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祖父はクラシックに無縁のグラスワンダー。

父は皐月賞ＴＲ５着、ラジＮ賞２着を経て、翌秋ＪＣ勝ちの晩成型・スクリーンヒーロー。

が、母父はここを圧勝後ダービーで２着のシンボリクリスエス。

傑作のエピファネイアも２着のＪＣ馬。エピファネイアの母はシーザリオでオークス馬。

エピファネイアの初期の傑作はオークス参戦で二冠濃厚とされること間違いなし。

母母父はノーザンテースト。ダイナガリバーが輩出も、別流の継承者メジロライアン、メジロブライトは惜敗に終わった。

母母母父リアルシャダイはイブキマイカグラの父。が、ＮＨＫ杯を快勝も、ダービーには縁もなく、勝てたという人もいない。

いけない。本命はそういう血統背景を持つロイヤルレジナ系のフライライクバード。

新馬戦からやたらと体を減らしている体重の推移は、先週のこともあるし、大変気掛かりだが軽視不可のアザレア賞快勝馬。

その社台牝系では地味めのロイヤルレジナ系で、最も味わいがあるのが３代母フリートークから連なる名牝の系譜。

フリートーク＜リアルシャダイ＞は重賞２勝で桜花賞はアラホウトクの３着。

初仔で唯一の継承者となったシングライクトーク＜ノーザンテースト＞は、ダート連勝を明け５歳の東京から開始、ハードローテながら、牝馬重賞で２度２着。

ただ、ここからはこの系統の長所である仔出しの良さが出て、母シングライクバード＜シンボリクリスエス＞は、古馬になって東京２４００の特別を勝つなどして５勝。

そして、その最初の仔がフローラＳなどを勝つシングウィズジョイ。

姉シングフォーユーもスイートピーＳで２着。

たまには大物を出す系統で、ロベルト３本、その内２つは同系配合というのがフライライクバード。

華奢なところはこの系統の死角だが、戦績の安定が魅力。

２４００戦連勝など、すっかりスカイグルーヴの二の舞を予感させるが、いい意味で時計がないのがいい。

この競馬はスケール感一つ。適性の事前証明は不要だ。

ハーツクライらしい戦績のダノンセレスタなど、関西馬中心で。

◎フライライクバード

○ダノンセレスタ

▲フィリオアレグロ

注オーソリティ

△ヴァルコス、ディアスティマ、メイショウボサツ