セントウルステークス2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
セントウルステークス2023の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第37回 セントウルステークス(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2023年9月10日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 阪神競馬場 |
距離 | 芝1200m |
コース | 右回り |
賞金 | 5900万円 |
レコードタイム | 1:06.7 |
セントウルステークス2023 - 過去10年のデータ傾向
消してもあまり意味のない1番人気馬
完全連対の記録は、11年続いてきた根強い本命サイド寄りの傾向であり、今年も、ピクシーナイトやアグリ、古馬実績は兎も角、今後のスプリント戦線での活躍が期待されるビッグシーザーなど、実力者のいずれかが推されることになるし、恐らくは、4着くらいになったところで、どれかは確実に上位に絡んでくるという構図となるのは間違いない。
中京開催のこのレースで快時計決着を好走のピクシーナイト、阪急杯を好時計で制したアグリ。
2歳時にもう1分7秒台で駆けているビッグシーザーは、前走が1:07.2なので、例年のセントウルSで問われるスピード能力を証明しきれていないのは、2歳王者のドルチェモア・1200戦は初 だとか、まだかっちりとハマった適条件を持っていないジャングロくらいで、不良馬場解消のイメージ先行のエイシンスポッターは、一時期、7秒台連発で好走も続いたという記録もある。
時計勝負になる事はわかっていて、近年唯一の重馬場で行われた年に、初の王者であるファインニードルが自身連覇を記録するという快挙も加わり、どの馬にも一定の適性がある以上、本命党のためのレースに今年もなりそうだ。
何故か、安田記念やヴィクトリアマイルから直行の人気馬が手堅い軸馬となる
ロードカナロアは安田記念を勝ってここに挑んできたが、今の細分化のトレンドからして、そういうタイプがプレップを使うことはないので、もう除外するレベルの話。
ただ、ヴィクトリアマイルを使ってきた馬が一昨年は制し、その前の年が安田記念組。
昨年のメイケイエールは、今年はヴィクトリアマイルを使ってきたくらいで、京王杯スプリングCから直行という極めて珍しいローテーションをとってきたものを、ある意味では今年分を先取りしたような形だったとすると、2020年の中京開催が前走マイル重賞組の上位独占だったのだから、下手に夏に使い込んでいる組などと比べても、有利な面があるのは確か。
NHKマイルCの内容を踏まえ、もっと良くなってくれることを望んで安田記念も使われたドルチェモアなどには、当然好機にもなり得る。
マイルを使い続けるべきか、陣営がずっと悩んで使っているホウオウアマゾンが、短距離実績でいくらか上ということを買われるのであれば、王道ではないものの、G1を使ってきたマイル戦線から転戦組は少し気を付けておきたい。
怪しいのかどうか何とも言えない、G1好走実績で人気になるタイプの馬
半分来ている、ここではどう考えても人気になって不思議ない短距離G1連対馬は、ロードカナロアもレシステンシアも、ハクサンムーンやファインニードルなどがいる一方で、猛烈に本番と前哨戦で状態が変化するストレイトガールなどのような、使い分けの度合いが極端なタイプも、本番との間隔に絡んで、色々なタイプが出てきやすい特殊性もあったりするものの、本質的に、本物のスプリントのエース級はまず完成期には崩れない。
しかし、スプリンターズSとのレース間隔に絡んでくるものは、連続好走の難しい面がしっかりと現れる格好で、このセントウルSの連対馬から、4頭の勝ち馬、掲示板内の馬からもう一頭、ストレイトガールが出ているだけで、日本では特殊なポジションながら、諸外国であれば、この距離のG1は腐るほどある中で、選択までも可能という番組の編成であるのが普通だから、本来は勝ちやすいはずだが、路線の充実を図るのに時間を要した経緯があって、大牧場の生産に関わる短距離戦線への軽薄な認識から、本物のように見える馬も意外なほど、国外では脆かったように、本当に強い馬はかなり限定される。
G1前哨戦だからこそ、よほどの不振ではない限りは、こうした実績上位のG1連対実績のある馬は来る、という程度の評価でいいのだろう。
ひどい馬場にもほどがあった高松宮記念で復帰し、得意不得意が見えない1400Mの京王杯で状態を確認。
それからの再始動に相応しい、G1の最重要前哨戦で、本来の実力を発揮することができたなら、早々に鞍上を戸崎騎手に決めた中での復帰後3戦目。
大人になったピクシーナイトが、あっさりらしさ全開の豪快な抜け出しを決めて不思議ない。
セントウルステークス2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
