エプソムカップ2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

競馬予想ブログ JUST – 血統と追い切りで的中率アップ

無料の競馬予想|馬券名人養成プログラム
   今週の勝負レース

エプソムカップ2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 18分

 

エプソムカップの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

 

レース名エリザベス女王即位70年記念第39回 エプソムカップ(GⅢ)
グレード重賞(G3)
日程2022年6月12日(日)
発走時間15時45分
開催場所東京競馬場
距離芝1800m
コース左周り
賞金4300万円
レコードタイム1:44.2

 

エプソムカップ予想2022 - 過去10年のデータ傾向

 

ジャスティンカフェのような再挑戦の4歳馬は多いが、勝ち切った馬は最近いない

来たのは、昨年のファルコニアやちょっと前のグリュイエールなど、一応はクラシック戦線に乗りかけた候補生たち。
やや古いところで登場するアメリカンボスやマイネルアムンゼンといったミスター・エプソムCや、レースの評価を変えるきっかけとしたサンデーサイレンスの初年度産駒であったマーベラスサンデー<翌年に宝塚記念制覇>などのような完全なる若手の出る幕は近年ほどなくなった印象も、今年は最大で12頭立て。

ノリスペシャルを味方につけられるほど素敵すぎる豪脚が売り物になった今、ジャスティンカフェの連続好走はほぼ確定路線。
ただし、近年の好走傾向に見合っていないオープンキャリアの乏しい若手が、不良馬場の新馬勝ちの実績がありながら、重馬場のアーリントンCで見せ場なしでは評価は難しい。
マイルの準オープンと1800以上での勝ち鞍という微々たる差異も、1800を一度きりでそのアルメリア賞が牝馬戦線で活躍予定だったオヌールの2着というのも微妙。

まあ、古馬らしくなってきたエピファネイア産駒なので…、という一点突破も無理筋ではないはずだが、意外と細分化された2000M以下の路線には、機微に適応する技術もファンには求められたりする。

来るようで来ない前走主要重賞組よりは、リステッドなどで堅実に走ってきた馬の方が安心して買える

ザダル的一撃を一旦頭から消して、昨年でいえば、サトノフラッグ<金鯱賞組>であるとか、安定して来る印象の3月中京の名物重賞から直行の馬はジャスタウェイもいるわけで、基本的には格上だったという印象。
これと似た路線に含まれてしまっているマイラーズC組についても<今年もこの組から安田記念の好走馬は出せず>、本来は注意しないといけないはずなのに、両者とも直行組はなし。

それだけ、普段通りの狙いが成り立たないということ。
昔ほど東京巧者のような存在は減り、G1とその他の重賞の格差は日に日に広がっている印象もあるから、この晩春の名物重賞も、何だか昔のローカル感が戻りつつある。

近年で14頭以下の出走頭数となった当レースは、雨馬場の2019年がレイエンダとサラキアで決まった波乱の年、G1を後に勝ってみせたエイシンヒカリ<国外でG1を2勝>、サトノアラジン<6歳時に安田記念制覇>らディープ産駒が上位を占めた2015年、2歳の時から好敵手だったクラレントに敗れたジャスタウェイ<秋以降にG1を3勝>という、実に面白いメンツが集まった感じもあるが、紙一重。
別定重賞になった年にマーベラスサンデーが勝って、彼が引退して以降は多頭数戦になっていったが、その前がよくわからない旧安田賞の流れをくむハンデ重賞だった。

時期的に4歳馬には圧倒的有利で、どんなローテでも構わないとなったのは、最初から同じで、40回近くやってきて、6歳以上はたったの2勝。
一応、傾向として使えるメイSや都大路Sの組の安心感もあるのだが、意味もなくワンターンの準オープンを勝ってから休んでいた感じもある怪しい4歳馬なのか、どれがいいか判断不能である年明け重賞組なのか、実際のところは、結果を知ってから判断するより他ない。
出来れば絞りたいが、近走を見ても当てにならないのが、重賞を経ている4、5歳馬たち。
故に、根拠を示すのも難しい上に、一番頼りになりそうな前年覇者が58を背負うから、これを取り込んでおいて、あとは適当に…、としかならない。

前走G1、古馬王道レース前哨戦などからの出走例が少ないというだけで、昨年のザダルがその道を開拓した様なところがある

速い馬にもG1に届かず歯痒い思いをしてきた馬たちにも好機を生む、かなり間口の広いのがこのエプソムC。
しかし、出世を望む馬たちの再スタート地点となってきた歴史を振り返れば、普通ではないローテの馬ほど、秘める才能に比例して、スケールの大きさで盛り返すような存在が度々登場するのが通例。
ただし、G1級とまでなると、数年に一度程度の頻度にまで低下。

