競馬学<スローペースのGⅠ> – 途中でペースが異常に遅くなると、中団待機組の出番?
菊花賞の近年の傾向から見た場合で感じた今年のスローペースの中身は、
「60.2-64.4-59.3」
中弛みがある以上、有馬記念などでも途中でペースが異常に遅くなると、全体の流れに歪みが生じ、人気薄の組が動き出すと直線は中団待機組の出番となる。
長距離カテゴリーの重賞独特の展開。特殊なのが普通という結論でいいだろう。
問題は、根幹距離のスプリンターズSと天皇賞の超スローの方だ。
前者が、
「34.1-33.9」
という、珍ラップにも属する奇妙な展開。馬場が大きく変質した中山でも、上がりの方が速くなる道理はない。
後者の前後半のラップは、
「60.6-57.8」
で、
「62.4-57.7」
という、10年前の天覧競馬の際刻まれた超絶スローペースと、本質では同じレースレベルであったと類推できる。
ともに、平均ペース型で、有力と目された逃げ馬の行き方次第の側面もあったから、猛ペースを作るタイプではなかった。
ハクサンムーン
「32.9-34.4」 13スプリンターズS②
エイシンヒカリ
「58.2-60.1」 14アイルランドT①
実は、この記録は本当に例外的で、他の馬が潰れてしまうようなハイペースを作ったことは一度もない。
更に、GⅠ馬でさえ、テンの3Fが33秒台というメンバー構成で、プライドをかなぐり捨てない限りピッチが上がりそうもなかったスプリンターズSと、そもそもエイシンヒカリ以外は逃げたくない馬ばかりだった天皇賞とでは、この望外のスローも、にわかに想定されていた最悪のパターンだったのである。
レースの質を上げるためには、WASJみたいな出走馬のバランスを調整することも一手ではある。
無論、それは非現実的なのだが。
ここで挙げた3レース中、最もメンバーの層が薄かった菊花賞が一番面白いというのは、ファンの期待と大きく乖離した結果のように思うのは、筆者だけだろうか。
良くも悪くもない。これが結論だ。
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