日経賞2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
日経賞の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第69回 日経賞 |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2021年3月27日(土曜) |
発走時間 | 15時45分 |
開催場所 | 中山競馬場 |
距離 | 芝2500m |
コース | 右回り |
賞金 | 6700万円 |
レコードタイム | 2:29.5 |
日経賞予想2021 - 過去10年のデータ傾向
圧倒的に有利というわけではない有馬直行組
数々の名馬が天皇賞のステップとしてきた、関東の超G2競走だが、あまりにもエキセントリックな形態が影響して、プラスの面とマイナスの面を顕在化してきたという難しい側面を抱えている。
有馬から直行の勝ち馬は、そこと連勝ということではシンボリルドルフもマツリダゴッホもいるわけだか、関東馬は言われるように低迷期間が長くあったから、近10年に関して、グランプリホースによる勝利は2016年のゴールドアクターに限られる。
この前々年に奇跡の復活を遂げたウインバリアシオンが6歳になって2度目の参戦にして、見事な末脚で快勝したという2例のみ。
この馬はオルフェーヴルの引退レースとなった有馬で大きな差をつけれながらも、ゴールドシップに先着して<この頃の彼はやや微調整をして、加減しながら競馬をしていたようなところはあるが…>様々な意味で立派な2着だった。
実は、ウインバリアシオンは人気の中心に推されたのだが、斤量の関係で、有馬直行組総出演状態だった2016年は、負かしたはずのサウンズオブアースの方が上位評価だった。
結果はゴールドアクターの完勝だったが、長距離戦は色々な意味で迫力のある印象深いレースが多いせいか、よく頑張ったという感じの馬の評価が上がりやすい。
別に反動がどうこうではないが、同カテゴリーの阪神大賞典でナリタブライアンがマヤノトップガンを、メジロブライトがシルクジャスティスを競り落とした時、決まって人気のない方が勝っていたというのも好例。
今年は上位入線でも、ほとんどBグループ扱いになった掲示板争いの2頭が人気になるレース。そもそもの適性から考える必要があるか。
頼りになりそうなお金持ちのおじさんがいない時、最近、この路線に乗ってきた日経新春杯組が急に狙い目となる
古くから、アメリカジョッキークラブCとのコネクションは知られていて、関西馬であれば、阪神大賞典も選択肢に入るが、消耗させないで調子を上げていきたい天皇楯に向けた関東の有力馬というのは、決まって、ふた叩きする時は、この日経賞を使う。
ところが、そういう目的で使い込まれる馬は、本番で有力とされる馬ほど少ない時代になって、むしろ、本流路線である有馬辺りからエンジンがかかってきた関東馬は、ほとんどが日経賞で勝負になっていない。
アメリカジョッキークラブCも目標のレースになる格を持っているのだから、より、天皇賞の前哨戦として意味合いが強く出ている傾向として、有馬組があまり信用ならんとなった時には…、という話の流れになっているのだ。
お金持ちのおじさんは、だいたいがただのステップであり、せいぜい4、5歳のシングルタイトル程度の実績であれば、人気で崩れるとは考えづらいものの、5歳以上でG1を複数制しているような馬や、叩き良化型に関してはまず好走止まり。
諸々、適性と求められる資質などを加味していくと、消去法で日経新春杯組は買いとなっていく自然な流れとなってしまうのだ。
ただ、消極的選択とはならないのは明らかで、若いのであれば、柔軟に変わり身を見せられる伸びしろで勝負できる。
必ずしも、スペシャリストばかりが台頭の日経賞ではないから、微妙に斤量面の有利さを踏まえて、思い切った狙いの立て方をしてもいい。
ただ、今年は普段馬券にならない京都記念組が多く出走の予定で、わずかにレースレベルも京都記念の方が上に思えたから、全く存在しない今年の日経新春杯組をフォローして不思議はない。
阪神2200Mは、言わずと知れた宝塚記念の施行条件である。
ここ数年ほど、例外的存在が減った日経賞の上位入線組は、いつもとステップが違う馬が多いせいで、通例のようにはいかないかも
ここで大切にすべき傾向に挙げたいのが、4頭いる好走例の多いレース以外を経てきた組も、2011年に阪神でやらざるを得なくなった時に京都記念をステップに制したトゥザグローリーと、翌年の道悪逃げ切りのネコパンチ、最後が2013年のJCから直行のフェノーメノ。
前走準オープン勝ちのガンコだって、前々走は日経新春杯で好走していたような馬。
本当の例外は、このあと春の天皇賞を日経賞をステップに連覇して見せたフェノーメノのみであり、後は、基本のリズムが崩れていないのである。
とてもややこしいコース設定で、1番人気も【4・2・1・3】というのは、少頭数が当たり前の長距離重賞としては取っ付きづらいとなるが、例年はそんなに複雑なパズルの組み合わせにはなっていない。
前走凡走なら、3番人気以内が連対条件となっているから普段の年なら、もっとやりやすい組み合わせのはずが、久々に道中からの位置取り争いが激しくなりそうな多頭数の組み合わせに加え、ステップになるレースが、有馬以外は大いに例年と違う馬場質やコースそのものの変更もあって、扱いづらいから困る。