速い馬であれば、安定して走り切れるわけだが、今年のような外差し顕著である程度は時計も求められる状況になりやすい馬場質では、その辺りのバランスが崩れやすい。
翌年の安田記念で好走しそうな馬がよく登場する傾向もあり、ダービー卿の組は一定数来るが、あくまで中距離カテゴリーの中から選別されるエース級の扱いとなるかどうかが問題なのであって、マイル実績は今の時点では重要とならない。

あくまで中距離重賞。
だから、本質的にはたくさんある中距離G1組が直接ではないにせよ、数戦挟んで登場するのが普通。
しかしながら、ザダルの秋以来となる実戦での激走で、流れは一変。
オグリキャップの頃から、年明け初戦の馬が安田記念で好走してきたが、ここ30年弱開催時期はいつも似たような感じとなっているから、そもそも数は少なくとも、注意すべき存在だったことになる。
これは複数登録の条件戦上がりの面々ではなく、よくわからないキャラになりかけている休養の長かった5歳馬などが有力。
使い詰めの馬ばかりが人気になりそうな4歳勢やダートにも挑んでみたトーラスジェミニなど、怪しげな人気馬が多いが、伏兵として推せそうな馬が妙に少ないと思えるほど、大波乱のにおいもプンプンしてくる。
北の開幕重賞・函館スプリントSでも、忘れていた洋芝実績が突然重要視されたかのようなよもやの決着も何度かあった。
1800重賞勝ち馬は、計5頭。
全て買うという前提ならば、最も消すべき存在の馬から入りたい…、という妙な理屈を思いつく男が若干一名…。

『買ってはいけない馬は多いが、買いづらい馬ばかりでは理屈が通る推挙理由も見つからないのだから、という理由で今週も休養明けの馬を買いたい』

 

エプソムカップ予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

コルテジアの血統

父シンボリクリスエスは、20年前の日本競馬において一般的ではなかった、G1で敗れながらも、再び休み明けのG1へぶっつけで挑むという策で、3歳秋に勝った秋の天皇賞と有馬記念も、4歳時にも獲ったという極めて稀な記録を作った名馬だった。
ちなみに、秋の天皇賞に関しては、3歳時の中山開催<東京が改修工事で秋冬開催は全て中山へ振り替え>の年はコースレコードタイ、4歳時の新コース初開催となった東京でも、レースレコードタイで走破している。
稍重の3歳有馬は、おかしな展開でタイム面も振るわなかったが、エース級多めの引退レースの有馬はハイペースで、直線は独走でニューレコードを打ち立てた。

母父ジャングルポケットは彼とは一つ年長で、ダービーの優勝馬。
休み明けのジャパンCで、4歳時は連敗挑んだが、シンボリクリスエスともども外国調教馬というか、デットーリに完敗。
東京以外ではポカも多かったが、狙いを絞った勝負が合うタイプで、脚部不安で宝塚記念回避の影響が尾を引いたという結果。
産駒もその多くは、長く活躍するタイプというより、期間限定でやけに強い馬がG1戦線で成功者となった。

母母ポンデローザは、後年に登場のスプリント女王・ビリーヴと同じサンデーサイレンス産駒だったが、母父ニジンスキーの印象は真逆で、その他大勢の中距離型ではなく、1400以下で活躍の旧1600万した条件の活躍馬だった。
ただ、最後の1勝は京都1600で後方一気を決めた渡月橋S。
晩年に近づくほど、その難しさが窺い知れる末の爆発力勝負に特化した戦績で、その内一度だけ炸裂したという感じ。
気性的にマイルでは長かった印象もある。

それぞれ、棲むフィールドがまるで異なるため、潜在能力の見極め方が難しいコルテジアながら、休み明けで走る根拠には乏しい面が多いとて、今のところ、シンボリクリスエス直仔として最後の芝重賞勝ち馬である彼が、どう今後振る舞うのか。
一応、近いところには芝の中距離で活躍したトニービン産駒のテンザンセイザ<京都新聞杯、1800Mの京阪杯など>であるとか、極めてワイドリーに牝系を捉えると、8代ほど遡って近親に登場する輸入繁殖牝馬・フィリバスターの産駒にあの隠れTTG世代のステイヤー・ホクトボーイがいるという背景からも、魅力に乏しい元クラシック参戦馬の評価は早計に思える。

