セントライト記念予想【2020】過去10年データによる消去法予想

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セントライト記念予想【2020】|枠順発表&過去10年のデータと最終追い切り

読了までの目安時間:約 7分

 

2020年9月21日(月)JRA中山11R。芝2200M:朝日杯セントライト記念2020(GⅡ)の予想です。
過去10年の結果や出走予定馬の血統、予想オッズを確認しつつ穴馬を分析しました。

時期的に雨も不安で重馬場になる可能性も踏まえて追い切りや指数からもじっくり解説していきたいと思います。

 

セントライト記念の出馬表(枠順確定後)

セントライト記念を予想していく上でまず注目なのがこちらの枠順。

 

出走予定馬騎手馬体重
ピースディオン田辺 裕信502 kg1
ラインハイト北村 友一462 kg2
マイネルソラス丹内 祐次466 kg3
フィリオアレグロM.デムーロ482 kg4
ダノンファスト横山 典弘458 kg5
バビット内田 博幸454 kg5
ガロアクリーク川田 将雅498 kg6
リスペクトC.ルメール458 kg6
ヴァルコス三浦 皇成498 kg7
サトノフラッグ戸崎 圭太488 kg

7
ココロノトウダイ丸山 元気518 kg

8
サペラヴィ石橋 脩462 kg8

 

 

 

セントライト記念 過去10年の枠データ

続いては過去10年の枠毎の着順データを公開。

 

1着2着3着4着以下
1枠0回2回1回10回
2枠1回0回3回13回
3枠2回1回0回14回
4枠1回1回0回15回
5枠0回1回1回16回
6枠2回1回0回15回
7枠2回1回3回14回
8枠1回2回1回17回

 

 

セントライト記念 過去10年の配当データ(3連単)

最後は同じく過去10年の配当データと人気データ。
予想オッズ発表の段階から荒れていた年もあるし3連単だと高額な配当が出ていた。

今年もそうなる傾向はある。

 

1着2着3着3連単での配当
2019年1番人気8番人気3番人気58690円
2018年4番人気1番人気6番人気33050円
2017年2番人気1番人気3番人気7230円
2016年1番人気2番人気3番人気1820円
2015年6番人気9番人気10番人気618050円
2014年1番人気2番人気10番人気4490円
2013年3番人気5番人気6番人気40970円
2012年1番人気14番人気4番人気137500円
2011年6番人気3番人気1番人気56160円
2010年4番人気3番人気2番人気19020円

 

セントライト記念の過去10年を遡って枠毎の着順や各年度別の人気毎の着順データをまとめた。
3連単での高額配当が狙えそうな穴馬を見えてくるかもしれない。
過去10年のデータと比較して下記の記事を読んでいくことで消去法も見えてくるかもしれない。
順に今年のセントライト記念の予想をまとめていこうと思う。

 

 

 

セントライト記念の過去傾向を分析

 

平成期の常識に対し、かなり挑戦的な本命馬の選定。

その期間でただ一度、14年前のトーセンシャナオーのみが成功者になった。

 

あの時も、裏の阪神は中京での代替開催であった。

 

セントライト記念は
初代三冠馬の名を冠した重要な位置づけの重賞である一方、
人気馬が案外揮わなかったり、意外な上がり<昇り調子の>馬の登場に衝撃を受けたりもした。

 

旧京都新聞杯の流れを汲む現神戸新聞杯でも
何かしらの抵抗を試みようと画策する筆者であるから、ここは思いっきり遊んでみたい。

 

 

敢えてのダノンファスト。しかし、どう見てもこの馬の血統は芝向きである。

 

 

出走予定馬の血統と歴代の名馬

 

偉大なる父・キングカメハメハは、
同時代に牝馬三冠のアパパネとダート王に君臨したホッコータルマエを、早い時期に登場させている。

 

どっちに転んでも不思議はないが、
この系統そのものは、本物ほど芝でこそという日本向きの性質を持つから
キングカメハメハの血はサンデーサイレンス級の流量でもって、日本馬の血統図に散りばめられていった。

 

しかし、母系はあのダンスインザダークとダンスパートナーをターフのスターへと導いたダンシングキイの系統。

 

母父は「ジャパンCin中山」ウイナーのファルブラヴだが、そのポジションで<ロードカナロア×ファルブラヴ>の組み合わせから、ミッキーワイルドを出したくらいで、彼にはサンデーサイレンスの血が入っていないのだから
そういうこともありという感じでダートで活躍も、それ以外はハープスターのイメージが先行する。

 

速い馬を出すことに傾倒することはないヨーロピアンベースの馬だけに
同じようにそこまで強烈な時計勝負には向かない系統のダノンファストは、本当に芝が嫌いでなければ
いくらでもこのタフな中山を好む傾向を、血統図上では示していることになる。

 

追い切りデータと適正距離、そして脚質を判断しよう

 

問題は、適正距離と祖母ダンスインザムードの存在。

 

この距離に対する適性は、
トーセンシャナオーが園田の1400Mにしか勝ち星がなかったような馬だからダート1700と1800での計3勝のダノンファストは、大昔、皐月賞馬・アズマハンターを子供扱いした大井出身のホスピタリティに肖れればいいのだけれども…。

 

血は争えないとはいえ、
藤沢和雄調教師やファンたちを大いに手こずらせたダンスインザムードの距離限界<2000M以上未勝利>は
ゴール前で急失速のこれまでの飽きっぽい競馬の内容から、大いに不安。

そういうこともあるから、菊沢調教師はあまりに危ない性質のダノンファストには
信頼する義兄の横山典弘騎手しか実戦で騎乗させていない。

 

ダートがいいのではというのは、両者の意見のすり合わせの結果であろうが
信じられないほど反応がいいのに、勝つことへの執着があまりないというのは
来週また触れるが、コントレイルの本質とまるでそっくりである。

 

自分のフォームでしか、万全の状態でなければ…。

 

アスリートは時として、そう言って我を通すことがある。

 

ダノンファストが「ザ・アスリート」であるなら、環境や条件に対するこだわりが強いとなるが
ハードそのものをとっかえての一戦。

 

本当のところは、彼自身しかわからないと
一番そういうことを汲み取れそうな横山騎手に呟かれてしまっては、傍観者からするとお手上げ。

 

しかし、そういう死角をダートでのパフォーマンスの中で、ちょっとずつ解消していったようなところもある。

 

強烈なレコードに期待!

 

どう転ぶかわからないので、コントレイルショックをまともに食らったサトノフラッグ
それらへの抵抗にもさすがにこの距離では限界がありそうなガロアクリークよりも
福島での再始動戦が理想的だったココロノトウダイ、まだ本領発揮まで至っていないディープインパクトの近親・ヴァルコスなどを相手の中心に据え、万全の構え。

 

ダノンファストと横山典弘のスリリングなコンビネーションを堪能するレースを希望する。

 

芝をこなせるならば、ここは楽勝だろう。芝の脚を使って、ダートを勝ってきたようなところもある。

 

 

 

 




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