アメリカジョッキークラブカップ2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
アメリカジョッキークラブカップの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第64回 アメリカジョッキークラブカップ |
グレード | G2(重賞) |
日程 | 2023年1月22日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2200m |
コース | 右回り |
賞金 | 6200万円 |
レコードタイム | 2:10.1 |
アメリカジョッキークラブカップ予想2023 - 過去10年のデータ傾向
菊花賞から直行の馬がやけに2着が多いことは気がかりでも、ルメール以外でも来ている
菊花賞馬のフィエールマンやセントライト記念勝ちのミッキースワローが、不意打ちを食らったかのような負け方をしたので、ちょっと不安な面もあったりするが、それ以外も、若き日のヴェルトライゼンデやそれを再度負かしたアリストテレス<2021年はワンツー>が登場するので、ガイアフォースの中山実績からして、不安点は少ない。
ただ、関東馬も負けるし、中山2200実績のあったミッキースワロー、ヴェルトライゼンデらが同期に完敗というのは嫌な傾向ではあるか。
ガイアフォースの強みは先行力だが、それを馬場状態や開催時期などの影響で、マックスの状態から立て直して、かつ、今後の展望を考えた時、最高の状態があり得ないなどの理由から、2着という人気間違いなしの馬にしては、やや怪しげな結果が多いことは、差し馬多めの組み合わせなので、かなり有利な脚質であろう。
決めて勝負で強気に差す形をとれるのは、一部伏兵やユーバーレーベンなどの単純に不器用な実力者くらいで、数年に一度、展開が思わぬハイペースなどの流れによる先行崩れなども、他の馬に苦しい要素になるだけで、ガイアフォースは苦手ではない分野。
消しても意味はない。
アリストテレスの問題はどう考えるべきか
一昨年のウイナーであり、それ以来勝っていないのであれば、ヴェルトライゼンデも元気さを取り戻したくらいで、こちらの方かもっと三冠馬・コントレイルに接近した刺客であったというなら、復活しても不思議ない。
今回は完全有利の一説を唱えるには、特にここ数戦の味気ない大敗3連発だから、ちょっと無理筋が過ぎる。
ただ、昨年のキングオブコージも復活組の6歳馬、1年ぶりの実戦復帰のシャケトラも最後はあまりも残念な故障となってしまったが、5歳シーズンをまるまる飛ばした効果で、古馬初戦のフィエールマンの隙をついて完勝。
結果的に、実力が一枚上だったという評価を受けた両者の成功パターンからして、G1では足らない専門化枠としての出番はありそう。
その点で、脚質的にも鞍上のアメリカジョッキークラブC適性から<横山典弘騎手はモーリスの母母・メジロモントレーで初勝利を挙げていこう、30年余りで当レースを7勝、昨年の優勝騎手>、セントライト記念を勝っているもう一頭・バビットも馬鹿にはならない。
アリストテレスを拾うなら、尤も、こちらを押さえないのは筋違いと思い直し、ついでにアリストテレス…、となった次第である。
華のある1番人気馬は、ステイゴールドの2着・2000年以降では、消える傾向のイメージが先行
最近、アリストテレスやブラストワンピースなど、一定の実績を誇る、軸馬に推すべき中心馬が期待通りに走った記憶が、過去の不発の歴史を塗り替えたようなところもあって、比較的買えるとなっているが、ゴールドシップもサトノラーゼンも同じように飛ぶのがこのレース。
人気に推されるのが当然の馬など、このG1を展望する以外には、専門家のリーグ戦と化してしまいやすい特殊コースでのG2なのだから、自分が動けるかどうかは問題。
近年のトレンドからも、休み明けの馬の方がいくらか成功率が高い印象で、ここで故障してしまったのであろう昨年のオーソクレースを除けば、4、5歳馬がきっちり結果を残し続けている、在るべきAJCCの理想をキープしていると言える。
ほぼ確実に断然支持を集めることとなるガイアフォースにとって、唯一の死角になりそうな、荒れ馬場への対応力に関しては、大体が菊花賞かそのトライアルでこの2200M近辺の距離で結果を出していることが、ここでの好走条件となっている傾向から、多少は長い可能性はあっても、基本的には、人気になるべき才能の持ち主なのだから、今年も崩れないはずだ。
そうしたタイプが好走するなら、ユーバーレーベンなど差すしかない面々にも出番は出てくる、という読みで買いに加えている。
