京王杯スプリングカップ2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
京王杯スプリングカップの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第66回 京王杯スプリングカップ |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2021年5月15日(土曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝1400m |
コース | 左回り |
賞金 | 5900万円 |
レコードタイム | 1:19.4 |
京王杯スプリングカップ予想2021 - 過去10年のデータ傾向
1番人気は来ないというくらいのスタンスでいい
過去10年で2勝、その前の10年はもっとひどくて、3着が2度あるのみ。
タイキシャトルがレコード勝ち、有馬記念優勝がフロックでないことを示した翌年のグラスワンダーも素晴らしかったが、そのグラスワンダーが自滅した翌2000年から、実に13回連続連対なしの後、2013年のダイワマッジョーレが久々の勝利。
後は、2019年のタワーオブロンドン。
この4者、今後楽しみとされてきた4歳馬であり、後にもう少し活躍するわけだが、裏を返せば、それだけG1勝ちの実績があった馬が負けてきたという歴史そのものが、21世紀以降に行われてきた京王杯スプリングC<以降はSCの略称で>の最大の特性となる。
誰でも走れる距離だが、誰もがこなせる時計にならないのが特徴であるから、知っている能力値で足りるとも言えず、今の時代、流石に苦しい中2週で本番の安田記念を迎えるというローテも影響し、京王杯SCを勝った馬が翌年の安田記念を制したというのが2度も、この10年間で起きているから、これは偶然ではない。
マイルチャンピオンシップを秋に制した勝ち馬もいて、秋のスプリントG1を制したというのがここ2年の勝ち馬の共通項。
この3頭とも、ハイレベルの朝日杯を経験した<サダムパテックはグランプリボスーリアルインパクトで決着時の1番人気馬。後2者の場合、勝ち馬のダノンプレミアム以外も、2・3・4・5着馬もG1を勝ったことになるが、当然皆5番人気以内だった>若い頃のタフな争いが、古馬になって、しっかりと活かせたというのは素晴らしいが、名門厩舎の馬だったというのも実は大きかったか。
つまり、安田記念とも高松宮記念とも、その年のレースとの関連性はまず生まれないということだから、道悪でもおかしくない予報も、昨年程度の渋り方では時計は遅くならないので、直前の結果や人気に左右されないことが重要だろう。
ラウダシオンやタイセイビジョンも似たようなハイレベル朝日杯参戦馬だったが、サリオスを追い詰めたわけではないので…。
むしろ、ミッキーブリランテやトゥラヴェスーラが変に人気になった方が怖いか。いかにも、伏兵評価で頑張るお兄さん方である。
最後に存在感を示す東京新聞杯組を、今年は京都金杯in中京組でカバーできるか否か問題
半分勝っているくらいの勢いで、東京新聞杯で連対していない馬ばかりが好走の傾向であるから、配当面での妙味もある。
かつ、分かりやすい東京への適性もある程度見えているわけだから、中京や中山、阪神が合わなかった馬を再度狙うという基本的構図が、例年のパターンではあったのだが、今年は、ここ1年で出るレース全て単勝200倍超えのショウナンライズ<2019年のパラダイスS勝ち>しか登場しえない状況。
回避でもおかしくないし、そもそも、誰も気にしていないくらいの馬だから、無理筋も通らない。
そこで、雰囲気的にはよく似ていて、東京新聞杯とのコネクションもないわけではない京都金杯組が、左回りの中京で開催とあって、それが評価に困るタイセイビジョンだけだから、その取り扱いには苦慮する。
データ上で、取り立てて面白い存在であったという方向性までは見出せないが、中距離ベースの金杯は、時にそういう方向ではない可能性を示す時、微妙に4着に終わったことがプラスに働くとできないわけではない。
