2020年エプソムC 回顧 ~【パワー勝負歓迎コンビ】内田博・藤井でワンツー
激しい競馬になり、不良馬場としては上々の1:47.7での決着。
昨年より遥かに重い馬場で、時計は1秒半以上速い。
よく考えてみたら、ジャパンCで似たよう馬場をこなして、レースの質を上げたダイワキャグニーがほぼどストライクに近いこの距離に挑んできたのだから、揉まれるはずもないこういう馬場状態の事。
もっとパワフルな印象で昨年以上に気力が漲っていた雰囲気のソーグリッタリングも好走し、複雑な方程式を用いるまでもなく、鞍上内田博・藤井のパワー勝負歓迎のコンビなら、実力フルに発揮と読めた2頭の競馬になったとすべきか。
快速のトーラスジェミニが、5F通過昨年比ー3.8秒で飛ばして、結果的に粘り込んだわけだが、大外枠からの発走も良かったし、エイシンフラッシュやワークフォースの父として知られるキングズベストの産駒で、消耗戦の形を自ら作ったのだから、これも堂々とした内容の3着。
おかげで、歴代エプソムCウイナーには道悪実績があったにもかかわらず、まるで用なしの展開になってしまった。
トーラスジェミニが近2走、中山のマイル戦で45秒台中盤のタイトな流れを作り、ダービー卿CTでは厳しい重賞の流れを生んだ。
良血で大人しいというわけではないが、サトノアーサーもレイエンダも、揉まれないことを味方につけて、この道悪のエプソムCを快勝したようなところがある。
血統的にはもっと道悪巧者で、抜け出しのが好きではないくらいだから、揉まれることはそこまでも苦手ではないように思うピースワンパラディは、内からの追撃は予定通りも、やや出負けのスタートから、常に気を張った追走になり、馬場というよりはペースに惑わされたような差し負けに見えた。
底力で抜け出したダイワキャグニー以外、2着のソーグリッタリングから7着に終わったピースワンパラディまで、1馬身半ほどの差。
それは熱戦のゴールというよりは、重賞を勝つのに必要な勝負運とそれを補助する流れにいかにスムーズに乗れたかどうかの勝負で、様々な要素が横一線になってしまったというだけのこと。
GⅠの激しい競馬を経験していない、この中にいた大半のメンバーには、トーラスジェミニと育也騎手が作った本物を選定する流れに、実際のところはあまり乗り切れていなかったのだろう。
それを考えると、斤量面のアドヴァンテージもあったとはいえ、マーメイドSであれだけナルハヤが頑張っていたことを考えると、前回彼女を楽々差し切った4着のアンドラステの将来性は、実に有望と言える。
そもそも、オルフェーヴルの仔だからこちらに出てくる道理はない。
むしろ、阪神の方が合うだろう。
ところが、この牝馬は昨年好走のサラキアと似たようなドイツ牝系の影響なのか、ワンターンでキャリアの大半を戦ってきた馬らしく、またしても好走で、このクラスの古馬勢と互角の能力を示して見せた。
そもそも、牝馬が出てくるべき理由もないからこそ、こういう馬の実力は侮れず、より人気のピースワンパラディ同様、一度も底を見せなかった戦歴も、ここでは傷つかなかった気もする。
オルフェーヴルだから道悪で来たわけではない。
その気になれば、ラッキーライラックのように自在に立ち回れる馬だろう。
まだまだ成長できる望来騎手と共に、大なる飛躍に期待なのは、このコンビである。
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