グリーングラスが例によって内ラチ沿いから抜け出した菊花賞で大敗を喫した一年後、その勝ち馬や当時からスターだったトウショウボーイらを一気に負かした秋の天皇賞での大逆転劇こそが、その推論の根拠。
ヴェルトライゼンデやサリオスがぼちぼち、実力を発揮できるところまで戻ってきた今、密かに復帰するダービー好位抜け出し失敗のきさらぎ賞勝ち馬に、今一度注目するのも面白いように感じる。
無論、勝ち切ることは極めて困難ではあるが。

先日の安田記念で、久しく納得の敗戦となる3着とまずまず走っていたかつての無敗の2歳王者であるサリオスに対し、その前日の鳴尾記念で事実上の古馬初戦<昨年のアメリカJCCは菊花賞の再戦ムードで同期のアリストテレスが勝利した>となったヴェルトライゼンデが、正直、好仕上げといえども中身は完全に出来上がっていたとは思えない1年以上のブランク明けという不利を、見事に跳ね返すような勝利を挙げていた。

時代はもはや、4歳世代でさえなくなり、ダービー馬・ドウデュースと同じ3歳の勢いに吞み込まれそうな感じの古馬戦解禁初週の結果となっていたが、考えてみれば、斤量差はもちろんのこと、降級もなければ、それによる実質上オープン馬の出現機会も減るし、4歳世代の有力株は早々に2勝目を挙げていたから、5歳以上も強いのは残っていないし、当然の結果のように思えた。
その4歳世代で一流扱いとなっていたシュネルマイスターが、ついに同期に敗戦。
タイトルホルダーに敗れた弥生賞・ディープインパクト記念は仕方なしであったが、一度東京で負かしたソングラインに、見事にコース取りの違いだけで敗れていた。

なぎ倒すかのごとき、弥生賞敗戦以降の進撃が彼のポテンシャルの高さを雄弁に証明してきたようなところがあったが、意外にも、接戦が多い戦績の通り、勝負強さに変化はないとして、他との差も大きくはなく、実はエースであるソダシとは実力差があるような一面も見られた。
無論、ここ2年のヴィクトリアマイルと安田記念のミスマッチバトルが波乱要素を生んできた傾向も踏まえ、ソダシが勝てたとは言えないが、ならば、ヴィクトリアマイルの方がレースレベルは高いのではないのか…、という可能性まで浮上。

 

エプソムカップ予想2022 - レース展開と最終予想

シュネルマイスター、サリオスだけでなく、イルーシヴパンサーなどにももっと底力を見せてもらいたかったというのが、先週の安田記念であった。

もとい。比較的順調に使ってきた組が強かった安田記念に対し<スローの流れで勢いより地力が問われた印象>、今週のエプソムCはそれと対立する軸を作ることも難しいほど、派手に連勝を重ねてきたノリ騎手のジャスティンカフェ<4歳>への人気が集中しすぎるきらいもあって、G1ではなくとも<1番人気はとうとう12連敗>、流れ的に鞍上的に(笑)、本命視しづらいという危険な側面がある。

シャドウディーヴァやザダル<ともに6歳世代>は、事実上同斤の56・58であり、他の牡馬が皆実績に関わらず、全て56なのだから明らかに不利である。
馬場状態からすると、安定の外差しが決まりやすく、実質的には春の東京の芝は、その役目をほぼ終えるという掉尾を飾る重賞のエプソムCということもあって、ジャスティンカフェだけでなく、追い込みも板についてきたタイムトゥヘヴン、出の甘さの死角をカバーできそうな伏兵のヤマニンサンパ<ディープ産駒はこれまで当レースを4勝、孫世代のザダルが昨年覇者>らにもチャンスはあるが、如何せん、レースぶりに不安の多いタイプ。

一瞬、このコースで重賞勝ちのあるダーリントンホールのことも頭をよぎったが、あの渋馬場の共同通信杯は1分50秒近い決着タイムで、ここ数走のマイルでの高速決着への対応力に妙な期待が集まるようだと、ルメール人気もあるから、いい線止まりの可能性がある。
そのクリストフ、G1で好結果は続いているが、中身は比較的お上品なマークスタイルで、少し掛かる馬との折り合いに苦労している面も引き続いている印象。

だからではないが、スローでも逃げ馬が怪しそうで、どの馬もそれなりに渋った馬場をこなせそうとなれば、クラシック2戦でダーリントンホールと連続しての接戦ゴールであるコルテジアにもチャンスがある気もしないではない。
何しろ、ずっと休んでいて丸々2年ぶりの実戦復帰。

