スプリングステークス2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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スプリングステークス2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 18分

 

スプリングステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第70回フジテレビ賞 スプリングステークス(GⅡ)
グレード重賞(G2)
日程2022年3月20日 (日)
発走時間15時45分
開催場所中山競馬場
距離芝1800m
コース右回り
賞金5,400万円
レコードタイム1:44.9

 

スプリングステークス予想2022 - 過去10年のデータ傾向

 

G1を使っていた馬は弥生賞・ディープ記念より買いやすいが、直行組だと滅多に勝てない

 

一昨年穴をあけたのが、自己条件を挟んで<それも負けていながら>挑戦のガロアクリーク。

それも、前々走では遠く及ばなかったホープフルSの2着馬であるヴェルトライゼンデを差し切ったという結果。

他にも、その前年に勝ったエメラルファイトが、前々走・朝日杯に挑戦して、混戦を勝ち抜くアドヴァンテージとして機能したような、接戦の勝負を制したというレース。

 

一方、昨年の2番人気であるランドオブリバティの場合だと、例の逸走に終わったホープフルSから立て直しを図られたきさらぎ賞を経た一戦になるも、結果は揮わず、夏まで燻っていた。

夏の新潟で快勝したのはよかったが、結局、今また沈黙が続いている。

 

変な性質が勝負の方向に全力で向かえば面白いのだが、若き日のウインブライトが2歳王者のサトノアレスを圧倒したというような競馬がこのレースの肝の部分。

本番まで中3週であり、90年代までは弥生賞からスプリングS、途中から中山でまだ行われていた若葉Sなどを挟んで皐月賞に挑む馬がいたくらいで、あくまでも叩き台となりやすい。

 

とはいえ、最近はキャリアが浅い中で2歳タイトル戦に挑み、賞金加算できずにここまで待っている1勝馬もいたりするような時代。

ヴェルトライゼンデのように連対していた馬と、挑戦や冒険をしないといけないガロアクリークとの関係性に、トライアルの本質が見られるのだとすれば、逆転の一手は想定内であるはずだ。

 

 

ガロアクリーク型

 

アルナシーム <朝日杯4着→ 自己条件・つばき賞2着→ 中3週>

 

<ランドオブリバティ、ヴェルトライゼンデタイプはおらず>

 

直行組

 

朝日杯組… ドーブネ・7着

 

ホープフルS… グランドライン・9着、サトノヘリオス・13着

 

 

掲示板に載っていないと苦しい朝日杯組と、その辺りがアバウトなホープフルSと比較すれば、例年よりもずっと勝ちタイムが速く、一方で出走馬が早くも次戦以降で皐月賞へ向け順調に賞金加算や権利獲りに成功の流れなら、臨戦過程がいかにも怪しかったサトノヘリオスは馬鹿にしない方がいいとなる。

グランドラインは未だによくわからないところのあるドゥラメンテ産駒だけに、ボーンディスウェイというお友達が皐月賞に出られる状況になったところで、虫の知らせというやつで神懸かって走る可能性もなくはないか。

ライバルが皆、勝ち切れないでここに来て人気なる構図だから、穴狙いはこういう戦略でも通用するように感じる。

 

数の共同通信杯、質のきさらぎ賞両レース組は、連続好走の縛りを考えると、明らかにアサヒ一本被りである

 

今年はきさらぎ賞から直行の馬もいないし、勝ち馬がディープ記念に行ったくらいで、有力馬も限られるというところから、例年の水準レベルにあった共同通信杯組は一応買えるという程度で、本来ならこれも押さえレベル。

 

ただし、先週のフィリーズレビューが珍しく手頃な頭数でフルゲート割れだったのに対し、怪しげな人気にあった1、2番人気馬がそれぞれ力を出して、並んでのゴール。

前走はあまりにも形容に困る一戦としてしまったアサヒは堅実派であり、普通の競馬をすればいいというだけで、人気になるはずだが、少なくとも騎手人気必至のアライバルよりも信頼感はある。

