中京記念2023の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
中京記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第71回中京記念 |
グレード | 重賞(G3) |
日程 | 2023年7月23日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 中京競馬場 |
距離 | 芝1600m |
コース | 左回り |
賞金 | 4100万円 |
レコードタイム | 1:32.2 |
中京記念予想2023 - 過去10年のデータ傾向
ヴィクトリアマイルを使ったからといって、有利不利もないのだが、結局はレベル次第という印象
プリモシーンが1番人気、55.5というギリギリラインの絶妙なハンデをもらい、3歳馬ながら、グルーヴィットや様々な意味で注目されたクリノガウディーなど、パワー型の同格級を相手に、一生懸命に走ったが、下降線に入ったバイオリズムの影響で、力でねじ伏せるまでは至らず、3着という結果。
全くイメージにない、中京の稍重馬場での健闘だから、当時主戦級だった福永元騎手も、無理をさせない程度に形作りに尽力した結果であった。
他は馬券に絡むということはないし、牝馬が全く来ないレースではないが、関屋記念<3歳時のプリモシーンがこちらを勝っていた>ほどは牝馬向きのテーストが皆無という、ミニ福島的荒れ馬場傾向が顕著なので、今年は何とも微妙なところもあるが、力さえあれば、牡馬でも斤量に耐え切れない馬が出てくるというか、また設定変更でこの手の人気馬の苦闘は今後もっと増えるから、牝馬は良馬場であれば、これからはむしろ有利になる可能性がある。
G1では2kg減の優位性を女性騎手以上に活かしきる強い女馬に、函館記念で久々連対<2着はルビーカサブランカ、ファインモーションくらいしか近年ではいなかった>の流れを汲んで、大物候補にここは期待だ。
サマーマイルシリーズ初戦である米子Sは、本当の意味で、重要な前哨戦
数多く出走するとは限らないが、単純に3頭ほどはこの組が出走してくるわけで、関屋記念に直行の組もいたりはするものの、阪神開催の中京記念では、伏兵評価のラセットが連続好走。
荒れ馬場が当たり前だった、サマーマイルシリーズ開始当初のようなローテの主軸という感じでなくとも、今年は多くが登場の予定。
とりわけ、58を背負っていたウイングレイテスト・4着 は、速い展開としても限度がある夏の中京最終週で、他に57以上で据え置かれると苦しい伏兵陣に対し、突然、昨秋に復活勝利を挙げた勢いで、年明けも勝利して、オープンで57以上を背負うことに慣れている。
昨年までは56以下が普通であった古牡馬が、米子Sのような、いかにもというオープン特別・リステッドで、57を背負った後に格上がりのここで同斤では苦しい。
重くなる理由のなかったウイングレイテストは、最近は道悪でしか崩れていないから、前に行ける状態にまで戻ってきた6歳馬は面白い。
58をこなしてオープン入りのセルバーグやアナゴサンらは、再びのハイペースはほぼないと思われる組み合わせなので、自信の推挙理由はないが、厳しい前哨戦を経ているからこそ、狙いやすいか。
1番人気になっていいことはないにしても、近6年で5度の馬券内は侮れない傾向
プリモシーンだけでなく、小倉でも人気のサンデー系が好走したわけで、グレーターロンドンが怪しい5倍台の1番人気に展開有利の前崩れの高速戦というアシストのあるなしに囚われることなく、例えば、G1馬復活の1勝として不思議ないダノンスコーピオンだとか、母ヴィルシーナと同じくらいにヴィクトリアマイル適性を証明した4着馬・ディヴィーナ<単勝は200倍を大きく超える低評価だった>らが、いかにも手が合いそうな鞍上を迎えたから、ルージュスティリアの過剰人気が過ぎなければ、この3頭いずれかに本線評価を与えるべき存在となってくる。