しかし、カネヒキリの数度の故障を経て6歳秋に復帰したのちの再復活も目撃し、同じくらいの間隔を遡って登場する不屈の二冠馬・トウカイテイオーにまつわる数奇なドラマなどを振り返っていくと、異様な結果にも映ったあのヴェルトライゼンデの意外な重賞初勝利の構図にも、合点がいく気がしてきた。
何も、今に始まった話というわけではないのだ。
馬にとってはもちろん、彼らとかかわる人たちにとっても2年という期間は長いが、同牧場出身のディープボンドと共に、露払い・太刀持ちを各々引き受けた、コントレイルのためのダービーで果たした脇役の仕事には、価値がある。

何しろ、その前の皐月賞は人気のあるなしに関わらずして、最後はコントレイルやサリオスのように外に出すしかなかったバイアス状態の渋馬場で、インをつくもヴェルトライゼンデで先着したくらいの実績しか残せず不完全燃焼。
一方、前に行って最後は力尽きたダービーでは、止まったにもかかわらず、ダーリントンホールに外に出られた分前走で最後交わされたのに対し、今度は小差ながら後方の着順でも先着。

狙いは最初から10F近辺のはずであり、これだけ道に迷いかけている馬が多く登場するはずのエプソムCにメンバーが揃わないのなら、十分にチャンスはある。
コルテジアの実力はダーリントンホールが共同通信杯勝ち、それと対を成すきさらぎ賞勝ちとなるから、適性的に世代内の位置づけでその距離にフィットした能力をもつことを証明済み。
似た時期にヴェルトライゼンデを負かしている、今週こそはという田辺騎手であろうガロアクリークと思っていたら、どうやら鞍上変更で石橋騎手になるとのこと。

スケールだけで突き抜けて不思議ないジャスティンカフェ以外に関し、何も安定して推せる材料を持ち合わせないメンツの集まりである以上、伏兵狙いが常道。
こちらのコルテジアも、手探り状態で三浦騎手だから、何も展望できる段階ではないが、鞍上については、お手馬だったダンシングプリンスの重賞連勝が非JRA戦で継続中であり、その前に重賞勝利であるグロンディオーズとのダイヤモンドS制覇でも、狙い討って負かしたオーソリティが今や、気になる出走馬になるレベルにまで成長しているから、味のある仕事は出来ている。

陰ながら、日本競馬界を支える程度のベテラン騎手のような活躍では、あのデビューイヤー100勝弱の快挙のある三浦皇成、実に物足りない。
しかし、成績が大して良くない割に、毎年重賞はちょこちょこ勝っている上に、近年ほど価値ある騎乗馬にありつけている印象もあるから、本質的に好位付けできる馬への騎乗は、オークスでのニシノラブウインクとのコンビで魅せた果敢な先行からも、手が合う可能性を秘め、動ける状態であるコルテジアだと仮定したとき、意外な粘り込みにも期待ができる。
もっと上を目指したい人馬にとって、エプソムの名を刻まれた重賞レース<言わずと知れたダービーの開催競馬場>で健闘することは、他が思う以上に大きな価値を持っているのかもしれない。
本来、低評価の際はしっかりとその雰囲気のようなものを、いい意味で裏切る爆発力があるはずのコンビでもある。
1800でしか勝っていない馬だからこそ、復活する場所はここであって不思議はない。




↓【注目】今週の無料買い目はこちらで公開します!
人気ブログランキングへ



* * * * *

馬券名人考案!誰でも簡単に【少点数で万馬券】を的中させる方法

無料で利用できる実力No.1の競馬指数を「裏ワザ的」に使うことにより、点数を絞りながら誰でも同じように300倍以上の馬券をコンスタントに取りつつ、1000倍(10万馬券)以上の配当をGETしていける最強の競馬予想サイト。

>>2ヵ月間におよぶ実力検証記事を公開中。

こちらの指数を使うことにより、前回も中山12Rにて3連単94.4倍がまたも的中しており、2ヵ月検証の間にトータル収支は197万円を超えました。

   今週の勝負レース

 


タグ :  

G3 エプソムカップ

G3の関連ページ一覧

競馬予想サイトの正しい探し方

最近の予想サイトは試したことがある方ならお分かりの通り悪徳なところがほとんとですが、中にはスゴイ実力のあるサイトも実際に存在しているのが事実です。
ここでは無料で登録出来て尚且つ、無料予想だけでもコンスタントに的中するサイトを年間トータルでプラス回収の実績を持つサイトを厳選しました。


私自身の格付けだけではなく、実際の利用者の方の直近の評判を見ながら本当に稼げるサイトと稼げないサイトの判別にご利用下さい。

馬券名人クチコミ検証で本当に稼げる競馬予想サイトを見つけよう