2020年アメリカJCC- 本来は自在型の差し馬ラストドラフト、いかにもマーフィーのお手馬になりそうなタイプ
このレース最多勝の横山典弘騎手に手が戻ったミッキースワローやいかにもこの季節の中山の向いていそうなステイゴールド産駒の2頭が注目のレース。
だからって、斤量面に有利さというか、59.5から57への軽減があまりにも着目された人気とはならないだろう実績断トツのブラストワンピースや2戦目初めての中山、重賞だったにもかかわらず快勝であったラストドラフトらは、それぞれ川田騎手であり、快調に勝ち星を重ねるマーフィー騎手である。
見どころも沢山あるし、これこそが古馬の春の始動戦に相応しいアメリカJCCの姿だろう。
狙いたいのはその中でも、前走は勝ったと思ったところからよもやの強襲に屈したラストドラフト。
順調な秋の使い出しではなかったから、簡単に変わり身を見せるとも単純には思えなかったが、調教から頗る順調との好アピールを結果で示す、負けて強しの中団抜け出しからの2着。
マーフィー騎手が外を見やった時のそんなはずでは…、という雰囲気のゴールシーンは、先週の小倉の武豊騎手とは全く違って、これは勝った馬が強すぎるだろうという感覚であったはず。
ところがその勝ったサトノガーネットは、強気で挑んだ牡馬との消耗戦をGⅠを使った後に制した反動か、京都の今季初戦は振るわず、流れに乗れた感じもしなかった。
GⅢで負けていた、という評価になるのがラストドラフトだから、ここは極端に人気になることはないだろう。
加えて、桜花賞快勝の母マルセリーナはともかく、父は今一つ掴めないところのあるノヴェリスト。
こういう狙いだから、改めてAJCC史をちょっと紐解いてみたのだが、平成はおろか、グレード制導入前でも10数年勝っていなかったスウィンフォード系の馬は、スピードシンボリやアサカオーが勝っていたい時代の二ウオンワードまで遡らなければ、勝者として登場しない。
一応、最初の3年はこの系統から勝ち馬が出たのだが。如何せん、50年前の話。
ほとんどのファンは、この事実をまるで知らない。
ドイツで生き残ったブランドフォード系。スウィンフォードの直仔であり、その昔は日本でもプリメロの産駒が活躍していたが、勝ち馬全てその直系。
思えば、スピードシンボリは当時まだ珍しかったロイヤルチャージャー系で、アサカオーはあのシンザンと同じボワルセル系の大種牡馬・ヒンドスタンの仔。
今に繋がるとは到底思えない血の話だが、言わずもがな、スピードシンボリの別流の子孫であるサンデーサイレンス系が今の主流。
直後にテスコボーイやノーザンダンサー系が台頭し、世のスピード化を牽引したわけだが、それに乗り遅れたようなノヴェリストは、ロンシャンより遥かにうねりの激しいアスコットのキングジョージでパントレセレブル級の時計を叩き出し、他を圧倒している。
これまで産駒は25回中央の重賞に登場し、先週もダイワクンナナが惨敗するなどで、2頭しか馬券に絡んでいない。
何故か、もう一頭のローゼンクリーガーはファルコンSで3着という馬。
ただ、1番人気になる根拠に乏しかったからか、それは1度もないし、今回もそうならない。
新馬はともかく、オープンでの3勝全て2番人気以下だった母マルセリーナ同様、ノヴェリストもダービーは1番人気に応えられず、ドイツで無敵になってから挑んだキングジョージは、やや混戦だったが4番人気だった。
そういう血筋は、ジンクスを破った時にこそ…、となるがその段階ではない。
特殊な中京2000から、中央場所の主要重賞で一変を見せる馬は多い。
本来は自在型の差し馬。いかにもマーフィーのお手馬になりそうなタイプだ。
直線が短すぎるのは良くないが、少し前に行けるようになったミッキースワローを軸に、スペシャルウィーク以来GⅠを勝っていた馬が延々勝てないジンクスは今年も続くと見て、ブラストワンピースには大人しくしてもらいたいと思い、印は落とす。
◎ラストドラフト
○ミッキースワロー
▲スティッフェリオ
△ステイフーリッシュ、ブラストワンピース
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