『逆襲のカリスマ、かわいい名前の本格派スプリンターが、いよいよ復活する時が訪れた』
ピクシーナイトの血統
2021年のスプリンターズS覇者であり、母父のキングヘイローは同レースの1999年3着馬、翌年の高松宮記念優勝馬となった。
スクリーンヒーローからはモーリスとゴールドアクターらが、同時期に登場し、活躍期だけでなく、性齢まで同じ。
走った条件はまるで違ったが、本質的に、中距離のパワー勝負こそが主戦場という、いかにもロベルト系というタイプだった。
母母のラインレジーナは、サクラバクシンオー産駒らしく短距離志向であったが、3戦未勝利。
その産駒の3番仔がこのピクシーナイトの母であるラインレジーナで、洋芝の北海道戦を2勝するなど、非根幹距離の穴馬として活躍。
考えてみると、その産駒であるピクシーナイトも3番仔。
優秀なのは、ブラックタイドの重厚で勝ち気なサンデーテーストを加えられた弟のフェーングロッテンが、気難しい面は抱えるものの、芝中距離で母のような性質を受け継いでいるということか。
こちらは芝が得意なモーリス産駒で、また、リファールとヘイローの同時発生のクロスは弟同じだが、こちらにはサクラバクシンオーに関わるノーザンテーストもプラスされる。
亜流に近いオジジアンやトムフール直系の血も混ざり込み、活力は主流偏重でもそこまで失われておらず、真っ向スピード勝負のシンザン記念勝ち馬は、2年前にスプリント王者となり、その後の長期政権を期待されたわけだが…。
戻っていれば、ここから再出発。
戻らなくとも、阪急杯の頃には…。
底力の血がスピードをアシストする背景があるだけに、案外早熟で不思議ないが、走る心を失ってさえいなければ、もう一度くらい輝いて不思議はない。
前走の京王杯スプリングCは、決して見所がなかったわけではないというのが、ピクシーナイトに対する信頼を生んだ最大の要因となっている。
掛かる馬であるということで、3歳夏からスプリント戦線に照準を絞って、大きなタイトルと危うく競走生命以前に星になる寸前まで行ってしまった香港の悪夢と、わずか半年にも満たない時間で、多くの経験をしたピクシーナイトは、大けがというか、競走中に骨折するような場所ではないところを故障するというアクシデントによる治療を経て復帰した2戦目、動けるところまで戻っていることを示す内容で、無事に走り切った。
セントウルステークス2023 - レース展開と最終予想
毎年接戦になるが、勝ったレッドモンレーヴから2、3着以降は怒涛の着差クビ10連打という、見た目以上に大接戦のゴールで、勝ち馬からは0.4秒差、一見何もしていないようで、苦しい馬込みの中の競馬から、最後はもうひと伸びしようと抵抗を見せながら、8着という着順の大きさ以上に、陣営にも収穫の多い一戦となった。
掛かるので、7F以上の競馬では折り合いの面を重視しないといけない。
どこかにそういう面を調教で跨った時から感じていたのか、その前から皆が知るところであるから、大事に乗ったのか、厳密なところまでは見た目の判断しかできないが、戸崎騎手は、具合を見極めることに主眼を置いたような面があり、決して、置かれたポジションからの競馬ではなかったが、無理には走らせなかったのは事実。
最後まで走ろうという気を、滅多に経験してこなかった馬込みからの競馬の中で見せたのだから、故障明けのG1馬に関わる側とすると、期待を抱かせるに十分な内容だったように感じる。
満を持して、阪神開催に戻ったセントウルSでの復帰3戦目。
雨馬場というより、馬場の中に川が何本か流れているくらいにタフだった高松宮記念は、滑る馬場も決して得意ではないピクシーナイトが、大柄でもあったことで、とても全力を出せる条件でなく、慎重な経過観察を要する場面で、高速レースでもスプリンターには軽い1400戦の前走は、一旦目標をフラットにした状況でもあり、内容重視の一戦。
9月の中京でデビューし、シンザン記念は福永元騎手による判断で先行押し切り。
以降、抑える形をとったのは、高速の小倉CBC賞からであり、曰くつきの香港スプリントと、そこから奇跡的に復活した前々走の高松宮記念以外、スプリントでは崩れていないだけでなく、南半球のスタイルに合わせている影響なのか、香港スプリントではすでに、完走ならずとも、古馬と同じで57を背負ってレースをしていた。
その経験が、58を休み明けから連続して背負わされ、今回もそうなるわけだが、前走もあまり戸惑いなく、反応できた理由にもなっているように感じた。
3歳の暑い頃だけの経験のみだが、1:06.1→1:07.2→1:07.1という高水準のタイムを、決して軽くはない相手に立て続けに繰り出した能力が戻ってくれば、ここでは楽に勝てて不思議ない。
スプリンターズSがあまりにも鮮やかな王者の走りだったために、そこまで目立たたないかもしれないが、決して、乗りやすいタイプではない。
その辺りを汲んだ戸崎騎手が、彼らしいスマートな仕掛けで、復活のピクシーナイトを目撃することになる、とここは期待にとどめる。
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