アメリカジョッキークラブカップ2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
アメリカジョッキークラブカップの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第63回 アメリカジョッキークラブカップ |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2022年1月23日(日曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2,200m |
コース | 右回り |
賞金 | 6,200万円 |
レコードタイム | 2:10.1 |
アメリカジョッキークラブカップ予想2022 - 過去10年のデータ傾向
人気になりすぎると、ゴールドシップでなくても消えるレース
前走の有馬記念が休み明け初戦だったルーラーシップが、きっちり仕上げてこのレースを勝ったのがちょうど10年前。
以降も古馬一線級のゴールドシップやフィエールマン、ちょうど前年の2011年にはオルフェーヴルの全兄・ドリームジャーニーが出てきて、よもやの敗北を喫している。
秋の内容に不満があって、早々にその煮え切らない面を払拭しようとこのレースに挑み、いきなり王者の風格を見せつけようとして成功したのは、それこそ、1999年に蛇行運転のジャパンCにより有馬記念参戦不能となってこちらに回ってきたスペシャルウィークや、似たような感じで凱旋門賞惨敗のダメージでここを選択の2020年優勝・ブラストワンピースのような、そもそも使えたくても出られなかった馬くらいしか、勝ち負けになっていない。
秋1戦のみのフィエールマンでさえ、ここではシャケトラ<1年振りの実戦だった才能馬>にねじ伏せられたから、1番人気3勝には理由があるとできる。
下手に昨秋行われたセントライト記念、オールカマーなどの実績で買うくらいなら、1年前のこのレースで好走したりとか人気の馬でありながら不発のようなタイプを狙った方がいい。
今年ならば、連続3着の京成杯勝ち馬・ラストドラフトくらいしかいないので、ざっくり、アサマノイタズラよりオーソクレース、オールカマーが休み明けのレースだったキングオブコージという感じで、狙いの定め方は、それ以外の方向からいった方が良さそうなメンバー構成とも感じる。
菊花賞出走馬は好走率が高いが、昨年のワンツーのイメージよりはフィエールマンやミッキースワローが負けたイメージの方が合う
近年は、菊花賞から春まで待つというより、春最初のレースをG1とするのがトレンドになってきているから、このレースにもそうした需要から、菊花賞からここに直接登場のタケホープ<1973年ダービー、菊花賞優勝>と似たローテを選択の馬が、ここ3年で2度ヒットしている。
有馬記念を狙いたくなる菊花賞好走馬も、相応の距離適性と狙い通りに菊花賞を狙った結果が悪くなかった好走である場合のみ、有馬でもJCでも勝負になる傾向であるから、よもやの快走の場合は、フィエールマンのようなローテを選択、それに倣ったようなアリストテレスも欲張ったローテにならなかったことで、このレースを勝ち切った王道ローテの4歳馬となった。
ただし、どうしたって人気になる菊花賞好走馬であるから、オーソクレースは3歳春全休の憂き目など、全て成長分としたかった菊花賞は、枠も悪くてダメだった完敗の2着ながら、中山で弾けて勝ったわけではないところがタケホープ的で、スペシャルウィークとも似ていなくはないから、馬券内はほぼ確定であろうが、データ的には中心視するほどハイレベルなポジションに置くには、怪しげなところのあるダンビュライトの近親でもあり、季節適性のようなものは感じても、将来性が似たようにG2王的な存在になりそうという時以外、フィエールマンのような負け方を歓迎ともできるから厄介。
勝って結果失敗のアリストテレスになるより、重賞初制覇を他に譲る方がいいだろうと見立てるならば、ミスターAJCCの称号獲得を辞退した方が、特殊条件と皆が理解するコースだけに、斜めから見た狙いの方法で負けて頂くことを希望の光と捉える解法も、このレースならばアリかもしれない。
この後行われる京都記念や中山記念は、またちょっと違うわけだが。
牝馬の出番はなかなかないというより、愛知杯の年始開催で益々出走数が減りつつある
