ローズステークス2024【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
ローズステークス2024の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第42回 ローズステークス(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2024年9月15日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝2,000m |
コース | 右回り |
賞金 | 5200万円 |
レコードタイム | 1:56.5 |
ローズステークス予想2024 - 過去10年のデータ傾向
中京はタフなイメージが先行することで、全体的に不可思議なオッズとなる年も多かったが…
一昨年は川田→ルメールで、人気の順番通りに上位を占めた。
今年はその逆になるのか、いくらか、ここ数年の中ではまとまったバランスの底力があるクリスマスパレード<このトライアル快レコード勝ちの有力候補は、関東オークスもフローラSも上位支持の世代の準エース級評価を受けていたから、まぐれの一勝ではない>タイプも何頭か見当たるところで、慎重な組み立ては必要ではあろうが…。
牝馬重賞で1番人気馬の半分以上が馬券に絡み、変則日程も多い関西圏の秋競馬の中で、3番人気以内の馬が必ず馬券に絡むレースなのだから、極端に穴に張るリスキーな挑戦は、あまり適当ではない。
神戸新聞杯がダービー組圧倒的優勢であるように、必ず、オークストライアル好走の馬やクラシック参戦馬が上位に顔を出し、昨年はそうした組がほとんどいないところで、後のG1馬が、不利を受けながらもしっかりと2着にまで上がってきた。
少しタイトになるが、牝馬には厳しい中京2000でのG2戦。
確かに人気馬の休み明けは買いづらいが、本来は、上がり馬が即通用の競馬ではない。
1勝クラス勝ちの穴馬が同じ回りで勝っていたとしても、距離延長でない場合は怪しいということは…
中京や春の東京、直前まで通例行われる新潟など、左回りを使ってきて、同じコーナーワークが求められる連戦で上位に来た馬は、中京でのレースでは毎度登場しているというだけでなく、昨年のマスクトディーヴァならば、夏を挟んで、阪神の連戦で両方勝利。
そもそも、回りが変化して上位に絡んだのは、通常7月中京で今の1勝クラスを勝ってきたラビットランだけ。
ダートで人気を裏切って、初めての芝がたまたま中京だったというだけで、初勝利はダートでも京都のレースという馬。
ただ、このラビットランに代表されるように、距離延長の馬がほとんどで、通常の阪神で短縮での連勝を決めたのは、ミッキークイーンを負かしたタッチングスピーチだけ。
年が明けたら、京都記念で連対するような牝馬であるから、当然の結果だったのだろう。
トライアルにしては流れた、ワンターン中距離の牝馬重賞としては、なかなか特殊なレースでもあった。
決め打つには、人気になっても反動などが気になる夏の暑さに関係し、どんどん、1勝クラス勝ちの馬や、何なら、未勝利勝ちからとっこんでくる遅れてきた大物タイプもいるので、気を付けないといけないのだが、冷静になって考えてみると、昨年の上がり馬専用トライアル化で変容の兆しもあったが、数字的には休み明けでも春のオープン組が数の割には多く来る傾向。
夏の中京から使ってきた馬では、少し気になる事も多く、東京から来たルメール専用機の枠にフローラS好走のカニキュルを組み込めば、あとはもう新潟組もいないので、必然的にオークス組を買うという流れになってくる。
結局、強いものは強い
ヌーヴォレコルト、シンハライトに、2着には入ったミッキークイーンなどのオークス馬に、2歳女王のダノンファンタジーなどなど、世代のエース級なら、早々、一気呵成に上がり馬の軍門に下るようなことはない。
昔はよく逆転はあったが、血統の改良と体調管理に重点を置く仕上げが一般的となって、ここを使う組ほど、むしろ、狙いがあって使うからこそ、仕上げがソフトだったところで、崩れる心配はほとんどない。