 

イクイノックスに酷い仕打ちをされてしまったものの、新馬戦からジオグリフ、その後もアスクビクターモアであるとか、前走も本来の相手はあのダノンベルーガであったはずであり、常に強い相手と好スパーリングを繰り返してきた。

こうしたタイプは接戦を繰り返して凡走をしないはずだが、何かが狂っていたあとの一戦というのは、意外とかつてのディープブリランテやドゥラメンテがそうであったように、人気になって強敵からの刺激を受けることで本番は勝ち切れたりするものの、トライアルだと怪しい。

何しろ、ボーラーライン上の賞金しかない馬だから、当然、3着に入る必要がある。

秋に使われ過ぎたとした時、捨てレースの共同通信杯でノンストレスの競馬だったとすれば、古い言い方なら、シンザンの平場のオープンをプレップとした調教代わりと考えて、連軸として据えるのが常道であろう。

 

共同通信杯というのは距離は同じでも、スピードベースの東京らしい競馬をしているようで、スケール感だけが重要な分かりやすいクラシック選定レースの側面がある。

走る馬には実に駆けやすい条件。

人気になる根拠を持っていたアサヒは、状況を色々と踏まえた判断をしていくところで、最も捨てにくい人気馬である。

切りという概念が存在しないくらいなら、軽い評価をする必要もないということで対抗。

 

勘違いしてはいけないのは、条件戦を使ってきた馬が強いのではなく、人気になっていた面々に力がなかったということ

 

既述のウインブライトの他に、ロサギガンティア、キタサンブラック、マウントロブソンらが1勝クラスに続いて勝ち切った。

当然、主要路線を使われてきた馬もいたから、1番人気ではない。

後の顕彰馬・キタサンブラックに関しては、共同通信杯でドゥラメンテをセンスで負かしたリアルスティールと2歳王者のダノンプラチナを一挙に負かした伏兵。

ただ、ヘトヘトだったダービー以外ずっと崩れないまま、5歳春の宝塚記念まで好走を続けた名馬なのだから、当然の結果ながら、負かした2頭は古馬重賞でも結果を出すわけだから、価値ある1勝でもあった。

 

負けている馬でも、エポカドーロやアサマノイタズラなどが、大した評価をされないところで反発して、その後どこかで爆発。

前者に至っては、僅差で競り負けたステルヴィオ相手に、距離延長の本番で完全勝利の1、2着。

自身が秋はバランスを崩して走り切れないでいると、今度は、ステルヴィオが復活してマイル王者になった。

 

これらはウインウインの関係になったという好レースのスプリングS史。

大抵は10年もすれば忘れられてしまう好走馬ということになるから、1番人気がほとんど勝てないトライアルだけに、実力以上の評価を年跨ぎで受けるようだと、基本的には苦しい。

 

今年に関しては、昨年の3着馬・ボーデンのようなハチャメチャな天才少年型はいないので、重賞を経験しているような近年の来るパターンにハマる条件馬も見当たらず、少し穴狙いに手間取るし、桜花賞馬・アユサンの産駒であるエンギダルマが出てきたところで期待されるというほどの事もないだろうから、評価を与える条件を満たさない以上、オープンでキャリアのあるそこそこ人気の馬たちによる、ガラガラポンというレースの様相が見えてくる。

 

スプリングステークス予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

 

全くエアデジャヴーともエアシャカールにも似つかないが、サンデーサイレンスの4×2が秘める才気に虜になる人は多い。

 

サトノヘリオスの血統

 

母エアマグダラは、大いに期待された血統馬で、今は亡き伊藤正徳元調教師の管理馬。

一つ上の全姉に秋華賞優勝のエアメサイアがおり、これは西の名伯楽・伊藤雄二調教師の下で活躍した馬だったが、彼女たちの母エアデジャヴー、全兄エアシェイディらはマグダラと同じ厩舎の馬。

 