筆者、マイラーとしては今一つ扱いのタイセイビジョンなのだが、休み明けも左回りも減点すべきものはないとして、流石に前走は太すぎたので、<中5週とちょいで+22kgでは餅の食いすぎ疑惑が出るレベル> 当然絞っての出走だが、距離設定からして二桁体重減ではちょっと怖いし、減らなさ過ぎても怪しいので…、となると、一応は安田記念狙いで、結果揮わずならばマイルシリーズなり函館スプリントだろうと思えるから、減らないということも想定すると、何とも難しい。
ルメール騎手が久々騎乗で、あのNHKマイルCがあるから、人気になるだろう…。だから、表面上では潔く切りとする。
宮杯は信用できるG1競走に育ったが、互換性のあるレースは少ない設定
面白い傾向などではなく、元々の平坦小回り中京でも、そこまで関連してこなかったのが大レースである高松宮記念だ。
毎年出走馬自体は登場し、賑やかしまで含め、昨年のような完全不発組の上位独占などもあるわけだが、東京新聞杯の方が活躍が目立つプレップ的存在だとすると、狙える馬が限られるのは当然か。
まさに、昨年の煮え切らない戦いを経た実力者のプライドを見せ、ちょっとメンバーが賑やか過ぎた宮記念を経て、タワーオブロンドンがスランプで何もできなかったが、あとはみんな走ったという結果。
レースレベルもそうだが、ここもそれなりの質が担保された大レースのグループに入るのだから、メンバーの質が高かった組は、それなりに評価しないといけない。
ただし、消耗するに決まっているG1戦を使った馬で、明らかに人気より走っていないだとか、雨などのバイアスがあった時ばかり台頭の構図。
どちらも良馬場で、こちらだけ連対の馬はいない。
だから、今年は当てはまる、ということになるのだが…。
着順は下の方がいいが、内容的に牡馬がほとんど走っていないとはいえ<文脈上は肯定的解釈で>、この距離ならミッキーブリランテやラウダシオンを無理に切ることはない。
人気によりならないミッキーブリランテを買いたいが、これだけでは物足りないとなって、斉藤&矢作厩舎にはもう少しだけ辛抱願いたい(笑)という願望から、全く違く方向から極限の穴狙いを仕掛けてみたいと考えた。
軸がこの2頭なのは間違いない。
京王杯スプリングカップ予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
あの富士Sのあと、密かに勝ちそびれたターコイズSの惜敗に、本質を見た超伏兵を思い切って狙いたい伝統のG2戦!
- シーズンズギフト
何度も狙って、その都度痛い目に遭ってきたものの、究極の判断のポイントで、快速型に特化したサーゲイロード系ハビタットのクロスが、妙に気になった。
最終的に、これが理由で本命にしたところがあるから、いい加減である。(笑)
言わずと知れた、エピファネイア×サンデー直仔種牡馬<母父ゼンノロブロイ>の配合からは、もう牝馬三冠・デアリングタクト<下手をするとタイトルはこれだけに終わりそうな雰囲気だが…>、無敗の皐月賞馬・エフフォーリアと、輝かしい少年少女を生み出したミラクルブラッドの類と括られ始めたが、大半は貧弱な良血馬ばかり。
京成杯2着から、まさかの末路を辿ってきた最強配合馬・スカイグルーヴの失速は、この配合の光と影を見事に表している。
同期はあのデアリングタクトだが、残念ながら、対戦することさえないだろう。
軸に据えたスピードの補給のキーホースを、この馬の場合は、高速の芝に適性を示した母母父のザイーテン<2歳時英G1制覇も、4歳になって、京王杯スプリングCに出走し、スキーパラダイスに続く2着が最高成績という馬>においているわけだが、その代表産駒であるシーズアン<シーズンズギフトの母母>も、似たような立ち位置の2歳G1勝ちで、その血を繋いだことになる。
これにゼンノロブロイをつけられて、シーズンズベストが生まれたわけだが、まるで若い頃のゼンノロブロイのように惜敗を重ね、藤沢厩舎の馬らしく、ほとんど芝1600と1800ばかり走って【3・3・5・3】で大成は果たせなかった。
ダービー2着で共通、負けた相手も種牡馬として活躍の状況で、エピファネイアが配されたことで生じたハビタットの5×5の解釈は、本来、全く関係のない地点にあるサンデークロスよりずっと地味なものであるにもかかわらず、ザイーテン-シーズアンのラインがいかに強烈かという富士Sの破壊的自滅走を改めて振り返り、少しばかり肩を持って斟酌したなら、マイルG1を3勝のニホンピロウイナーがでたハビタットの直系ラインの親和性などを考えても、東京芝最短距離戦への参戦は狙い目。
