神戸新聞杯2020【結果】|速報!勝ち馬はコントレイルで無敗3冠へ王手!

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神戸新聞杯2020【結果】|速報!勝ち馬はコントレイルで無敗3冠へ王手!

読了までの目安時間:約 7分

 

 

G2・神戸新聞杯2020(日程:9月27日(日)11R)は1番人気のコントレイルが圧倒的なスピードで決着が付いた。

 

 

神戸新聞杯2020のレース結果と配当(払い戻し)

 

着順人気競走馬騎手着差タイム
11コントレイル福永 祐一-2:12.5
23ヴェルトライゼンデ池添 謙一22:12.8
314ロバートソンキー伊藤 工真クビ2:12.8
44ディープボンド和田 竜二12:13.0
517ターキッシュパレス富田 暁3/42:13.1

 

3連単の配当(払い戻し)

2-18-5(37,180

 

コントレイル包囲網敗れる!

 

6戦全勝。
タイムは2:12.5!

 

さて、6戦6勝としたコントレイル自体をどういじっても仕方ないので
よく頑張ったヴェルトライゼンデと筆者が謎の刺客に潜ませたその役目をターキッシュパレスに代わってナイスファイトして見せたロバートソンキーについてを、主なレース回顧の対象していきたい。

 

どうにも歯が立たないけれども、何とかするためのポイントを春に主戦騎手の任を受けて、仕事人ぶりを発揮しようと頭を巡らせる名手・池添謙一の真骨頂が見られた一戦と、ここはしたい。

 

スタートは悪かった。

 

しかし、小器用なようで大いに乗り難しいオリエンタルアート兄弟の勘所と誰にも分らない弱点も知っているだろう鞍上が、その仔であるからこそ、それらの管理調教師でもあった池江師の考えと
結果に対する解釈こそ差はあったとしても正しい選択をしてくれるだろうという期待があればこそ、極端な作戦のようなものはなかったはず。

 

しかし、想定よりもずっとステイゴールド系らしいというか
どの馬でもバランスを崩しやすいスタートで、大外枠ほど外に膨れやすいという
後に福永騎手が語った内枠を引いた大本命馬の苦しさとは真逆の緊張感あるスタートとなったことで

恐らくは、春にうまく行かなかった「どれだけの脚を使ってくれるのか」というポイントを押さえるための一戦に、1角に入る前には切り替えた節がある。

 

結果はスプリングSでキレ脚がうまく引き出せなかったのとは違い、しっかりと強引なくらいの末脚で、コントレイルに迫ったような感じまでは出せた。<数字上は詰めたとされる>

 

陣営はとっくの昔に、コントレイルには敵いませんという本音を持って戦っているだろうから
ダメならダメなりのBプランのようなものはずっと用意していただろう。

 

追いかけていく手段を選択したのも、今回のコントレイルの危なっかしい感じの勝負所の進路取りからでも、勝負勘鋭いヴェルトライゼンデの池添騎手は、馬の良さを引き出すと同時にアプローチの正しさも見せつけたことになる。

 

結果は残念だろうが、ある意味、自分が納得できるような結果の敗因の解釈は必要であろう。

 

その点で、陣営にとって、タフな直線であったとしても、この2着は実のあるものになったはず。

 

俺たちは、ビゼンニシキとかシックスセンスになんかなりたくないといっても、それは生まれる前からの違いがあるから…と考えることでより前向きに戦うことを続けられるのは非常にうれしい材料だ。

 

勝てはしないだろうが、最強の2着馬になれそうな気がする。

ロバートソンキーと伊藤工真騎手、林調教師。

 

褒めるしかない。

 

ターキッシュパレスも、一度はダメと思ったが、そこはオーストラリアでどこに塗れてきた富田騎手とディープスカイの昆調教師である。外へ出してからジリジリでも伸びてきた。

 

ロバートソンキーは1600Mにしか勝ち星がなく、夏の福島デビューから春の東京まで休んでいた馬だが、こういう結果を出す辺り、やはりコントレイルが導き出す合理的結論には、競馬の真理が詰まっているものだと感心させられた。

 

中間、道悪も経験し、これが4戦目。

 

お世辞にも、みんなが知っている騎手というわけではないあの三浦騎手と同期の伊藤騎手もようやく突破力のある馬との出会いに成功したことになる。

 

スタートしてすぐコントレイルの福永騎手が、強気の選択をせず外への進路を早めに確保しようと少し進行方向の右へ動いたことで、3枠の2頭が位置取りで見劣ることになったが、面白いもので
重賞実績のあるマンオブスピリットは外へ弾かれ、コントレイルの後ろに入ったのが、あわや2着のロバートソンキーであった。

今回は出負けではないし、出来つつある身体をシェイプアップしてきた中で
祖母がトウカイテイオーの全妹という血統背景があってこそなのか、思惑を超えた末脚を発揮した。

 

ルーラーシップの産駒。負けてから強くなるパロクサイド系と彼の属す

「天賦の才で行けるところまで行きたい」

トウカイクインの系統とのケミストリーは、意外な場面でこその穴馬の狙い方を教えてくれた。

 

じゃない方作戦。奇しくも、隣のマンオブスピリットも同じルーラーシップ産駒。

 

関東馬の3着馬と見せ場作れずの関西馬。

 

面白い。

 

穴馬券はこうやって屁理屈をつけることから始まるドラマなのだ。

 

最後に、忘れてはいけないから、ここだけは記しておく。

 

注目はコントレイルの成長点

 

少しだけ後肢に伝えるエネルギーが増したので、よりスムーズに走れるようになった。

 

同時に、出力アップを懸念する材料も生まれたが、消耗は相変わらず少ない。

 

揉まれ弱いという死角があるのではという見立てはあって当然だが、それなら、皐月賞は惨敗。

 

勝つことには固執せず、楽しく走れればそれでいい。

 

福永騎手がよくそういうニュアンスの表現をするが、それはコントレイル自身の考えを代弁したものと考えられる。

 

上がり最高記録の連続性が途絶えたことは死角だが、ヴェルトライゼンデの池添騎手と福永騎手のアクションの違いを見ないと、本質を見誤るので気を付けたい。

 

例外ばかり作る馬なので、レースがおかしくなる。

 

名馬が登場のレースほど、その解釈は慎重にしてきたい。

 

つまり、コントレイルはパワーアップしているというわけだ。

 

 

 

 




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