毎日王冠2024【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
毎日王冠2024の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第75回 毎日王冠(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2024年10月6日(日) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝1,800m |
コース | 左回り |
賞金 | 6,700万円 |
レコードタイム | 1:44.1 |
毎日王冠予想2024 - 過去10年のデータ傾向
来ると踏めば、昨年のソングラインは来ていないことになり、来ないこともあると考えると、ソウルスターリングとワールドエースは思った通りとなる
昨年、ソングラインがBCマイルの壮行レースをして、差し損ねると、これが1番人気の連勝5でストップというレアケースになり、近年では、これだけが、2着敗退の人気馬。
大体、快速馬が勝ち切るか、強烈に追い込んでくる馬が派手に勝ち切るかの二択で、強い馬がいつも勝つというのがトレンドであったわけだが、今年に関しては、皐月賞を経ていない3歳馬と2000M重賞ウイナーを中心とした古馬勢の中に、人気必至のエルトンバローズ、ローシャムパークが入ってくるので、少々、この辺りの見極めは難解。
バタバタ走る、追い上げに必死なタイプが勝ち切ることは難しく、マイルでもこの距離でも、もう少し長いところであったところで、持ち時計がない限り、人気になる根拠を示すことも好走できる可能性の詮索もまた難しい。
ダノンエアズロックは昨年の秋に、レガレイラを置き去りにしたアイビーSのレース内容を、再び評価する映像が流される可能性も大いにあるが、同じ距離の実績であるなら、福島とはいえ、オフトレイルの方が水準から言っても、上のレベルの記録がある。
人気に張らないなら、人気のない時のシックスペンスなど…、というような裏読みのために、人気になる馬の想像をすると、いくらか混戦を読み解くカギを見つけられそうな気にもなってくる。
今年は久々にG1勝ち馬未出走
G1連対馬に関しては、中山でトップナイフ、今年の春の阪神でローシャムパークが、それぞれ、コーナー4つのG1で際どい差の2着に入った実績がある。
ただし、そちらのイメージが先行するから、今年はここで人気になりすぎるようなことはないだろう。
1800の決め手比べではいくらか見劣るのは事実。
G1馬完全未出走というのは、調べてみたら、グレード制導入から今年で40年になるのだが、実は初めてなのである。
とっかかりもなければ、格の違いと言えるような支えになる要素も見つからない。
敢えて、有力と必ずしも評価されないG1連対馬を厚めに押さえる手も合っていいだろう。
曲がりなりにも、そうした格上馬が幅を利かせてきた舞台でもある。
必ずしも、そうした格が結果を左右することはなかったが、結局、近年の連対馬は、そのほとんどがG1馬である。
なまじ、G1好走の実績で買うくらいなら、斤量有利の3歳馬を例年以上に厚めに買っていくだとか、斤量耐性に適性がプラスアルファの要素となる59から前走時で斤量減のディフェンディングチャンプを拾っておくのは、当然の話であろう。
その次に古馬と行きたい。
思ったよりも、確実性の面で侮りがたい傾向
近年、エプソムCやどういうわけか無理クリの感じで来ていたところもあるG1馬の中山記念以来の実戦という、休養明けローテが、この王道の非根幹距離コネクションでハマってこなったものが、昨年はついに、ジョーカー枠の3歳ハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞快勝馬であるエルトンバローズ激走により、雰囲気一変。
何も、即オフトレイル買いの動きにはならないが、ままならぬ序盤の展開から、直線ぶっこ抜きの爽快さでは、翌年は好走も、3歳時は不発だったアンビシャスに近い、そこにあるだけで何だかうれしくなるほどのワクワク感はあった。
同じノーザンダンサー系では、NHKマイルC激勝のアエロリットやシュネルマイスターが、適性などの理由で制したという例はあっても、3歳でここを勝った時が1:44.8であり、アエロリットがクイーンSを逃げ切り独走の際に、札幌で1:45.7であり、4歳時にここを勝った時は1:44.5だった。
それよりちょっとだけ速く走ったダノンキングリーは、皐月賞もダービーも高速レースで連続の3着以内。
共同通信杯勝ちの実績があった。
