選択にも若干のミステイクもあり、こすっただけに止まった渾身の穴予想は、あのタフではないけど、先行勢で最も見せ場を作った8歳クル…続きを読む
2020年ダービー卿チャレンジT【レイエンダ】レイデオロの愚弟?一応、走り時
GⅢ1勝で57K、別定重賞参戦時と据え置きは厳しいが、軽い馬が買いやすいという組み合わせではないから、血統の力でどうにかできてしまうのではないかと思い、レイエンダを推すことにした。 言わずと知れたダービー馬…続きを読む
2020年フラワーC回顧【キズナの即戦力がまたしても】アブレイズがタイトな流れを押し切り
思わぬ伏兵の誕生である。 強気の先行から、いつもくらいの馬場状態ながら、平均よりかなりタイトな流れを押し切り。 追い込んだレッドルレーヴもまだ評価がこれからという良血馬であり、シーズンズギフト以下人気勢が、タフさで見劣っ…続きを読む
2020年フラワーC【シーズンズギフト】あらゆる戦法で制御不能にならない我慢強さ
牝馬路線は非常に面白い。 阪神JF組の安泰が見えた最重要トライアルとは完全なる別流で、デアリングタクトやミヤマザクラがいるわけだし、エーポスも馬場や展開一つで、武豊騎手を得たレシステンシアの気分が乗らないと、たちまちチャ…続きを読む
2020年中山牝馬S回顧 ~ 血統を見れば【超】不良馬場巧者だったフェアリーポルカ
雨が降ったし、オルフェーヴル産駒ながら行く一手のモルフェオルフェが行きそうな展開までは読めたが、向こう流しがこれほど見づらい競馬は久々であった。 雪も不良も、さすがに想定外だった。 こういう状況で、コントラ…続きを読む
2020年中山牝馬S【コントラチェックに有利なカード】秋華賞のような馬場でない限りは…
ペースが上がろうとそうでなかろうとも、どの中山1800重賞と比べて、明らかに差し追い込みグループに有利に出る一戦。 そこでバランスの難しくなるのが、55の4歳牝馬・コントラチェック。 おまけに厄介な性質もある。 ルメール…続きを読む