アメリカジョッキークラブカップ予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
菊花賞の内容云々より、セントライト記念の内容が次期エース級のそれであったことから、当然の本命指名。
ガイアフォースの血統
名馬級の才能をすでに2世代から、数多く送り込む種牡馬・キタサンブラックの非凡さには、本当に頭が下がるが、本質なその血統イメージ・サクラバクシンオーの血を持つ種牡馬という印象に対し、最もその面を強く出しているのは、実は、2000M超える距離でも安定して走れそうな先行型・ガイアフォースを置いて他には、まだ路線の主力級では存在しないのではないだろうか。
やけにキレるイクイノックスは、最初からそうであったから、有馬記念独走にもびっくりすることはなかったものの、それを追いかけるファンタジスタタイプの京成杯楽勝馬・ソールオリエンスなどは、イクイノックスと同じで欧州型の芝向きの性能を誇る血統構成を、一番理想に近い直線勝負型として、成功のパターンを示したことで、父の産駒たちの今後の可能性であるとか、イメージとは違う面がある意外性の部分の証明に、大いに寄与した。
ただ、ファミリーそのものが軽快なスピード系、何なら、リミットレスビッドや名種牡馬のオジジアンも出ている北米のダート型の成功モデルを持つノベンバーローズの一族であるガイアフォースは、母父がよりによって、筋肉量や骨格からして芝の長距離不適のクロフネなので、トライアルと本番で大きなパフォーマンスの差、ある意味で、スピードの活かし方に柔軟性がないことを示した点でも、距離短縮そのものが買い材料。
ましてや、バテないアスクビクターモア・菊花賞ウイナー を力で、それも上がり馬が正攻法でねじ伏せたのだから、よほどの熊さん化=冬眠状態でもない限り、ガイアフォースが不発に終わる可能性はほぼ皆無に近い。
ノーザンテーストもクロスし、サンデーサイレンスもイメージ通りに3×4で奇跡の配合の構図を体現。
スピード勝負歓迎の口の馬に、冬仕様の中山はいかにもタフだが、ソールオリエンスが金杯だとかアメリカジョッキークラブCを主戦場にするイメージは誰もまだわかない。
速いキタサンブラック・ガイアフォースにとって、もらったも同然のG2タイトル再奪取が、今後の展望における、最低限の約束手形になってくる。
松山弘平騎手からの乗り替わりがルメール騎手なので、残念といえばそうなるか。
今年まだ、芝で1つしか勝っていない野郎へのスイッチは、そろそろ働け、クリストフ!という喝に他ならない。
菊花賞での敗走は振り返るまでもなく、見た目の通り非キタサンブラック型・母父クロフネ似であるガイアフォースは、元よりスピード型の血統背景もあり、阪神開催の菊花賞にはそもそも縁がなかったはず。
それが、結果的にセントライト記念は高速決着となっただけでなく、その要素を多分に生んだ主要因たる2着のアスクビクターモアは、改めてクラシック本流組の底力を、ここぞの場面の関東馬といわんばかりに、強烈にスパートをする、それこそ、ガイアフォースの父であるキタサンブラックが2度目の天皇賞・春制覇を果たした時の、ユタカ流アプローチでサトノダイヤモンドらを、それも前受けでねじ伏せた競馬を再現するかのような結果であり、前年が父のセイウンスカイを駆った武豊・スペシャルウィーク潰しの秘策をアレンジしたタイトルホルダーの逃げ切りだったこと<こちらに至っては、セントライト記念で揉まれて自滅>を考えた時、いかにもの快速型のガイアフォースが内枠を引いた時点で、実は、その後の顛末は誰でも見当が付いたのである。
出負けしながらも、終始力みっぱなしで、有力勢では田辺騎手のアスクビクターモアが、どこかにまだガイアフォースに競り負けたイメージをあったか、よりハードな仕掛けを図った勝負所で、すでに手ごたえは怪しかった。
むしろ、外枠ではもっと引っかかり、見るも無残…、であった可能性さえあった。
名誉のために言うが、3分4秒で乗り切ったガイアフォースは弱くない。
基本能力の指標は、対照的に、6ハロン連続での12秒切りのラップを独走した自身3走前となる国東特別<1勝クラス・小倉芝2000M>に凝縮されている。
勝ちタイムがコースレコードの1:56.8というだけなら、昨年もお祭り騒ぎだった、過激すぎる高速馬場だった小倉なのだから、全く以って異次元のそれではないが、10F以上で最遅ラップが12.1秒2回というのは、2F通過で22.9秒という馬鹿げたラップを伏兵の牽引で演出してもらったとはいえ、自身はそれを真っ向に受け、後続の怖い追撃をいなしながらの2番手追走。
