アメリカジョッキークラブカップ2021【予想】|有利な枠順/過去10年の傾向/出走予定馬の最終追い切り
目次
アメリカジョッキークラブカップ予想と登録馬の最終追い切り評価を行っていきます。
鉄板軸馬や消去すべき馬、本命をも超える可能性がある穴馬を分析!
過去結果を見ても荒れる傾向のあるAJCCですが予想オッズを確認しつつ、歴代優勝馬の勝ち馬のサインを見逃さないようにしながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきたいと思います。
レース名 | 第62回 アメリカジョッキークラブカップ |
グレード | 重賞(Gii) |
日程 | 2021年1月24日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2200m |
コース | 外回り |
賞金 | 6200万円 |
レコード | 2:10.1 |
アメリカジョッキークラブカップ2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)
枠順 | 出走予定馬 | 騎手 | 斤量(負担重量) | 馬体重(前走) | 最終追い切りタイム | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | サトノフラッグ | 戸崎 圭太 | 56kg | 490kg | 美浦・坂路・良 800m 51.7-38.0-24.8-12.4(馬なり) | 3.5倍 |
1 | サンアップルトン | 柴田 善臣 | 56kg | 474kg | 美浦・坂路・良 800m 51.5-37.5-24.7-12.3(一杯) | 19.3倍 |
2 | ヴェルトライゼンデ | 池添 謙一 | 55kg | 488kg | 栗東・CW・良 6F 81.8-66.1-51.6-38.2-11.9(一杯) | 5.9倍 |
2 | ノーブルマーズ | 高倉 稜 | 56kg | 498kg | 栗東・CW・良 6F 83.3-67.5-52.8-38.9-12.0(強め) | 135.1倍 |
3 | ソッサスブレイ | 木幡 巧也 | 56kg | 454kg | 美浦・坂路・良 800m 54.6-39.6-25.9-13.1(末強め) | 377.0倍 |
3 | ベストアプローチ | 江田 照男 | 56kg | 490kg | 美浦・南W・良 5F 70.1-55.4-40.2-12.7(馬なり) | 96.2倍 |
4 | タガノディアマンテ | 津村 明秀 | 56kg | 474kg | 栗東・坂路・良 800m 55.5-39.9-25.3-12.3(一杯) | 36.8倍 |
4 | ラストドラフト | 三浦 皇成 | 56kg | 462kg | 美浦・南ポリ・良 5F 63.5-49.4-36.5-12.1(馬なり) | 17.6倍 |
5 | アリストテレス | C.ルメール | 55kg | 474kg | 栗東・CW・良 6F 81.2-65.1-51.2-38.6-13.2(稍一杯) | 2.5倍 |
5 | モズベッロ | 北村 宏司 | 56kg | 470kg | 栗東・坂路・良 800m 53.7-39.5-25.5-12.8(一杯) | 20.1倍 |
6 | ステイフーリッシュ | 石橋 脩 | 56kg | 466kg | 栗東・坂路・良 800m 51.9-38.1-25.1-12.6(一杯) | 7.0倍 |
6 | ナイママ | 柴田 大知 | 56kg | 474kg | 美浦・南W・良 6F 85.3-69.2-53.5-39.3-12.8(強め) | 253.3倍 |
7 | マイネルハニー | 宮崎 北斗 | 56kg | 492kg | 美浦・南W・良 5F 66.7-51.7-38.8-13.7(馬なり) | 369.5倍 |
7 | ランフォザローゼス | 杉原 誠人 | 56kg | 514kg | 美浦・南W・良 5F 71.0-55.2-41.3-13.1(G前仕掛け) | 227.0倍 |
8 | ウインマリリン | 横山 武史 | 53kg | 460kg | 美浦・南W・良 5F 67.4-52.9-39.4-12.7(馬なり) | 11.1倍 |