中でも馬格がそれなりになって、スケール感でも皐月・菊の二冠達成・祖母の半弟であるエアシャカール<森秀行厩舎>と同じくらい期待されたのだが、如何せん体質があまりも競走に適さないレベルで貧弱だったため、年明けデビューも、今は消滅した3歳9月の未勝利戦でギリギリ、横山典弘騎手<母エアデジャヴーの主戦>が策を案じして強気の競馬で勝った後、使っては減らしを繰り返しても計4勝してみせた。

 

一族には種牡馬多数、何しろ、三冠馬・ナリタブライアンを筆頭にウオッカの父として永久に名を遺すダービー馬・タニノギムレットといった破壊力を基本とした馬力型クラシックホースを90年代を中心に出したロベルト系大エース・ブライアンズタイムが近親にいるから鼻も高くなる。

その近辺にもサンシャインフォーエヴァー、産駒のポイントオブエントリーのまた仔がバカに出来ないほど走って直系が注目されるダイナフォーマーなどがいて、関連する繁殖牝馬は枚挙に暇がないほどに輸入されてきた。

 

この血脈の特性をヘイルトゥリーズン系の存在感をより強調する牝系と定義した時、同期と評すよりも底上げ効果を狙った同系最大の影響力を誇るサンデーサイレンスが父母父父×母父という強いクロスを有するインブリードで、直系もロベルトのラインだからヘイルトゥリーズンが見える範囲だけでも5・6×4、サドラーズウェルズに含まれるそれや薄っすら散りばめられたターントゥの血も合わせて捉えた時、ノーザンダンサークロスが表面的に薄いとなる5×4と他にスペシャルウィークの中に入るマルゼンスキー由来のラインは効果なしの7代目だから、インパクト大のサンデークロスがある割に、キングカメハメハを挟み込んだエピファネイア産駒に自然発生的に存在するサンデー4×3でないことを除けば、先鋭的なヘイルトゥリーズンの塊たるサトノヘリオスが、日本のクラシックレースに対するトライアル競走でへまを犯す感じはほとんどない。

 

スプリングSだけでも、1994年のナリタブライアンから数が多すぎるので年次表記に限るが、

<94、96、97、00~05、08~12、14~17、20~>

 

 

当然、ほとんどサンデー直系で、しかし、ブライアンズタイム産駒とその直系、シンボリクリスエス産駒もその間に好素質馬を送り込んでいるから、論法として用いるには不適格な要素であっても、大局的な視点に立ったとすると、人気の非ヘイルトゥリーズン系が好走して続けているとして、しっかりとそこに割り込んでくる同系の物量を安直に不良品多しと見限ることはない。

流れはグラスワンダー直系のモーリス産駒に分があるとしても、エピファネイアは恒常的にエースを出している状況に変化はない。

牝馬でサークルオブライフを出している時、牡馬も何か強い馬を出す流れからも、そろそろこちらも…。

 

 

この世代の牡馬というのは、個性派というか突き抜ける何を持っていることを早くに証明しつつ、継続する力がまだ足らないやんちゃ坊主に溢れている。

優等生であるドウデュースと後の活躍馬が続々登場ホープフルSで一頭だけ目立ったキラーアビリティが、この世代の現時点のチャンピオン。

これに現無敗の砂王者・ドライスタウトも入る。

 

ドウデュースは掛かるディープ・アスクビクターモアに敗れてしまった。

どちらが有利とかそういうことではない。

どちらにも可能性はあるが、己の発展性とは異にする基本能力の発揮以外の要素は、簡単に勝敗を分ける面があるということなのだ。

こうも簡単に、単純な計算を不可能としてしまう個性の集団は、最高のクラシックを展開する魅力に溢れる。

楽しみ半面、速い馬の存在が誕生する根拠として、その他の実のある敗戦の副産物であると定義するならば、人気になってどうかというところにあまり囚われない方がいいのかもしれない。

 