4歳馬全てがG1勝ちないし、重賞複数連対のA級馬なので、条件戦を勝って挑むマツリダゴッホ<2007年圧勝馬>やダンビュライトのような理想の変わり身を見せるタイプの選定は不可能である。
一方で、ミスター中山を選びたいとなった時に中山4勝のクレッシェンドラヴ・8歳、スマイル・6歳でオープン初挑戦の方向性はあるにはあるが、オープンで揉まれてきた馬の中山の一発狙いが古馬に対する正当な評価となるからこそ、ならば、ここもキングオブコージ。
で、牝馬を狙う昨年のウインマリリン<6着・その後、日経賞、オールカマー快勝>のような発想があっていいはずなのだが、元々少ない参戦数に加え、愛知杯の<父内国産馬限定重賞→ 通常の混合重賞への変更を経ず、牝馬限定重賞として最初は夏季開催、2006年から冬季の中京開催に合わせ施行>使い方が定着化したことで、秋華賞やエリザベス女王杯の好走馬も登場するから、適性的なものでほとんど似た質が問われるここに挑む牝馬が、ほとんどいなくなった。
近10年で7頭のみで、全て連絡みまで至らず、ウインマリリンのような距離への挑戦<最初から天皇賞を狙ったローテを選択>が相手関係に甘さを求めない強気の戦略をわざわざ選択するような、特殊に思える存在となろうとする以外では、今後も若くて将来性を展望できそうな強い牝馬の登場は、有馬に出られず…、という残念組を除いては、望むべくもないか。
今年はクラヴェル<エリザベス女王杯3着>、アンドヴァラナウト<ルーラーシップの近親>辺りなら、出てきても好勝負だったように思うが、関西に適鞍があるのでは、ウインマリリンのような関東馬しか今後も出てこないだろうと考えられる。
アメリカジョッキークラブカップ予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
10年前の不良馬場を制したルーラーシップは、初年度産駒のファーストチャレンジからこのレースを制したという、相性の良さがある。
アンティシペイトの血統
父は言わずと知れたキングカメハメハ×エアグルーヴの血統馬・ルーラーシップ。
2012年のこのレースにおいて、前年有馬記念6着の後、世界挑戦の展望を占うアメリカジョッキークラブC挑戦は負けられない一戦だったが、しっかりと不良馬場でも外から突き抜けて、難なく重賞4勝目を挙げた。
日経賞こそ、再びの道悪でトリッキーコースの攻略に三度失敗<有馬はそこまで6、4着>するものの、次走のクイーンエリザベスⅡC<香港沙田芝2000M・G1>は圧勝。
生涯唯一のビッグタイトルになったが、これがなければ、きっとロンドンブリッジの娘にルーラーシップをつけることはなかっただろう。
キセキは生まれていない可能性もある。
母アンチュラスは、3戦目のファンタジーSで穴人気になって、アイムユアーズの2着に入った。
以降は活躍できず、古馬条件戦を1勝するに止まるも、どちらにせよジェンティルドンナが活躍した世代のディープ牝駒に出番があったかは疑問。
二番手にはヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナもいた。
アイムユアーズはその次のランクだった。
ファミリーは横に広がる一大牝系の良血イメージにはフィットしないものの、アンチュラスの半姉には、北米圏の3歳牝馬には重要戦と位置づけられるCCAオークスウイナーである・Wonder Lady Anne L<父Real Quiet>がいることで、箔がついていると言える。
サンデーサイレンスとの相性ではやや怪しいニアークティック系×セクレタリアト直系の配合である母母アンチョも、組み合わせではキセキと同じになるルーラーシップ×ディープインパクトのアンティシペイトだから、キセキの母母がドクターデヴィアス×ダンチヒというところから、日本の芝タイトルのど真ん中を走る馬が孫の代で出たとした時、十分にここでは好勝負の可能性がある。
ルーラーシップ初年度産駒で、競走年齢初年でここに挑んだダンビュライトが、リヴァーマン×リボーの母母にサンデーサイレンスという組み合わせから誕生の活躍馬であるから、ゴツすぎる大物の名前があっても、サンデーサイレンス系の血を受けたイメージで捉えれば、個性の見極めに変なポイントがあるのではと疑う必要はないように思う。
決して器用ではないアンティシペイトではあるが、
*通算
【4・5・0・4】