消えたのは、ヌーヴォレコルトに挑んだダービー参戦の2歳女王のレッドリヴェール、ミッキークイーンと共に敗れた桜花賞馬のレッツゴードンキ、骨折休養明けの桜花賞馬・ジュエラーに、距離が合わないことが最初から分かっていた桜花賞馬のレーヌミノル。
何となくのイメージで、阪神外回りの結果を信用しすぎた場合、桜花賞よりもオークスの方がよっぽど立派だったダノンファンタジーのような、距離延長での好結果を持たない馬への再評価の動きは、かなり際どい手に繋がるから、オークスの結果を重視したいところ。
そうなると、オークス正攻法4着のクイーンズウォークとダービーで5着なら上々と言えるレガレイラなどのことを、まともに先行馬のペースに呑まれたタガノエルピーダと一緒のように扱うのは筋違い。
普段よりはメンバーが集まるので、そういう時ほど、レースはスローだったところで、中身は結構タイトになる。
忘れな草賞の内容はアートハウスやミッキークイーンなどと双璧以上に思えたそのタガノエルピーダも含め、戦える態勢でなくとも、それなりのパフォーマンスが可能であることが明らかな面々が、あえて、ここに挑んできている以上、単純なトライアルの定石に囚われず、そこそこ結果は伴うものであるとするスタンスの方が、外れは少ない。
ただ、阪神よりも頭数が多くなる傾向で、振り回されるとコーナー4つのトライアルだから、よもやの展開も想定される。
決め手がある人気馬がいるので、前に行きすぎなければ大丈夫だが、穴はいつも前というところに期待を持つなら、やはり、前に行けるタガノエルピーダやそれこそ、オークストライアル好走のセキトバイーストなど、また本流の馬を買うことになり、堅いかどうかは別にして、1強想定の爆穴拾いに活路を見出さないのであれば、この手堅いところからの中穴狙いが、この組み合わせでは常道であろうと考える。
念のため、暑さ対策でガミ覚悟のマルチを採用しておくが、序列ははっきりしている。
ローズステークス予想2024 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
初の限定戦に堂々参戦の牝馬に負の歴史があったとて、牡馬との対戦でG1を勝った馬などいるはずもなく…
レガレイラの血統
言わずと知れた、ブラックタイド、ディープインパクト兄弟の母であり、レイデオロの3代母でもあるウインドインハーヘアが、再び、この世界にワンダフルな才能を送り込んだと言える存在が、このレガレイラ。
血統構成上同血扱いのアーバンシック<セントライト記念の人気馬>と共に、春のクラシックシーンに颯爽と登場すると、人気より走ることはなかったが、格負けという評価ではなく、様々かみ合わなかったことを敗因とされただけ、かなり立派。
皐月賞で先着を許したアーバンシックを、ダービーでしっかりと置き去りにして見せたが、再び、自分自身も前から置かれてしまった。
春のクラシックなどまるで縁のなかった母父ハービンジャーは、自身初めてのクラシックホース輩出に成功し、意気も上がる。
スワーヴリチャードと母母父のダンスインザダークは、ダービー2着で共通。
父父ハーツクライと続くダービー敗戦の歴史は、このラインでは継続中である。
ただ、秋緒戦はいずれも完勝。
古馬に挑んだスワーヴリチャードは、アルゼンチン共和国杯を完勝で、翌年以降の活躍に繋げていった。
ダンスインザダークは旧京都新聞杯で、自身不出走の皐月賞で連対したイシノサンデー、ロイヤルタッチら兄弟分のサンデー軍団を負かし、フサイチコンコルドとの再戦を制した菊花賞を最後に現役引退。
燃える要素を備えた、負けの口惜しさを抱えることを反転の原動力としてきた血統的特性に反し、初重賞制覇がコーナー4つのG1という破格の実績に、本来はもっと大きな展望を…、というのは、相手関係もあるから、強い馬が年明けに2頭現れた時点で、本当は厳しかったのかもしれない。
サンデーサイレンス<ケンタッキーダービー、プリークネスS二冠の後、ライバル・イージーゴアにしてやられたベルモントパーク戦を経て、BCクラシックでの再戦はきっちり勝ち切った真のエース>の強いクロス=3×4は、一般化された奇跡の配合のそれではむしろないのかもしれないほど、平凡な定型を成している一方、激しい戦いに向いた本格派を生むノーザンダンサー<サンデーの父ヘイローの近親>と同列に扱えるほどに、底力強化の効果をもたらす。