半分くらいが除外になる可能性がある、オープンでの収得賞金未加算組なので、そこに有力馬が多いから、波乱要素多めということになるが、函館記念はそのただの4勝馬が、過剰人気もいい1、2番人気の支持でそれぞれ好走。
CBC賞が毎年そうであるように、妙に加算される重しの増え方が許容範囲内でない時の、破綻にも近い自滅は、新制度導入後に最初の夏を迎えた今年は、少々慎重に距離を取りながら、少しでも有利な方を押さえるべきとなってくる。
カンカン泣きがなさそうなのは、ウイングレイテストや58が連続しているダノンスコーピオンくらいなものだろう。
中京記念予想2023 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
『あの夏強かったルージュスティリアが、ついに戻ってきた気がした中京で、もう一度仕切り直したい』
ルージュスティリアの血統
母母Wandestaは、GB産の北米移籍組で、西海岸の芝で中距離G1を3度制した。
英二冠のナシュワンの仔であり、バゴでおなじみの直系は、牝馬に出ると後々、大物を出す可能性を秘める牧場の基礎繁殖に適した性質をこれまでも示してきた。
クロノジェネシスにもそういう発展性が秘められ、直仔の代だけでなく、今後に繋がるような主要な血を取り込みやすい構成にしておくことで、数十年先の競馬界で、大きなインパクトを残す名馬や種牡馬を出して不思議はない。
数少なくなってきたディープインパクト産駒であるルージュスティリアは、母父がストームキャットなので、その配合のイメージ先行となっているが、牝系は完全に欧州芝血統。
おまけにディープの母ウインドインハーヘアとナシュワンは、従兄妹という関係性だから、共通2代母のHighclereは4×5。
ハイペリオンやフェアトライアルなど、本家芝クラシックの大物がこれにより深く交わるから、米三冠のセクレタリアトが関わるストームキャットを取り込んだところで、ルージュスティリアはクラシックディスタンス向け。
荒れ馬場の急坂のあるコースで、底力勝負を好むとすることが、血統の字面を捉えただけでも可能だが、件のクロスでそれは強化。
雨が降っても、本当は問題ないような気もする。
中京記念予想2023 - レース展開と最終予想
先週の今季函館開催終了を以って、2着の差で、もっと言えば、メインを勝ったかの差でも、ルメール騎手にリーディングの座を譲っている川田将雅騎手は、あれほどまでに凄まじい戦績を残してきたところで、リバティアイランドとのしばしの別れとなったここ1か月半、執念で宝塚と函館両記念を獲ったような感じのルメール騎手に、あっさり並ばれ、抜きつ抜かれつの状態へと突入してしまった。
思えば、半年も過ぎたのに4着以下が100もないという異様な戦績の黄金期を経て、勝率でルメール騎手が猛追してきたうちに、神懸かった複勝内率の7割前後という暴れっぷりから、数を乗らない流儀がここにきて、少々変調をきたす理由になっているくらいに、平凡な数字になりかけている。
とはいえ、ハイレベルな攻防に変わりがない両者の立ち位置に、大きな変化が発生したとも言えない状況。
固め打ちのイメージがあるルメール騎手には、まだそのビッグデーのような5勝以上の日は、年齢的にももう減ってくるはずで、ある意味で、騎乗技術がさらに上がった川田騎手には、まだまだ上に出るチャンスはしばらく続いていきそうな環境であるとできる。
そんな中で、ここ最近の川田騎手にとって、とても悩ましい課題となっていそうな、困った牝馬が今週のパートナーとなる。
条件戦4勝、重賞4戦全て着外。
厄介な性質のいかもという気性であるルージュスティリアは、天才でないからこそ身についた20年の蓄積をもってして、本質的に手が合わない掛かり癖が強烈な個性を持つ。
何しろ、条件がかみ合えば、管理する藤原調教師が信頼する福永元騎手に全権の委ねていたような馬。