ハビタット自身はマイラーだったが、その代表的後継馬であるスティールハートが制した唯一のタイトルが、ザイーテンも勝ったニューマーケットのミドルパークS<英G1・芝6F>だった。
1400MのスワンSをレコード勝ちしたニホンピロウイナーが、マイラーというより、1400的能力のアレンジであり応用したことで、最終的に好メンバーの秋の天皇賞で3着にまで入った能力は、直仔ヤマニンゼファーのハナ勝ちへと進化して、継承された。
元より、サーゲイロード系はファミリーの底力を強化する役目に特化したようなところがあり、この血は母系に入って存在感を示す。
何しろ、サーゲイロードの年の離れた半弟にはあのセクレタリアトがいる。<米三冠戦全てレコードタイムで快勝>
この馬も母父に入って、大種牡馬のエーピーインディが誕生の経緯がある。
グランアレグリアもコントレイルも、セクレタリアトがいて初めて存在するのだから、この血の底力は侮れない。
ということで、盛って盛って伏兵をゴリ押しするとしたい。
3走前の出来事。
渋残りの富士Sは、翌日三冠達成の福永騎手が乗るヴァンドギャルド<後にドバイターフで2着>がぶち抜いたわけだが、ここで引っ掛かってどうしようもなかったのが、同期まで潰して見せたシーズンズギフトだった。
京王杯スプリングカップ予想2021 - レース展開と最終予想
想像以上の進出で、超ハイペースの桜花賞を演出のスマイルカナをこれでもかと痛めつけ、そちらは今年に入っておかしな感じになってしまった。
この秋は、すぐ後のエリザベス女王杯でも行ってしまったノームコアの件があり、ソングラインの覚醒を妙な形でアシストした桜花賞のメイケイエールなど、やらかし事象は枚挙に暇がない横山騎手とて、手に負えなかったということではメイケイエールと同等だったか。
ノームコアの場合、馬が勝手にこれは自分の展開ではないと諦めたところがあり、流れそのものは猛烈な逃げではなく平均ペースだった。
津村騎手に手が戻り、出が悪かった次走のターコイズSは、俺の仕事は彼女を輝かせることだと言わんばかりに、勝負所から狭いところをついてきて、直線は間隙を狙ったイン差し。
ところが、序盤で掛かっていたわけでもないが、物凄い勢いで坂まで上がってきたところで、一気に止まった印象があった。
全く無理をしなかった前走の中山牝馬S<あの不良馬場>も同じ策を繰り出すが、自己最高体重での出走したこともあって、馬が動かなかった。
血統は距離適性を決めると言われるが、ここまで近年の血統馬の「良血度合い」が平準化しているところで、その差は気性面でしかないとする向きは大いにある。
ところが、父同様12F以上で本領発揮で何らおかしくないこのシーズンズギフトは、使い続けることでどんどん気性面の危うい面が目立つようになり、いよいよ、賞金面のハードルがあまりにも高いことでヴィクトリアマイルでも出走不能となって、うまいこと19頭登録でも出られそうな京王杯SCで、本質を見せる場面に出会えそうな感じになってきた。
ライバルは沢山いるわけだが、本当の芝適性が不明のエアアルマス以外、やや頭打ちのメンバーのこと。
適性で劣るいわれなどないシーズンズギフトにとって、前走の不良馬場で不発の中山牝馬Sは格好の隠れ蓑だ。
1600経験もまだ浅く、条件戦4勝の馬よりも濃い経験を積んできた馬。
翌日に牝馬限定G1が行われるから、まず出走しない牝馬の中で、一昨年のリナーテが唯一の重賞連対実績のあった牝馬で、これが強豪牡馬に混じって高速戦で2着に入った。
その昔はキストゥヘヴンが復活を兆しを見せ、スティンガーは連覇達成。
エピファネイアと同系スクリーンヒーローの血の中に入るダイナアクトレスは、快時計でこのレースを制している。
こういう距離で、津村騎手が乗れないところで、2歳戦や短距離戦線で活躍馬の多いミルファームの所有馬によく乗る杉原騎手騎乗は、不思議な縁を感じる。
黒岩調教師の秘策でもあるのか、今後の路線を確定させる目的もあるのか。
有力馬ではないから、大した意味はないのかもしれないが、血統配合からも、繫殖牝馬としての価値は十分にある。
ハビタットやスティールハート、ザイーテンにもなかった真の意味での成長を体現するためにも、良い走りを見せておきたい。
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