時計面に不安のあるシックスペンスやダノンエアズロックらに対し、マイルの持ち時計平凡でも、1:45.3という快時計を、展開無視のような格好で、後方一気で記録したオフトレイルには、アーリントンCでの32秒台で終いを上がった記録も含め、高速の馬場での実績がかなりある。
適性や絶対能力に、いくらか不安点を抱える古馬勢に対し、55で走れるエルトンバローズタイプは、今年もやはり怖いと考える。
そもそも、差し追い込みタイプではないように思うのだが…、田辺騎手ならではのアレに期待でもある。
毎日王冠予想2024 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
もう一丁、ヤバいやつをお願いしたいと思わせるほど、前走福島の過激な追い込みに期待が膨らんだ、底知れぬ魅力のあるオフトレイル
オフトレイルの血統
元々は、欧州系であり、島の方で育ったファミリーのようだが、宗主国を英国に置くオーストラリアという南半球の島にも縁のあることを示す、デインヒル×スターキングダム系×サートリストラムの配合が、母方の比較的浅いところで見られる配合。
ヌレイエフ直系で、フレンチコネクション強い直系のようで、北米のコジーンに、ドイツのランドが入った英国産の父ファーが、フランケルとやりあいながらも、しっかりと中距離タイトルも得ている実績から、本来あるべきマイル近辺での底力勝負に適した直系の本質を示せるかどうかという点で、こうした分野に明るいオーストラリア活躍馬に多く含まれる血を持つオフトレイルには、味方が実に多い。
高速の東京という点で、毎日王冠のレコードタイムをグレード制導入後に記録した系統は、勝ち馬に併記する形であると、サクラユタカオー<プリンスリーギフト系>、ダイタクヘリオス<クラリオン系>、シンコウラブリイ・ネーハイシーザー<ともにニジンスキー直系>、直線延伸後のチョウサン・サリオス<両方ともサンデーサイレンス系>など、時代の潮流にあった直系が、必ずしも、シンコウラブリイのような人気に推されることはなくとも、底力を見せつけるように勝ち切ってきた。
何も、予測の域は出ない話だが、中山も高速馬場はよく東京にも引き継がれることがある。
気候が影響するからでもある。
ヌレイエフの血を持つ直仔世代のブラックホークは、安田記念を高速タイムで制しただけでなく、旧コースの新潟で2度のレコードに絡んできた快速型。
キングマンボはそうした影響を受けつつ、エルコンドルパサーのような完全欧州向けのビッグスターも出しながら、スピードスター続出のキングカメハメハのようなパワーあふれる北米的快速の型を示すことができる。
ミスプロの血は前面に出て来ないが、その血が母父にある上に、エルコンドルパサー自身が、苦手な類の高速レースになったここで、サイレンススズカの怪物じみた快速に屈しながらも、上々の初黒星2着からJC制覇に繋げている。
本能に触れる快速決着の呼び水が、ルガルを一気に覚醒させたかのようなスプリンターズSの翌週だからこそ、サイレンススズカとセイウンスカイは同じ日にG2を逃げ切ったことを思い起こさせるような、ワクワクさせてくれるような速さで、再び、皆を驚かせてもらいたい。
毎日王冠予想2024- レース展開と最終予想
和製なんちゃらという常套句を当てはめるならば、「偽エースインパクト」クラスの代物にはなるだろうか。
6戦無敗で昨年の凱旋門賞を制したエースインパクトとは、直系がサドラーズウェルズとこちらはヌレイエフとで大きく異なるイメージを抱くが、共通の血は、ピヴォタル、デインヒル、バスティーノに、ミスタープロスペクターとネヴァーベンドのそれぞれ直系までもが、同じものとして組み込まれている。
欧州系の血統馬であるオフトレイルには、サドラーズウェルズの血は含まれないが、その叔父であるヌレイエフが、ミエスクにも絡んでクロスを有するということでは、さながら、代を重ねたエルコンドルパサーの子孫といった趣さえ漂わせる。
エルコンドルパサーの父・キングマンボが母父。
逸る気持ちを抑えきれないというほど、ワクワクさせる何かはあっても、今のオフトレイルにできることはまだ限られている。
時勢に合わせると、ドイツ牝系を備えた若馬というのは、毎日王冠の惑星となっているのは事実だが…。
ただしかし、初の1800を経た直後の前走ラジオNIKKEI賞では、驚きのレースで魅せる、というより、自然とそうなった部分もあった。
馬格にして、430~444kgの間を推移するというサイズ感は、まさしく、凱旋門賞で無残に散った三冠馬・ディープインパクトそのものである。
そういう馬が武豊を背に、様々な興味深い歴史を共に刻んできたゴドルフィンの勝負服で、新馬戦を戦ったようなキャリアの始まり方。
妙手でファンのみならず、関係者もうならせる田辺騎手への変更は、福島だからではなく、只ならぬ何かを予感させる何かはあったが、正直、それが何なのかまでは誰でも見当がつかなかったものの、今ここにして思えば、至極納得のいく出負けからの大逆襲という、我々が散々見てきた、ディープのそれの再現であった。