キレ増強の程度は、配合的な構造上の死角を取り除く必要があるが、ディープファミリーにこの取り合わせ。
本来なら、芝2000M重賞は無敵である。
奇しくも、ガルフストリームパークのBCクラシックの勝ちタイムと、レガレイラ嬢のホープフルSでのそれは、全く同じ2:00.2。
土曜深夜のアイリッシュチャンピオンS=シンエンペラー参戦も気になるが、ライバルにエールを送るのかそれとも、先に叱咤されるのか、本物を示す走破タイムに、夢の続きを願うのは当然のことだろうと思う。
言わずもがな、ここでは役者が違うだろう。
ローズステークス予想2024- レース展開と最終予想
ローズSに2000M以上の重賞を勝って出てくる馬というのは、京成杯や2歳重賞の京都2歳Sなどの出世レースに牝馬のウイナーが出てこないという状況で、それ以上の牡馬クラシック本流路線に乗り込むにしても、本番だけ狙うというのは、今も昔もあるが、総じて、オークスに絡むトライアルであるフローラSと本番の勝ち馬に限られるというのは、至極当然のこと。
近年で唯一、牝馬でその種牡馬選定最重要戦である日本のダービー・東京優駿を制したウオッカなどは、もっと志高く、凱旋門賞にも狙いを置きながら、ダービーの後に宝塚記念を使って、馬インフルエンザ禍→自身の感染による遠征断念から、秋華賞へと直行。
だから、そもそもの路線変更があったため、端から、このレースに挑む予定などなかった。
<ローズSを勝ったのはダイワスカーレットだから、勝ち切れたかどうかも正直怪しいが、そのことでライバル関係がずっと続いていった側面もある>
皐月賞、ダービー参戦のエース級扱いされた牝馬が、人気になって消えるという話が飛び交う週末にもなるだろうが、それだって、牝馬限定の重賞だとか、2歳夏までの1800重賞を勝っている馬が人気になったというだけ。
いずれも、様々な不安を抱える中での再調整の意味合いがあったから、本調子というよりも、少々気持ちの部分で牝馬特有の難しさも絡み、全体的に下降線をたどっていた印象もあった。
ただ単に、過剰な支持を集めただけのこと。
牝馬限定の路線を正攻法で進んだとて、そうしたことはまま見られるだけだから、何も異常なことが発生したわけではない。
他方、このレガレイラは、デビューの前から牡馬の路線を突き進もうなどと考えてはいなかったはずだが、ホープフルS参戦に至る過程に、何か、そうした気配を感ずるような、再考のための映像確認が、どうも本質を見抜く上の重要ポイントになっている気がする。
どうも、マイルは合わない感じだぞ…、本来はここが肝だったはずなのだ。
函館の新馬では、後に札幌2歳Sを圧勝するセットアップが登場してきたが、少しもたつきはあったものの、しっかりとそれを捉え切っていた。
上がりにして、その2着馬とは1秒ほど違ったが、最後は馬なりで突き放している。
牝馬の手駒が豊富であるノーザンファームとその中で重要な役目を果たしそうな期待馬を多く預かってきた木村厩舎とすると、チェルヴィニアとのクラシック前での激突は、本来は避けたかっただけなのだが、この結果で、むしろ、皐月賞参戦を念頭に置いたローテーションの組み上げが、恐らくだが既定路線に入ったのだろう。
その決め手は、新潟での2戦目を圧勝した能力証明のチェルヴィニアが、新馬勝ち後にそれをやってのけたから。
たかが1か月ほどの期間だが、その時点で、もう北海道では使わないということも決めていたはずなので、かっちりと使い分けの方向性が固まり、確定的に別路線を進むという形になったのだろう。
一応、ダノンエアズロックやホウオウプロサンゲなど、クラシック本番で相手にしなかったグループに、アイビーSでは先着を許したのだが、極端なスローというよりも、ホウオウプロサンゲの坂井瑠星騎手が、相手が直後にいることをよく考えて、あえて、早めのスパートをしたことで、その時点での位置取りがダノンの方が前だったというのが敗因。
差し切れなくはない力関係ではあったが、本質で彼らよりもステイヤー気質が上であったレガレイラは、極端な上がり勝負に対応できなかった。