*東京<前走のアルゼンチン共和国杯は8着>
【1・1・0・2】
*オープンクラス<中京/東京>
【0・0・0・2】
これでいて、菊花賞除外で翌週に走った3勝クラスの古都S<京都芝2400M>では、調子が狂ったことはないにしても連勝が3で止まる2着に終わっている。
しかし、右回りで特に、中山と札幌で計3勝なのだから、上がり最速級もほとんど記録したことのないアンティシペイトに、前走のような展開は何とも避けたい面があるのかもしれない。
アメリカジョッキークラブカップ予想2022 - レース展開と最終予想
そのアルゼンチン共和国杯。
外枠から強気に出たわけではないが、ボスジラがしっかりと先行しようという意思を見せたことで、テン乗りだった武史騎手は2番手で進行。
何度も逃げたことがある馬という認識はあるはずで、騎乗スタイルからも行く手を考えていたことがよく見て取れたが、推定63秒台のスローの展開では、4コーナーに入った頃には先頭の理想的な仕掛けでも、その後にジャパンCで大健闘するオーソリティに潰されることは目に見えていたと言える。
疲れるような流れではなかったが、自分の型ではなかったから、坂を上がった辺りではもうヘロヘロというくらいに脚が上がらなくなっていた。
ちなみにだが、その前走で得意の札幌【2・1・0・0】とはいえ、中団追走から、直線に入るところで大きく外に振られながらゴール前抜け出したオホーツクSでは、兄和生騎手<これもテン乗り>が手綱を執っていたわけだが、2着が次走でアンティシペイトに乗る武史騎手、3着ながら昔よく見た札幌の戦略を選択したの2人の父である典弘騎手という、あの親子丼に黄身がついてきたような一戦であった。
ここで適性を大いに証明したと同時に、どうにもブリンカー効果が怪しいというか、集中力が増したという印象がないので、今度はブリンカーつき<ここ3走は装着して出走>の初戦と、それまでの国枝シャドーロール<この厩舎は基本的に何かしらの馬具をつけてレースに挑む>なりチークピーシーズなどをそれぞれつけていた時に必ず乗っている三浦皇成騎手<【2・2・0・0】と好相性>は比較しながらの想定ができる唯一の存在であるから味方につけておきたいところ。
良績が集中する右回り、昨春に謎の大幅体重減で惜しい星を落とした以外、2000Mではあとの2戦は勝利しているから、3歳時に菊の裏本命候補に上った際のイメージとは大いに異なる、本質的な距離適性が露見しているのだと、前走完敗の結果を解釈したい。
中山2200戦は一度のみで、日経賞で不利に泣いた後、異様なスローの目黒記念を独走後に著名馬となったウインキートスに敗れた、湾岸S2着の記録がある。
動きが読みづらい横山典弘騎手のキングオブコージが好位につけるなどあっても、逃げることでタイトルを得るきっかけを得た船橋のキャッスルトップでも十分先行出来そうなメンバーであるから、三浦騎手の意思一つでいくらでも自分の流れに持ち込める可能性がある。
元々は好位差しで、ホープフルSでも絶好とできるスローペースの好位2、3番手追走だったルメール&オーソクレースは、昨年のアリストテレス同様<完璧に作った状態ではなくとも完勝>、十分に自然な流れで勝ち負けのはずだが、ここもアリストテレスと似て、重賞に入ると2、3、2着でどれも流れに乗っているようで完敗の結果で、妙に策を講じているように感じる鞍上の判断が気になる。
正攻法で挑むにも、思われているよりはスタミナ豊富の印象ではないから、先週のステラヴェローチェのような目標にされて差されるようなことも想定内。
キャラ的には丸被りで、通算【5・4・2・1】であるポタジェらと共に、勝ち切れない馬の切なさを改めて体現するのか、<ステイゴールドは1番人気で結局勝てなかった> エアシェイディやダンビュライトらがあっさり勝ち切った時のようなハイレベルの適性を示すことができるかどうか、レースの方向性は彼らの動きで九分九厘決定してくるので、信用の度合いで買い目も大きく変化する。
ここではキングオブコージを含めた惜敗例の多い面々は、同格2番手と括る。
一昨年のラストドラフトと同じ中日新聞杯組では、キングオブコージに先着で隠れ非根幹距離巧者のボッケリーニに、距離の不安はあるものの、久々に56以下で走れる今回は期待上増しで、しっかりと押さておきたい。
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