実は、注目すべきなのは、ガイアフォースが先頭に立った直後に通過した8F目の通過タイム。
面白いことに、これが怪演のように見せたクロフネの初G1制覇&関東初出走のNHKマイルC優勝タイムを全く同じ1:33.0だったのである。
クロフネは2歳時に、京都内回りの2000Mで終い4F全て12秒切りの現代的ラップを2番手からの抜け出しで、当時の同距離における快レコードである2:00.7で完勝した記録がある。
意外にも、もっとラップの上では上等だったのが、日本競馬史上誰も見たことのない10F以上のダート戦で、120秒を切るという幻を、今はなくなった東京2100の大レースで魅せたジャパンCダート。
走破タイムは2:05.9であり、直前の計測地点になる残り1Fは、1:53.6であるから、中山ダート1800の平場戦では相当なタイムというくらいで乗り切っている。
最後は流していたが、推定の2000通過は、最終ラップが12.3秒だったので、理論上では1分59秒台。
それも良馬場で、スマートファルコン<東京大賞典を2:00.4逃げ切った猛者>の父であるゴールドアリュールが、まだ芝で走っていた冴えない時期だったことを考えると、時代を超越したスターとも言い換えられる。
直仔はスプリンターばかりで、傑作と言えるソダシがマイル戦を殊の外好むのも、ごく自然な話。
速さこそが武器であるキタサンブラックの型だけを受け継いだ、中身がクロフネそのもののガイアフォースは、日本流をサトノクラウン、ダイヤモンドでのダービー敗戦で身に着け、レイデオロやアーモンドアイで即結果に繋げたルメール騎手には合っている。
本格派の欧州型の規律に則った手順を踏んだスタイルを捨て去ることは難しくなかったはずだが、年中日本の馬に乗ることで、北米型の前掛かりの競馬の形も採用されることを、武豊騎手や横山典弘騎手の自在の立ち回りからしっかりと学び直すことで、200勝をするにまで至った。
数をたくさん乗れるほど、もう若くはないルメール騎手だからこそ、自身の持ち味である丁寧なアシストを施すことが至上命題の、前走長い距離で行きたがった馬への修正を兼ねた再生と成長のプロセスなど、先週末のセブンマジシャンで行けると思ったアレ<不利に対して不満を口にはしていたとされるが、さすがに勝てるはずはなかったので、単純にフラストレーションが溜まっているご様子>までまとめて、今週、会心の騎乗で取り返しておきたい。
昨年はまだ重賞は勝っていなかった。
変な癖をつけると、もう若くないので習慣化してしまう懸念もある。
アメリカジョッキークラブカップ予想2023 - レース展開と最終予想
フランスにいた頃は、この時期は障害もあっただろうが、オールウェザーが中心であって、日本や北米、旬の時期である南半球のそれとは盛り上がりがまるで違った。
日本はダート戦が圧倒的多数なのに、芝でチャンピオンを決めるという不可思議なルールが根付いているが、そういう特殊な構成でも、速い馬が生き残ってきたことに変わりはない。
キタサンブラックの母父であるテスコボーイのラインは、G1馬・ビッグアーサーがトウシンマカオなる自身と似た才能を継承するステークスウイナーを出し、半世紀以上もこの国に根付くが、ダートでエース級を出すわけではないのに、ここまで残っている不思議な血統でもある。
ダート血統なのに芝が得意な馬と言えば、父父父のサンデーサイレンスと母父のクロフネが代表格。
ハイブリッド型のルメールスタイルに、こうした血統背景は味方になるはずだ。
このレースを歴代ぶっちぎりの7勝ながら、1番人気はクラフトワークでの金杯からの連勝のみという横山典弘騎手はバビット。
まるでこのレースで本気を出すことなく、ただ流すことで、来たる春天制覇に捲りの非常手段をノリ騎手に選択させたゴールドシップの娘であるユーバーレーベンも、重賞複数回挑戦でなければほぼ用なしの4歳馬<重賞初挑戦のエピファニーは距離への不安も若干ある>よりは評価が上であり、何となく、中山好きだったマイネヌーヴェルと同じように策が固定化され、またこのくらいの季節から春の前半までが好調の流れが昨年もあったくらいで、狙うならここか。
ルメールの人気馬が勝った時は、有馬記念もそうだったが、脚質のタイプが似ているタイプが相手になりやすいイメージもある。
このレースでよくアクシデントに巻き込まれる印象もあったりするが、ステイフーリッシュ2着の際は、それを何なくやりすごす幸運もあった。
隠れ有馬巧者のルメールに、今年新たな武器を加え、横山典弘の記録に一歩でも近づきたい。
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