8 | ジェネラーレウーノ | 武藤 雅 | 56kg | 522kg | 美浦・坂路・良 800m 52.5-37.9-24.5-12.1(馬なり) | 25.5倍 |
8 | ジャコマル | 田中 勝春 | 56kg | 466kg | 栗東・CW・良 6F 84.1-68.4-53.0-39.2-13.2(一杯) | 194.8倍 |
アメリカジョッキークラブカップ予想 - 過去データと傾向(過去10年分)
有利な枠順別成績
枠順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0回 | 1回 | 2回 | 11回 |
2枠 | 1回 | 0回 | 2回 | 11回 |
3枠 | 2回 | 1回 | 0回 | 11回 |
4枠 | 1回 | 2回 | 2回 | 9回 |
5枠 | 1回 | 2回 | 1回 | 12回 |
6枠 | 3回 | 2回 | 0回 | 15回 |
7枠 | 1回 | 2回 | 2回 | 15回 |
8枠 | 1回 | 0回 | 1回 | 20回 |
菊花賞連対の4歳馬
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | |
---|---|---|---|---|
グレード制導入後 | 2回 | 1回 | 2回 | 0回 |
スペシャルウィークとその前はスダホークが制し、その後また、春の天皇賞でも好走したという実績までもが共通。
また、フィエールマンもシャケトラのやる気を引き出してしまったが、肝心の本番は連覇して見せた。
3着馬についても、ダート変更でも気合いで3着に入ったビンゴカンタと蛯名騎手を隠れ春天男にした立役者でもあるステージチャンプなど、味わいのある面々ばかり。
リピーターが近年激減する中、こういうタレントには有利なのは事実。
理由もなく、アリストテレスは崩れないだろう。
13頭立て以上のレースで1番人気の馬
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|
1回 | 0回 | 0回 | 3回 |
表札と裏の切り札。まさに、アリストテレスの天敵はこのデータとなる。
単なる混戦ならば、当然の波乱含みであるから、それはセントライト記念もオールカマーも全く同じなのだが、そういうレースだと人気馬は連を外して、掲示板は何とか確保が多い印象。
アリストテレスの祖父シンボリクリスエスは、そういう変則中山開催のジャパンCで、格下の欧米馬を捉え切れず3着に終わっている。
アメリカJCC予想 - 出走予定馬の血統分析
色々と話題になっていた血統馬であり、何より、ひとつ上の姉に2歳女王のダノンファンタジーがいるというのであれば、誰にでも評価できる良血の一頭となるこの馬。
しかし、そんなもの糞食らえ、皐月、ダービーの対抗評価によって生じた損失の補填のため(笑)
正しい見解をこの配合から見出すとするならば、詰まるところは、姉がそうであり同父のマカヒキがそうであるように、南米出身の牝系であることがポイントなのだろうと思い至った筆者なのである。
母バラダセールがアルゼンチンの活躍馬であるライフフォーセールの産駒で、その父系はグレイソヴリン系らしい芦毛の継承者ではなくなったカロ→パレードマーシャル→ノットフォーセイルのライン。
ノットフォーセイルは南米で大いに活躍している種牡馬だが、元は北米血統。
少なくとも、父パレードマーシャルはUSA産で、しかしながら、ステークスウイナーの一頭に過ぎなかった。
実は、サトノフラッグの祖母にあたるラバラダの父コンフィデンシャルトークも北米血統。
これは一族に同父ダマスカスの産駒にして伯父にあたるプライヴェートアカウントがいるという関係。
何しろ、サトノフラッグには因縁の同父の傑作たるコントレイルと同じラトロワンヌ系の血筋なのである。
プライヴェートアカウントは13戦無敗の女王・パーソナルエンスンが代表産駒であり、彼女がアワエンブレムを出したからこそ、日本に輸入されることになる米二冠馬・ウォーエンブレムが登場したという経緯もある。
まあ、それは余談なのだが、20世紀の間はほぼほぼアルゼンチンに根付いた土着血統だった牝系が、様々な北米血統との交配を経て、日本に輸入されてきたわけだ。