勝ち星全てがこのコンビでのもので、年明け、これが最後のタッグと思った福永師は、彼女に全力で走らせるような卒業試験を兼ねたフルオープンの結果を求め、それまでの連勝の相手関係より妙に楽だったものの、素晴らしい抜け出しでの完勝だった。
スローで例によって掛かりぎみの立ち回りも、普段よりは落ち着いて、直線でもしっかりと脚が溜まっていたから、連続開催でタフになっていたここ数年の中京1月とすると、1:33.5をスローに近い展開で繰り出せるなら、次も展望が広がると、期待通りの阪神牝馬Sのメンバー構成は、彼女を1番人気にすべきという流れで、連外しはないと思われてはいたのだが…。
スローながら、この馬の掛かる癖はトップジョッキーなら皆が知るところで、牝馬でテン乗りということまで踏まえ、揉まれることは覚悟で、仕方ない部分もあって中団の窮屈なところに控えた。
おかげで、勝つ気満々の岩田父が乗るイズジョーノキセキに、直線の大事なスパートのタイミングで押し込まれ、間隙をついて上がろうとした外への進路変更で、理解していた部分はあっても、急な進路変更で、イズジョーノキセキに迷惑をかけてしまった。
リバティアイランドで劇的逆転からの一冠目制覇の前日。
言い訳できないユウガは、可哀そうなことをしてしまったと言うので精いっぱいだった。
ただ、合わないとわかっていても、意外と追って味のあるタイプと福永師からしっかりと伝えられたのであろう。
陣営は除外も不思議なかったヴィクトリアマイルでも継続して依頼。
ところが、万全に真っすぐ走らせたつもりのソダシ・レーン騎手が、いよいよオープンレーンになったとした時、今後は前走の真逆、自分が不利を食らったような斜行の影響で、恐らく、抑えようというところから、掛かったのでソダシの後ろになったという感じ。
急に雨が本降りになるなど、全て噛み合わず、無理をさせない程度に叱咤するまでしかできなかった。
このレースはナミュールの横山武史騎手が憤慨したとされる一戦であり、外から寄られて進路を失い、内からも絞られるというシーンがパトロールカメラでしっかりと映し出されていた。
ソダシのすぐ内の枠で、そういえば、ダノンプレミアムの安田記念でも…。
いい馬に乗っているとき、不利を受ける側ならまだいいと考えるしかなかった。
春の大レースでも成果を上げた川田騎手に、この宿題が残っている。
初オープンのチューリップ賞でひどいスタート<岩田望来騎手>、体は減るわ、掛かるわといいところなしのフローラS、春の2戦は川田騎手で結果出ず…。
アクションも大きく、体をしならせて走るディープっぽさではなく、タフな馬場でも軽すぎない良馬場が合いそうな筋肉質の馬体を皆にアピールするような走りをするルージュスティリアに、滑る馬場はご法度。
せめて、先週の馬場質がギリギリの印象だが、よく考えると、イクイノックスの翌週、同じ新潟1800の新馬で、後の二冠馬・スターズオンアースをきっちり抑え込んで、それも断然人気に応えたような馬。
ファンの熱量が上がるような組み合わせではない中京記念ではあっても、今週唯一のJRA重賞で、しっかりと仕事をする川田将雅に、今週こそなりたいところ。
課題の3完歩目あたりから、急に行く気を抑え込めなくなる性質をすっかり理解し、相手はかなり楽になった今回。
ここ2戦続いた不利と自滅で、期待される馬だけにプレッシャーは大きいが、そうした課題が多い馬が主力のレース。
多少揉まれたところで、極端な雨馬場にならない限り、左回りのワンターン戦で崩れるシーンは想像できない。
関屋記念に行くかどうかではなく、重賞レースで結果を残すというのが第一。
G3も初挑戦。高望みが過ぎると、自分を見失いがちな姫を、また王者になりたい川田王子が、相応の格を与えるということが、この夏最初の大仕事になる。
過剰人気も仕方がない才能の持ち主。相手には、様々な臨戦過程、脚質の馬を手広く押さえておく。
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