ある意味、本番想定の東京で、牝馬相手で想定されるこうした勝負への対応力では、いくらか死角はあるものの、総合力で牡馬の有力どころとも、十分にやっていけるという目算で、ホープフルS参戦は比較的早い段階で決定したはずだ。
思惑通り、このレースにして速い60秒のバランスラップで前半分は進行のホープフルは、序盤で様々予想以上にもたつきがあったものの、進路選択巧みなルメール騎手にすれば、単純に、最後は外に振ればいいというシンプルな答えを出すに相応しいタフな展開を読み切り、有力な一頭のシンエンペラーを豪快に撫で切った。
以降のクラシック本番は、皐月賞が暴走特急出現で57.5秒の進行も、中団は2秒ばかり遅いから、川田のジャンタルマンタルが動かなければ、もっと接戦で、レコードタイム決着でも強烈なものとはならなかった可能性がある。
逆に、上がりが56.8秒だったダービーは、典型的な名手主導の大レースらしい展開で、ダービージョッキーばかりが目立つ結果に。
連対2頭に、食らいついていったシンエンペラーらは古馬通用レベルだろうが、その他のグループは、再度の巻き返しが要求されることになった。
5着でメンバー最速の33.2秒のレガレイラ嬢とて、勝ち馬とそれがコンマ3速いだけでも、走破タイムで0.7秒見劣るのでは、早速これで大丈夫ですねと言える状況ではないだろう。
春に本調子ではない牝馬は、その役割に大きく関わり、若い馬ほど洗練されていない分、負の部分に振れることのあるのだろうが、そうした部分に加えて、もう少し常識的な展開を希望の総合力型のこの馬には、アグレッシブに動いていけるキャラクターがまだ備わっていない分、まだ参戦して通用の内面が出来上がっていなかった印象もある。
ただし、それはダービーとオークスでは大違いという話で、序盤の流れが5秒近く違う同条件に近い両レースの差異が、桜花賞と皐月賞の展開で真逆だったように、そのいずれも3着外しという馬同士の決着ならば、距離実績で他を大きく上回るレガレイラに死角は小さい。
唯一、大きな不安材料とされる関西圏への輸送も、この開催は本場扱いながら、もっと西の通常阪神よりはいくらか楽なので、本当に際どい何かがあるとするならば、やはり、収まる気配のない暑さの方だろう。
夏デビューではないオークス出走の人気勢より、良血で再起をかけるサフィラも一応オークス組となるが、レガレイラの方が、本質的な能力の差があるからこそ、極端に夏が合うというキャラでない限りは、自身がひどい状態でない限り<レースに至る過程でダメなら当然回避、直前の変調ならば、さすがにJRAも大目に寛大な除外措置を講じるはずと思えるほどまだ暑いから大丈夫だろうが…>、この点での死角も意外と小さい。
本音は関西馬同様、ローズSの中京振り分けに、関東馬のカニキュル陣営も含め、意外なほど好意的な意見が多いのかもしれない。
兎にも角にも、一旦評価を落とした中で、もう一度、秋華賞の先に本当の目標がある印象のレガレイラに、この陣営には珍しく、東京での実績が実に乏しい現状、かえって、日本の芝の王道にも近い右回りの少しゴチャとしそうなコース設定に実績があるということは、大きなアドヴァンテージであろう。
負けるにしても、相手が上だったと、はっきりと言えるような内容でなければ、それこそ、ここで散っただけでなく、以降も全く冴えなかったレッドリヴェールやファンディーナの二の舞となってしまう。
結果よりも中身。
本質で、クラシック無冠も秋始動戦圧勝のアスコリピチェーノと似た展望がある一方、現状は、再び挑戦者に戻ったと言えるレガレイラには、あのアイビーSでの敗戦のような、しっかりと中身があることを示した好内容が今回も求められる。
血統的に合っている、3歳秋以降のレースということでも、まずは四の五の言わずに、勝って実力の違いを見せつける道が、G1再奪取の最短ルートになる事は間違いないだろう。
ダービーの質が本物であることを証明する意味でも、この一戦での屈辱的大敗は、暑さ以外であってはならない。
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