ステップが見えやすいからこそ、荒れても納得感のあった日経賞のイメージは、人気に関係なく勝ってくれたら今後が楽しみな若手であるとか、人気上位のG1再チャレンジ組以外で勝ち切った時、不気味な中山2500のあるあるの雰囲気が前面に出てくる。
昨年のG1で複数回好走の牝馬は、トップグループが抜けてかなり有利になっている一方で、変わり身が見られずに期待値の焼け太りを起こし続けている牡馬の面々は、かなり複雑に個体の本質を紐解いていかないと、根拠を提示することも難しいとなってしまったから…。
日経賞予想2021 - レース展開と最終予想
・牝馬の成績<1984年以降>
この40年弱で勝ったのは、1988年のメジロフルマーのただ1頭。<彼女の弟はあのメジロライアン>
同期間、有馬記念を制した牝馬は、
・2008年 ダイワスカーレット
・2014年 ジェンティルドンナ
・2019年 リスグラシュー
・2020年 クロノジェネシス
時代の流れに取り残されつつある春の天皇賞の前哨戦であり、その春天が唯一、昨年牝馬に出番がなかった<出走馬の中には小柄なメロディーレーンもいてノーチャンスではなかったが13番人気>芝の古馬G1となっていたくらいで、潮流はとっくの昔に、牝馬に不利なものはなくなっている。
気がつけば、牝馬の方が人気になる、もっと言えば、その方が信用できるというトレンドにもなっていて、あれだけ人気を裏切り続けていたラヴズオンリーユーなど、鳴尾記念で勝ちそびれたのに、明けて初の混合G2参戦となった京都記念はしっかりと勝ち切っている。
陣営の努力も、時に実るという好例だが、牡馬はそれと比べるとコントレイル以外は似たり寄ったり。
またしても牝馬が人気になるだろう高松宮記念は、馬ではなく、鞍上の代打の代打が発生したことが不安材料となっているいくらい。
当のレシステンシアは、充実のパツンパツンボディを駆使し、栗東坂路をジャックし続けて、気力も充実しているように伺える。
来週だって、グランアレグリアがファンの射幸心を大いに煽ってくれるだろう。
ウインマリリンのストロングポイントに、相手も距離も馬場質も関係なく、そこまでの豊富なキャリアがあるわけではないのに<4歳春としては普通の8戦>、いつも上手に競馬をできることが挙げられる。
厳しいコンディションであったレコード決着のフローラSが、実質的な、直線入り口での最低番手。
とはいえ、
「4−4−5」
なのだから、何も問題ない。風よけをうまく活用し、直線では溜めを利かせてインからグイグイ伸びてきた。
祖父グラスワンダーほど、時計勝負に縁がある気配はなく、父スクリーンヒーローも故障後復帰したグラスワンダーも、G1を制した時のタイムは上々であったとしても、タイムレコードとは程遠い。
ぶっちぎりの快時計でレコード勝ちのフローラSから、一時は勝ったと思わせたオークスが2:24.5<レコードと1.7秒差、デアリングタクトと0.1秒差>なので、やはり、この辺りの性質はケンタッキーダービーを2分1秒台前半で駆けた母父のフサイチペガサスとは、少々タイプは異なるのだろう。
前々走のエリザベス女王杯で、<4着=2:10.7>という結果だったウインマリリンは、前後の道悪戦をエピファネイアのトップホースにジャックされたシーンでは出番はなく、泥臭い競馬に向いていそうで、同じロベルト系でも違ったキャラであることを証明したようなところがある。
開催末のジャパンCや有馬記念、古馬のマイルタイトル戦も同様。
グラスワンダー直系が大したタイムではないけれども、激しい消耗をも伴う「良でも荒れ馬場」でロベルト系らしさを体現した時、モーリスや前出のゴールドアクターのように、限りなく自分のリズムを通した中での快勝の構図が思い起こされる。
相手がいつも強いから、その輝きがより増すというのが、ロベルト系の成功の歴史だとすれば、これまでの開催日の雨の影響を著しく受けること間違いなしの週末、彼女の本質がより顕在化する場面を目撃できそうな予感がある。
誰が相手でも、どんな枠でもどんな馬場でも、結果に関係なく位置をとれる馬。
外枠から好位につけるのは普通の彼女は、いかにも中山2500向きのタレントである。
新馬戦も同じ中山の2000Mで、暮れのレースだから、相手も楽で早仕掛けからの逃げ込みも容易かったとはいえ、牝馬では異例の3馬身半差の完勝。
本質的なスタミナの絶対値云々の前に、ロスをしない型を持っている馬は強い。
スタミナは豊富で異例の存在たるカレンブーケドールは休み明けだとパッとしないとされるが、ドバイカラ出張明けとなった昨秋のオールカマーは勝っていたと言える内容。
でも負けるのは、他の馬の良さを引き出すような絶妙な抜け出しを見せるから。
似た者同士の牝馬が主役になる。
どちらが勝つにしても、強気に阪神3200Mとはあまり考えづらいが、アリストテレスがああなら、気持ちも揺らぎそうなところ。
同じような遅い末脚が魅力の菊花賞馬・ワールドプレミアが、そっくりな存在として挙がる一方、単純にズブいだけ説もあるこの馬の場合、誰に鞍上変更でも不利は大きいだろう。
菊花賞も熟練の武豊だからこそ、他の騎手では引き出せない末脚を繰り出し、うまく抜け出した結果であったと思う。
良くても、着を拾うまでだろうと思うが、さてさて。
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