ここで判断すべきもうひとつの材料がある。
グレイソヴリン系の肌と絶妙なパワーを供給できる南米血脈とディープインパクトとの相性だ。
実は、ほぼ完全に北米血統である現短距離女王・グランアレグリアも、大まかに言うとカロ<グレイソヴリン>系と同系になるボールドルーラー直系のタピットを母父に持っている。
因縁は巡り、ディープのあり得ないライバルに大事な場面で出会い、粉砕され続けながらも、前年グランアレグリアが独走の阪神Cを、昨年はダノンファンタジーが制して見せたことでこの姉弟の個性はよくわかる。
中山2000Mで強い競馬をしてきたディープ系の3頭<京成杯勝ちはキズナ産駒のクリスタルブラック>は皐月賞において、表向きはインブリードとはならないコントレイルが勝利し、リファールクロスのサトノフラッグは力負けし、ヘイローの同系配合のクリスタルブラックは故障で大敗。
グランアレグリアも薄いクロスがあっても、母の代でそのインブリードの完成は見られ、その仔の代で究極の理想形を築いた。
まだ余白たっぷり、南米血統のサトノフラッグは、適鞍が向こうからやってくるのを待っているようなタイプ。
簡単にギアが上がらなかったものが、菊花賞で変わり身を見せそうな雰囲気を漂わせたのは、本来スピードを凝縮したような配合なのに、無理に距離を求めてきたからに他ならない。
みんながみんな走り切れない条件だからこそ、本当の底力を求めることが可能というのが、本来の菊花賞<本家セントレジャー>の基本コンセプトだとすれば、極めて順当な決着だったと言える。
最初と最後がスローの逃げ切りだったキタサンブラックや最後はコーナー6つの競馬も対応したジェンティルドンナなど、本質的には合わない窮屈な競馬を勝ち切った顕彰馬たちと、配合のコンセプトは似ている、そこにリファールのクロスがあることの価値は、これから証明されていく。
北米の血が妙に合うようになっていった晩年の種牡馬・ディープインパクトは、ナスルーラ系のブルードメアサイアーではトニービンやサクラバクシンオーからも重賞馬を出しているが、大物となると、日本にそこまで馴染みのなかった母父に限られる。
AJCC予想 - レース展開
別に大した根拠ではないのだが、アリストテレスの出世が見えている状況で、その癖、妙にキャリアがある
菊花賞が9戦目/2歳夏から一線級だったゴールドシップと同じ出走数。
変わった特徴も見られるので、特殊な性質、ここで言えば明らかなステイヤーとしての素養に関し、偏った性向を示す可能性もあると見て、ルメールさん共々、フィエールマンくらいのパフォーマンスに止まってもらいたいと願いながら、距離適性でベストに近いサトノフラッグの復活勝利を、ここでは期待したい。
先週の日経新春杯では、アドマイヤビルゴや陣営と筆者だけが期待していたようなところのあるレクセランスが消え、前日の愛知杯ではマジックキャッスルが激アツな末脚で本格化をアピールする勝利を飾った。
期待外れとは異なる構図であり、同じハンディキャップ競走でも、普段通りの荒れ馬場の愛知杯と、そういう荒れ馬場とは違う京都ではなかった影響が出た日曜メインとは、中身が異なる荒れ方だったが、正直、どちらがG2だったのかよくわからない。
牝馬が強いというよりは、頼れる男馬が少ない。
唯一そこを補えているのは、ディープインパクトの産駒であり、一方は少ないキャリアでも充実の3年間完走となったフィエールマンであり、もうあと一方は言わずもがなの彼である。
隙間は多く、牝馬だってみんながみんな強いわけではない。
事実としては、それを止めるだけの実力を持った牡馬がいなかっただけのこと。
牝馬のような繊細さが浮き彫りになったヴェロックスやアドマイヤビルゴが再度立て直されている状況で、即戦力たるディープ・ハーツの継承者を早く軌道に乗せてあげないといけない。
菊花賞は特殊な馬場だったが、今にして思えば、前年の似たような馬場質だったレースより、勝ちタイムも道中の中弛みの中身もずっと上質だった。
そりゃ、三冠馬が誕生するような菊花賞は皆ハイレベルになるわけで、当然のことながら、アリストテレスはサリオスを除く同期牡馬の中では、筆頭株であろう。