中間のラップは、途中から牝馬のメイショウヨゾラがペース落とさずの先行で<とはいえ4着粘り込みは素晴らしい>、34.5→46.4→58.4という淀みのない展開になり、馬群はそれでも固まっていた。
前掛かりに近い好位勢の逃げ馬接近は、確かに、序盤はリズムを乱し、後方待機を選択せざるを得ない状況だったオフトレイルに有利なようで、レースはそこから、47秒そこそこで上がっている。
即ち、ハイペースはおろか、極めて高水準と言える、ハイバランスに近いレコードタイムも出やすいような理想の高速レースの展開だったのである。
要するに、道中で後続に脚を使わされる展開。
ある意味、溜めるからには極端な策を強いられるほど、後方グループには苦しい面があった。
ただ、その馬格の面のアドヴァンテージのようなものは、一度経験し、はっきりとした戦法の方がいいのではないかという前提に、田辺騎手自身が立っていたのだとすると、イメージとは真逆でも、存外に期待値がそのまま結果に反映される展開になったのかもしれない。
とすると、この馬のスケール感は破格である。
中団グループから小差しに近い格好で、底力の一端を示したシリウスコルトが、しっかりと勝ち切れそうなところで、見た目大差でも、わずかに上がりにしてコンマ3秒それを上回っただけのオフトレイルが直線で繰り出した決め手は、明らかに、瞬間最大風速という点で、別格の類だった。
おもむろに外へと張っていき、直線は300Mちょいを全力で走り切ったというより、しっかりと一つ一つのギアを確認して、適当な速度になってから、またそれを上げるという余裕を感じさせる追い込みで、見事に捉え切った。
ラジオNIKKEI賞で昨年のエルトンバローズは35秒をわずかに切る上がりで、順当な好位抜け出しを決め、天皇賞の有力馬になったレーベンスティールであると、窮屈な態勢であったものの、34.4秒。
この2つをくっつけたような上がり34.2秒での差し切りは、メイショウテッコンの必殺番手抜け出しに及ばず、上がり34.4秒で勝ち切れなかったフィエールマンのことも想起させた。
直線一気の脚では、アンビシャスにも見劣らないし、それらの決め手上位で大出世を遂げた面々と、現時点での持ち時計の差で、実は、オフトレイルが一枚上。
ただ、シリウスコルトが中京の小倉記念で、激しい高速競馬で揉まれて、大いにシュンとしてしまいそうな格負けを喫しているから、持ち時計云々の引き合いでは、いくらか分が悪いだろう。
無論、相手関係というやつが絡む。
ただ、少なくとも、同期同士の争いではこれまでも有利であった。
初めて間隔を詰めて使った中京で敗れたジューンテイクはG2を制し、人気だったレガーロデルシエロも今連勝中。
しっかりと着差を開いて先着のポエットリーも、距離を縮めて、今はもう3勝クラス。
ポエットリーを返り討ちにした京都で、3着に終わっていたラヴァンダは、フローラSで快走を見せて2着だった。
アーリントンCで今後注目されるのは、勝ったディスペランツァよりも、転厩で話題になったチャンネルトンネルだろう。
ここには、良血で期待されたジュンヴァンケットやシヴァースもいた。いずれ、芽を出すと思われるくらいの才能を秘めている。
活躍のステージに少しだけ違いはあっても、同期同士を圧倒したから、古馬にも通用とは限らない。
相手なりに、戦い方のようなものはあり、その中で、自然発生する集団生活の摂理のような概念がレースを支配した時、案外、レースをする前に決着がついていたりするものだが、きっと、ライバルはそういう感慨を抱いておらず、あの姿のオフトレイルが突然降臨したように思えたはずだ。
コーナー4つの競馬が初めてなので、馬自身にも戸惑いはあったのだろうが、変則的なワンターンに今回は戻り、ピッチが上がるにしても、節操のない大逃げをかますほどの快速型は今回見当たらない。
普通に乗れるなら、好位のインが理想のオフトレイルには、田辺流の伏兵の振る舞いが今のところは似合っているが、滅多にハマらない、毎日王冠での直線一気がまた決まったのだとすれば…。
昨年のエルトンバローズのような快走は、普通は望めないはずなのだが、JRAの重い腰まで動かしたほど、前哨戦群にいい馬が集まりづらい傾向は、今年のメンバー構成からも、3歳優勢の流れを固めるトレンド作りに、このオフトレイルが主導権を握る形を想像できなくはない。
古馬よりも同期の方に注目が集まるのであれば、一層…。
思われているよりも、ずっと有利な立場にいるオフトレイルには、比較的家賃の安いところから始められる持ち場の新開発となって、何ら不思議はない。
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