どことなく、信用できるかどうかに最後は賭けたくなるものだが、そうではないことを彼らは証明しきったところがある。

例の1番人気重賞連敗記録のスタートがホープフルSというのは隠れた真実ではあるが、実は、2歳重賞の出走権が生じた昨シーズンから、1番人気【5・7・0・9】であり、また件のキラーアビリティが輝く前のG1含め、イクイノックスが東京でキレキレだったところから、実はずっと連敗が続いている。

例の連敗記録は即ち、3歳重賞における人気馬たちの苦闘を暗示しているという面もある。

 

新馬戦と未勝利戦でその1番人気になりながら、新馬戦からイクイノックスやサークルオブライフにスタートの時点で後手を踏んでからなかなかピリッとしないサトノヘリオスは、血統もあってずっと人気。

ただし、川田騎手ではないからここ2戦はともに3番人気。

それでも2000Mで、中京、阪神における限界値に近い2分前後の極めて高水準のタイムで駆けているから素晴らしい。

 

故に、中1週ローテでもホープフルSは、3番人気に推されていたが、豪快な4角スパートから、直線はへなへなという感じで伸びきれず、ファンをがっかりさせた。

強行ローテもさることながら、スマートに2戦2勝としたワンターンの天才たちとは異なり、9月初勝利から暮れに2戦と4つもレースを使われている。

衆目の一致する晩成型の王道を極めし友道康夫調教師であるから、ダービー馬2頭も長く現役を続けてきた。

それが敢えて、このタフなレース選択。

 

スプリングステークス予想2022 - レース展開と最終予想

 

明らかに、見た目の印象通りにわがままを通そうとする性質に加え、真面目さをどうにも体得することはないエピファネイアやエアシャカールらの体現してきた悪態というか、見てくれの悪いお行儀のよさとはかけ離れた荒々しい振る舞いが残るから、使うしかない。

高額取引馬がわんさかいるサトミカンパニーの馬だけに、ダメなことをするはずはない。

太目残りということはない馬にこうさせる以上、余裕を残し過ぎるサトノヘリオスをその名を通り、大いに太陽神のような存在と高める道は限定されてくる。

 

母のように貧弱でもなく、エアシャカールほどは3歳シーズンまでの安定した結果<レース内容はかなり派手なものばかり>ではないが、大昔にシャカールに課題を与えた森調教師は、暮れの阪神で使った2週間後、有馬記念当日のオープン戦として行われていたホープフルSに挑ませ、勝ち切ることでクラシック出走を可能できる程度の本賞金を得ることに成功。

以降は武豊騎手が捲りを敢行させては、皆をハラハラさせつつ、キングジョージ参戦も挟んでクラシックは二冠。

 

今の時代に、速いということを証明している中で、コントレイルのような無敗の継続はほぼ不可能。

イクイノックスや昨年のソダシが最初のクラシック戦まで休むという欧州型のトレンドを採用するのは、無敗記録をオークス、ダービーまで継続させる価値など殆どないという考えがあるからなのだろう。

最初から自滅で敗れたサトノヘリオスは、負け続ける場面にこそ伸びしろを感じ、秘める血統的な発展性を大いに見せつける場面を常に求めているようなところがある。

レコード2戦も、そこまでいい立ち回りで勝ったわけではないが、前走こそ最後は諦めるしかなかったものの、相手が強すぎて、盛り返すところで終わった新馬戦も、通常の各レースの標準的勝ちタイムで駆けている。

 

踊るように父の乗り方を取り込んだような前々走の岩田望来騎手が、気づけば重賞も勝って、お休み中のルメール騎手を抜いて現在は勝ち星で2位。

すぐに抜かれるのは分かっていることだが、どう抵抗するかが重要な立場にあって、人馬ともに、ここは才能の一端を示すということのみならず、結果が一定以上に求められる。

3着に価値があるタイプには思えないが、それこそが妥協の産物。

酷い結果のホープフルSくらいに、しっかりと強気のスパートが叶えば、今度こそ本領発揮であろう。

負け癖のついた重賞好走馬連中よりも、危なっかしい未完の大器にこのレースは案外、心優しい風を吹かせてくれる。




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