ところが、ワールドプレミア以下、どこにも後の活躍馬がいなくなった5歳のクラシック組同様、大敗組でも何とかしてくれるだろうという淡い期待はこの4歳世代のクラシック組でも大いに怪しい状況で、サリオスでさえも、自分の競馬が出来ずに本番で脆さを見せた。
まだ、コントレイル以外に本当に必要な芝のタイトルを得た馬がほぼ皆無という4歳世代の課題は、サートゥルナーリアの穴埋め。
即ち、男らしく育って欲しいと期待を寄せたい馬の登場なのである。
サトノフラッグには、3歳春にもチャンスはあったが、皐月賞もダービーもまるでそこに至るまでの勢いはなかった。
若駒は2000M以上の競馬を使いすぎるとその後にボロを出すことがあると言われる。
サートゥルナーリアは2歳の暮れからずっと2000M以上のレースばかり使われたが、結局、同期同士のレースと彼にはたかがG2である金鯱賞しか勝てなかった。
それは連続の中長距離戦で不発もあったオルフェーヴルやディープインパクトも同じ。
牝馬にはマイルの救済ゾーンや1800という逃げ道もあるし、ジェンティルドンナやブエナビスタのように惜しい負けを繰り返しても活力を失わない馬も時には登場するが、いかにも古い、クラシック競走の古馬版を提唱する固定距離での活躍を決してパーフェクトとしない日本のしきたりがあって、尚且つ、明らかに中距離馬のコントレイルも様々な不利を乗り越えさせるしかなくなった厳しい展開が何より象徴的で、長くない距離ならいつでも全力を出せる馬をそこに使わないという選択肢が国内にないから、サトノフラッグも菊花賞に出るしかなかった面がある。
AJCC予想 - 最終予想
コントレイルのせいでプライドをズタズタにされながら、しかし、全く展開も向かず、恐らくは全くの他流試合に近い後方ポジションから、菊花賞を走り切ったサトノフラッグは、レース展開は無視しながら、ようやく本番好走にこぎつけた。
武豊で万全のダービー、その前後はルメールと戸崎。
血統のイメージよりずっとコントロールのしやすい中距離の期待馬として育てる過程で、苦しい経験はしたものの、彼はしっかりと自力で軌道修正を図れた気がする。
ヴェロックスが大変なスランプに入って長いが、菊花賞におけるあの正攻法の3着がダメだったわけではなく、クラシックに挑むまでのタフな経験が、クラシック勝利に繋がらなかった反動と見られる現状の連敗街道は、最初の重賞で期待馬を完封のサトノフラッグには関係のない話に思える。
馬もそうだが、正月から己の実力を遺憾なく見せつける、今年こそダービーを、という戸崎騎手は、本来はサトノフラッグに乗ってダービーに出ていたかもしれないのだから、国枝調教師ももう鞍替えなど内心は考えていないはず。
期せずして、福永の完璧なエスコートを逆転した2018年ダービーとは逆の構図で、見事にマジックキャッスルで差し切った戸崎圭太の図太い男の証明を、今週も是非願いたいものだ。
注目は牝馬のウインマリリン。
2歳暮れにデビューウインして、1年前、サトノフラッグと同じ時期に2勝目を目指すもその際は完敗。
ただ、以降で盛り返して、血統のイメージよりずっときれいな馬場が合うグラスワンダーの系統だけに、あのノーマルタイプの牝馬には最悪の馬場だった秋華賞は完全ノーカウントでいい。
だからって、ロベルト系だから目標タイムの設定には限界がある。
連続の8週目開催の日曜日に、雨も影響しそうという状況には、本来のそれを出し切る条件ではないのかもしれないが先述の牝馬の方が…、という流れも現に認めるべきであろう。
諸々相殺されて、俺の時代にしたい天才も認めた才能の持ち主・横山武史騎手の鞍上固定を買い材料としておく。
昨年の関東リーディングだからというよりも、今年に入って、明らかにノリ化を見せつつあるこの若き才能は、ほとんどルール無視の戦略で5勝と好スタートであることが狙いのポイント。
馬の能力を見抜く力が備わってきた。
下げ過ぎてはならない馬だが、本来、好位付けからいい溜めを活かしたいタイプだから中山は合っている。
そういう時に限って逃げるのがこの血筋だったりするが、強気に動きたい牡馬が人気勢には多いから、案外、普通に乗った方がいいかもしれない。
ヴェルトライゼンデも荒れ馬場は実は苦手の可能性がある。
これも雨では…、アリストテレスの方を上にしたのはそのため。
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